中二病企画特別賞結果発表 | ||
読者が選ぶ作品賞 |
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読者が選ぶ作品賞
| 作者が選ぶ感想人賞
みんなが選ぶキャラクター賞 |
でんでんむし賞 |
狂気と友愛の指切り(作:粘膜王女三世) |
異能要素など好み合ったのももちろんですが、群集劇など難易度の高い技術に挑戦した意欲作だと思いました。 様々なキャラがそれぞれの思惑を張り巡らせながら自らの異能を使ってバトルロイヤルをする。多分、その手の物語が好きな人は誰もが一度は書いてみたいと思った内容で、また書いている人は見たことが多いのですが、やはり難易度が高すぎて理解不能な感じになる事が多いです。 自分がよく見るのは、序盤のそれぞれのキャラ紹介で誰が誰だか分からなくなったり、異能がややこしすぎて挫折する、みたいなパターンが多いのですが、この作品は最後まで楽しく読ませていただきました。 各キャラをそれぞれ応援したくなったり、許せなかったりと色々と感情が乗せられたのが特によかったです。 異能が捻りすぎず、ややこしくなりすぎない。それでいて退屈でもない。このバランスが絶妙な部分が特にグッドでした。シナリオ面も理解不能にならない程よい謎解き要素など自分の感性にちょうど良い分かりやすさとなっておりました。 |
ディスイズ春菊賞 |
病中二(作:赤木) |
上司を殴りたい。旦那を殺したい。割り切れない気持ちを抱えながらも、私たちは社会に溶け込もうと必死に過ごしています。皆そういう感情は表に出さないようにしています。だから我々は、内なる暴力性との付き合い方に悩んでいるのなんて自分だけだろう、と思い込みがちです。 でも我々は『病中二』を通して、同じ悩みを抱える者どうし繋がれるとも思います。みんなで戦って、みんなでしぶとく生きていこう。そういうエールをこの作品からは感じました。我々を勇気づけてくださった『病中二』と赤木さんへBIG KANSYAを贈ります。 |