【跡地化】悠久のエルフ嫁

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たかセカンド

2018年02月25日 23時21分24秒 公開
■この作品の著作権は たかセカンド さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー：悠久の時を生きるエルフと人間の物語

◆作者コメント：

主催者の皆さま。運営の皆さま。
供養企画開催おめでとうございます。

そろそろお彼岸ですね。
お彼岸と聞くと、近くのお寺でなぜかこの時期にお祭りが開催されていたのを思い出します。
屋台とかのおもちゃや、食べ物は子供にとってとても魅力的でした。
毎回、毎回ねだるのですがいつも親に「お参り終わってからね」といわれ、もだもだしていたのを思い出します。
そんなことを思い出しました。

それでは皆様。楽しんでいきましょう！

※2018年4月8日　
公募のため跡地化しました。
ありがとうございました。

2018年03月11日 10時15分06秒
 作者レス
  • 皆さま。お疲れ様でした。

    お読みいただいた方、誠にありがとうございました。
    今作はネタだけはストックしてありまして、いつまでも年を取らないエルフと、ショタ主人公がいちゃラブするラブコメを考えていたのですが、書いてみたらこんな感じに……。

    とはいえ、満足いく執筆ができました。
    ありがとうございました。

    簡単ではございますが、以下に個別に変身をさせていただきました。

    今後ともよろしくお願いいたします。



    へべれけさんへ

    つまりあれですね。アルバンせんせーのアルバンの使徒が勇者になって魔王アルバーンを倒しに行くのですね。
    すいません。何言ってるのかわかんないですね。

    ペンダントの演出は、ラストを締めようと書いている途中に考えたイベントでした
    パッと浮かんできたシーンって結構いい感じに収まること多いですよね。

    この度はありがとうございました。


    たてばんさんへ

    ちょっと書きたいことが多すぎて、散らかった感じになってしまいました。

    いろいろと設定や人物の心情もまとまり切っていなかったかもしれません。
    この辺り、今後注意していきたいと思います。

    この度はありがとうございました。


    燕小太郎さんへ

    『上手い』と『面白い』は別の物。
    面白いに消化しないと、公募などでも結果は出ないですよね。
    このお言葉が胸に突き刺さりました。

    キャラクターの魅力はいつも意識しているのですが、今回は失敗してしまいました。
    テーマのこともあり、脇のキャラばかりに意識がいってしまったかもしれません。

    主人公とヒロインのエピソードをもっと考えてみたいと思います。

    この度はありがとうございました。


    へろりんさんへ

    ラストうまくはまった！　良かった！

    この度はありがとうございました。

    E-Mail pass
2018年03月10日 23時54分02秒
 +30点
  • 時間がないので読了報告になります。

    ラストにやられました。
    全く予想してませんでした！
    これで大きく評価が変わりました。

    面白かったです。
    ではではー

    E-Mail pass
2018年03月10日 21時02分08秒
 +10点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    　拝読しましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　うむむむ、何とも言い表せない感覚です。

    ＜良かったところ＞
    　着実に点数を稼いでいくというか、一つ一つの要素がきちんと期待に応えてくれる作品だったと思います。

    ＜良かったところ解説＞
    　一番はハッピーエンドで終わっていること。種族の壁という序盤に提示された障害が、結婚という形で達成される。また実家のエルフ狩り疑惑や、クリストフという困難がきちんと用意され、一つ一つ解決していくという行程がきちんと描かれ、よくストーリーがよく動いていたと思います。

    　エルフと人間と言うテーマを最後まで丁寧に描いていたことも好印象でした。今作はこういうお話である、という点がわかりやすく、かつ深く掘り下げられていることで、他作品との差別化ができ、長所の一つになっているのではないかと考えます。

    　収まるべきところにきちんと収まってくれた安心感や、大きな欠点がないことなど、とても土台がしっかりした物語だったのではないかと思います。

    ＜気になった点＞
    　ただ、自分としては『上手い』とは感じても、『面白い』という点において物足りなさを感じてしまいました。読みながら、あまり感情移入できなかったというか、入り込めなかったというのが主な理由です。
    　その理由を考えていくと、主に二つのことが原因ではないかと思い至りました。

    　一つは冒頭の弱さ。
    　エルフの子どもたちとやり取りから、人間との違いを描き、その後に言葉を交わすエルフたちとの会話から今のアルバンの立ち位置を伝える。狙いそのものは理解できますし、考えられているなと思います。
    　ただ、印象としては『大人し過ぎる』ように感じられました。
    　静かな入り方は今作と合っていると思いますし、ゼッタイに派手であるべきとは思いませんが、物語へ引き込む力としてはどうしても弱く感じます。また順番にたて続けにキャラが出続けることで、それぞれの印象を薄くしてしまっているように思います。

    　もう一つ上の面白さを目指すなら、やはりキャラクターにさらに魅力が欲しいと思います。
    　衣装作りに張り切るメリルの母や、夜の交流に関心を示す一方で責任感もある里長、悪役ながらも行動力があり搦め手も使うクリストフなど、サブキャラに関しては良かったと思います。ただ、メインであるアルバンとルシールにこそ、もっと魅力的にしてほしかったです。
    　アルバンは良く言えば正統派主人公、悪く言うと普通で個性がなく、アルバンならではの特徴が見つけられませんでした。また、主人公として格好良かったかというと、悪い面の方が記憶に残ってしまったんですよね。前半の食事に関することでルシールにあたってしまったところや、『愛していない』と口にしたルシールに深く傷つき婚約を解消しようとしたこと、腕力ではクリストフにぼこぼこにされるなど、格好悪い面のが多いように思います。
    　ルシールの場合、まず出番そのものが少なく感じます。二人の交流もあまり描かれておらず、印象がそもそも薄い。また二人の関係やエルフという種族の性質上、感情の動きが小さいため、彼女の性格や心理状態が読み取り難くわかり難い。そういうキャラクターとはいえ、メリルの母や里長らサブキャラがかなり感情を出しているので、相対的に薄くなってしまったのかなと思いました。

    ＜自分なりの改稿案＞
    　冒頭に関して
    　シンプルに順番を入れ替えるだけで良いと思います。子どもたちとの交流を描いた冒頭はそのままに、アルバンとルシールのやり取りを次に置く。微妙にかみ合わない感じを描いた後、他のキャラクターとの交流を通じて今の二人の背景を伝えていく。「なんでこの二人は変な感じなの？」という疑問に、「こうだからなのか」と回答を伝えていくことで、謎解きをするような面白さとともに、考えることでより自然に物語へと入り込ませることができるようになると思います。
    　また、感情を露わにするのも早いように思います。文脈としては『ずっと我慢していたものが溢れた』のでしょうが、読者としては『いきなり爆発させた』と感じます。気まずいシーンと怒るシーンを分けて間に別のエピソードを挟むことで、『我慢し続けていた』という印象を植え付けることができるのではないかと思います。

    　キャラクターについては、正統派の魅力をより引き出すか、個性を伸ばすことでぐっと良くなると思います。とはいえアルバンは直接実家に行って証拠を持ってくるなど行動力があり、力の差があるクリストフにも向かっていく勇気と根性の持ち主で、格好良い部分もきちんとある。今回は個性に振る方向で考えてみたいと思います。
    　個性付けで一番簡単なのは、『極端』を作ること。例えば料理が凄く好きとしてみます。食べ物に関心を持たないエルフの世界では料理の価値が薄く落ち込むが、それでもエルフの里でとれる食材を使いエルフ好みの味付けを模索し、努力の甲斐あってエルフからも好評を得て、里に溶け込むきっかけになっていく。しかし、そんな料理もルシールは食べてくれず、みたいな。この程度だとまだ『普通に好き』くらいですが、料理好きが高じて鍋奉行じみた仕切りを口うるさく行いかえって嫌われたりすると、個性になっていくように思います。
    　もう一つ思ったのは、あえて『普通』と異なる反応や行動をとること。例えば序盤にクリストフに絡まれたとき、里長に「仲良くなろうとしていただけ」と嘘をつき、アルバンはこれを否定しません。あえて対立を表面化させるような否定をしない定番の展開ですが、あえてここで「え、どんな手を使っても追い出してやるって？」と里長にまで聞こえる声で繰り返してやると、読者にも意外な反応になり、クリストフも困らせることができます。
    　あるいはルシールの衣装合わせのときに、「覗くな」と言われていながらあえて覗きに行くとか。「気になるものは気になる」と固い意志を見せるとか、「むしろ何も着ていないところを見たいからセーフ」と謎ルールと下心を見せてもいい。子どもたちをスパイに使うのも面白いと思います。で、メリルの母親から怒られるまでが様式美で、キャラクターとして良いアクセントになると思います。
    　もちろん個性的過ぎる主人公が適するストーリーと適さないストーリーがあり、上記例はあくまで例の一つですが、できる限り多くキャラクターの『面』を見せてあげることが大事なのではないかと考えています。
    　一緒にいる相手によって、相手がどんな気持ちをアルバンに向けているかによって、アルバンの表情や心情も変化する。今どんな境遇にいるのか、何をしているのかによって、気持ちも変わる。そういった色んなアルバンを見せることが、魅力的なキャラクターに繋がるのではないかと思います。
    　
    ＜総評＞
    　改めて振り返ってみると、良い面がとても多いのですが、やっぱりメイン二人が少し物足りなかったように思います。アルバンの印象が地味で、ルシールの出番が少ない。メイン二人に更なる魅力と活躍があれば、より優れた物語になったと思います。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
    　

    E-Mail pass
2018年03月10日 20時44分48秒
 0点
  • ・こんばんは、たてばんと申します。
    　感想です。

    ・文体も良く、羊皮紙や蝋印など時代設定に合った道具が出てきて、しっかりとした物語だったと思います。
    　種別を超えた愛……、例えるなら白人と黒人が結婚するようなものですかね。
    　今作の難点を上げるなら、敵がクリストフだけだったことだと思います。
    　このような、種族や身分の違いの苦闘を描く物語は、基本的に『主人公（ヒロイン）ＶＳ一族』クラスだと思います。身分ではなく敵同士ですが『ロミオとジュリエット』が有名どころだと思います。
    　今作は『種族の壁』をテーマにしておられますが、敵が一人なのではそのテーマも薄れてしまうと思います。

    　僕ならば、『婿に来たのは良いけど、全く受け入れられていない状況。しかし、スルブルグ家として、この婚姻は必ず果たさなくてはならない』
    　↓
    　『中盤でヒロインに問題が起こる。主人公はスルブルグ家として動くのか、それとも一人の男として動くのか葛藤しながら行動する』
    　↓
    　『問題を解決した主人公にヒロインが惚れる。主人公もヒロインに惚れる』
    　↓
    　『二人は結ばれる（悲劇なら死んでも良い）』
    　のようにします。
    　今作は周りが味方過ぎて『エルフと人間の壁』を感じませんでした。
    　
    　『俺ら人間からしたら、死ぬまで外見の変わらない美人の嫁ができるだけで、なんのデメリットもないよな。まあ、子供の成長が見られないのは残念だけど、中世ヨーロッパなんて死ぬ子供ばっかだし、生きててくれるだけで十分だわな』
    　と僕は思いました。　

    　結局は、恋愛を書きたかったのか、人種差別について書きたかったのか、バトルを書きたかったのか判りませんでした。
    　今作は全体的にマイルドにテーマが振られていたので、どれか一つを尖らせて、アクセント代わりサブストーリーを描くと良いと思います。

    ・次に気になった場所です。

    ＞「おいおい、人間。辛気臭い顔してんなよ」
    　突然、悪意の塊のような言葉をぶつけられた。
    　アルバンが声の方向を見ると、尖った氷のような視線を向ける男のエルフがいた。
    「なんだか嫌な感じがすると思ったら、やっぱりテメェかよ」
    　男のエルフはまるで汚物を見てしまったかのように、口元を歪ませた。アルバンは言葉を交わさず、その場から立ち去ろうとする。
    ・おいおい、人間。と声をかけてるのに、なぜ『やっぱりテメェかよ』となるのですか？
    　そもそも、この里にいる人間はアルバンだけだと思うので、見間違えないと思います。
    　クリストフが外套を被らないとダメなほど人間とエルフは違っているので、『他のエルフと見間違えた』というのも考えられないですし。
    　言動にやや疑問を覚えました。

    ＞「お気づきになられませんでした？　メリルはハーフエルフです」
    　↓
    　「じゃあ、あなたもこの里から出ていかないといけないよね。あなたは純粋なエルフじゃないんだから」
    　すさまじいくらいの怒気がクリストフの体を覆ったのが分かった。
    ・クリストフは自分の中に人間の血が流れていることすら嫌悪するのに、なぜメリルを迫害しないのですか？
    　同じ里の者同士ですし、クリストフの方がメリルより年上なので、メリルがハーフエルフだということは知っていると思うのですが。
    　純血主義者がぶれていると感じました。

    ＞スルブルグ家。アルバンの実家だ。
    　↓
    　長男が家を継ぐことになったのだが、突然言い渡されたのは、エルフの娘との縁談だった。アルバンの家は、多少ながらエルフの里とも交易がある。その絆を強くするための話らしい。アルバンも何度か、エルフとは顔を合わせている。
    ・名字があるなら、最初から『スルブルグ家は、多少ながらエルフの里とも交易がある。』と書いた方が良いと思います。
    　読んでいて『コイツ名字無いのかな？』と疑問に思っていたら、中盤辺りでやっと名字が出てきたので。

    ＞クリストフもアルバンの行動には疑問を拭えないようだった。傷だらけの体で、泥にまみれ這いながら進むその姿にクリストフは後ずさる。
    ・ここ、かなりご都合展開に見えました。
    　『アルバンがクリストフに勝てる要素が無いので気迫で押し切ろう』みたいな、作者様がクリストフに負けたような印象を受けました。
    　そもそも、クリストフは人間との力の差を判っていながら、アルバンを思いっきりぶっ飛ばしていました。歳の差から言っても、それはまるで、プロボクサーが子供を殴るかのように……。ここに明確な殺意が読み取れます。
    　大嫌いな人間――アルバンを殺すつもりだったのに、泥だらけで立ったぐらいで怖じ気づかないと思うのですが。
    　
    ・まあ、ここだけではなく、『あ、ここ無理矢理話題変えたな（作者の都合）』と思う点が結構ありました。
    　卵焼きのくだりとか、兄貴がキレるとことか、いきなり感情が百八十度変わってしまい、違和感がありました。
    　もっと徐々に感情を移動させると良いと思います。
    　
    ・いろいろ言ってしまいましたが、話の軸にある『種族の壁』というテーマは好きな部類です。
    　なぜ言葉が通じるのに心は通じ合えないのか、なぜ苦痛を与えて喜びを分け与えないのか。
    　思想というのは面白いです。
    　
    ・では、失礼します。

    E-Mail pass
2018年02月26日 14時52分32秒
 +30点
  • こんにちは、へべれけと申します。

    御作『悠久のエルフ嫁』を拝読いたしました。
    なかなかの大作でございました。アルバン先生はきっと剣を逆手にアルバン・ストラッシュとかやるんだろうな（違います

    いいですね、展開も中だるみなくスムーズだったと思います。
    登場人物をこの人数に絞っているのも好印象。読みやすかったです。

    最大のキモである、ペンダント。
    ああいう演出大好きなので、これからもバンバンやってください（ぁ

    良作ありがとうございました。
    ここにご供養申しあげます。


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