トップ賞とミチル企画賞

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※この投稿は集計対象外です。
 結果発表も特別賞発表も終了し、後夜祭となりました。
 皆様はいかがお過ごしでしょうか?
 努力が報われた方も、惜しくも悔しい想いをした方も、まずはお疲れ様でした。
 個人的には今まで以上に多種多様な物語にうならされる企画でした。
 気まぐれな○○というテーマに対して様々なアプローチがあったのも印象的です。
 急遽トップ賞を設けて、そのアナウンスに応えてタイトルに【掌編】【短編】【長編】【超長編】を加えてくださった皆様に感謝の念がたえません。

 お待たせしました!
 まずはトップ賞の発表です。
 トップ賞とは【掌編】【短編】【長編】【超長編】各部門の総合得点トップの方々に贈られる賞です。
 みんなが認めた栄誉ある賞だと言えるでしょう☆
 本当におめでとうございます!!

~掌編部門トップ賞~
【掌編】災厄の再来――OSO21! 著作:kz様

~短編部門トップ賞~
【短編】雲壌月鼈の夕べ 著作:凧カイト様

~長編部門トップ賞~
【長編】物語を綴る理由 著作: 赤木様

~超長編部門トップ賞~
【超長編】虹川一子と五つの棺 著作:粘膜王女三世様



 続いてミチル企画賞の発表です。
 【長編】【超長編】から計三作品にレビューを贈らせていただきます。
 レビューを贈る作品を選んだ基準は、主催の独断です。
 こちらの賞に選ばれた方々は喜んでくださると嬉しいです!
 正直なところ、ミチル企画賞の贈り先は悩みました。どの作品も素晴らしかったからです。
 人間の愛憎を力強く表現したり、料理や創作に対する燃えるプライドを見せつけられたり、多重人格者が見事な物語を紡いだり、怪奇とミステリを組み合わせる脅威的な作品が出たり、ほのぼのとした雰囲気の中に確かな世界観と深い愛を感じさせられたり、創作者なら誰しも共感できそうなテーマと人間ドラマが泣けるほど鮮明に描かれたり、インパクトのあるアイディアが強烈に光ったり、オーソドックスな異世界ものかと思いきやとでもないどんでん返しがあったり、運命に翻弄されながら健気に生きる女の子に胸を打たれたりしました。
 苦心しましたが、三作品に対して、私なりにレビューを贈ります!

※レビューには大いにネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
※【掌編】【短編】は全作品を読むに至りませんでした。申し訳ございません!

~長編部門ミチル企画賞~
【長編】ミテソシテ 著作:庵(いおり)様

レビュー:
怪奇とミステリをフュージョンさせた傑作です。
ショッキングな冒頭に一気に引き込まれて、どんどん読み進めている間に読了していました。時間がいつの間にか経ってしまう恐ろしい作品です。
何気ない日常とクラスメイト蛇迫流姫の死亡事件が絡み合って、不思議な気分にさせられます。SNSなど現代的な流れをうまく取り入れて物語に昇華しているのも好印象です。
ショートメールのURLを開く場面は鳥肌が立ちました。怖いのに覗きたくなって、やっぱり怖い想いをしました。
クラスメイトの死を取り巻く環境がリアルだったのも、物語の強い吸引力になっていると思います。何気ない言葉の一つ一つに、生活感があると思いました。
そして、怪奇現象だけで終わらないのが本作の大きな魅力だと感じます。
推理ものとして読むと、事件から犯人当てまで非常にストレートにまとまっていると思います。恐怖と闘いながら情報交換を怠らず足を動かし続ける安堂が、(個人的には)予想外の犯人を言い当てる場面は圧巻でした。
改めて、ミステリに怪奇現象をぶっこむという挑戦的な構成が良かったです。本作には非常にマッチしていました。
今後とも執筆を頑張ってください!

~超長編部門ミチル企画賞~
【超長編】勇者になんてなりたくもない 著作:粘膜王女三世様

レビュー:
人間の醜い部分をこれでもかとぶちこんだ傑作です。
どんな正義も時には正義となりえない。そんな感想を抱きました。いじめられっ子だった青空が戦士になる事を強制されて、日常から無理やり遠ざけられる様子は悲壮感がありました。
怪獣を倒して英雄や勇者として祭り上げられても、青空は決して幸せではないでしょう。
一方で、青空に対して戦士になる事を強制する人々にはそれぞれの目的と守るべきものがあり、そこには愛があって、普通は許容できないのに悪と断じる事もできません。
本作を読むと、普通とはなんだろうとさえ感じてしまいました。終始胸が痛み、泣けました。
青空が最強の力を手に入れる過程も悲惨で、人間味に満ちていて、心が震えました。
テーマである気まぐれな○○の使い方も良かったと思います。気まぐれなものの存在にここまで感情が揺さぶられる作品はそうそうないと思いました。
読み終えた後もしばらく作品世界に浸りました。
これからも執筆を頑張ってください!

~超長編部門ミチル企画賞~
【超長編】気まぐれハイブリッド異世界転生 著作:でんでんむし様

レビュー:
オーソドックスな異世界転生ものだと思ったら、とんでもないどんでん返しがあった傑作です。
ざまぁされる勇者グロウに転生したという運命だけで呪わしいのに、転生のタイミングも最悪です。それでも純粋に人生をやり直そうとする主人公に感激し、応援したくなります。
キャラクターの性格と魅力の提示が、段違いに早いと感じます。どんな物語が続くのかおぼろげに予想がつくのに、物語がどういう締めになるのか予想がつかないという絶妙な塩梅も良かったです。
ざまぁされる勇者とやる気のない悪役令嬢の組み合わせも新鮮で、二人が会話をするだけで笑い転げる事ができました。二人の温度差も本作の肝となっていると思います。二人の信頼関係が少しずつ築かれて、悪役令嬢がやる気になる場面は感動的でした。
気まぐれな○○のテーマを二重に使っているのも素晴らしかったです。気まぐれな○○と思っていたら実はそうではない! という使い方にうなります。
モブキャラが大活躍する場面もツボでした。
これからも執筆を頑張ってください!
冬企画運営

3024年01月30日 20時55分33秒 公開
■この作品の著作権は 冬企画運営 さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
気まぐれなお題に付き合ってくださりありがとうございました!

◆キャッチコピー:トップ賞とミチル企画賞です!
◆作者コメント:運営より

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