【警告】読まないでください【死にます】

Rev.03 枚数: 18 枚( 7,062 文字)

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 ……ふう。
 今の話はなかなか怖かったねぇ。ちょっとゾクゾクしたかも。
 マナちーさぁ、なんだかんだ言ってノリノリじゃん。私がお泊り会で怪談やろうって言った時は、あんなに嫌がってたくせに。
 てかさ、話し方うますぎん? めっちゃ雰囲気出てたわ。プロい。いやマヂで。今の話聞いただけでも、今日のお泊り会企画して正解だったわ。
 うちの両親さ、昨日から旅行行ってんだよね。高校生にもなるとついて行くのが恥ずかしいしさ。ママと二人なら余裕だけど、パパが一緒だとね……なんとなく。だから私だけ家に残ったんだけどさ、もう暇で暇で。夏休みが終わるのはまだ先だし、他の子は部活だったり夏期講習だったりで忙しいし。マナちーとルリぽんだけだよ、私に付き合ってくれるのは。ご褒美に、後で私のデカパイ揉んでいいぞ、うん。
 って、そこっ。いつまで耳塞いでんの。もう終わったよ。ルリぽんは怖がりだなぁ。ティッシュならそこにあるよ。涙と鼻水拭いて。あんたの泣き顔見てると、なんかこう、ヤバい感情が込み上げてくるわ。めちゃめちゃにしたくなる的な。その顔、可愛い過ぎる。思わずギュッとしたくなるわ。
 さ、夜は長いんだから続き続き。えっと、いま二時か。いい時間になってきたじゃん。次はルリぽんの番だよ。で、その次が私。三人で順番に話すんだよ、夜が明けるまで。
 え? ヤダ? そんなこと言わないでよ。せっかく盛り上がってきたんだからさ。よし、じゃあルリぽんにはお菓子あげる。これでどうかな。
 うーん、ダメか。ならしゃーない。わかった、無理にとは言わないよ。じゃあ、次は私が話すね。
 ん? トイレ? 部屋出て左の奥だよ。一人で行ける? 廊下の電気は点いてるから大丈夫だと思う。はい、行ってらっしゃい。
 ……さあて、マナちー。二人きりだね。おじさんとイイコトしようか。
 痛てっ! 冗談だって。枕投げないでよ。真面目かっ。眼鏡キャラの期待を裏切らない反応どーも。今どきそんなテンプレ、逆に珍しいわ。
 ルリぽんを待ってても間延びするだけだし、話し始めようかな。あの子、どうせまた耳塞ぐだろうし。
 これから話すのは私のとっておき。どこまで本当か、信じるも信じないもあんた次第だよ。
 準備はいい?



 あんた、ネット小説は読む?
 あ、やっぱり。読書が好きって言ってたもんね。
 私もね、今ネット小説にハマっててさ。学校行く電車の中で、スマホ使って読んでるんだ。
 サイトに投稿されてる小説が、読者の評価によってランキングされててね。普通、人気があるやつから読もうってなるじゃん。けどさ、私、有名な作品って逆に避けたくなるんだよね。みんなが読んでるなら、私はもういいかなーってなっちゃって。
 だから私はマイナーな作品を読むほうが多いかな。で、面白かったら高く評価して、他の人に広めるの。いわゆるスコップってやつね。
 そうやって、いつものようにマイナーな作品を探してたらさ、妙な書き込みを見つけたの。作品じゃなくて、作品についたコメントね。
 コメントには「読まないでください」っていうメッセージとURLだけ。なんだろうなーと思ってさ、URLをタップしてみたんだ。
 そしたら急に画面真っ暗になって。うわー、ウィルスやられたわー終わったわーって感じになったのね。
 そうやって凹んでたら、今度は画面に白い文字が浮かんできて。タイトルっぽかった。何だったっけ……忘れちゃった。まあとにかく、個人でやってる小説サイトの作品に繋がったわけ。
 何だもう演出かよー、凝ったことしやがってー、とか思いながらも読んでみた。それがさ、けっこう面白いんだよ。内容はネタバレになるから詳しく言えないけど、普通の女子高生の日常から始まって、段々ホラー展開になっていくやつ。ありきたりと言えばそれまでだけど、こういう王道作品は面白さが約束されてるから、わくわくしながら続きを読んでいったんだ。
 で、最後まで読んだんだけどさ。思った以上に面白かった。こりゃみんなに教えないと、ってなったのね。有名な小説サイトの投稿作品じゃないからURL拡散してさ。あと、こういうのが好きそうな子にもメッセージ送ったり。
 私、小学校の時に引っ越しちゃった友達がいるんだけど、その子とはまだ連絡取り合っててね。でさ、その子にも教えたんだよ。ホラー系が好きだって言ってたからさ。きっと気に入るだろうなって思ってた。
 そしたらさ。
 その子、変なこと言うんだよ。
 「文字化けして読めない」って。
 なんかね、途中までは読めたらしいんだけど、後半あたりから文字化けしてたみたいで。
 それ聞いて、あれ、おかしいなって。だって、私は最後まで読めたんだよ。文字化けなんかしてなかった。スマホでは読めたから、パソコンだと上手くいかないのかなって思ってたけど、それも違うそうだし。その子もスマホで読んだのに、文字化けしてたって。何回見ても同じだって。
 他の子にも聞いたけど、その子だけだったらしいのね、途中から変になってたの。
 私、ネットの仕組みとかあんまし詳しくないから分かんないけどさ。こんなことって、ある? とにかく、奇妙な出来事だったなって。



 この話にはまだ続きがあってね。
 さっき私が言った友達――亡くなったの。交通事故で。
 私が紹介した小説を読んでから、一週間後だったかな。しかもね、おばさんの話だと、あの子、小説を読んだ後から様子がおかしくなったって。
 後ろをね、やたらと気にするようになったって。あとは「肩こりが酷い」とか、「頭が痛い」とか言ってたって。
 そうそう、それから。事故も何か変だったみたい。噂なんだけど、あの子が車道に倒れ込むのを見た人がいるらしいんだよ。まるで、誰かに後ろから押されたみたいに――
 そんなわけでね、あの小説とは無関係に思えなくなってきちゃって。
 もしかしたらあれ、〈呪いの小説〉だったのかなぁ。読んだら死ぬ、みたいなやつ。
 偶然? あんたはそう思うんだね。
 まあね、確かに私の身近で死人が出たのは一回だけ。小説読んだ私も一週間過ぎてピンピンしてる。ただの偶然だと思われても仕方ないよね。私も初めはそう考えてたし。
 けどね、あの小説について調べるうちに色んなことが分かってきた。
 普段はただのネット小説だけど、『ある条件』を満たした時だけ〈呪いの小説〉になるみたい。
 どんな条件か知りたい?
 本当に?
 やめるなら今のうちだよ。
 ……おっけ。ここから先は自己責任だからね。
 あの小説、夜中の二時から二時四ニ分までの間だけ、一部が文字化けするんだって。
 で、文字化けした部分を読んだら、一週間後に死ぬんだって。
 さっき話した私の友達は、文字化けしてる部分を読んだから死んだ。ネットで探すと、同じような出来事が幾つかあったよ。本当か嘘かは分からないけど、噂になってるみたい。
 疑ってる?
 いいよ、じゃあ見せてあげる。今はもうサイトが閉鎖されちゃったけど、コピペしたやつがあるから。
 実は私も、サイトに載ってたやつの文字化けバージョンを見たことは無かったんだ。誰かがコピペしたやつをネットで見つけて、それをまたコピペしたんだけど。
 コピペしたのを読んだらどうなるか、私にも分からない。私が読んだのは昨日だから、来週には死んでるかもね。
 どう? 見る度胸はある?
 へぇ、見るんだ。いいよ。
 どうなっても知らない縺薙?譁?ュ怜?縺ォ螟ァ縺励◆諢丞袖縺ッ縺ゅj縺セ縺帙s縲ょセゥ蜈?ヤ繝シ繝ォ繧剃スソ縺医?縲√≠繧狗ィ句コヲ縺ッ隱ュ繧√k繧医≧縺ォ縺ェ繧九°繧ゅ@繧後↑縺?〒縺吶?ゅb縺怜セゥ蜈?r隧ヲ縺ソ縺滓婿縺後>繧後?縲√♀逍イ繧梧ァ倥〒縺吶?ょシ輔″邯壹″縲∵悽菴懊r縺頑・ス縺励∩荳九&縺??
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 っしゃー! ドッキリ大成功‼
 マナちーの悲鳴、凄かったぁ。窓が割れるかと思ったわ。
 ルリぽんもグッジョブ。てかさぁ、泣く演技ヤバすぎたわ。主演女優賞あげてもいいぐらい。
 怖いからってトイレ行くふりして、実は部屋の外で待ってたんだよね。で、話のいいところでこっそりドア開けて、マナちーの後ろに回り込んで。抱きつくタイミングは神がかってたよ。マヂえぐいわ。
 マナちー、ごめんね。実は先週から計画してたんだ。あんたいつも冷静だからさ、一度でいいから取り乱したところ見てみたかったんだ。気に障ったなら謝るよ、本当にごめん。
 ネタバレするとね、小学校の時の友達が亡くなったってのは私の創作。でも〈呪いの小説〉の都市伝説は本当に存在するみたい。この話は、ルリぽんから聞いたんだ。読むと死ぬ小説は、実際のところどんなのか二人とも知らないけど。
 さっき見せたコピペ? ああ、あれはネットの拾い物。誰か分かんないけど、適当にそれっぽく書いたんじゃないかな。実際ググると微妙に違うのが幾つかヒットするし。
 その中に本物が混じってるかも? うーん、どうだろ。それは誰にも分からないんじゃないかな。読んだ人が実際に死なない限りは、本物だと分からないわけだし。
 私とルリぽんが読んだのは先週だから、二人とも生きてるところからすると、さっき見せたやつは偽物なんじゃない?
 え? なにルリぽん? 時間?
 今は二時ニ〇分だけど。
 ……ちょっと待って。あんたが先に読んだんだよね。それっていつ?
 今日と同じ曜日の二時二二分? じゃああとニ分でちょうど一週間じゃん。
 まさかね。
 そんなこと、あるわけないよ。
 絶対に……。
 ん? マナちー、どうしたの?
 後ろ? 私は何ともないよ。
 違う? ルリぽんの後ろ?
 え? どういう

















































































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庵(いおり)

2023年08月13日 22時00分07秒 公開
■この作品の著作権は 庵(いおり) さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー:
読む方は自己責任でお願いします。

◆作者コメント:
テストのつもりで拾い物のテキストを貼り付けたら、誤って投稿してしまいました。
原因は不明ですが削除できません。
タイトルと作者コメントは編集できましたが、本文は何故か編集できませんでした。
迂闊に危険なものを投稿してしまい、申し訳ありません。

2023年09月01日 22時09分44秒
Re: 2023年09月04日 20時29分49秒
2023年08月25日 18時19分18秒
+20点
Re: 2023年08月28日 23時46分28秒
2023年08月25日 09時39分17秒
+10点
Re: 2023年08月28日 23時39分07秒
2023年08月22日 10時47分08秒
+20点
Re: 2023年08月28日 23時29分37秒
2023年08月20日 22時32分47秒
+20点
Re: 2023年08月28日 23時26分03秒
2023年08月19日 18時18分33秒
+10点
Re: 2023年08月28日 23時22分29秒
2023年08月18日 01時01分19秒
+10点
Re: 2023年08月28日 23時17分07秒
合計 7人 90点

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