【跡地化】クールな私の嫌いな後輩

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▼△▼△▼△▼　この作品は跡地化されました。　△▼△▼△▼△
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円藤飛鳥

2022年08月14日 23時00分29秒 公開
■この作品の著作権は 円藤飛鳥 さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：『喜』『怒』『哀』『楽』
◆キャッチコピー：誰もが私を好きになる（はず）
◆作者コメント：クール美女と健気な後輩のお話

2022年08月28日 16時44分39秒
 作者レス
  • 　7位！　ちょっと意外でした。なんとなく感触的に、『ラムネ瓶』の方が上にくるかな、と感じていたので

    　それはともかく、読んでくださりありがとうございました。

    　以下、簡単ではありますが感想に対してのレスポンスをさせて頂きます。

    　＞黒川いさおさま

    　冒頭をほめてくれて嬉しいです。ここでキャラクターを印象付けようと思ってました。狙いがはまったみたいでほっとしています。

    　回想での駆け引きのくだりは、本人たちは大真面目――でも、ちょっと引いた視点から見ると滑稽に思える、という感じを狙いました。

    　百合が苦手でも読めた、と言ってくださり嬉しかったです。

    　ラストを印象づけるための振りをかなり頑張ったんですが、結果として、あまり触れられなくてちょっと寂しい思いをしました。いさおさんが最初にそこへ触れてくれたので、言及が少なかったのかもしれないですね（ポジティブ思考）。ありがとうございます。

    　これを男女の話でやると生臭い話になりそうではありますよね。

    　いろいろと深く読んでくださってありがとうございました！


    　＞kzさま

    　キャラクターと駆け引き（ミステリ的要素含む）を褒めてくださりありがとうございます。
    　
    　舞台が女子校なのは、僕が女子校出身だからです（嘘）。まぁ単純に百合風味な作品を書きたかったから、舞台を女子校にしたわけですが。

    　感想ありがとうございました！


    　＞でんでんむしさま

    　主人公の独白は書いていて楽しかったです。
    　
    　違和感の部分に関しては、彼女がもともとそういう子だから、というのもあるんですけど、同性婚が割と普通となった世界だから、というのもあります。僕の書くものは基本的に同性婚が普通の世界です。でもそれをあえて書かないようにしています。これは咲という漫画が、実は女性同士でも子供がうめる世界だということを、作中で説明しない美学に似ているかもしれません。説明しなくても問題ないストーリー、違和感のない世界観の構築を、今後、心がけていこうと思っています。

    　長文のくだりを褒めて頂いて嬉しかったです。結構難しいですよね。感情を乗っけようとして滑って失敗することはあることだと思っていたので、その点は細心の注意をはらいながら書きました。

    　百合★最高

    　感想ありがとうございました！


    　＞つとむューさま

    　同化できた、と言っていただけて嬉しいです。
    　
    　今回の企画では、あえて派手な要素を使わない、という創作上の枷を自分に嵌めて挑みました。ともて満足のいく結果を残せた、とは言い難いですが、そこそこの満足感は得られました。

    　感情の紐解きだけで物語を展開させようと考え、実践してみたので、褒めて頂けて嬉しいです。

    　男女間のもつれで、感情を上げ下げさせるものも、今度書いてみたいです。

    　感想ありがとうございました！


    　＞粘膜王女三世さま

    　必ずしも正しくないし性格がいいとは言えないようなキャラクターがフィクションにおいては好きなので、そういう存在を主人公にすえた物語を書きたいと考えていました。この機会に書けてよかったです。

    　登場人物の心情に寄り添い、深く分析くださってありがとうございます。美沙は自分でもここまで尖がるとは思っていませんでした笑。キャラクターを作ってからプロットを練り、書き始めたのですが、プロットからびっくりするくらい外れていきました笑。美沙が暴走し始めたのです。一度落としてから上げるは狙っていましたが、上げきれなかった印象は、僕にもありましたね。エンタメとして見ると、確かに、もっとわかりやすい山場を作るべきでした。二人の関係性と心情の変化だけで勝負してやろうと意気込みすぎていたかもしれません。

    　感想ありがとうございました！


    　＞赤木さま

    　もともとのコンセプトは、「主人公と美沙の関係性の変化や心情の変化を、シニカルに、ときにはコミカルに描くものとする」だったのですが、たぶん書いている最中に、いろいろと好きな要素を後付けで入れすぎてしまい、一つの話としては、やや散らかってしまったのだと思います。

    　性格の悪いキャラクターでも感情移入することは可能なはずなので、やはり主人公への追い込みが足りなかった気がします。また途中から、トーンをシリアス、コミカルのどちらにも行き切らない方向に振ってしまったのも悪手だったかもしれません。読者に「これは結局、どういう話なの？」と困惑させる要因を作ってしまいました。

    　自分の中では、姫子という強烈なパーソナリティを持った語り手を通して描かれているので、一本筋は取っていると感じていたんですが、指摘を見て、確かに弱い部分があるなと思いました。

    　感想と鋭いご指摘、ありがとうございました！　参考になりました！


    　＞黒川さま

    　え、オタクしかわーいって言わないんですか！（衝撃）

    　僕、２０代後半で、普通に「わーい」とか言います。オタクだと思われているのかもしれないのか…（事実オタク）

    　続きはたぶん書かないですが、間違いなくこの二人の未来は明るいでしょう。

    　百合を流行らせていきたいですね。

    　百合★ハッピー

    　感想ありがとうございました！

    　
    　＞庵（いおり）さま

    　ギャップ萌え、超狙ってました。堪能されたようでよかったです。

    　駆け引き、心理戦だけで最後まで駆け抜けようと考えました。ちょっと後半ミステリっぽくなるのは僕の趣味です。必要はなかったんですけど入れたくなりました。

    　心理描写、褒めてくださって嬉しいです。僕は割と、人様の作品に「ここで登場人物がこう動くのはおかしい！」「その心情の変化はおかしいやろ」と文句をつけがちなので、ブーメランにならないよう、気をつけました。まぁたぶん、今後そういう部分でやらかしている作品を書くとは思いますが笑。気をつけたいところです。

    　感想ありがとうございました！


    　＞茉莉花さま

    　僕は「社会から浮き上がってしまっている人」「必ずしも正しくない人」を、ほんの少しでも肯定してあげられるような物語を作ることを、創作上の信念としています。ゆえに、キャラクターはどうしても尖ってしまうわけですが、もうこれは、受け入れられなかったら仕方ない、と開き直って書いています。

    　ちょっと要素を加え過ぎました。姫子の「自意識」の話に限定していた方が、ひょっとしたらもっと評価は上がっていたかな、と思います。余白の部分はおっしゃる通りで、ちょっと危険ですね。

    　感想ありがとうございました！　

    E-Mail pass
2022年08月28日 00時22分26秒
 +20点
  • 作品拝読しました。

    癖強めな後輩のキャラクターが目を引いた作品でした。
    個性的で、キャラクター造形としてはとても良かったなと思います。
    ただし、癖が強めな分、好き嫌いが分かれてしまいやすいキャラクターではないかなと感じました。

    ストーリーについては中盤あたりまでわかりやすかったなと思っています。
    ただし後半になるにつれて、ちょっと物語の着地点や押し出したい要素が見えにくくなってしまったように感じました。百合を押し出したいのか、ミステリー的な要素を押し出したいのか、はやてマンを推そうとする一途さを描きたいのか……。

    決定打がラスト付近での渋谷の文章。
    ＞自分が何を掴もうとしていたのか。今すぐ言語化するのは難しかった。
    ここらへんかなぁ……。
    一人称でラスト付近で「何を掴もうとしていたのか言語化するのが難しい」となると、読者も一緒に宙に浮いてしまう危険性がありそうだなと思いました。

    クールな美少女に意外な趣味が……！　という設定はドキドキ感やもっと知りたいという気持ちを煽るものなので、その点はすごく訴求力の高い作品になっているな、素晴らしいなと思いました。

    楽しむことができた作品でした。ありがとうございました！
    執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
2022年08月27日 23時42分26秒
 +20点
  • 　作者さま、こんばんは。
    　御作を拝読しましたので感想を述べさせて頂きます。



    　渋谷さん、いいキャラですね。ナルシストで、クールだけどアニメのキャラが好き。これがギャップ萌えなのかー、と堪能しました。
    　本作の登場人物は基本的に渋谷さんと美沙さんだけ。もみじさんは当て馬かな？　登場人物が少ないのに、メイン二人の関係性だけでこれだけの枚数が書けるのは凄いですね。動きのある内容ではないけれど、お互いの駆け引きや思惑、騙し騙されの策略が交錯する様はサスペンスにも似た面白さがありました。
    　こうした動きの少ない作品って、途中で退屈になってきてしまうものなのでしょうけど、本作はそんなことありませんでした。じっくり集中して最後まで読めたのは、きめ細かい心理描写のなせる技でしょう。心理描写の巧みさという点では、本企画随一かもしれません。
    　ラストは、ここからもう一度始めよう的な終わり方。つんけんしてた渋谷さんが少し丸くなって、二人の明るい未来を示唆しているようでした。
    　すっきりとした読後感、お見事でした。


    　指摘したい点は特にありません。
    　丁寧に綴られた作品でした。
    　点数評価については私の好みもありますので、これくらいで。
    　今後もよい作品を書き続けていって下さい。
    　それではでは。

    E-Mail pass
2022年08月27日 03時29分09秒
 +20点
  • こんばんは〜
    黒川いさおの黒川の方です〜_(┐「ε:)_

    クールな私と嫌いな後輩楽しく読ませていただきましたぁ。

    この作品を読んで思い出したのですが、わーい！と、やったー！って声をあげて喜ぶのはオタクだけらしいぜ。って友達に言われた事でした。（作品と関係無くすみませんw）

    黒川もやった〜！とかめっちゃ使うので最初の所でクール先輩に下品って思われてる美沙ちゃんの所でヒギィ！ってなりました。

    読み進めていくうちに2人の関係性が複雑に絡み合う感じが読んでて楽しかったです！

    これからの2人がどういう風に関係をもっていくのか気になりました。（続きはないのですか！？）
    良いユリ風味な作品で読みやすくて黒川は好きでした。
    ミチル企画最近百合物流行ってるんですかね？
    それとも世間でも流行ってるのかな？
    黒川は百合もの好きですが。

    とりあえず素敵な作品ありがとうございました！
    お疲れ様でした〜( ^ω^ )

    E-Mail pass
2022年08月24日 19時13分10秒
 +10点
  • 　赤木と申します。読ませて頂いたので感想をば。

    　思春期の女子高生の心の移ろいを描いた作品、という印象を持ちました。人に対してドライであろうと思っているけれど、つい熱が入ったり、考えていること、気になることが次々と変化していく、そんな不安定な女子の心情が御作では現されている、と感じました。文章は端正そして簡潔でドライ、とも評せるものだったと思いましたが、それ故に主人公の不安定さがより感じられた、そんな気がします。
    　ただ、主人公の心情を楽しむ作品として見た場合、主人公に感情移入出来なかったのが残念だったと思います。これは私の読解力不足のせいもあるかもしれませんが、主人公は冷めたナルシストで、自分の都合が良いように他者を操ろうとし、それが果たせないとなると苛立ちを抱く人物、という印象を持ちました。まあ推しのキャラクターに熱を入れたり、といった可愛げはあるし、他者を操ろうと～というところも、見ようによっては他者との関係性が測り切れておらず、悪戦苦闘する、と見ることも出来るかもしれませんが、彼女の人間関係の取り方や物の見方に同意や共感を覚えることは難しかったように思います。

    　また、御作はどのような方向性の作品なのか分からず戸惑った、という印象も持ちました。最初、後輩に連れ出されたときは、これは百合百合なヤツか、と思いましたが、そこから先はドライな展開がしばらく続き、主人公の回想の中でアニメに熱中しかけた時にはギャグ？　と思ったらそうでもなく、美沙の意図を推し量るところでは推理物っぽくなるものの、最後は美沙との百合っぽい関係性を構築してアニメに喜ぶ……という、作品の方向性のブレのようなものを感じました。
    　そうした展開の中で、私としては女子の不安定な感情と人間関係を描いた作品なのだろうな、と最後は思ったところですが、ただ本当にそういう作品なのか、という戸惑いというか、煮え切れなさは最後まで残ったように思います。これは個人的な好みも過分に含んだ感想ですが、ギャグで行くのか、ドライな人物描写をメインにすえた作品にするのか、方向性を決め、そのトーンに沿った作品の方が良いのでは、と思いました。


    　ああだこうだと書いてしまいましたが、感想は以上となります。ちょっと辛辣なことも書いてしまいましたが、一個人の意見として読み流して頂けると幸いです。

    E-Mail pass
2022年08月24日 01時38分05秒
 +10点
  • 　読了しました。

    　主人公の設定と、それにたがわぬ一人称文体が良かったです。
    　こういう「主人公らしくない主人公」というんでしょうか、いや主人公らしさってなんやねんって話ですけど、とにかく個性一杯でした。
    　それでいて一定の可愛げがあるのもポイントですね。ちょっとオタクだったり、自意識過剰気味だったり。大変良かったと思います。
    　キャラでいうと眼帯ちゃんも同じくらい良かったかなと。美紗ちゃんはちょっと尖りすぎてる感もあったかなと。

    　「利用」とか「強欲」とか色々美紗ちゃん言ってますけど、これはまあ「お互いに利益が……」とかそう言う方向で攻めた主人公にも問題があるとは思います。
    　ようは「絵が欲しい」という理由で誰かに近付くっていう、まあ悪いことではないけど断られることはそりゃありうるよね？　ということをしている主人公ではありますが、それでもあんな断り方する必要あんのかよとはリアルの人間基準で考えちゃいました。
    　あくまでキャラクターですし、むしろその「そんな断り方する必要あんのかよ」がまさに主人公の精神に影響を齎す訳ですから、まさに作者様の意図通りの感情を自分は持ったと言うことだと思います。潔癖そうでいて、実際はトゲトゲと散らかっていて、それでいて高慢で自分本位で臆病で、そういう精神がきっちりと表現されていて、まさにティーンズ小説の味ですよね。

    　好感度を一時的に落とすというのは手法として当然あります。ただそこからの逆転ホームランがきっちり飛ばし切ったという感じは正直あんまりで、いや「人」として見た時には「年齢相応だなあがんばれよ」で済む話なんですが、キャラとして見たらちょっと好きにはなり切れず、そこは残念でした。
    　人物造形のレベルは間違いなく高いんです。だから所詮は好みの問題でしょうね。

    　ちょっとした探偵行為が成され事実関係が徐々に浮彫になっていく構成ですが、劇的な出来事は少ない印象もちょっとあったかもしれません。
    　主人公も美紗に対して何かしてあげたと言うほどしてあげた印象はなく、互いのことをちょっとずつ理解していく様は悪いものではありませんでしたが、大きなピンチやクライマックス的展開があってもエンタメとしては分かりやすくなったかもしれないですね。

    　総じて百合小説としてキャラクターの個性がしっかりと出ており、魅力の多い作品でありました。
    　現時点でも丸くまとまっている印象はありますが、このキャラクター達と設定とで様々な事件を共に乗り越え、その中で美紗がより魅力を発揮できれば、何段階も化けた作品になり得ると思いました。

    　創作お疲れ様です。これからもがんばってください。

    E-Mail pass
2022年08月23日 19時57分12秒
 +30点
  • 拝読しましたので、感想を記します。

    女子高で起きる生徒間の人間関係を、主人公、渋谷姫子の視点で語る作品でした。
    使用されたテーマは、喜怒哀楽のすべてとのこと。
    物語の中では、姫子と美沙の喜怒哀楽の感情でテーマを表現されていたと思います。

    今回の企画では、登場人物の心情描写でテーマを表現する作品が沢山ありました。
    本作は、読みやすい文章と豊かな心情描写で、主人公に同化して喜怒哀楽の感情をより共有できたように感じました。
    物語の中の学校では、そんなにすごいことは起きていないのに、これはお見事だったと思います。

    突然、行動を共にしてほしいと姫子にお願いする美沙。
    姫子は美沙に興味を持ち、彼女のことを調べようといろいろと行動する。
    読者にとっても美沙は謎の人物で、美沙の素性がだんだん明らかになっていく過程を通して姫子の感情に同化していったのかもしれません。

    あと、複雑な感情を紐解くように描写していく技術が素晴らしいと思いました。
    姫子も美沙も一筋縄ではいかないような性格で、とても人間らしくて良かったです。
    ラストもハッピーな感じになっており、個人的には好印象で、読了感も良かったです。

    うーん、な点については、姫子の怒りの感情が、学校一の美少女というプライドの上に成り立っていることでしょうか。
    これは読者を選ぶ要素になっているかもしれませんし、怒りの強さはプライドの強さを超えることはできません。
    怒りの強さを求めるのであれば、男女間のもつれを描いた方が効率的な気もします。
    が、喜怒哀楽をまんべんなく描くためにはこれくらいでちょうど良かったのかも？
    難しいですね。あえてこの難しさに挑戦されたことに脱帽いたします。
    夏企画の執筆、お疲れ様でした。

    追記
    細かいことですが、女子同士のデートでボーリングというのはちょっと気になりました。
    服装によってはスカートが気になったり、靴下が必要だったりすると思うので。

    E-Mail pass
2022年08月20日 19時47分53秒
 +40点
  • クールな私の嫌いな後輩、読ませていただきました。

    俗に言う自分の守備範囲の作品でして、期待しながら読ませていただきましたが、内容としてはその期待を大きく上回った作品でした。

    主人公の独白に切れがあり、これだけで中々楽しめます。そこから美沙と出会い、互いに利用するような関係になりながらも、弱みを探して美沙の事を知っていく展開にワクワク感が刺激されました。

    正直に言うと、最初はA子の話は違和感が大きかったんですよね。そもそもなんで恋人が当たり前のように女なのか？　それに疑問は無いのか？
    また、「告白されました」ってのも、さも当然のように女が前提で話が進んでいくのがおかしい。違和感が大きい。これはマイナス評価だ！　と思っていたらオチで超納得。違和感しか無かった訳だ。

    女性同士の恋愛ってちょっとハードルが高いはずなのですが、やっている本人からすれば当たり前で、だからこその違和感だったのですね。これを狙ってやっていたら凄いと思います。

    一番好きなシーンは「謝って済む話じゃないわ。～嫌いよ、大嫌い」の部分です。
    ここは凄い長文なのですが、長文って扱いが難しく、安易に使って失敗している人を結構見てきたんですよね。
    その点、ここは上手く書けていました。感情が凄く乗っていましたし『長文を使うべき最適な場面』と言えるでしょう。

    メインキャラ三人もしっかりと個性があり、読めない展開も多く、好きなシーンもある。期待以上に自分の満足感を大きく満たせる作品だったと思います。

    それでは失礼します。執筆お疲れさまでした。

    E-Mail pass
2022年08月17日 21時35分43秒
 +30点
  • 拝読しました。

    キャラクターとミステリーな展開が魅力的な作品でした。

    一癖も二癖もあるキャラクターで読者の心をつかみ、構成も二転三転してメリハリもあって、また文章もこなれており、とても実力のある作者さんなのだなと思いました。最後まですいすいと楽しんで読むことができました。

    唯一気になったのは女子校が舞台で、女の子同士の恋愛が題材だったことでしょうか。古臭い考えですが、男女の物語の方が自然では？　と思いました。とはいえ男女の話にしたら生々しい感じになりそうなので、女の子同士の話でよかったのかもしれません。

    感想は以上です。少しでも参考になれば幸いです。

    E-Mail pass
2022年08月16日 20時18分14秒
 +30点
  • 　黒川いさおのいさおの方です。拝読致しましたので、感想など書かせて頂きます。


    　実は色々と残念な完璧少女と一癖ありそうな後輩少女。このふたりがどういう存在なのかを冒頭でしっかりと描き、読者に先の展開を期待させる事が出来ていると感じました。良い冒頭だったと思います。特に、姫子が実は相当ポンコツでしかもそれを自覚していない所を早い内に明かしているのは良かったです。
    　我欲に負けてうさんくさい後輩の話に乗る場面はそこはかとなく面白く、実はさほど好きでは無い百合の風味もあまり気になりませんでした。
    　そして秋葉もみじというキャラを媒体としたふたりのすれ違いや葛藤も丁寧に書かれ、ラストまで一気に読み切る事ができました。
    　そのラストも良かったですね。あれほど下品だのなんだの言ってた癖に結局ジャンプしてるしｗ
    　総じて楽しく読ませて頂きました。

    　良かった所、というか御作で個人的に感嘆した所は、この話を女性同士の恋愛で描いた事です。
    　もしもこの話を男女の恋愛で書いたとしたら、もっとこうドロドロした感じになって重たくなってしまうかと。特にA子の苛めの辺りとか。いやまあ現状でもあそこの部分は相当にムナクソですが。
    　とにかくA子にしてももみじにしても、女性同士の恋愛とする事でどこか『軽み』みたいなものが出たのではと愚考致します。

    　楽しいお話をありがとうございました。
    　乱文ご容赦を。お互い企画を楽しみましょう。

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合計 9人 210点

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