【跡地化】いかずちと夏の嵐

Rev.06　枚数： 3 枚（ 840 文字）
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●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
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○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
○●○●○●○　この作品は跡地化されました。　●○●○●○●
神原

2021年08月06日 00時30分25秒 公開
■この作品の著作権は 神原 さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：【夏】×【火】【風】【水】【土】

◆キャッチコピー：青空は広がるか？
◆作者コメント：お読み下さった方、プラウザバックされた方、一目見てもらえた方、ありがとう。

2021年08月22日 13時00分24秒
 作者レス
  • 個別に返信が出来る機能が付いていたんですね。驚きました。便利です。

    ラ研の仕様だとばかり思っていたので、返信をしなおしました。皆さんありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月21日 23時50分45秒
 +20点
  • 作者の方へ
    いつもお世話になっております。ぺこり

    作品読みました。

    突然やってきた幼女、由奈とヒロインとなる紗羅、主人公の優斗のドタバタ日常コメディでした。

    のじゃろり……に分類されるのかな……。由奈のキャラクター造形がラノベやアニメにありそうな感じでとても楽しく読むことができました。書き慣れている感じ。もしかしたら作者は以前にも幼女キャラを書いたことがあるのかもしれないな、と思いました。優斗や紗羅はそこまで癖のある造形ではなかったものの親しみやすく感じました。

    由奈との出会いは唐突感があったものの、ヒロインの紗羅の登場までスピーディでよかったです。

    ただ、話の主軸「由奈はどのような存在で、優斗が何をしなければならないのか？」もしくは「由奈の登場により優斗がどう変わっていくのか」というのが少しぼんやりとしてしまった印象も受けました。ここら辺を序盤に出していくと、もっと印象深い作品になる感じがしています。

    地の文と掛け合いも生き生きとしていてリズムよく読むことができました。
    読ませていただき、ありがとうございました。
    それでは執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時57分56秒
  • 感想をありがとうございます。茉莉花さん。



    ≫突然やってきた幼女、由奈とヒロインとなる紗羅、主人公の優斗のドタバタ日常コメディでした。≪

    笑顔）




    ≫のじゃろり……に分類されるのかな……。由奈のキャラクター造形がラノベやアニメにありそうな感じでとても楽しく読むことができました。書き慣れている感じ。もしかしたら作者は以前にも幼女キャラを書いたことがあるのかもしれないな、と思いました。優斗や紗羅はそこまで癖のある造形ではなかったものの親しみやすく感じました。≪

    幼女を書くのは初めてです。ありがとう。






    ≫由奈との出会いは唐突感があったものの、ヒロインの紗羅の登場までスピーディでよかったです。≪

    これはそう思って頂けて嬉しいですが、もうちょっと色々入れてみようと思ってます







    ≫ただ、話の主軸「由奈はどのような存在で、優斗が何をしなければならないのか？」もしくは「由奈の登場により優斗がどう変わっていくのか」というのが少しぼんやりとしてしまった印象も受けました。ここら辺を序盤に出していくと、もっと印象深い作品になる感じがしています。≪

    ありがとう。ちょっと考えてから改稿をしようと思います。きちんと皆さんの指摘に応えられればいいのですが。






    ≫地の文と掛け合いも生き生きとしていてリズムよく読むことができました。≪

    ありがとう。清涼剤として読ませて頂きました。


    最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月21日 23時43分14秒
  • 　桝多部とあると申します。拝読させていただきました。

    　この作品、ホラーなのかＳＦなのかよくわからない作品でした。タイムトラベルものだからSＦなのか？　5年前の過去から現れたよぅｊょを時空のひずみから守り抜くというお話ですね。
    　この作品、ぶっちゃけた話『タイムトラベルで過去なり未来なりから来たモノは存在しないよう何らかの妨害がある』というタイムトラベルもののお約束に乗っかってるところがあります。このため「これはお約束なんだ」と考えられる上級者と何も考えない超初心者しか楽しめない。下手に書くこととか慣れた人だと「なんでそうなるんだ？！」と突っ込まれること請け合い。あと、予定調和的に便利な知り合いが外にいるというのでどっちらけになった人もいるんじゃないでしょうか。これは今企画作品では『夏にあらわる少女』でもやらかしてます。あちらの方が問題は深刻ですが。

    　私からの感想は以上です。それでは、ご縁があればまたお会いしましょう。

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時57分05秒
  • 感想をありがとうございます。桝多部とあるさん。



    ≫ 　この作品、ホラーなのかＳＦなのかよくわからない作品でした。タイムトラベルものだからSＦなのか？　5年前の過去から現れたよぅｊょを時空のひずみから守り抜くというお話ですね。
    　この作品、ぶっちゃけた話『タイムトラベルで過去なり未来なりから来たモノは存在しないよう何らかの妨害がある』というタイムトラベルもののお約束に乗っかってるところがあります。このため「これはお約束なんだ」と考えられる上級者と何も考えない超初心者しか楽しめない。下手に書くこととか慣れた人だと「なんでそうなるんだ？！」と突っ込まれること請け合い。≪

    なるほどです。としか応えようがないです。






    ≫あと、予定調和的に便利な知り合いが外にいるというのでどっちらけになった人もいるんじゃないでしょうか。これは今企画作品では『夏にあらわる少女』でもやらかしてます。あちらの方が問題は深刻ですが。≪

    ありがとう。彼には消えて貰おうと思ってます。




    レスが短いですが、最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月21日 20時36分38秒
 +10点
  • 　『いかずちと夏の嵐』拝読しました。

    　全体的に、ラノベらしい作品だと感じました。
    　超常現象で突如主人公の前に現れるのじゃロリヒロイン、ツンデレっぽい恋人、アニオタの主人公、サポート役に適した友人、とキャラクターの配置は王道的で良いと思います。
    　ストーリーとしては、由奈を守るために奔走する優斗と紗羅、物語後半には激しいアクションがあり、ラストはハッピーにまとまっているなど、こちらもという王道的な流れになっていると思います。

    　ただ、内容の割に枚数が少なく、話の展開が駆け足になっているように感じました。
    　由奈が優斗や紗羅と仲を深めていく日常パートなどがもっとあった方が後半のアクションもより盛り上がると思います。
    　由奈が時空転移した理由も謎であるなど、全体的に描写や説明が不足しているように感じました。
    　そのあたりが強化されるとより良くなるのではと思います。

    　執筆お疲れさまでした。

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時56分04秒
  • 感想をありがとうございます。いりえミトさん。



    ≫ 　全体的に、ラノベらしい作品だと感じました。
    　超常現象で突如主人公の前に現れるのじゃロリヒロイン、ツンデレっぽい恋人、アニオタの主人公、サポート役に適した友人、とキャラクターの配置は王道的で良いと思います。≪

    ありがとう。



    ≫ 　ストーリーとしては、由奈を守るために奔走する優斗と紗羅、物語後半には激しいアクションがあり、ラストはハッピーにまとまっているなど、こちらもという王道的な流れになっていると思います。≪

    ありがとうです。





    ≫ 　ただ、内容の割に枚数が少なく、話の展開が駆け足になっているように感じました。
    　由奈が優斗や紗羅と仲を深めていく日常パートなどがもっとあった方が後半のアクションもより盛り上がると思います。≪

    ありがとう。日常パートを入れて改稿しようと思います。




    ≫ 　由奈が時空転移した理由も謎であるなど、全体的に描写や説明が不足しているように感じました。
    　そのあたりが強化されるとより良くなるのではと思います。≪

    どもどもです。もうちょっと考えてから書こうと思います。どこを厚くして、どこを直すのか。




    最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月20日 22時09分22秒
 -10点


  • 　キーゼルバッハと申します。読まさせていただきましたので感想を。
    　以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
    　
    （キャラ）
    　
    優斗
    　　：この物語の主人公で、山梨県甲府市に住む男子大学生。
    　　　雨の降り頻るとある夏の夜。雷と共に自分の部屋に現れた
    　　　一人の少女に出会ったことから、彼の日常は非日常に移り
    　　　変わっていく。
    　　　良くも悪くも普通の男子大学生といった印象です。分からな
    　　　かったのは、彼がなぜ自室に現れた奇妙な少女を命懸け
    　　　で救おうと思ったのか、その動機です。登場人物の過去や
    　　　背景、心理描写、情景描写が不足していてイマイチ彼らの
    　　　行動に説得力を感じませんでした。　　　

    紗羅
    　　：この物語のヒロイン１であり、優斗の恋人。雷雨による停電
    　　　で、　優斗に家に来て欲しいと呼ばれた時、彼女も謎の少女
    　　　由奈と出会った。
    　　　せっかく主人公の恋人という美味しいポジションだというのに、
    　　　ほとんど、物語の展開とは関係無いという不遇な存在だと
    　　　個人的に感じました。由奈を自分の家に泊めてあげたくらい
    　　　しか、ほとんど出番が無かった印象です。

    　由奈
    　　：この物語のヒロイン２であり、優斗の部屋に突如現れた
    　　　　謎の少女。その正体は、過去からタイムスリップしてきた
    　　　女の子で、優斗の前に初めて現れた時、とあるアニメの
    　　　コスプレをしていたが、それが五年前のアニメということ
    　　　で、彼女の正体を特定できた。
    　　　この物語の根幹となる非常に重要なキャラであるが故に、
    　　　彼女の正体と謎に期待していたのですが、個人的に肩透
    　　　かしを食った印象です。というか、過去から知らない男の
    　　　部屋にタイムスリップしてきた割に、ちょっと由奈は落ち着き
    　　　過ぎではないかと感じました。
    　　　彼女の正体や設定、また描写をより重厚に改稿すれば、
    　　　さらに良い作品に仕上がったのではないかと、個人的に
    　　　思いました。

    　　明
    　　　：優斗と同じ大学の知り合い、高校からの腐れ縁の男子
    　　　　大学生で、オカルト研の部長？　由奈がタイムスリップして
    　　　　来た時、優斗は明に助言を求めた。
    　　　　俗に言う、物語を円滑に進めてくれるキャラだと個人的に
    　　　　思いました。某アニメの主人公と敵が戦っている時に、
    　　　　状況を解説してくれる博識なキャラ然り、混乱している
    　　　　主人公の前に現れて、状況を矢継ぎ早に説明してくる
    　　　　博士キャラ然り。それ以上でも、それ以下でもない。
    　　　　もっとキャラに過去や、心理描写を与えて一人の生きてい
    　　　　る人間のように、感情を感じさせて欲しいと、個人的に
    　　　　思いました。


    （文章）

    　文章は終始、優斗の一人称視点で語られていました。
    　ただ、情景描写や心理描写が少ない中で矢継ぎ早に
    　展開が過ぎてゆくので、読者として混乱して中々キャラ
    　に感情移入しにくかった印象です。例えるなら、全く知ら
    　ない海外ドラマのダイジェストを、途中から見せられた
    　ような感覚を個人的に覚えました。


    （テーマ）

    　テーマは夏（大学生の夏休み）×火、風、水、土という
    　事でしたが、イメージとしては嵐（強風、雨、雷による
    　火花）が強く感じられました。

    （総評）

    　全体的に、描写が少なく短すぎるといった個人的な印象
    　でした。もっと一人一人のキャラに焦点を当てて欲しいと
    　個人的に思いました。その世界で精一杯生きる人たちが、
    　どのように感じ、どのように考え、どうしてその選択を選ん
    　だのか。優斗が何故、命懸けで由奈を守ろうとしたのか。
    　それを見て、恋人である紗羅がどういう感情を抱き、葛藤
    　したのか。明に関しても、ただ主人公に助言を与えるだけ
    　の存在では無く、友として優斗をどのように支えていくのか。
    　そして、この物語の肝である由奈の存在をどう扱うのか。
    　ただ、タイムスリップしてきました。このままでは次元の修復
    　力に消されます。でも、この嵐を乗り越えれば何とかなります。
    　だけでは無く、タイムスリップに至った経緯や、それによって
    　変わった彼女の周りの世界。残酷な時間の流れによる変化。
    　深みを出そうと思えば、いくらでも描写を増やして面白く
    　出来そうな展開故に、個人的に由奈の扱いも残念に思い
    　ました。
    　
    それでは、夏×火風水土企画お疲れ様でした！　また機会がありましたら、読ませていただけると嬉しいです。

    キーゼルバッハでした。

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時55分06秒
  • 感想をありがとうございます。キーゼルバッハさん。
    　
    （キャラ）
    　
    ≫優斗
    　分からなかったのは、彼がなぜ自室に現れた奇妙な少女を命懸け
    　　　で救おうと思ったのか、その動機です。登場人物の過去や
    　　　背景、心理描写、情景描写が不足していてイマイチ彼らの
    　　　行動に説得力を感じませんでした。　　　

    心理描写、情景描写。確かに足りてないな、と思います。反省です。







    ≫紗羅
    　　　せっかく主人公の恋人という美味しいポジションだというのに、
    　　　ほとんど、物語の展開とは関係無いという不遇な存在だと
    　　　個人的に感じました。由奈を自分の家に泊めてあげたくらい
    　　　しか、ほとんど出番が無かった印象です。≪

    出番を増やす改稿をしたいと思います。ありがとう。






    ≫　由奈
    　　　この物語の根幹となる非常に重要なキャラであるが故に、
    　　　彼女の正体と謎に期待していたのですが、個人的に肩透
    　　　かしを食った印象です。というか、過去から知らない男の
    　　　部屋にタイムスリップしてきた割に、ちょっと由奈は落ち着き
    　　　過ぎではないかと感じました。
    　　　彼女の正体や設定、また描写をより重厚に改稿すれば、
    　　　さらに良い作品に仕上がったのではないかと、個人的に
    　　　思いました。≪

    なるほどです。参考になります。








    ≫　　明
    　　　　某アニメの主人公と敵が戦っている時に、
    　　　　状況を解説してくれる博識なキャラ然り、混乱している
    　　　　主人公の前に現れて、状況を矢継ぎ早に説明してくる
    　　　　博士キャラ然り。それ以上でも、それ以下でもない。
    　　　　もっとキャラに過去や、心理描写を与えて一人の生きてい
    　　　　る人間のように、感情を感じさせて欲しいと、個人的に
    　　　　思いました。≪

    ありがとう。彼には退場してもらいたいと思っていますが、幼女の心理描写及び主人公、ヒロイン改め姉にはもっと頑張ってもらおうと思います。







    ≫（文章）

    　文章は終始、優斗の一人称視点で語られていました。
    　ただ、情景描写や心理描写が少ない中で矢継ぎ早に
    　展開が過ぎてゆくので、読者として混乱して中々キャラ
    　に感情移入しにくかった印象です。例えるなら、全く知ら
    　ない海外ドラマのダイジェストを、途中から見せられた
    　ような感覚を個人的に覚えました。≪

    もう少し日常シーンを入れて改稿しようと思います。ありがとう。







    ≫（テーマ）

    　テーマは夏（大学生の夏休み）×火、風、水、土という
    　事でしたが、イメージとしては嵐（強風、雨、雷による
    　火花）が強く感じられました。≪

    どもどもです。




    （総評）

    　≫全体的に、描写が少なく短すぎるといった個人的な印象でした。もっと一人一人のキャラに焦点を当てて欲しいと個人的に思いました。その世界で精一杯生きる人たちが、どのように感じ、どのように考え、どうしてその選択を選んだのか。優斗が何故、命懸けで由奈を守ろうとしたのか。≪

    ありがとう。もっと精進します。






    ≫それを見て、恋人である紗羅がどういう感情を抱き、葛藤したのか。明に関しても、ただ主人公に助言を与えるだけの存在では無く、友として優斗をどのように支えていくのか。≪

    なるほどです。





    ≫そして、この物語の肝である由奈の存在をどう扱うのか。ただ、タイムスリップしてきました。このままでは次元の修復力に消されます。でも、この嵐を乗り越えれば何とかなります。だけでは無く、タイムスリップに至った経緯や、それによって変わった彼女の周りの世界。残酷な時間の流れによる変化。深みを出そうと思えば、いくらでも描写を増やして面白く出来そうな展開故に、個人的に由奈の扱いも残念に思いました。≪

    ありがとう。終わった後ももうちょっと頑張ってみますね。



    　
    最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月20日 20時36分19秒
 0点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    『いかずちと夏の嵐』読みましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　とある夏の雨の日、雷とともに一人の少女が現れて……
    　ちょっとしたキャッチコピーを付けるなら、こんな感じになるでしょうか。

    ＜良かった点＞
    　一人の一人のキャラクターはきちんと描けていたと思います。
    　突如現れた少女を守り助けるために奔走する主人公。
    　突然の事態に巻き込まれ怖がりながらも、気丈に立ち向かう優しいヒロイン。
    　そしてどこからともなく現れた不思議な少女。
    　奇をてらったものではない王道のキャラクターイメージですが、その分きちんと形になっており、物語を作れていたと思います。
    　
    　またこうした話は由奈という少女の謎が読み進めるための原動力となっており、こちらもきちんと機能していたと思いました。

    ＜気になった点＞
    　設定の詰めの甘さを感じました。
    　
    　この物語が一番伝えたかったこと、あるいは一番の問題提起は何だったのか、それにどう回答を示したのか、というのが徹底されていないと感じたことが、設定の詰めの甘さと感じられた理由だと考えます。
    　この一連の不思議な出来事を軸とするなら、この出来事が何だったのか、というのがアンサーになると思います。落雷事故の後に行方不明になった由奈が突如雷とともに現れた、だけでは納得がいかないということです。
    　時空の復元力というものが何なのか、なぜ起こったのか、もっと言えばなぜ優斗の部屋に由奈が現れたのか、というところまできちんと説明できると、設定が深く強くなっていくと思います。
    　もちろん事故や一連の出来事がテーマではなく、三人のラブコメ的な掛け合いがメインであればあの終わり方でもスッキリしますが、全体を通してみればそうは感じられません。結果、詰めの甘さという読後感になりました。

    ＜より良くするための提案＞
    　明とのシーンをエピローグに持ってくることで、きちっと締めることができるのではないかと考えます。
    　超常現象に詳しい彼は、今回の不思議な出来事を解説できる唯一のキャラです。彼とのシーンを最後に挟み、場合によってはそこで初めて『時空の復元力』という言葉を出しても良いと思います。
    『あの一連の出来事は何だったのか？』→『時空の復元力という不思議な現象だったんだよ』という形で答えになり、一つ二つ現象の説明を補強しておけばスッキリするのではないかと思います。
    　この作品全体、あるいは冒頭で提示したこの作品のテーマに対するアンサーが最後にきっちり示されているかいないかで、読後感が大きく変わってくるのではないかと思います。

    ＜最後に＞
    　ある夏の雷の日の不思議な出来事を描いたお話でした。ただ明との関係や、由奈親子の再会など、もっと深く掘り下げていける部分が多くあり、そこでキャラクターを掘り下げることができればもっと面白くできたのではないかと思います。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。



    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時53分51秒
  • 感想をありがとうございます。燕小太郎さん。


    ≫＜一通り読んでの第一印象＞
    　とある夏の雨の日、雷とともに一人の少女が現れて……
    　ちょっとしたキャッチコピーを付けるなら、こんな感じになるでしょうか。≪

    キャッチコピー難しいですね。ちょっと思い浮かびませんでした。






    ＜良かった点＞

    ありがとうございます。





    ≫＜気になった点＞
    　設定の詰めの甘さを感じました。

    　この物語が一番伝えたかったこと、あるいは一番の問題提起は何だったのか、それにどう回答を示したのか、というのが徹底されていないと感じたことが、設定の詰めの甘さと感じられた理由だと考えます。≪

    ありがとうです。改稿に取り入れたい感想です。





    　≫この一連の不思議な出来事を軸とするなら、この出来事が何だったのか、というのがアンサーになると思います。落雷事故の後に行方不明になった由奈が突如雷とともに現れた、だけでは納得がいかないということです。
    　時空の復元力というものが何なのか、なぜ起こったのか、もっと言えばなぜ優斗の部屋に由奈が現れたのか、というところまできちんと説明できると、設定が深く強くなっていくと思います。≪

    なるほどです。なぜ起こったのか、何なのか。これは入れていきたいと考えてます。幼女が主人公の元に現れた理由。これも改稿に組み込もうと思います。

    個人的にはなぜ超常現象が『そこ』に起きたかに理由がいるかどうか？　ちょっと分からないかもしれません。他の方も仰っていた様にそれがあると面白くなるのであれば取り入れていきたいと思います。





    　≫もちろん事故や一連の出来事がテーマではなく、三人のラブコメ的な掛け合いがメインであればあの終わり方でもスッキリしますが、全体を通してみればそうは感じられません。結果、詰めの甘さという読後感になりました。≪

    ありがとう。最後ももちろん改稿していこうと思ってます。





    ≫＜より良くするための提案＞
    　明とのシーンをエピローグに持ってくることで、きちっと締めることができるのではないかと考えます。
    　超常現象に詳しい彼は、今回の不思議な出来事を解説できる唯一のキャラです。彼とのシーンを最後に挟み、場合によってはそこで初めて『時空の復元力』という言葉を出しても良いと思います。
    『あの一連の出来事は何だったのか？』→『時空の復元力という不思議な現象だったんだよ』という形で答えになり、一つ二つ現象の説明を補強しておけばスッキリするのではないかと思います。
    　この作品全体、あるいは冒頭で提示したこの作品のテーマに対するアンサーが最後にきっちり示されているかいないかで、読後感が大きく変わってくるのではないかと思います。≪

    彼には消えてもらおうと思ってます。でも、改稿案ありがとう。






    ≫＜最後に＞
    　ある夏の雷の日の不思議な出来事を描いたお話でした。ただ明との関係や、由奈親子の再会など、もっと深く掘り下げていける部分が多くあり、そこでキャラクターを掘り下げることができればもっと面白くできたのではないかと思います。≪

    ありがとうございます。親子の再開は改稿後には削ってますが、次に再開の話を書く時には参考にいたします。




    　最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月16日 20時40分03秒
 +10点
  • 『いかずちと夏の嵐』拝見させていただきました。

    みんなのかんそうがようしゃない！　どうする？

    　　　追撃する
    →　『フォローに入る』
    　　　逃げる


    えー、まずはじめに。
    ここの人達は小説の技術を高めんとする修羅みたいな人達が多いので、きっつい感想がつくことがままあります。
    でもそれで落ち込まずに問題点を精査して、的確に対応出来るようになれば、書かれている内容なきっと役に立つはずです。

    なので私からは、『まず、気落ちしないこと』これを第一にお伝えしておきたいと思います。
    落ち込んでしまうと、研鑽の時間も学ぶ時間も、無為に過ぎてしまいますしね。『今回は仕方ない！』ぐらいの気持ちで良いと思います。

    第二に、『全部どうにかしようとしない』
    多分、今回の感想で色んな問題点が浮き彫りになるのではないかと思うのですが、その欠点を全部どうにかしようとしないほうが良いです。
    中には習得にそれなりの年月がかかるものもありますし、元々持っていない感性に関する指摘は数年レベルとかもありえます。
    なので、今回の作品で最も大きな問題点はどれだったか、を要約してそれ一個を小分けにしたりして（まず特定のシーンのみに絞ったりとか）しばらく考えてみる、ってのが良いのではないかと思います。
    （せんりのみちもいっぽから！　これだいじ！　いやになるまでとか……やっちゃだめ！　やすみやすみでもよし！）

    とりあえず私の目から見て、今作はストーリー的には成立しているので、問題の大半はリアリティの不足に集中しているかな、と。

    よって、今回受け取った感想を読み込んで。
    『リアリティとはなんぞや？』を自身の中で問いつつ、実践してみるのが良いのではないでしょうか。

    では、指摘の大半は人任せにしましたが、以上ということで。

    それでは執筆お疲れさまでした。
    次は一回り……いや、ほんのちょっとでも成長した作品をお待ちしてます！

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時52分42秒
  • 感想をありがとうございます。ハイさん。



    ≫みんなのかんそうがようしゃない！　どうする？

    　　　追撃する
    →　『フォローに入る』
    　　　逃げる≪

    えと、どう感想のレスをしたらいいか戸惑いました。（笑顔）





    ≫ えー、まずはじめに。
    ここの人達は小説の技術を高めんとする修羅みたいな人達が多いので、きっつい感想がつくことがままあります。
    でもそれで落ち込まずに問題点を精査して、的確に対応出来るようになれば、書かれている内容なきっと役に立つはずです。≪

    はい。皆さんの感想役立てたいと思います。





    ≫ なので私からは、『まず、気落ちしないこと』これを第一にお伝えしておきたいと思います。
    落ち込んでしまうと、研鑽の時間も学ぶ時間も、無為に過ぎてしまいますしね。『今回は仕方ない！』ぐらいの気持ちで良いと思います。≪

    ここは大丈夫。十分楽しんでます。






    ≫ 第二に、『全部どうにかしようとしない』
    多分、今回の感想で色んな問題点が浮き彫りになるのではないかと思うのですが、その欠点を全部どうにかしようとしないほうが良いです。
    中には習得にそれなりの年月がかかるものもありますし、元々持っていない感性に関する指摘は数年レベルとかもありえます。
    なので、今回の作品で最も大きな問題点はどれだったか、を要約してそれ一個を小分けにしたりして（まず特定のシーンのみに絞ったりとか）しばらく考えてみる、ってのが良いのではないかと思います。≪

    どもどもです。確かに今持っていない感性を習得できる様になるまで数年かかるかもです。




    ≫ （せんりのみちもいっぽから！　これだいじ！　いやになるまでとか……やっちゃだめ！　やすみやすみでもよし！）≪

    ありがとう。改稿は少しずつやっていけたらと思います。






    ≫問題の大半はリアリティの不足に集中しているかな、と。≪

    ありがとうです。もうちょっと頑張ってみます。





    ≫ よって、今回受け取った感想を読み込んで。
    『リアリティとはなんぞや？』を自身の中で問いつつ、実践してみるのが良いのではないでしょうか。≪

    了解です。







    ≫ 次は一回り……いや、ほんのちょっとでも成長した作品をお待ちしてます！≪

    どもども、また参加出来たらしてみようかな、と思っています。作品が間に合えばですが。

    最後にもう一度ありがとうございました。

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2021年08月15日 17時14分02秒
 +10点
  • 　赤城と申します。読ませて頂いたので感想をば。

    　時空の復元力なるものに由奈が消される、そうさせないよう、主人公が必死に抗う展開、素敵だと思います。ほとんど他人だった人のためにも一生懸命に頑張る主人公の姿は胸を打つものがあったと思います。展開は王道的も言えるものでしたが、御作は時空の復元力なる、オリジナリティある要素をからめることで、ありきたりにならない工夫もされており、良い点がたくさんあった作品だったと思います。

    　ただ、その時空の復元力が同時に、御作で気になる点になっていたとも思います。
    　まず、時空の復元力は主人公の友達の明くんがネットか何かで調べ、それで由奈の命が危ない、とされますが、その判断に至る根拠が薄い。これが時空に関する知見が深まった近未来とか、ファンタジー世界ならば、すぐに納得するのも頷けますが、御作の舞台は現代日本、山梨県甲府市。オカルト好きの友達の話だけで信じるには少々無理があると思います。なのにキャラクター達があっさり納得している様子で違和感がありましたし、その時空の復元力らしきものに主人公達が翻弄され、危機に陥るシーンの連続は、迫力があった一方で読者としては置いてけぼり、という感じも否めませんでした。
    　ですので、説得力を持たせるための工夫が必要だったと思います。例えば、明くんをその道のスペシャリスト、オカルト方面の研究に血道を上げるマッドサイエンティストの弟子とかに仕立てたり、その判断に至る過程をもっと丁寧に書いたり
    、といった（……まあ僕も説得力のある描写とか、設定にリアリティを持たせることはあんまり得意じゃないのですが、一案としてお受け取り下さい）。

    　また、作中の細々としたところでも、個人的に気になるポイントがいくつかありました。
    　時空の復元力が由奈を排除しようとしているのなら、その排除方法がどうして雷なのか、とか、
    　後半、主人公が、それでこそ由奈、と言うシーンがありますが、たかだか二日くらいの付き合いでその台詞は違和感あるよなぁ、とか
    　クライマックスで、おそらく時空の復元力がけしかける最後の雷であることを見計らって、もう保たない車を囮にジャンプ！　ということだとは思うのですが、描写が分かりづらい、と思ったところとか。

    　良いなぁ、と思えるポイントはあるのですが、描写が丁寧でなかったり、詰めるべきところが詰め切れなかったりが残念な作品だったと思います。　雑な文で恐縮ですが、感想は以上となります。執筆、お疲れ様でした！

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Re: 2021年08月22日 12時51分22秒
  • 感想をありがとうございます。赤城さん。



    　≫良い点がたくさんあった作品だったと思います。≪

    ありがとうございます。




    　≫ただ、その時空の復元力が同時に、御作で気になる点になっていたとも思います。
    　まず、時空の復元力は主人公の友達の明くんがネットか何かで調べ、それで由奈の命が危ない、とされますが、その判断に至る根拠が薄い。≪

    ありがとうございます。もっと別なアプローチをしてみようと思ってます。





    ≫これが時空に関する知見が深まった近未来とか、ファンタジー世界ならば、すぐに納得するのも頷けますが、御作の舞台は現代日本、山梨県甲府市。オカルト好きの友達の話だけで信じるには少々無理があると思います。なのにキャラクター達があっさり納得している様子で違和感がありましたし、≪

    ここに関しては逆の発想を入れたいと思います。





    ≫その時空の復元力らしきものに主人公達が翻弄され、危機に陥るシーンの連続は、迫力があった一方で読者としては置いてけぼり、という感じも否めませんでした。
    　ですので、説得力を持たせるための工夫が必要だったと思います。例えば、明くんをその道のスペシャリスト、オカルト方面の研究に血道を上げるマッドサイエンティストの弟子とかに仕立てたり、その判断に至る過程をもっと丁寧に書いたり
    、といった（……まあ僕も説得力のある描写とか、設定にリアリティを持たせることはあんまり得意じゃないのですが、一案としてお受け取り下さい）。≪

    次にまたこんな感じの彼を入れる時には参考にさせて頂きたいと思います。






    　≫また、作中の細々としたところでも、個人的に気になるポイントがいくつかありました。
    　時空の復元力が由奈を排除しようとしているのなら、その排除方法がどうして雷なのか、とか、≪

    雷の為の説明、ちょっと目から鱗です。




    　≫後半、主人公が、それでこそ由奈、と言うシーンがありますが、たかだか二日くらいの付き合いでその台詞は違和感あるよなぁ、とか≪

    確かにと思わずにいられませんでした。ここはもうちょっと日数を入れようと思ってます。




    　≫クライマックスで、おそらく時空の復元力がけしかける最後の雷であることを見計らって、もう保たない車を囮にジャンプ！　ということだとは思うのですが、描写が分かりづらい、と思ったところとか。≪

    少し考えてみます。ありがとうございます。





    　≫良いなぁ、と思えるポイントはあるのですが、描写が丁寧でなかったり、詰めるべきところが詰め切れなかったりが残念な作品だったと思います。≪

    ありがとう。


    最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月14日 12時41分07秒
 0点
  • 　読ませていただきましたので、感想を。

    　一言で言えば勿体ない。
    　開始30分の23枚なんて尺で出さずに、あと71時間かけてせめて50枚ぐらいまで書き込めばもっと完成度をあげられたでしょうに。
    　いやまあ、リアルの都合とかでどうしようもない時があるのはもちろん分かってるんですが。

    　5年前からやってきたコスプレ美幼女とキャッチーなものを入れておきながら、それらの要素をなにも使えておらず、主人公とのふれあいすらほとんど無い。他のキャラは言わずもがな。

    　「時空の復元力」も作品によって色々な発現の仕方がある概念です。真に「復元」だと言いたきゃ「元の時間に戻る」って形でもいいわけで。それをノーヒントで「消そうとしている」に持って行くのは酷く雑だなぁと思うわけですよ。
    　ましてや、この台風をしのげばOKと言われても、まるで説得力がない。

    　文章そのものはそれなりに読めますし、タイムスリップしてしまった子供を守るって軸は良いと思うのですが、あまりにも不完全燃焼と感じました。

    　それでは、良い夏企画を。

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時50分15秒
  • 感想をありがとうございます。ワルプルギスさん。


    ≫一言で言えば勿体ない。
    　開始30分の23枚なんて尺で出さずに、あと71時間かけてせめて50枚ぐらいまで書き込めばもっと完成度をあげられたでしょうに。
    　いやまあ、リアルの都合とかでどうしようもない時があるのはもちろん分かってるんですが。≪

    これはちょっと私には時間的に無理かも。すみません。




    ≫5年前からやってきたコスプレ美幼女とキャッチーなものを入れておきながら、それらの要素をなにも使えておらず、主人公とのふれあいすらほとんど無い。他のキャラは言わずもがな。≪

    ありがとう。改稿して日常パートを入れようと思ってます。





    　≫「時空の復元力」も作品によって色々な発現の仕方がある概念です。真に「復元」だと言いたきゃ「元の時間に戻る」って形でもいいわけで。それをノーヒントで「消そうとしている」に持って行くのは酷く雑だなぁと思うわけですよ。
    　ましてや、この台風をしのげばOKと言われても、まるで説得力がない。≪

    これは大変ありがたい感想でした。元の時間に戻る。これ使わせてください。





    　≫文章そのものはそれなりに読めますし、タイムスリップしてしまった子供を守るって軸は良いと思うのですが、あまりにも不完全燃焼と感じました。≪

    どれくらいの長さになるかは今の処分かりませんが、改稿してみたいと思ってます。


    最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月10日 11時31分20秒
 0点
  • どうもこんにちは。
    御作『いかづちと夏の嵐』を読了いたしましたので、感想・批評を送らせていただきます。
    なお、僕の感想は基本的に激辛です。
    悪意はございませんので、必要と思われる部分を取捨なさってください。


    ・第一印象
    一言でいうならば、「大きく広げていい場所で、小さく広げて、雑に畳んだ」というのがこの作品の第一印象でした。
    僕も物書きの端くれでそれなりに物語を読んできた身なので、作者様が何をしたいのかっていうのはわかります。
    ただ、一般の読者がこの物語を読んでそこまで拾ってくれるだろうかと考えると、答えは間違いなくノーなんですよね。

    もちろん物語が長ければ良作、短ければ駄作というわけではありません。
    ですが、短い作品はつまり容量が少ないということ。
    少ない容量で読者を満足させるだけの内容を詰め込まなければならないという意味で、長い作品よりもシビアに内容を吟味しなければならない。
    はたしてそれがされていたのかどうか……。
    この辺りが、「大きく広げていい場所で、小さく広げて」の部分ですね。


    ・色々と雑過ぎ。
    では次に、どの辺が雑だと感じたかについて。
    極論してしまえば、物語の土台部分が全部雑なんですけどね。


    1.由奈が主人公優斗の元に現れた理由が不明。
    雷と共に優斗の元に現れた少女由奈ですが、なぜ優斗の目の前だったのでしょうか？その理由が全く不明です。
    優斗の部屋にフィギュアがあって、由奈がそのコスプレをしていたから？
    五年ほど前に話題になったアニメだかのフィギュアなら、それを現在でも所有している大きなお友達は日本中世界中にゴマンといることでしょう。
    優斗の元に現れた理由にはなり得ません。

    また同じ理屈から逆算して、由奈がコスプレをしている必然性が全く存在しませんよね。


    2.土地名を出す必然性が全く存在しない。
    現代日本を舞台にするのは構わないのですが、わざわざ舞台を山梨県甲府市にした理由が解りません。
    今回の企画では、現実に存在する地名を出した作品が御作含めて幾つか参加なさっているのですが、他作品ではそうするだけの理由がちゃんとあるんですよね。
    その理由がないなら『日本のどっかの地方の大学生』であることを示唆しさえすれば土地名なんて出さなくてもこの物語は成立します。
    固有名詞が含んでいる『情報』はそれを出すだけで大きな影響を発揮します。
    山梨県甲府市には何があるか？　
    梨や林檎、桃などが名産。富士山に近い。武田信玄を始めとした戦国の歴史。『海が無い』っていうのもアリでしょう。

    別に事実でなくても構わないのです。
    たとえば『この地には神隠しの伝説や逸話が幾つも残っている』のような説明の一言でもあればリアリティが格段にあがるのですけどね。そういうのも全くなかった。
    つまり、土地名を出すメリットが全く存在しない。
    由奈がコスプレしている作品をボカしてるのに、リアルに存在する土地名を出しているのも比較として目立ってしまうんですよ。



    3.恋人の沙羅さん、全く役に立っていない件について。
    何のためにこの人いるんだろう……っていうのが彼女についての印象でしたね。
    実際家出少女を保護した時に女性がいるかどうかが、未成年誘拐になるか保護になるかの重要なファクターになるとか聞いたことがありますが。
    まぁそんな世知辛い現実はさて置き、由奈の世話をするというだけのためにしか役に立って無いよね沙羅さん。
    そもそも

    『彼氏が雷と共に突如少女が現れたなどとのたまう。まさかと思って行ってみたら本当だった。うん、ワタシ信じる！』

    どういう思考回路なんですかね、これ。
    設定が大学生なんだから、半同棲ってことにしていれば沙羅さんが現場にいることになるからわざわざ嵐の中優斗くんちまでやってきて、雑な説明で納得しました、ってことにする必要も無いんですけど。
    同棲だったりお泊りだったりが難しいと思うなら、沙羅さん別に恋人じゃなくてもいいよなぁ。大学院で民俗学専攻してる姉貴とかにしちゃえば明くん要らないよな。
    明くん削った容量を別のことに使えるよなぁ。



    4.明くん要らない子説。
    そう。
    この作品で最も雑だなぁ、と思ったのが、明の存在と彼による解説です。
    役割としては物語の外縁部に存在して、主人公にアドバイスを送る立場なんですけどその説明内容が非常に雑。

    『とりあえず時空転移でいいな』？
    『その理由が五年前のアニメのコスプレ』？

    なんだそれ。
    説明になってません。
    そもそも1.で解説した通り、アニメのコスブレでは由奈が優斗の元に現れた理由として機能しないので明くんの推察も説得力が皆無です。
    それに明くん、自分で『とりあえず』って言ってるじゃないですか。
    前提が『とりあえず』だから、その後の説明も説得力が『とりあえず』レベルでしか伝わりません。



    もっとわからないのが、時空の修復力についてです。

    ・時空間移動の際に強烈な余波が発生して、周辺に雷となって発散される　→　うん、わかる。
    ・由奈がこの世界に殺されるかもしれない　　→　　うん、わかんない。

    時空間移動の余波は雷になって発散される。
    それがたまたま移動者に当たって死ぬことはあるかもしれない。でも修復力って言うほどのものか？

    だいたい修復力とか異物を排除というならば、由奈がこの現代にとって異物かどうかがそもそも理屈としてわからない。

    ・過去に時間移動して　→　大きな出来事を変更して　→　本来とは違う歴史になってしまう　→　世界の修正力が働く
    ・過去に時間移動して　→　本来有り得ない、自分が二人存在する状態　→　世界がどちらかの自分を異物として排除

    作者様はこの二つを混同してませんか？
    でもよく考えて欲しい。

    ・由奈は、過去から未来にやって来た。

    つまり、間をすっ飛ばしてるけどそれ自体は時間の流れを変化させたわけじゃない。。
    着地の時に大きな音がしたかもしれないけど、それだけですよね。
    それ自体が正史なんだから、修正も何もない訳ですよ。
    また過去に跳んだわけじゃないからこの世界に由奈は独りだけ。
    ちょっと不在だった期間はあるけど、二重存在という矛盾もない。
    なんで排除されなきゃならないんだろ、って思うのです。

    繰り返しますが余震のように、時間跳躍の余波発散が暫く続くのは理屈としてわかります。
    それが跳躍者の周囲で発生するのも、雷や台風の形になるのもわからなくもない。
    ですが世界の異物排除とか歴史の修正って形で表現されるのは的外れだとおもうのです。

    そして明の存在不要説の一番の理由なんですけど、





    そもそも時空転移者とか修復力だとかって、オカルトじゃなくてSFの方じゃね？
    おまえオカ研じゃねぇのかよ。


    ってところでして。
    いやまあオカルト現象をSF的に説明するのも別に構わないんですけど、それもうSF研でいいじゃん。
    こういうところをキチっと検証して作品内に落とし込んでいないので、雑って評価になるのです。



    5.じゃあどうすんのよって話。
    否定ばっかりじゃアレなので、以上を前提にこの物語を僕が描くならば、という話をしましょう。

    物語にはリアリティーが必要です。
    この場合リアリティーとは、現実に即しているかどうかって意味ではなくて、説得力があるかどうかです。
    この説得力というのも読者を納得させることができるかどうか、って意味であって、事実がどうか現実に起こり得るかどうか、まして科学的に正しいかどうかではありません。

    例えば舞台を甲府市にしたことについて否定しましたが、説得力があるならば問題は無いはずです。

    たとえば――明くんが、『この辺りには元々神隠しの伝説が多いんだ』なんてセリフを言っていればどうでしょう。
    その上で沙羅さんと明くんを合体進化させて、

    『工学部でSF研所属の優斗と民俗学専攻の大学院生の姉である沙羅』
    『実家住まいだけど両親は事情があって不在。自家用車がある』
    ってことにしてしまえば、上記3.と4.およびレンタカー借りるくだりの不自然さがまるっと解決です。
    ついでに、由奈が時空転移して来たのを目の当たりにした沙羅と優斗に、こんな会話をさせてみましょう。


    「……甲府のこの辺りには、昔から神隠しの伝説があって」
    「神隠し？」
    「そう。異説信玄公記って古文書に詳しいんだけど……いなくなるのは子どもが多いわね。決まって雷の多い日に、突然いなくなる。そして数年後にまったく歳を取っていない、いなくなった時と同じ姿でひょっこり現れる――」
    「まさか、雷の日に？」
    「そう、雷の日に」
    「時間跳躍ってことか？　まさかこの雷は、その余波か？」
    「時間跳躍？　まさか、でも――浦島太郎がタイムリーパーだったなんてオカルトもあるくらいだし」
    「だとしたらヤバいぞ。時間跳躍の余波は、跳躍者の周辺で発散される筈だ。最低でも1.21ジゴワットのエネルギーが放出され切るまで何万回の落雷があるか……」
    「えっと、その神隠しで突然現れた子……その数日内に、落雷で亡くなることが多いの」


    ちょっと無理やり感がありますが、2.にも説得力を持たせてみました。
    ついでに優斗を科学系、沙羅をオカルト系のちょっとファジーなところまで専門にさせることで由奈の時間跳躍について両面からカバー。
    ジゴワットについてはちょっとしたお遊びですが、架空でも何かの単位を出すと妙に説得力が増すというか、引き締まる感が出ます。
    古典とはいえ前例があるってのも説得力の一環になります。もちろん異説信玄公記なんて存在しませんからね。
    1.については全く解決してないんですが、これだけでも大分、物語のリアリティーはアップしたかと思います。



    これ以上は感想批評としても長すぎというか冗長的かとおもいますので、この辺りで。

    繰り返し雑だ雑だと言いましたが、逆を返せば色々な部分を丁寧に作りこめばもっとちゃんと高い評価を得られるかと思いますので、是非リライトに挑戦なさってみてください。

    それでは。

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Re: 2021年08月22日 12時49分03秒
  • 感想ありがとうございます。入江九夜鳥さん。


    ≫一言でいうならば、「大きく広げていい場所で、小さく広げて、雑に畳んだ」というのがこの作品の第一印象でした。

    少ない容量で読者を満足させるだけの内容を詰め込まなければならないという意味で、長い作品よりもシビアに内容を吟味しなければならない。
    はたしてそれがされていたのかどうか……。
    この辺りが、「大きく広げていい場所で、小さく広げて」の部分ですね。≪

    ここいら辺は改稿しようと思っています。ありがとう。




    ≫・色々と雑過ぎ。
    では次に、どの辺が雑だと感じたかについて。
    極論してしまえば、物語の土台部分が全部雑なんですけどね。

    1.由奈が主人公優斗の元に現れた理由が不明。
    雷と共に優斗の元に現れた少女由奈ですが、なぜ優斗の目の前だったのでしょうか？その理由が全く不明です。
    優斗の部屋にフィギュアがあって、由奈がそのコスプレをしていたから？
    五年ほど前に話題になったアニメだかのフィギュアなら、それを現在でも所有している大きなお友達は日本中世界中にゴマンといることでしょう。
    優斗の元に現れた理由にはなり得ません。

    また同じ理屈から逆算して、由奈がコスプレをしている必然性が全く存在しませんよね。≪

    まず主人公の元へ現れた理由。これは考えていませんでした。理由があった方が面白いだろうか？　これを考えたいと思います。

    幼女がコスプレしている理由。幼女が居た時代を示唆。幼女のキャラ付けに助かると言う側面から。くらいに考えてました。





    ≫2.土地名を出す必然性が全く存在しない。
    現代日本を舞台にするのは構わないのですが、わざわざ舞台を山梨県甲府市にした理由が解りません。
    今回の企画では、現実に存在する地名を出した作品が御作含めて幾つか参加なさっているのですが、他作品ではそうするだけの理由がちゃんとあるんですよね。
    その理由がないなら『日本のどっかの地方の大学生』であることを示唆しさえすれば土地名なんて出さなくてもこの物語は成立します。
    固有名詞が含んでいる『情報』はそれを出すだけで大きな影響を発揮します。
    山梨県甲府市には何があるか？　
    梨や林檎、桃などが名産。富士山に近い。武田信玄を始めとした戦国の歴史。『海が無い』っていうのもアリでしょう。≪

    海が無い。これを考えてました。なら何で甲府市なのか？　台風の進路で東に引っ張られる事が多い事。進路が奇妙に映る様な土地を探して目に留まったから。海があると海岸近くの道路が使えないと思ったのもあります。これは言及した方がよかったのかもしれません。





    ≫別に事実でなくても構わないのです。
    たとえば『この地には神隠しの伝説や逸話が幾つも残っている』のような説明の一言でもあればリアリティが格段にあがるのですけどね。そういうのも全くなかった。
    つまり、土地名を出すメリットが全く存在しない。
    由奈がコスプレしている作品をボカしてるのに、リアルに存在する土地名を出しているのも比較として目立ってしまうんですよ。≪

    なるほどです。




    ≫3.恋人の沙羅さん、全く役に立っていない件について。
    何のためにこの人いるんだろう……っていうのが彼女についての印象でしたね。
    実際家出少女を保護した時に女性がいるかどうかが、未成年誘拐になるか保護になるかの重要なファクターになるとか聞いたことがありますが。
    まぁそんな世知辛い現実はさて置き、由奈の世話をするというだけのためにしか役に立って無いよね沙羅さん。
    そもそも

    『彼氏が雷と共に突如少女が現れたなどとのたまう。まさかと思って行ってみたら本当だった。うん、ワタシ信じる！』

    どういう思考回路なんですかね、これ。
    設定が大学生なんだから、半同棲ってことにしていれば沙羅さんが現場にいることになるからわざわざ嵐の中優斗くんちまでやってきて、雑な説明で納得しました、ってことにする必要も無いんですけど。
    同棲だったりお泊りだったりが難しいと思うなら、沙羅さん別に恋人じゃなくてもいいよなぁ。大学院で民俗学専攻してる姉貴とかにしちゃえば明くん要らないよな。
    明くん削った容量を別のことに使えるよなぁ。≪

    これに関しては何もいえません。確かに姉でもいいな、と思いました。なので、改稿後には姉になってもらおうかな、と思ってます。






    ≫4.明くん要らない子説。
    そう。
    この作品で最も雑だなぁ、と思ったのが、明の存在と彼による解説です。
    役割としては物語の外縁部に存在して、主人公にアドバイスを送る立場なんですけどその説明内容が非常に雑。

    『とりあえず時空転移でいいな』？
    『その理由が五年前のアニメのコスプレ』？

    なんだそれ。
    説明になってません。
    そもそも1.で解説した通り、アニメのコスブレでは由奈が優斗の元に現れた理由として機能しないので明くんの推察も説得力が皆無です。
    それに明くん、自分で『とりあえず』って言ってるじゃないですか。
    前提が『とりあえず』だから、その後の説明も説得力が『とりあえず』レベルでしか伝わりません。≪

    彼には消えて貰います。投げやりにそう思った訳ではなく、彼に関しては私も突っ込みが来るだろうな、と思っていたので。





    ≫もっとわからないのが、時空の修復力についてです。

    ・時空間移動の際に強烈な余波が発生して、周辺に雷となって発散される　→　うん、わかる。
    ・由奈がこの世界に殺されるかもしれない　　→　　うん、わかんない。

    時空間移動の余波は雷になって発散される。
    それがたまたま移動者に当たって死ぬことはあるかもしれない。でも修復力って言うほどのものか？

    だいたい修復力とか異物を排除というならば、由奈がこの現代にとって異物かどうかがそもそも理屈としてわからない。

    ・過去に時間移動して　→　大きな出来事を変更して　→　本来とは違う歴史になってしまう　→　世界の修正力が働く
    ・過去に時間移動して　→　本来有り得ない、自分が二人存在する状態　→　世界がどちらかの自分を異物として排除

    作者様はこの二つを混同してませんか？
    でもよく考えて欲しい。

    ・由奈は、過去から未来にやって来た。

    つまり、間をすっ飛ばしてるけどそれ自体は時間の流れを変化させたわけじゃない。。
    着地の時に大きな音がしたかもしれないけど、それだけですよね。
    それ自体が正史なんだから、修正も何もない訳ですよ。
    また過去に跳んだわけじゃないからこの世界に由奈は独りだけ。
    ちょっと不在だった期間はあるけど、二重存在という矛盾もない。
    なんで排除されなきゃならないんだろ、って思うのです。

    繰り返しますが余震のように、時間跳躍の余波発散が暫く続くのは理屈としてわかります。
    それが跳躍者の周囲で発生するのも、雷や台風の形になるのもわからなくもない。
    ですが世界の異物排除とか歴史の修正って形で表現されるのは的外れだとおもうのです。≪

    このご意見ともう一方（ワルプルギスさん）の感想から、逆に過去に戻ってもらって、現在に二人いる状態にしてみようと思いました。ありがとうございます。






    ≫そして明の存在不要説の一番の理由なんですけど、
    そもそも時空転移者とか修復力だとかって、オカルトじゃなくてSFの方じゃね？
    おまえオカ研じゃねぇのかよ。
    ってところでして。
    いやまあオカルト現象をSF的に説明するのも別に構わないんですけど、それもうSF研でいいじゃん。
    こういうところをキチっと検証して作品内に落とし込んでいないので、雑って評価になるのです。≪

    あれ？　と思ったりです。そう言えばｓｆだな、と。確かに雑ですね。







    ≫5.じゃあどうすんのよって話。
    否定ばっかりじゃアレなので、以上を前提にこの物語を僕が描くならば、という話をしましょう。≪

    ここは見なかった事にさせて下さい。この案では書けません。









    ≫繰り返し雑だ雑だと言いましたが、逆を返せば色々な部分を丁寧に作りこめばもっとちゃんと高い評価を得られるかと思いますので、是非リライトに挑戦なさってみてください。≪

    ありがとうございます。改稿はしようと思います。

    最後にもう一度ありがとうございました。

    E-Mail pass
2021年08月09日 16時57分25秒
 0点
  • 読了しましたので感想をお送りします。毎回感想が辛口になってしまいますが、何卒ご容赦下さい……！

    まず、冒頭でいきなり三人も出てきます。これが引っかかりました。まだ主人公がどういう立場にあるとか、通話相手が誰なのかとかいうバックボーン、あるいはそれに繋がる描写が殆ど無い状態で三人目が出てきます。

    しかも超常現象が起きたというのに、主人公もその恋人もすぐ受け入れます。エンターテインメントが消費し尽くされつつある現代作品ならではですが、しかしだからといって現実離れしたものに対して現実離れしたリアクションを取っても自然かというと、それは違うんじゃないかなと思います。

    あくまで描いているのは現代を生きるただの人間であり、例えば超能力が認められつつある社会とかそういう理由付けがあるわけでもありません。
    突き詰めていくとリアクションの省略は「読み手が求めていない」事と「書き手の都合」が重なったものだと考えています。
    読み手がそういうのもういいよ、さっさと進めてくれと思うのは書き手からしたら仕方ありません。こればっかりはどうしようもない。なのでこの選択が間違いだとは思いません。
    しかし一方で、そういうのを特に気にしない、あるいはキャラクターの人柄や人間性を重視したい人からすると「都合の良いように進めている」と感じてしまいます。

    それはさておき、さらに四人目が出てきます。しかもこれまた都合よくオカルトに詳しい人。これは正直登場させる必要性を感じませんでした。
    今やネットでだいたいの情報は収集可能ですし、都合よく進める事と読みやすさとを両立させるのであれば、キャラを増やすよりも自力で検索して調べたとすれば読み手の負担も減ります。

    また時空転移に対するカウンターとして嵐による存在の抹消が始まりますが、特定の一人物を消すにはあまりに規模が大きい気がします。また現実でも八月か九月あたりから台風がちょこちょこやってきたりしますので、超常現象に対する「見えざる力」を演出するには日常に寄り過ぎているようにも思えます。

    また、「○○のフィギア」というのが繰り返し出てくるのも気になりました。単に「昔好きだったアニメのフィギュア」で良いと思います。伏せ字にしたら途端に文章が軽すぎるように感じられました。あと「フィギュア」という表記のほうが一般的な気もします……。
    これに類して表記ゆれも気になりました。
    例えば「一〇m」と「五十キロ」。前者はアラビア数字＋記号、後者は漢数字表記＋カタカナです。
    細かいですが、こういうブレって意外と気になってしまいます……。

    全体として見ると、後半のレンタカーで逃げているシーンがやや冗長で、それ以外の部分が駆け足に感じられました。構成がアンバランスかもしれません。

    色々と指摘を並べてしまいましたが、最後まですらっと読むことが出来ました。執筆お疲れ様でした！

    E-Mail pass
Re: 2021年08月22日 12時47分41秒
  • 感想ありがとうございます。宮葉さん。

    ≫まず、冒頭でいきなり三人も出てきます。これが引っかかりました。まだ主人公がどういう立場にあるとか、通話相手が誰なのかとかいうバックボーン、あるいはそれに繋がる描写が殆ど無い状態で三人目が出てきます。≪

    ホントだ。読み返して大学やらなんやらが後になっていました。学生である事が後だしになっていますね。失敗でした。




    ≫しかも超常現象が起きたというのに、主人公もその恋人もすぐ受け入れます。エンターテインメントが消費し尽くされつつある現代作品ならではですが、しかしだからといって現実離れしたものに対して現実離れしたリアクションを取っても自然かというと、それは違うんじゃないかなと思います。

    そういうのを特に気にしない、あるいはキャラクターの人柄や人間性を重視したい人からすると「都合の良いように進めている」と感じてしまいます。≪

    なるほどです。ちょっと想像が追いついていませんでした。そうした作品になれているからかもしれません。




    ≫それはさておき、さらに四人目が出てきます。しかもこれまた都合よくオカルトに詳しい人。これは正直登場させる必要性を感じませんでした。
    今やネットでだいたいの情報は収集可能ですし、都合よく進める事と読みやすさとを両立させるのであれば、キャラを増やすよりも自力で検索して調べたとすれば読み手の負担も減ります。≪

    ここは私も突っ込まれるだろうな、とは思っていました。ちょっと私の腕では期限に書き上げられる自信がなかったので、これで突貫してしまいました。




    ≫また時空転移に対するカウンターとして嵐による存在の抹消が始まりますが、特定の一人物を消すにはあまりに規模が大きい気がします。また現実でも八月か九月あたりから台風がちょこちょこやってきたりしますので、超常現象に対する「見えざる力」を演出するには日常に寄り過ぎているようにも思えます。≪

    感想を読んでいて思ったのが、それを利用するのもいいかもしれないと言う事です。普通の事に絡めて超常現象を出す。こうした方が良かったかもと思いました。




    ≫また、「○○のフィギア」というのが繰り返し出てくるのも気になりました。単に「昔好きだったアニメのフィギュア」で良いと思います。伏せ字にしたら途端に文章が軽すぎるように感じられました。あと「フィギュア」という表記のほうが一般的な気もします……。≪

    これに関しては私の無知から来てます。ュが入るとは思っていませんでした。



    ≫これに類して表記ゆれも気になりました。
    例えば「一〇m」と「五十キロ」。前者はアラビア数字＋記号、後者は漢数字表記＋カタカナです。
    細かいですが、こういうブレって意外と気になってしまいます……。≪

    これは推敲で拾い切れてなかった部分です。ありがとう。




    ≫全体として見ると、後半のレンタカーで逃げているシーンがやや冗長で、それ以外の部分が駆け足に感じられました。構成がアンバランスかもしれません。≪

    冗長に感じさせないくらい前部分と後部分を盛ってみます。

    最後にもう一度ありがとうございました。

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