【跡地化】水彩Suicide

Rev.03　枚数： 3 枚（ 840 文字）
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◆◇◆◇◆◇◆　この作品は跡地化されました。　◇◆◇◆◇◆◇
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宮葉 WsKagfeGrc

2020年12月27日 21時38分41秒 公開
■この作品の著作権は 宮葉 WsKagfeGrc さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：
　天に星【×】
　地に花【×】
　人に愛【○】
（１つ以上に【○】をつけてください）
◆キャッチコピー：私は貴方と、シネマスコープの牢獄を歩く。
◆作者コメント：100点満点中2点くらいのクオリティですみません……何かもうぐちゃぐちゃです。

2021/09/01:跡地化しました。お読みいただいた皆様、ありがとうございました！

2021年01月11日 00時04分59秒
 作者レス
  • 皆様、企画お疲れさまでした。
    そして運営陣の方々も素敵な場をご提供いただきありがとうございました。

    本作品はほんの少～しだけ実体験を含んでおります。
    あの頃感じていた恐怖や虚無感を表現できればと思ったのですが、個人的にはあまりうまく行きませんでした。
    ちなみに本作の軸となっている「コーヒーをめぐる冒険」は実在する映画です。Amazonプライム・ビデオで視聴できます。Netflixで見た気がするんですがありませんでした。すごくダウナーで詩的な作品ですが、おしゃれで切なくて刺さる人には刺さる映画です！
    ご興味持たれた方はぜひ観てみてくださいね(*´ω｀*)

    また作中、いくつかの映画作品も登場しています。
    大体はタイトルとか触りくらいですが、『シンドラーのリスト』に関しては含みをもたせた書き方をしております。
    有名な演出ではありますが、現代の白黒映画ならではな仕掛けがありますので気になる方は是非……。第二次世界大戦中のユダヤ人虐殺をテーマとしたものです。
    ただし3.5時間くらいあります。めちゃんこ長いです。こちらもAmazonプライムにて視聴できます。

    今や映画もスマホで観放題の時代！
    しかしNetflixオリジナルコンテンツやらAmazonプライム独占やら何故かHuluでしか配信してない古いアニメやら、結局全部契約しなきゃならん辛さ！
    個人的には良質なオリジナル映画があったり幅広い配信作品といった点からNetflixがオススメですが、Amazonプライムも会費安いのでオススメです。
    Huluは日テレと提携しているので日テレ産バラエティやアニメに強い印象です。
    他にもU-NEXTやらdアニメやら色々ありますが、とにかく手軽に映画を楽しめる時代、試しに無料体験なんていかがでしょうか？(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月10日 23時53分39秒
 +30点
  • 作者の方へ

    作品、読みました。

    白と黒以外の色覚に異常をきたし拒食症になった女性サラと、その女性を看護する閉鎖病棟の看護師メイの交流を描いた作品でした。

    割と静かな作品で淡々と進むのですが、心情描写や、その変化の表現が巧みで素晴らしいなと思いました。
    枚数もちょうどいい枚数だったなと感じています。

    あと、百合が尊い！！
    百合が尊い！！！
    大事なことなので二回言いました。うむ、百合は尊い、大事。

    野暮ったいことを言うと、チョコは食べられる＝白と黒の食べ物ならば色覚異常を起こさないからＯＫということだとは思うのですが、じゃあイカ墨パスタとか、ご飯とか、パンの白い部分とか、白マイタケとか、ホワイトアスパラガスとかとか……うーん、大丈夫な食べ物はほかにもありそうな感じはしますが……うむ、野暮ったい……。

    てぇてぇな作品をありがとうございました。
    今回のナンバーワンでした！
    執筆お疲れ様でした。
    読めてよかったです。


    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時40分30秒
  • ご感想ありがとうございます。
    今回は百合成分控えめに致しました。
    気を抜くとすぐ破滅的な百合ものを書きそうになるので大変でした……。

    二人の間に恋愛感情は（今のところ）ありませんが、この友情もまた百合ですね。うふふ。

    確かに黒はまだしも白い食べ物は割とあります。作中で一応「色覚異常は原因の一つ」という説明にとどめました。
    実際白米くらいなら食べられるはずですが、彼女が食べられるのはチョコレートだけなのです。その矛盾から彼女の人物像を想像させる、その導線が欠落していたのは反省点ですね……。

    次回はもっともっと胸を張って、自信作です！　って言えるように努力致します。
    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月10日 22時06分56秒
 +20点
  • 『水彩Suicide』拝読しました。

    ※以下ネタバレがあります。

    ・美しさを感じる作品でした。
    　入院している女性と看護師さんの心温まるやり取りを、非常に流麗で透明感のある文体で綴っていますね。
    　映画に対する造詣が深く、様々な名作映画を絡めることで物語に深みが生まれていると思いますし、本作を一つの映画に見立てて、最初と最後に黒帯を表現した文字列を配置している点もおしゃれです。
    　セリフの一つ一つも非常に繊細で、看護師さんのセリフは心に染みわたるようでした。特に、

    ＞「白は汚すためにあるんですよ。いっぱい汚さないと、白が綺麗な色だと分からなくなりますから」

    　このセリフは心に残りますね。作中で言われているように、映画で登場してそうなセリフだと思いました。　

    ・指摘点は特にありません。話の流れは平たんですし、大きなインパクトのあるシーンや驚くような展開もありませんが、この物語には、そういった要素は不要だと思いますので。
    　ただ、私個人の採点基準の都合上、インパクトの大きい作品と比較すると、それほど高い点数にはならない、という部分はあります。その点はご容赦ください。

    ・美しいショートムービーを観ているようで、心を洗われるような気分になれる良作だったと思います。

    　感想は以上です。指摘点が私自身の作品にブーメランになっていたらごめんなさい。
    　執筆お疲れさまでした。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時35分22秒
  • ご感想ありがとうございます。
    まずは黒帯演出に気付いて頂きありがとうございます！！！！
    誰か気付いてもらえるかな……と密かにドキドキしていたのでとても嬉しいです！
    ただPCサイズに合わせちゃうとスマホで見たときにレイアウトが崩れるので、スマホサイズの配置に止めました。なのでPCで読まれた方は気づきようが無かったかもしれません……。

    メイさんの台詞、気に入って頂けて嬉しいです。こんな看護師さんいらっしゃったら入院していても楽しいことでしょう。

    ガツンと震わせる作品を書くのが苦手なので、どうしてもこういった淡い作風になりがちです。しかしアプローチの一つとして今後も高めていきたいと決意を固められました。

    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)


    E-Mail pass
2021年01月10日 19時29分13秒
 +20点
  • 『水彩Suicide』拝見させていただきました。

    うーん、鬱になる……。
    色々と嫌なことを思い出しそうになる作風でダウナーモードに引き込まれそうでした。
    でも活きる（ノット誤字。

    なお、全く関係ないですが当方抹茶アイスが好きなせいか何でもかんでも緑色をしていると二割増で美味しそうに見えるという持病持ちですｗ

    ◎良かったところ

    ・設定が面白いですね。

    あらゆるものが変な色に見えるというのは私的にはすごく楽しそうですが、耐えられない人は厳しそうですね。そこから拒食症に至るというのは確かにありえないことではないでしょうから、結構な説得力があったように思います。

    ・文章が丸でした。

    作品にマッチしたダウナーな語り口が良かったです。その分、若干引き込まれて鬱になりそうだったので、その点で言うと良くないものの、執筆スキル的には良かったですね。

    ・淡々とした展開が丸

    普通であればもっと起伏を、と言いたいところですがこういう作品もまあいいのではないかと。そう思える作風でした。

    ◎気になったところ

    ・サラは女性？

    名前を聞くと女性のようですが、語り口……正確には、言動の内容とかが男性のように感じられたので、ちょっと違和感がありました。なのでもう少し女性らしい方向に寄せた方が良かったかもしれません。

    ・映画のこととか

    あまり見ない、特に古い映画の話がいくつか出て来ましたがいずれも見たことがなくてちょっとピンときませんでした。
    なので、もうちょっとどんな作品か触れてあると未視聴の読者でも取っつきやすくなったかもしれません。

    ◎総括

    これはこういう作品です、という感じで正直なところあれこれ指摘するようなところとかはあまりない印象でした。
    私的には今の状態で読むと引き込まれそうでちょっと良くない作品なんですけど、逆にダウン時に読むと回復を助けてくれそうな、そんな作品でした。

    それでは執筆お疲れ様でした。
    またの機会をお待ちしています！

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時30分38秒
  • ご感想ありがとうございます。

    鬱になる……マジですか……！？
    今回は気持ち明るめに！　と意識していたのですが、そうか……まだ暗いか……難しい……。
    逆に「何でも美味しそうに見える」というシチュエーションも面白そうですね！
    抹茶大好きまちゃ子さんがありとあらゆる緑の物体を食してしまい、ついにはガチャピンまでも捕食されムックとの全面戦争に突入する……きっと面白い（希望的観測）

    サラさんは女性です。年齢はたぶん二十代前半です。たしかに女性と明記しない以上は、アイコニックな描写があったほうが良かったですね……。
    映画に関する描写も入れるか悩みましたが、やはり入れてあったほうがすんなり読めたでしょうね、そこは判断を誤りました。ご指摘ありがとうございます。

    どんよりした気分にさせる意図は無かったので、もし読後感がずーんとしてらしたなら申し訳ありません。
    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月10日 15時51分53秒
 +20点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    『水彩Suicide』読みましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　暗い話の最後に一条の光が差す、そんなイメージですかね。

    ＜良かった点＞
    　リアリティのある設定が、物語を深くしていたと思います。
    　色覚異常と拒食症、自分はどちらでもありませんが、その辛さは想像できるものではないと思います。
    　そんな世界の中に放り込まれた彼女の苦しさを、多くの固有名詞を使って表現している点が非常に文学的というのか詩的というのか、どう言葉を選べばいいのかわかりませんがとにかく独特な雰囲気を作っていました。グレーゴル・ザムザのように全く知らない言葉もありましたが、なんとなくの空気は味わえたので良かったです。

    　また、サラが終盤まで喋らないのが演出なのか偶然かわかりませんが、これも良かったと思います。誰とも会話を交わさないことが彼女の孤独感を引き立たせ、彼女のセリフが出ることで途絶していた世界との繋がり、戻ってきたと感じさせる。
    　良い演出になっていたと思います。

    ＜気になった点＞
    　特に冒頭の、比喩なのか何なのかが判然としない描写が多いことでやや躓きました。
    　主に色覚異常と拒食症、およびそれに伴う精神的な状態を描きたかったのだと思いますし、それは読み進めてから戻ってくればなんとなくわかるようにはなります。ただそれにしてもわかり難いと感じましたし、初見だとやや足踏みしそうだと思います。
    　具体的な説明のない描写と、比喩・抽象的な描写、前後の文の繋がりがあったりなかったりするなど、やりたいことはわかるけど読み始めた読者とのファーストコンタクトとしては優しくないと感じます。
    　自分は最初壊れかけのロボットか何かかと思いましたし、下腹部の虫は妖魔的な虫に寄生されている、そういう方向性の話なのかと考えてしまいました。

    　もう一点、キャラクター、特に主人公にあたるサラについての描写が少ないことも気になります。
    　サラ、と呼ばれることで彼女の名前はわかりますが、その後は喋らないこともあって容姿はおろか年齢すらわかりません。またサラという名前は日本では一般的とは言い難く、海外なのかファンタジーなのか、それとも日本でちょっと変わった名前を付けられているのか、等々どう世界観をイメージすればいいのかわからず、結局彼女のイメージをおぼろげにしてしまったように思います。

    ＜より良くするための提案＞
    　冒頭の文章については意図ある文章ですので、あまり細かく言うことでもないかと思います。改行を増やしたり文章を整頓したりなど、ちょっとした工夫でどうとでも変えられると思いますので、ここは割愛させていただきます。
    　キャラクター、特に主人公について。
    　一人称なので自分の思考や状況の吐露は書きやすい反面、自分についてのことは書きにくいのが一人称と考えています。
    　やはり年齢は絞ってくれた方が読者はイメージしやすいと思います。具体的に数字を書かなくても、家族構成が親と兄弟なのか、配偶者と子供・孫なのかでおおよそのイメージはつきます。『もう何年も母は私から距離を置くようになり』『最近は子供たちも見舞いに来てくれず、孫の顔が懐かしくなる』といった文章一つで描けるので、差し込んでほしいと思います。
    　あとは過去ですかね。病気前がどんな性格だったのかを描けば、今との比較でより多くのことが際立ちます。昔は陸上部で足が速かったのか、映像研究部で映画を観たり撮ったりしていたのか。友達や恋人はいたのか。昔持っていたものを今は失ったのか、今ないもののいくつかは最初からなかったのか。どちらでもキャラクターは深くなり、それでいて異なる印象を与えられると考えます。

    ＜最後に＞
    　力を入れて書いたと思われる描写の数々が作品の雰囲気を色濃く出していました。
    　一方で、ストーリーの短さはともかくキャラクターもやや端折り気味になってしまったのは、物語としてはややもったいなかったかなと思います。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時25分25秒
  • ご感想ありがとうございます。

    拒食症に関しては実体験をベースにしております。当時なぜかチョコレートだけは食べられたんです。
    グレーゴル・ザムザはカフカ作『変身』の主人公の名前です。ある朝目覚めるとでっかい虫になっていた人です。彼も食事に苦労しますが、あれに比べたらまだマシかなとサラさんは言っていたのです。作中の説明が足りないぞ宮葉！

    冒頭のわかりにくさ、本当に申し訳ありません。自分で読んでもこれは突っ走り過ぎだと反省しております。
    ああいった弄り回したスパゲティみたいな文章書いちゃう癖を制御できるようになりたい。
    また、キャラクター像に関しても前回に引き続き大きな課題である事を認識致しました。

    キャラクターの深み、愛着、親近感など人間としての表現力を高めるにはどうしたらよいか、前回企画後からずーっと悩んでいますがまだ駄目でした。
    今後の参考となるご指摘、ありがとうございます！

    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月07日 01時03分30秒
 +10点
  • 冬企画の執筆、お疲れ様でした。
    御作を拝読しましたので、感想を記したいと思います。

    ＞「ええ。幸せは暗い色をしています。何もかも覆い隠してくれる場所にこそ、安らぎが生まれます。コーヒーカップの底、夜の軒下、瞳の裏側、そういう場所にだけ」
    ＞「白は汚すためにあるんですよ。いっぱい汚さないと、白が綺麗な色だと分からなくなりますから」

    メイさんのセリフがすごく素敵な作品でした。
    こんなこと言われたら、好きになっちゃいますね。


    ＞つまらない漫画をいつまでも載せる雑誌なんて不愉快なだけだ。打ち切りにしてしまえばいいのに。どんなにつまらない映画でも、エンドロールは必ず訪れる。

    ジャンプや映画と自分の人生を重ねているところは、なかなか説得力がありました。
    この展開はお見事だったと思います。


    ＞その全てが白黒映画だ。幸い白と黒はほぼそのまま目に映るので、違和感なく見ていられる。

    病気のせいで、白黒映画ばかり見ている。
    これはなかなかお洒落な設定でした。
    が、それをぶち壊すようなことを言ってしまって本当に申し訳ないのですが、舞台は病院で患者の病気のことを熟知していると思われるので、モニターは白黒に設定されていて、すべての映像を白黒で見れるようになっているんじゃないかと思いました。


    ＞チョコレートを開けて、一つ口に放り込んだ。
    ＞その一瞬だけ、メイの瞳の色が正しく映った。

    作品の雰囲気を壊すようなことを再度言ってしまって重ねて申し訳ないのですが、色覚異常についてあまり詳しく書かれていないので、いろいろと勝手な妄想をしてしまいました。
    唯一食べられるチョコレートって何色に見える？　もし紫色とかだったら食べられる？
    メイさんの顔が真っ青に見えていたら（某コントの宇宙人のような）、こんな風に普通に話ができていたのだろうか？
    ごめんなさい、本当にアマノジャクですね。でもとても気になりました。
    逆に、このような逆境の中でもメイさんのことが好きになれるのであれば、やはり前述のように彼女のセリフに力があったという証拠で、さらに愛の力を感じられたかもしれません。

    あと、作中でいろいろな作品の引用がありましたが、半分以上が分からなかったです（泣）


    テーマの『天に星』『地に花』『人に愛』について、
    『地に花』は、病室から見える花壇の花（著者コメントでは×でしたけど）、
    『人に愛』は、主人公とメイさんとの間の愛、
    と感じました。

    いろいろ書いてしまいましたが、メイさんのセリフが素敵な作品でした。
    拙い感想ですいません。今後のご活躍をお祈りします。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時17分58秒
  • ご感想ありがとうございます。

    ＞＞「ええ。幸せは暗い色をしています。何もかも覆い隠してくれる場所にこそ、安らぎが生まれます。コーヒーカップの底、夜の軒下、瞳の裏側、そういう場所にだけ」
    ＞＞「白は汚すためにあるんですよ。いっぱい汚さないと、白が綺麗な色だと分からなくなりますから」
    ＞
    ＞メイさんのセリフがすごく素敵な作品でした。
    ＞こんなこと言われたら、好きになっちゃいますね。

    えへへ、ありがとうございます。この台詞二つは拘りましたので、気に入って頂けたなら嬉しいです。

    「モニターは白黒に設定されている」というご指摘、なるほど……たしかにそうしようぜホスピタル！　と思いました。
    強いて言えば「カラーを白黒にフィルタリングすると色調がおかしくなる」とサラさんが嫌がったとか、「白黒モニター導入という追加コストを選ばなかった」とか、そういう言い訳を考えてはみましたが無理やりですね……。

    また、チョコレートに関しては黒く見えます。ここで一つミスがあって、後半チョコレートをアルフォートと書いてしまったのが混乱を招いたかもしれません。
    当初はカカオ多めの一口サイズに分割されたチョコを想定していました。後半アルフォートで何か演出しようとしたんですが、何書こうとしたか忘れちゃったのでそのままにしてしまいました。完全なるミスです。ややこしくて申し訳ありません。

    そして人物に関しては色調がバグります。肌色が何色に見えるかは秘密ですが、ちゃんとした色ではありません。
    「水彩で上書きされたとき」、つまり「涙したとき」のみ全てが正しく映ります。

    作品に関してはなるべく有名どころを押さえたつもりでしたが、もう少し補足しておくべきだったと反省しております。ただ『シンドラーのリスト』だけはお許しください……なぜ今見ちゃ駄目なのかは映画のネタバレになっちゃうので。

    「地に花」も○で良かったでしょうか、ちょこっとだけだし×の方がいいかなと判断しました。

    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月05日 17時26分21秒
 +30点
  • 　拝読いたしましたので感想など残させていただきます。当たり前ですが素人の意見ですので取捨選択をお願いいたします。

    　主人公の名前、サラさんって言うんですね。以前に同じ名前の主人公を出したので勝手に親近感です。内容はラーメン食ったら太ったみたいな話なので、真逆ですけど。
    　それはさておき、まずタイトルに惹かれました。日本語的に韻を踏んでいて素敵です。英語は不得手なので「Suicide」って単語知らなかったので辞書で引いてみたんですが、「自殺」って意味なんですね。「水彩」という淡くて儚い単語と「自殺」を組み合わせるセンスがいいですね。
    　内容に関しては、いにしえのビジュアルノベルを読んでいる気分になりました。沙耶の唄とか、さよならを教えてとか。あ、違います？ｗ（知らない作品でしたらすみません）　これを2点と言われた日には私はどうなんだということはさておき、80点くらいであると言われたなら納得もできるんですよね。話はすっ飛びますが、リストカットをする人はなぜリストカットしてしまうかと言うと、多くは極度のストレスに対しての反応として、自罰的な感情、すなわち自分はなぜこんなにもダメな奴なんだ、なのにのうのうと生きている、ならば罰せられなければならない、というようなロジックなようです（専門医ではないので聞きかじりですが）。また、依存性もあるようで、精神科医による治療が必要です。ただ、よく言われるように、他の人にかまってほしくて、というようなことでリストカットをする人は、そう多くないようです。
    　作品の内容に戻って、入院期間の長さの描写から、色彩を失ってからの時間は相当経っていると推察されます。衝動的にリストカットをするにしても、入院をしていての蓄積したストレスや、あるいは衝動的に急激なストレスがかかった描写が無いため（ジャンプ打ち切りでは少し弱いかなというのが私感です）、唐突感が出てしまったのは残念と言えば残念でした。この場面、作者様の雰囲気づくりの巧みさと、扱える文章の幅の広さを考えると、もっと描写できればもっと魅力が増す場面だと思うんですよね。淡々と巧い文章を読んでいて心地よさもあったのですが、メリハリみたいなものも必要かもしれないなと愚考したりもします。
    　他の方で尺が短いということを話されている方もいらっしゃいましたが、私は御作はこの枚数、といいますかこの展開だけでちょうどいい気がします。足しても引いても、読後感の良さにはつながらない気がしますので。まあ、もっと長尺の、それこそビジュアルノベルのような長編にも耐えうるポテンシャルを持った設定と文章力だと思いますが、これはこれで面白かったです。

    　失礼いたしました。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時08分43秒
  • ご感想ありがとうございます。
    はい、サラさんです！　というか本当はララさんにしようとしていたのですが、後から変更するのを忘れてしまいサラさんとなりました！
    しかしなんたる偶然！　ラーメン食ったら太るお話気になりますね……。

    ビジュアルノベルやサウンドノベルといったノベルゲームはほとんどプレイした事がありませんが、挙げられた作品のタイトルは存じ上げております。
    確か沙耶の唄はめっちゃグロいみたいなのを聞いた記憶が……。

    そしてリストカットに関するご指摘はごもっともです。本作最大の失敗です。個人的にはもっとこの辺うまい展開にしたかった……。
    ジャンプだけだと弱いので、もう一つ要因を足せたら良かったのですが。積み重ねた上で、ジャンプでぷつんと切れちゃう構成にすべきだったかもしれません。

    長編は何度挑戦しても上手くいかないので、今はこのボリュームを伸ばしていこうと思います。

    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月03日 17時03分45秒
 +10点
  • 　赤城と申します。読ませていただいたので感想をば。


    　うーん、おしゃれ。病院内という閉鎖された空間で看護師と患者さんとの心の交流を描いた作品でしたが、二人を繋ぐ、映画という要素が、作品を彩る良いアクセントになっていたかと思います。また、文章も上手で、おしゃれな世界観に良い感じに浸らせてくれたと思います。
    　感覚的な話ですが、御作を読んでいて白黒映画を見てるような気分になりました。音楽がない、映画の中の生活音がやたら大きく響くようなタイプの。


    　雰囲気は非常に良かったんですが、物語としては少々弱かったかと思います。十七枚という短さもありますが、主人公が何かと衝突する、何かの障壁にぶつかる、それを乗り越える、ということがなかったのもあるかと思いました。サラがメイの愛情を疑う、というところで主人公の感情の揺らぎはありましたが、結局はメイはちゃんとサラのことを大事に思っていてくれた、ストーリーのラインとしては起伏がなく、ただ白黒映画のような上質の雰囲気が、十七枚で終わった……そんな後味の軽さが、とても残念なところだったと思います。


    　雑な感想で恐縮ですが、とにかく雰囲気と文章は素晴らしかった。それは非常に強い武器だと思いますので、次に作者様が書かれる作品が楽しみです。
    　……まあ、偉そうに言えるほどの実力は私にもありませんが、そこら辺はご容赦を。乱文、失礼しました。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 01時02分46秒
  • ご感想ありがとうございます。
    おしゃれとは無縁な人生を送る宮葉です。

    まさしく白黒映画からインスパイアされた作品です。あの当時のくぐもった音響とか、独特の味わいがあります。

    ストーリーに起伏を持たせる、というのが毎回大きな課題となっていますね……今回は紆余曲折あり、もうそこを諦めてしまったので当然ではありますが……。
    ですが雰囲気や文章を評価していただけて嬉しいです！
    次こそはズドーンと起伏を持たせたいです！
    マイケル・ベイ監督作品のように！　爆発！　爆発は正義！

    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月02日 15時28分47秒
 +20点
  • 読ませていただきましたので、感想を。

    これで2点とはご謙遜が過ぎる。
    しっとりとした印象の中にちりばめられた作者様の映画愛を感じる、素敵な一品でした。

    強いて言うなら、タイトルが少し。
    韻を踏んだのは分かりますが、やはり水彩という印象ではないなぁと。

    執筆お疲れさまでした。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 00時59分04秒
  • ご感想ありがとうございます！
    映画愛……果たしてどうでしょう……そんなに映画たくさん見ているわけでもないので、もっと知見を広めたい！

    タイトル、うーんそうですねぇ。鋭い！
    実は当初、違うタイトルを用意しておりました。
    『宇宙は貴方の夢を見る』というタイトルで、結末も異なり三つのお題全てを消化する構成でした。
    それを削ったり修正したりして現在の形となり、星要素が無くなったために現在のタイトルとしました。
    なので水彩要素が希薄であるというご指摘は仰る通りです。後付けです。はんだごてでジュ～って感じです。

    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2021年01月02日 02時34分31秒
  • ｋｚと申します。拝読しました。
    雰囲気はよく出来ていたと思いますが、個人的にはもっとわかりやすい要素や読み応えがほしかったです。枚数的にはちょっとの長めのショート・ショートくらいなので、個人的には何らかの仕掛けや大胆なオチがあるととりつきやすかったです。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 00時55分31秒
  • ご感想ありがとうございます！
    分かりやすい要素、たしかに圧倒的に足りないですね……自分でも冒頭の文章とか死ぬほど分かりにくいなって思います……！

    どうやら僕は20〜30枚くらいが一番書きやすいみたいです。今後はこの分量でクオリティを確保できるよう研鑽致します。
    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2020年12月29日 13時51分05秒
 +30点
  • 桝多部とあると申します。拝読させていただきました。

    タイトルは水彩ですが、むしろセピア色の背景がよく似合う美しい物語でございました。物語に流れる空気がいい。まるで秋の空の様な透明感。色彩異常と拒食症の少女(？)と献身的に看病する看護師。病院の中、二人だけの世界が構築されてます。時々流れる映画の引用が雰囲気をさらに引き立てます。
    作者様はこれで2点とか申されてますがこれでかよ？！　というのが私の感想です。やめて、俺の作品が情けない……orz

    私からの感想は以上です。持ってけ、◯◯点！
    それでは、ご縁があればまたお会いしましょう。

    E-Mail pass
Re: 2021年01月11日 00時46分37秒
  • ご感想ありがとうございます。
    たしかにセピア調も合うかもしれません！
    色に関する作品ゆえ、もっと色彩にフォーカスを当てて描くべきだったのかもしれませんね。若干のブレがありました。

    いえ、2点なんです……根拠はちゃんとあるんですが長くなるので割愛致します。2点なんです。
    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

    E-Mail pass
2020年12月29日 11時35分12秒
 +20点
  • 　作者さま、こんにちは。
    　御作を拝読しましたので感想を述べさせて頂きます。


    　雰囲気の作り方が凄い。得意なジャンルではなかったけれど、引き込まれました。
    　看護師のメイさん初登場までは場面が想像しにくく、少しとっつきにくい印象でしたが、そこを越えたらいつの間にか物語に引き込まれていました。
    　患者のサラさんの心理描写が細やかで、よくここまで病んだ人間の心理を描けるなぁと感心しました。私には到底できない芸当です。
    　サラが語り手なので、彼女が観てきた映画の内容を踏まえた言い回しがよく出てきますね。なんだかとってもお洒落です。
    　メイさんの
    ＞「白は汚すためにあるんですよ。いっぱい汚さないと、白が綺麗な色だと分からなくなりますから」
    　という台詞ですが、この表現が美しくて好きです。映画を踏まえた言い回しや、所々に見られる詩的表現に、作者さま独特の美意識を感じました。
    　内容としては、やや百合っぽさを含むでしょうか。サラの性別が明記されていないので（読み落としたかもしれませんが）、台詞や仕草、考え方などから女性と解釈しました。彼女がメイへの好意に気付き、ただの患者と看護師という関係を超えて明るい未来へと進んでいくラストは、ハッピーエンド好きな読者として満足のいくものでした。良かったです。


    　作者さまは本作の出来に満足していらっしゃらないご様子。
    　１００点満点の作品も、是非読みたいと思いました。ご縁があればまた会いましょう。
    　それではでは。

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Re: 2021年01月11日 00時42分53秒
  • ご感想ありがとうございます！
    すみません……冒頭は完全に暴走してしまいました……。とりあえず言えることは、プラスティックのSSRI＝ナースコールです……。

    まさしく「病んだ人間の心理描写」をもっと色々盛り込みたかったです。正直この辺かなり弱かったと思っていたのですが、評価していただけて嬉しいです。

    「白は汚すためにあるんですよ」
    この台詞を気に入っていただきありがとうございます。これと「幸せは暗い色をしています」がこの作中一番書きたかったところなので。白と黒が世界を回している。

    ちなみに百合で合っております。今回あまり強調しませんでした。また、エンディングも直前で変更しました。本当はもう少しドロっとした終わり方にしようとしてました。
    でも久しぶりにカラッとした結末を書いたので、その点を評価して頂けたのも有り難いです。

    いつか100点の作品をお見せしたいです。自分に自信を持ちたい……。
    ご感想ありがとうございました(*´ω｀*)

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