【跡地化】ストップ害虫転生！

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Ｈｉｒｏ HCxX8bUhHA

2019年08月11日 18時02分47秒 公開
■この作品の著作権は Ｈｉｒｏ HCxX8bUhHA さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：
・太陽：？
・恐怖：○
・音楽：？
・はじめての夏：？

◆キャッチコピー：
　害虫転生にリーチがかかりました。

◆作者コメント：
　参加賞くださーい♪

2019年08月26日 02時32分34秒
 作者レス
  • ども、企画レギュレーションで執筆すると、他への使い回しが難しくなるため、最初から長編の間で公開するつもりだったアウトサイダーなＨｉｒｏです。
    結局、書きかけで間に合いませんでが……いつものように書きかけの投稿しなかっただけ褒めてください！＜オイ
    いちおう、こちらにも作品を投稿しておこうということで、『ストップ害虫転生』を用意しておきましたが……作者コメントにもあるように、参加賞をもらいに来ただけなので、あんまり期待しちゃメーです（汗

    ちなみにメインとして書いていたのはこちらですが……いまだに初稿すら書き上がっていません（涙
    ★ttps://kakuyomu.jp/shared_drafts/pDpzkHbMHdJ86FqHiUjNKLvTsm4PyfgN


    拙作、『ストップ害虫転生！』は……なんだろう、他作の合間にサラサラっと執筆しただけなので、創作動機などが作者からみても不明です。＜オイオイ
    読み返してみると、もっとヒロインのロリエルフを可愛くかけなかったものかな～という後悔があるくらいかな。
    長編化したくなったときのことを考えて、連載の最初の話みたいな感じで書いていますが……続きを書くかどうかは怪しいところです。

    感想を読んでみると、いつもの台詞がいるものように並んでいるので作者バレは結構してる気がしますね。今回はほとんど偽装もしてないので、作者当てに心躍らしている方へのサービスが足らなかったかもしれません（汗


    最後になりましたが、本作への多くの感想ありがとうございました。また、感想を残していなくても読んで頂けただけでもうれしく思います。

    E-Mail pass
2019年08月25日 23時51分02秒
 +10点
  • 作者の方へ

    作品、読みました。
    マイナスの善行ポイントの蓄積により、主人公が異世界転移をさせられてしまうという話でした。
    発想がおもしろく、主人公の動機付けもきちんとしていてよかったなと思います。

    その一方で、主人公の田中がそこまでマイナスのポイントを稼ぐような悪人には思えず、また、会話に対して少しでも躊躇したり嘘を吐くとすぐにマイナスが増えてしまうので、正直に言うと、これほとんどの人が害虫に転生しない？？？と思いました。
    実際、ラストで「田中太陽はそれほど悪人というわけではない」って書いちゃってますしね……。
    そういう、ポイントに対して詰めが甘い部分があったな、というのは感じてしまいました。

    あとはラストですが、「女神は異世界から目を離し、新たなｗｅｂ小説を書きはじめるのだった……」ここの狙いがうまく読み取れませんでした。
    １　そもそもこの話自体が女神の書いた脚本（web小説）である
    ２　女神の趣味はweb小説を書く事であった
    どっちかなのかなとは思っていますが、もともと田中が描いていたのは漫画であり、冒頭の「出来レース」うんぬんとは少しかみ合わないのかなと考えています。
    うーん、なんだかうまく説明できなくてごめんなさい。
    （もしかして、この女神こそが仕事もせずにサボっているから将来は害虫に転生させられるよ、ということなのかなぁ……さすがにそこまでいくと邪推か……？）

    気になった部分を多く挙げてしまいましたが、総じて楽しく読めた作品でした。
    Ｇをいかにして倒すかというのが生き生きと描かれていて、読み応えがありました。

    それでは執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
Re: 2019年08月26日 03時23分44秒
  • ＞ 茉莉花 様
    まずいです。卵企画の改稿版が仕上がらず四苦八苦しています（滝汗


    田中太陽に関する評価が低いのは、作者の他者評価が低いことと、実際に田中太陽を動かす私自身の善性を裏切りきれないところで矛盾がでちゃってる感じかな。
    改稿する際には（するのか？）そのあたりの彫り込みを意識していければいいかな～と思ったり思わなかったりです。

    ラストを女神様で終わらせたのは、物語の終わりに第三者視点の主人公評価を入れたかったからですね。
    ラストはもういちど、田中太陽に視点を返すことも考えたのですが……蛇足っぽいネタしか出てこなかったので、削りなおしています。やっぱり入れたほうがよかったかな？


    ご感想ありがとうございました♪

    E-Mail pass
2019年08月25日 14時02分27秒
 +10点
  • おぅふ……

    拝見させていただきました、こんにちは。

    G対策には、手作りホウ酸団子！
    毎年作っていますが、ほんと絶滅しますwいやしてないんだろうけど、まったく見かけなくなります。
    およそ、濃度40パーぐらいまで濃くすると一族郎党をアボンできるようです。
    耐性をつけさせないために、濃度を適宜変え、材料の添加物も適宜変更するのがコツですね。

    分量を計らずに、適当に作っているんじゃないんだからね！


    さて、善行ポイントギリギリ崖プチでの攻防w
    ハラハラドキドキですね。
    構成も良くできていたと思います。
    枚数や、地の文のバランスもいいですし。

    惜しむらくは、私も他の感想者さまと同じで……その、あの、善行ポイントのシステムがですね……その……

    そこさえ改善すれば、完成度がぐっとあがるように思いました。

    いやーいよいよ最終日が来ましたね。
    長かったような、短かったような。


    それでは、よい創作を〜

    E-Mail pass
Re: 2019年08月26日 03時16分12秒
  • ＞東湖 様
    ども、他作を追い込み中のＨｉｒｏです。
    すでに締め切り目前なのに、感想のお礼書いてる場合じゃないよと思いつつ、気になったことは先にすませてしまうことにしました（爆

    ホウ酸団子は試したことないですねぇ。
    っていうか、ゴキブリが存在することが前提の世界でなんて生きられません（涙
    善行システムについては……あんまりシステムの情報ばかり羅列するのもなにかなぁ～と。
    バランス調整をしつつ、システム情報を増やしていくには、もっと作品を長くする必要があって、それを行う時間と心のよゆうがあぁぁぁぁ！（涙


    ご感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年08月24日 06時49分49秒
 +20点
  • タカテンと申します。
    拝読いたしましたので感想を送らせていただきます。

    まずは面白かったです。
    最初から最後までスラスラと一気に読ませていただきました。文章も展開も程よさを心得られており、よほど書き慣れている作者様かと思います。

    うさぎ退治失敗から始まり、冒険者としての能力の低さに絶望するもそこへゴキブリ退治の依頼が舞い込み、大嫌いながらも害虫転生を阻止すべく現世の体験を元にヒロインとともに奮闘する……うん、ストーリーをこれだけ簡潔にまとめることができるのも、今作が読者にとても分かりやすい作りになっているからでしょう。分かりやすさ、とても大事です。

    ただ気になるところがないわけでもありません。
    それは今作の善行ポイントシステム。
    その設定そのものは面白いし、ちょっとしたことでも変動してあわや害虫に転生してしまうというコメディちっくなハラハラ感もあります。
    だけどー3000点に達したら自動的に害虫へ転生してしまうという割には主人公はそれほど問題のある人間には見えないんですよね。
    いくらダラダラ生きていたヒキニートだとしても、まだそれほどの年齢でもないのにそれだけでー2999点もたまるものなのかな、と。
    ていうか、それならもしもし詐欺犯やら煽り運転者やら支持率を上げる為にむやみやたらに反日言動を繰り返す某国の大統領なんかはもうとっくの昔に害虫転生してるんじゃないかな、と。
    社会情勢は表記されていませんが、主人公が「公募なんて出来レースだ」なんて思ってしまうあたりからもあまり現実とそう変わらず、半グレやらイジメやらテロリストが存在する世界かと思います。
    その中でやはり主人公のー2999点はどうにも腑に落ちません。50歳ぐらいのニートならまだわかるんですけどねw

    今作は最後に女神様が「主人公をもとに小説を書こうかな」ってオチで終わりますが、それならば善行システムなんてのは全て嘘っぱちで、ニートな若者をなんとか働かせる委員会を務める女神様の策略だった、って方が先の疑問を解決しつつ、短編として綺麗に終わるような気がします。

    もっともこれほどの話をかける作者様ですから、今作の長編化を考えてあのような終わり方にしたのかもしれません。うん、その気持ち、よくわかりますw

    拙いですが自分からは以上です。
    ではでは。

    E-Mail pass
2019年08月24日 00時22分58秒
 +20点
  • 　どうも。ごきげんよう。文文です。害虫転生を防ぐために感想を書きます。


    〇全体的な印象

    　面白かったです。異世界転生ものはほとんど読んだことがないので他の作品と比較することはできませんが、非常にオリジナリティのある設定だったように感じました。また設定を活用したストーリーの転がし方も上手く、唸りながら読んでいました。


    〇良かった点

    　善行ポイントなる雑なシステムが良い意味で作品の緩さを作っていたように思います。おっぱい見てたら減るってなると世の中の大概の男はゴリゴリ削られそうです。ところで私美少女爆乳JKなんですけど、世の中の男性の目を癒した分善行ポイントゴリゴリ増えたりしてないですかね。
    　それはそうと、害虫転生を辛うじて逃れた設定一つで「作品の雰囲気紹介」＋「異世界転生の理由づけ」＋「能動的ではない主人公の行動の必然性」＋「読者の不安を煽る」と四つもの効果を生み出したわけで、設定そのものの良さに加え、その調理の仕方が非常に上手な作品であったのかなと思いました。
    　また、この設定を活用して、エルフの少女と二人同じ屋根の下に暮らしているのに全く羨ましくないという完璧にラノベチックな状況を生み出しているところも、とても美味しいです。考えれば考えるほど、なるほどお手本のような作品でした。
    　ちなみにロエフルを何度かロリエルフと読み間違えそうになったのは字面が似ているからであって私がロリコンだからではないです(断言)


    〇気になった点

    　終わり方が尻すぼみかな、と。
    　せっかく全体を通してとても面白かったのに、「はえ～、こっからどう展開するんやろうなぁ」と思ったところで終わってしまったので、正直びっくりしました。こっからラブコメが始まるところやろ……。
    　まぁとはいえ、害虫転生に関しては割と安定して避けられるところまで来ましたし、ビジネスの形もある程度定まったしで、これ以上続けても広げにくいのは広げにくいのでしょうか。

    　あと、主人公が割と博識で驚きました。いや私が無知蒙昧であるという部分を否定する気はないのですが、漫画の専門卒のニートが冷凍スプレーの仕組みを知っている(あるいは考えてたどり着いた)というのはちょっと、どうなんだろうと。
    　例えば事前に、「学校の勉強はさっぱりだけど化学だけは好きだった」とか「漫画の題材のために学んだことがある」などの情報があるだけで、主人公の知識あるいは思考に説得力が生まれるのではないかと思います。

    　それと、超個人的な事ですが、主人公同様私は頭文字Gが大大大嫌いでして、どれくらい嫌いかと言うと、もはやあの四文字を見るだけで虫唾が走るくらいです。なので、御作を読んでいて何度もきつくなって、脳内に頭文字Gが埋め込まれたような幻想にさいなまれつつ頑張って読み切ったので、褒めてください。えらい！！！！！！！！！！！！！！！！！



    　感想は以上になります。点数はとても迷いましたが、私怨を込めて少しだけ辛めにしています。ごめんなさい。
    　ではでは。

    E-Mail pass
Re: 2019年08月26日 03時05分16秒
  • ＞文文 様

    ども、文文さんってなに書いてた人だったっけ？　と一年分くらい過去企画を確認してきたのに見つけられなかったＨｉｒｏです。裏切り者！（涙


    善行ポイントについては、なんでこんなシステムを考えたのか作者にも謎なんですが、意外と評判が良いですね。
    ロエリフの名前は、ロリエフだとかロエルフだとかさんざん作者がまちがいまくったあげくに、こちらで統一することになりました。

    終盤の尻すぼみは、あれです……次回への引きです！＜いま言い訳を考えました

    主人公の知識は漫画を描かずにネットサーフィンをして得たものですが……一般常識というには無理があったかな？

    Ｇの表記についてはごめんなさい。最近はＧの表記に配慮された作品が多いので、思わず逆張りしちゃいました（爆

    点数は＋30がないことは若干悔しいですが、投稿前からアベレージ＋１５くいらいになるだろうなと予想していたので、それほどでも。


    ご感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年08月22日 18時02分46秒
 +20点
  • 　どうも、御作を読んで、そういえば異世界転生モノは読んだことがないことに気付いた赤城と申します。そのため、他の異世界転生モノとの比較は出来ないのですが、御作のクオリティは高かったと思います。
    　善行ポイントで転生先が決まってしまうという容赦のないシステム（おっぱい見ただけでポイントが下がるなら、私はすぐに害虫ですね、はい）は、単に私が作品の数を読んでいないだけかもしれませんが、面白いと思いましたし、異世界で真面目にゴキブリ退治をするというのも良いアイディアだったかと思います。
    　また、田中サンや、ロリエルフ……もとい、ロエリフさん、女神様といったキャラクターも、それぞれスケベだったり、わがままだったりするものの、好感の持てるキャラクターに作られていたかと思います。ストーリーや文章もしっかりまとまっており、最後までつかえることなく読むことが出来たのですが、気になるところもありました。
    　一番気になったのは、異世界モノなのに登場するガジェットについての描写が乏しいこと。例えば田中さんが善行ポイントのマイナスの結果、放り込まれた空間について、青空と太い石柱が見える、となっていますが、地面はどれぐらいの広さがあって、地面の先はどうなっているのか、非日常的な光景を見た田中さんがどう感じたのか……転生した後の世界や、ロリエルフさんの結界についての描写等、深められれば深められそうな描写がいずれも乏しいように感じ、せっかくの魅力的な世界観に没入しきれなかった感があります（個人的な好みの問題かもしれませんが…）。また、最終盤のVSゴキブリの場面は、もうちょっとじっくり書いても良かったかと。

    　簡単な感想で恐縮ですが、以上になります。

    E-Mail pass
Re: 2019年08月26日 03時00分36秒
  • ＞ 赤城 様
    ども、まいどお世話になっております。
    異世界ファンタジーはちょくちょく書くものの、転生ものはあんまり書いていないＨｉｒｏです……いやそうでもないか？＜自分でもよくわかっていない


    ガジェットの不足については、本人の下調べの浅さと、心の余裕が不足していたからです。ごめんなさい。
    プロットの時点では３万文字くらいかな～と思っていたものが、この短さで収まってしまったのもそのあたりが原因です。残念！


    ご感想いただきありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年08月21日 23時17分34秒
 0点
  • こんばんは、たてばんと言います。

    僕は石鹸水でゴキブリを退治しますね。
    潰すと気持ち悪いですし、ゴキブリ用の殺虫剤は買ったことがないので。
    ちなみに、壁に張り付いたゴキブリがこちらに向かって飛んでくるのは、瞳に反射した光を見て飛んできているようです。
    まあ、僕はカマドウマの方が嫌いなんですけどね。

    というわけで、そろそろ作品に話を戻しましょう。

    今作は異世界転生でしたね。
    害虫駆除をメインストーリーに組み込んだオリジナリティー溢れる一作だったと思います。

    構成には問題が無いように見えるのですが、展開的にはもっと山場が欲しいと思いました。
    結構すんなりゴキブリを退治しちゃってるんですよね。
    『ゴキブリは進化サイクルが早いから対応力のある新しいゴキブリの出現』だったり、『ゴキブリが町中に散らばってしまった』とか、誰がどう考えてもヤバい存在を出して欲しかったです。
    このままでは、自分の家にいるゴキブリを退治しているのとさほど変わらないです。

    せっかく魔法がある世界ですし、魔法の抵抗力が異常に高いゴキブリとかでも良いですね。
    あとは、二足歩行して「じょうじ」とか言えば……これは別の漫画か。

    まあ、そんな感じで、山場を作って行ければ、もっと面白い作品になると思います。

    それと、『異世界転生』→『ロエリフと出会い』→『ゴキブリ退治』と、意外と動いていないんですよね。
    描写的には過去の話やウサギの話しもありましたが、そのようなサイドストーリーを増やしていくと、もう少し人間らしい生活が垣間見れるかなと思います。

    以下、作中で気になった箇所になります。

    １．
    ―「オッパイもみますか？」
    ↓
    「ダメです」
    「なんで!?」
    「そんなのあたりまえじゃないですか、私女神ですよ？」―

    かなり流れが不自然です。
    ただ胸の話しを入れたいが為にぶち込んだ台詞に見えます。
    そのキャラクターの性格とかで出てくる台詞なら良いですけど、そうじゃないと『ああ、作者が言わせたいだけか』と思えてしまいます。
    これは流れが不自然で、僕にはそう見えました。

    ２．
    ―タイミング的に、僕の残した感想が善行ポイントに影響したようだ。まさかそんなことで命拾いするなんて思いもしなかった。―

    小説家らしい視点ですね。
    感想貰えると嬉しいですもんね。

    ただ、せっかくなので、ここで善行ポイントについて考察をして欲しかったです。
    今しがた女神の胸を揉むと善行ポイントが引かれることが判りました。
    これは『直接手を下すため』と判りやすいです。

    しかし、『感想を書く』は違います。
    目の前にいない相手に対して行動をした結果、善行ポイントが増えています。

    ここで考えるべきは、『作者が僕の感想を読んで嬉しく思ったから増えた』のか、『感想を落としたことについて良い行いだから増えた』のか、『良い行いかどうかは主観の話しで客観的には判断が付かないので、感想を書いたというだけで増えた』のかです。

    自分が害虫になるかどうかの瀬戸際です。
    このぐらいは頭の中で考えて悩んで欲しいです。
    そういう意味では、この主人公は人間味が薄いです。

    ３．
    ―工房内に入ると、物が雑多にあるせいで外からみるよりも狭く感じた。―

    簡単な単語は漢字で書きましょう。
    読んでいると『いま』とかも平仮名なので、読みづらいです。

    いまのぼくはひらがなでかんそうをかいているわけですが、よみづらくありませんか？
    よんでもらうこころづかいはたいせつです。

    ４．
    ―かといって、ナイフでゴキブリ退治ってわけにもいかないし、新聞紙を丸めて叩くというわけにもいかない。こまった。―

    この世界に新聞はあるんですか？
    どのような異世界の設定か判りませんが、『使うわけにはいかない』と言っている以上あるのでしょう。
    それなら、その手前に新聞を読んでいるシーンなどを挟むと、世界観やキャラクターの設定になりますし、展開的にも補助として使えるので良いと思います。

    ５．
    ―「……なに、かな？」
    「サン、あなたなにか変じゃない？」
    「うん、ときどき言われる……かな？」
    　そう言ってごまかそうとするけど、聡明な彼女はだまされてはくれなかった。
    「ちがう、そんなんじゃない。あなた、あたしに隠し事してる。わかる、それがなんだかまではわからないけど、絶対隠し事してる。いったいなにがあるの!?」―

    今後の展開に繋げる都合の良い台詞に聞こえました。
    なぜいきなり勘づいたのでしょうか。
    その辺りの理由付けが欲しかったです。

    ６．
    ―これまで一匹ずつでしか現れなかったとしても、いつまでもそれが続くかはわからない。期間的に考えれば、もう繁殖で増えていてもおかしくはない。―

    繁殖には『増える』という意味も含まれているので、『頭痛が痛い』みたいな文脈になっています。
    『もう既に繁殖していてもおかしくはない』で良いと思います。

    ７．
    ―「これって、養父さんの得意料理なんだけど、なんで知ってるの？」
    「実は僕、異世界からきた人間なんだ……」
    　考えた末、ロエリフにそう告白する。―

    考えているなら、台詞と台詞の間に地の文を挟んだ方が、より考えている感が出ます。
    台詞と台詞を繋げてしまうと、普通の会話や即答をしているような早さで進んでしまいます。
    『考えた末』ということは、結構悩んだのでしょうから、台詞と台詞の間に地の文を挟んで、読者にも間を与えた方が良いです。

    ８．
    ―僕は働いてなかったけどね。
    　１５歳で成人してて工房を構えているロエリフさん。
    　１９歳で未成年でロクにはたらいてもいない僕。―

    『僕は働いてなかったけどね』、『未成年でロクにはたらいてもいない僕』。
    漢字の変換はしっかりと。
    怠惰は良くないです。

    ９．
    ―「その性質を利用して、気体になりやすい液体を用意すれば『冷たい』は作れる」
    「でも、そんなにちょうどよく気体になる液体なんて……」
    　彼女の疑問に説明を加える。
    「気体は圧力を加えると液体になる。その性質を利用して、常温で気体になっているような物質を液体として保存しておく、すると……」―

    『気体になりやすい液体』＝『常温で液体』。例えばガソリンなど。
    次の文では『常温で気体』＝ガスや空気など。
    説明の仕方がちょっと変です。

    『気体になりやすい液体』と『気体を液体にする』のでは、物質が全く異なります。

    １０．
    ―害虫（ゴキブリ）の嫌いそうな匂いがするハーブをみつけてきて設置した。あまり広範囲に設置すると強引に乗り越えようとしてくるので、これで守るのは寝室だけ。就寝時の安全地帯ができたおかげで、心に余裕が生まれたけど、そのせいでふたりで寝室にいるのがなんとなく気まずくなって、結局なかなか安眠できるようにはならなかったけど……。―

    一文に『けど』が二回入っています。
    『○○だったけど、○○になって、○○だったけど……』
    なるべく止めた方が良いです。語呂が悪くなります。

    細かい指摘をしてたら、『うるせー伝われば良いんだよ』って言われたことがあるんですけど、やっぱり気になるんですよね。
    今作は一人称で、『人が話しているような緩い文章が売り』だと思うのです。

    それなら、実際に話しているような感じに近付けたほうが良いと思います。
    他人に物事を説明する時に、『けど、けど』って連発しませんよね？
    僕はあくまでも『語られている』と思っているので、こんな指摘になってきます。

    １１．
    ―つまり液体が気体に変化し、目にみえなくなったとしても、ガス自体は換気をしないかぎりその場に残るのだ。―

    今まで『ガス』という単語は出てきていなかったです。
    仮にガスを使っているとしたら、ロエリフが錬金術に使っているガスを使用したなど、前もって描写が欲しかったところです。

    このままだと『何故気化熱でゴキブリを凍らせるアイテムで可燃性ガスが発生する？』となります。
    異世界転生で現実世界の知識を披露するなら、それなりの納得のいく説明が必要だと思います。

    それと、物語の中だと『揮発性の高い液体を高圧で閉じ込めてある』ようなので、ガソリンを高圧で閉じ込めるような恐ろしいことをしているようですが、これだとゴキブリが弾け飛びますよ。

    爆弾をイメージしてください。
    火薬を固い筒に入れて火を付けると、筒が高圧になり爆発します。
    量にもよりますが、高圧じゃなければ手持ち花火みたいになります。
    つまり、ゴキブリに爆弾投げているのと同じことしてるんですよね。

    僕達の身近に高圧の物があります。
    それはタイヤです。
    乗用車は２３０kPa
    二トントラックやフォークリフトは６００kPa
    四トントラックや四トンユニックは８００kPa～８５０kPa
    大型トラックやラフテレーンクレーンは９００kPa
    飛行機のタイヤは１５００kPa

    どの程度高圧なのか判りませんが、乗用車レベルでも結構強いです。


    僕の感想は以上になります。
    僕は意見を言葉にすることが苦手なので、意味が通じなかったらすみません。

    内容は良かったのですが、細かいところで引っかかりました。
    『本当にこれで良いのか』という見直しができると、作品に磨きがかかると思います。

    では、そろそろ失礼します。

    E-Mail pass
Re: 2019年08月26日 02時59分03秒
  • ＞たてばん様

    ども、ホイホイに捕獲されたゴキが、自らの足をひきちぎって抜けだそうとしてる様子を目撃してパニックに陥ったことのあるＨｉｒｏです。
    とどめをさすために、洗剤をぶっかけたらその影響で粘着剤の効果が溶けるという悪夢ががががが……。
    っていうか、石けん水って普段から用意しておくものなんですか？　今後の対応のため、リアルに知っておきたい情報です。


    展開の山場は、長編化の余地を残しておいたので、無理をしなかったせいですね。というか、参加賞目的の作品にそこまで望んじゃメーです。いや、読者側にはそんな話は関係ないのですけど（爆

    ＞１
    ・こちらはおっぱいネタを挟みたかったというよりも、善行システムについて説明するための前フリですね。
    　不自然さはもうちょっと解消したかったのですが、ちょっと考えてる余裕がありませんでした。ごめんなさい（汗

    ＞２
    ・ここでながながと考察を入れてしまうと、本筋に入るまえにテンポが悪くなるかなと後回しにしました。
    　で、そのまま挟むタイミングを見失ったまま終了しちゃったんですけど（爆

    ＞３
    　ラノベラノベしい話を書くときはなるべく漢字を開くように意識しています。
    　ただ、みるに関しては、『見る』『観る』の使い分けを意識するのが面倒だったので、手抜きをしました（爆
    　あと『いま』に関しては、最近の文章では開いているケースが多いんじゃないかなと、個人的には…。

    ＞４
    新聞紙ないですよ？　ないので新聞紙を丸めて使うわけにはいかないということです。
    三人称のファンタジーではその世界にないものを使うことはできませんが、今回は現代日本の知識がある田中太陽の一人称なので、彼の基準でこちらの表現を採用しました。

    ＞５
    ＞今後の展開に繋げる都合の良い台詞に聞こえました。
    ・はい、その通りです（汗

    ＞６
    ・推敲あまあまです（汗

    ＞７
    ・そうですね

    ＞８
    ・やはり校正屋さんに校正を入れてもらうべきか。

    ＞９
    ・めもめも

    ＞１０
    ・つか、一文が長いですね。二文だったものをつなげた記憶があるけど、なんでつなげたんだろう……『けど』の重複を防ぐためだ！＜失敗してるやん

    ＞１１
    ・ガスと気体ってちがうものなんですか？
    　呼び方の統一はしておくべきだったなとは思いますが、気になったもので。

    　あとガソリンは気化しても、火種がなければ爆発（化学反応が急速に進行して多量のガスと熱を発し、大きな音・火花・破壊作用を伴う現象）はしないんじゃないかなと？

    　資料を読んだ際に、缶スプレーの圧力は低圧とあった気がしたのですが……０．８ＭPAでも四トントラックのタイヤ並みになるんですね。これが破裂すると確かにすごそうです。
    　まぁ私はビビりなので、風船に針を刺すだけでもアウトなんですが（爆


    ご感想いただきありがとうございました。

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Re:Re: 2019年08月27日 23時25分51秒
  • こんばんは！
    返信に来ました！

    ＞っていうか、石けん水って普段から用意しておくものなんですか？　今後の対応のため、リアルに知っておきたい情報です。

    ・僕の家は築数十年の借家なので、ゴキブリやムカデなどの虫は、風呂場のタイルの割れ目から出るんですよね。
    そして、ゴキブリはムカデのように常に歩いている虫ではないでの、石鹸水を作る余裕があります。

    ちなみに、仮に廊下に現れたとしても、ペットボトルなどで捕まえて処刑します。
    僕の兄貴はスズメバチをペットボトルで捕まえて、タバコの煙で燻していましたね。

    潰すと卵が出ちゃうので、物理以外の処刑方法が好ましいです。
    廊下や部屋に出た場合は、筆箱でも何でも良いので、その容器をゴキブリの上に被せるように置いて、その間に石鹸水を作るのが楽ですね。

    ＞新聞紙ないですよ？　ないので新聞紙を丸めて使うわけにはいかないということです。
    ＞三人称のファンタジーではその世界にないものを使うことはできませんが、今回は現代日本の知識がある田中太陽の一人称なので、彼の基準でこちらの表現を採用しました。

    ・『使うわけにはいかない』というのは、『その物が存在する』という言葉じゃないですか？

    状況一、『田中君は所持金千円を持っていますが、明日その千円を使う用事があります。しかし、彼女に食事を誘われました』という状況があるとします。
    この時の田中君の言葉は『ごめん。今金欠でお金を使うわけにはいかないんだ』です。

    状況二、『田中君は無事に用事を済ませることができました。しかし、今度は浮気相手から食事に誘われました。財布の中身は土埃だけです』という状況になりました。
    この時の田中君の言葉は『ごめん。今財布の中身ゼロ円なんだ』です。
    『ごめん。今財布の中身がゼロ円だから使うわけにはいかないだ』なんて言われたら、『無い物をどうやって使うのだろう』という疑問が付きます。

    文を分解すると『（使う）わけには（いかない）』で、『絶対使えない』という意味になります。
    つまり、『使えるけど使ってはいけない状況にある』です。
    存在しない物を対象に喋るなら、『この世界には新聞も無いようだから叩くということもできない。』かなと。

    僕も結構間違えますし自信は無いんですけど、個人的に違和感があるので指摘してます。
    僕には僕の、HiroさんにはHiroさんの文体がありますし、聞き流してもらっても大丈夫です。

    ＞・ガスと気体ってちがうものなんですか？
    ＞　呼び方の統一はしておくべきだったなとは思いますが、気になったもので。

    ・気体というジャンルに『ガス』が含まれていますが、僕が言いたかったのは『気化熱でゴキブリ退治するアイテムで、なんで可燃性のガスが発生しているのか』という謎です。

    気化熱で倒す描写はありました。でも、ガスが発生している伏線は見当たりません。
    一匹目を倒した時点で、『なんか臭うな』など一言入れてくれれば、『あ、これはガスが出ていたという伏線だったのか』となるのですが、それがないので行き当たりばったりに見えます。

    僕からすれば『田中君は聖剣を振るってゴキブリを切り裂いた』という描写がいきなり入るぐらい『え？』となりました。
    オチに繋がる大事なアイテムなら、伏線は必要かと思います。

    ＞　あとガソリンは気化しても、火種がなければ爆発（化学反応が急速に進行して多量のガスと熱を発し、大きな音・火花・破壊作用を伴う現象）はしないんじゃないかなと？

    ・Hiroさん甘いですよ！
    道路を見れば一日一台は間違いなく見ることができるトラック。
    それは『ディーゼルエンジン』を使っています。
    このエンジンはプラグから火花を散らして引火させる『ガソリンエンジン』とは違います。

    意外とみんな知らないんですけど、ディーゼルエンジンに火花を散らす機構はありません。
    どうやって燃料である軽油を爆発させているのかと言うと、『圧縮加熱させた空気に燃料を噴射する自己発火による爆発』です。
    『圧力』＝『熱』なので、空気も圧縮すれば熱を持ちます。
    その熱せられた空気に軽油を噴射するだけで勝手に燃えるんですよ。

    ディーゼルエンジンの圧縮圧力は最大で（５ＭＰｓ、５０００kPsなので四トントラックのタイヤ空気圧の約六倍）になります。
    これだけ空気を圧縮すると発火点が２２５度程度なら勝手に発火します。

    つまり、殺虫球に入っている液体が可燃性だと仮定した場合『高圧の影響で発火する恐れがある』ということです。
    発火すれば圧縮されているので即爆発ですね。

    高圧の定義ですが、空気の場合は『１気圧以上』。
    これは台風が来ている時に、天気予報のお姉さんが『低気圧の影響で――』などと話している通り、『１気圧以上か以下か』という判断です。

    高圧ガスの定義三種類ほどありましたが、関係しそうな一つだけ紹介します。
    『１ＭＰｓ以上』です。
    アセチレンガスだと『０．２ＭＰｓ以上』とかありましたけど、今回は液体なので関係ないですね。

    では、肝心の『ガソリン』の発火温度はと言うと――『約２５０度』とのこと。
    軽油は『約２１０度』！
    ５ＭＰｓじゃ足りないですね。

    ガソリンを発火させるためには、さらなる圧力が必要のようです。
    ちょっと悔しいので、世界一深いとされる『マリアナ海溝』に殺虫球を沈めるとしましょう。

    マリアナ海溝最深部の圧力は『108.6MPa』になります。
    これなら簡単に爆発させられそうです。

    かなり話しが脱線しましたが、『火種が無ければ爆発しない』というのは間違いです。
    『圧力』＝『熱』＝『パワー』です。
    『可燃性物質を高圧で閉じ込めた』時点で爆発の可能性があります。

    ……『ガソリンだったら爆発するだろ』と思って書いたので、いろいろ調べていたのですが、このままだと爆発しなくて悔しいです！

    ＞　資料を読んだ際に、缶スプレーの圧力は低圧とあった気がしたのですが……０．８ＭPAでも四トントラックのタイヤ並みになるんですね。これが破裂すると確かにすごそうです。

    ・缶スプレーは圧力が高くても空気量が少ないので、破裂しても爆竹のような音になります。
    タイヤは空気が多いので、音が遠くまで響く爆弾のような音になります。
    一度だけ四トントラックのタイヤが爆発したのを食らったことがあるのですが、滅茶苦茶痛いので気を付けてください。
    僕は医者に『筋肉が潰れてるね』って言われました。



    ・お返事はこんな感じになります。
    Twitterででも、またやり取りしましょう。
    ではでは～♪

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Re:Re:Re: 2019年08月28日 06時29分59秒
  • 返答感謝です！
    参考になります！

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2019年08月20日 21時04分19秒
 +20点
  • タカテンと申します。
    拝読いたしましたので感想を送らせていただきます。

    まずは面白かったです。
    最初から最後までスラスラと一気に読ませていただきました。文章も展開も程よさを心得られており、よほど書き慣れている作者様かと思います。

    うさぎ退治失敗から始まり、冒険者としての能力の低さに絶望するもそこへゴキブリ退治の依頼が舞い込み、大嫌いながらも害虫転生を阻止すべく現世の体験を元にヒロインとともに奮闘する……うん、ストーリーをこれだけ簡潔にまとめることができるのも、今作が読者にとても分かりやすい作りになっているからでしょう。分かりやすさ、とても大事です。

    ただ気になるところがないわけでもありません。
    それは今作の善行ポイントシステム。
    その設定そのものは面白いし、ちょっとしたことでも変動してあわや害虫に転生してしまうというコメディちっくなハラハラ感もあります。
    だけどー3000点に達したら自動的に害虫へ転生してしまうという割には主人公はそれほど問題のある人間には見えないんですよね。
    いくらダラダラ生きていたヒキニートだとしても、まだそれほどの年齢でもないのにそれだけでー2999点もたまるものなのかな、と。
    ていうか、それならもしもし詐欺犯やら煽り運転者やら支持率を上げる為にむやみやたらに反日言動を繰り返す某国の大統領なんかはもうとっくの昔に害虫転生してるんじゃないかな、と。
    社会情勢は表記されていませんが、主人公が「公募なんて出来レースだ」なんて思ってしまうあたりからもあまり現実とそう変わらず、半グレやらイジメやらテロリストが存在する世界かと思います。
    その中でやはり主人公のー2999点はどうにも腑に落ちません。50歳ぐらいのニートならまだわかるんですけどねw

    今作は最後に女神様が「主人公をもとに小説を書こうかな」ってオチで終わりますが、それならば善行システムなんてのは全て嘘っぱちで、ニートな若者をなんとか働かせる委員会を務める女神様の策略だった、って方が先の疑問を解決しつつ、短編として綺麗に終わるような気がします。

    もっともこれほどの話をかける作者様ですから、今作の長編化を考えてあのような終わり方にしたのかもしれません。うん、その気持ち、よくわかりますw

    拙いですが自分からは以上です。
    ではでは。

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Re: 2019年08月26日 02時50分33秒
  • ＞タカテン 様

    ども、いまだにタカテンさんとタカセカンドさんとたてばんさんの見分けができていないＨｉｒｏです。そんななかに、重複感想が投稿されてて自らの記憶がバグったのかと混乱していました（汗＜そもそも記憶力良くない


    ＞善行ポイントシステム
    こちらに関しては、一度にすべてを明かすと説明が長いかな～とか、タイミング的にまだ早いかな～とかいう判断で、序盤ではあえて情報を制限していたりします。
    ただ挟むタイミングがうまく見つけられずに、結局あやふやなまま公開することになっちゃいましたが（爆

    実は女神様のウソということも視野に入れていたのですが、まだその部分は誰にも観測されていないので未定だったりします。＜どこの猫だｗ

    ＞うん、その気持ち、よくわかりますw
    ・次回は３００枚上限希望。
    　つか、アンケに６０票も集まっていたわりに、参加者数がそれほど多くないのは…（ボソ


    ご感想いただきありがとうございました。

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2019年08月20日 20時42分49秒
 +20点
  • 暑い日が続きますね。
    『ストップ害虫転生！』拝見させていただきました。

    Gぃぃぃぃぃぃっ！
    うん、Gの話でした。
    体長１５センチかぁ……。
    んー、世界最大が全長十一センチのナンベイオオチャバネＧなので、それぐらい大きいと確実に高く売れます。
    一匹十万円ぐらいまでは出るかな。
    や、異世界原産の未記載種ってブランドもつくならもっとか……もし手に入ったらください。増やして売りますからw
    でも素人の目測って当てにならんのですよねー、実際に捕まえてみるとそれ以下というのはよくあることで（以下略）。

    さて退治法ですが。
    個人的には、どうせ見つけて狩るのであれば洗剤が一番簡単ではないかと思います。界面活性剤が気門（よーするに呼吸のための穴。腹の横に並んでます）に入り込んで速攻窒息死するので、ちょっとかかっただけでも高確率で仕留められます。
    冷気だと体の心までしっかり冷えないとダメージが薄いので……効率的にはどうなんだろ？　巨大化した生物の場合、二乗三乗の法則ってのがあって、体積が一気に増えますからね。それだけ冷やしにくくなるはずなんですね（極地の生き物が傾向的に巨大化するのはこのため）。
    まあ、種類にもよりますし、ちゃんと凍ったなら生きてない可能性は高いですが、半端な凍り方なら解凍後蘇生する可能性もややあるかと。低体温による活動停止って、死亡か仮死状態かホント見分けがつかないんですよ。
    どう見てもこれ死んでるよね？　ってのが、温めてみると息を吹き返すことはままあるので（例　冬眠）、私的には洗剤か、普通に物理が確実。確かに頭なくなっても死なないけど、生きづつけられるってわけでもないですし。
    なお、プロの話では毒餌が一番とのことですが、作中で語られているように色々問題も多いです。よってそのあたりは使い分けかと。いちいち探して狩るって大変ですしね。

    ちなみに。

    某漫画のオーブンで焼かれても死ななかったって話は鵜呑みには出来ない模様です。
    真偽を知りたかったので調べてみましたが、ピザのトッピングに紛れてた、ってことのようなので『焼かれても』は言い過ぎみたいです。死ななかっただけで瀕死っぽく、その後どうなったかまでわかんなかったですし。オーブンの性能込みで再現実験しないとなんともかんとも。
    あと、空気って熱伝導率がかなり低い触媒ですから、あれをもって熱に強い、は早計かと（同じ温度でも熱風と熱湯では結果がかなり違ってくる）。
    たしかに彼らは高温を好みますが、基本的に高熱によるタンパク質の変性は負荷逆的な変化ですから致命的かと（最近ゆで卵を生卵に戻すことに成功した、みたいな話もありましたけど）。
    ……や、オチがあれなので、んなこと言われても、って気持ちだと思いますが一応。

    で、個人的に今作のオチですが。
    転生系の話なのに女神の作品オチってのは微妙にずれている気がするのでいまいちかなと。そのあたり、起承転結としてややつながっていないのではないかと。うーん、解決法はどこにあるのか……。

    それと、私的にこの作品のヒロインは女神さんだと思うんですよね。
    なんというか、色々と人に頼りきりなロエリフに魅力を感じなくて。
    その点女神さんは色々キャラが立っていました。
    食わせものかつ意外にちょろいところがあるなど、主人公との掛け合いが一番面白い組み合わせだったので、ちょっと勿体ない気が。
    ってことで、ロエリフをヒロインにするなら、もっと魅力の引き出し方を考えられたほうが良かったように思います。

    他。

    ＞公募にも応募しているけど、一次選考すら通ったことはない。頑張っているのになんでだろ。あれか、やっぱり公募なんてどれも出来レースで、すでにデビューが決まった相手の箔付けでしかないのか？

    ●何年か前に企画運営に「出来レースじゃねぇの？」って噛み付いている人がいましたが、あやつに言えなかった言葉をこの場を借りて言わせてもらいましょう。
    「そういうとこだぞ」

    ●総評として

    基本的な流れは面白いので、あともうひと工夫あれば良かったかと思います。
    ただ、起承転結的に締まりのあるオチをつけるのが中々大変なところが難点と言えば難点ですね。やったことがないので知りませんでしたが、異世界転生って綺麗な着地が難しいんですね。
    うーん、いっそ最後は害虫に転生させたほうが良かったんでしょうかｗ

    では、こんなところで。
    執筆お疲れ様でした！

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Re: 2019年08月26日 02時45分22秒
  • ＞ハイ 様

    ども、ゴキブリの表記をどうするべきか悩んだＨｉｒｏです。文字列すら見たくないという方もいらっしゃるので、配慮しようかとも考えたのですが……最近ではそういう配慮してる作品ばかりを見かけるので逆張りをしてしまいました（爆＜天邪鬼


    異世界からわざわざゴキを輸入しなくても、たぶんドラゴンとかのほうが高値になるんじゃないかなと。
    いや、でも採取のしやすさを考慮すれば、やっぱりゴキなのか？
    そういえば、ゴキの駆逐方法は他にもヤバめのを書いたことがあったなぁ……。

    ゴキブリに対する中性洗剤の直射は過去に失敗して大惨事を引き起こした経験があるので、今回は冷気ダメージを選択しました。
    ゴキブリの黒が、洗剤で溶け出されてカーペットにシミが残ったのは、私の数多いトラウマのひとつです。しかもかけかたが悪かったのか、結局物理を頼ることになかったし！

    冷気と体積の関係については、スプレー噴出よりも大量に液体を用意することで対策したことになっております。そのあたりの細かな説明を入れるか迷いましたが、今回はテンポを優先して省略してみました。

    ＞「そういうとこだぞ」
    つまり田中太陽はそういうキャラなんです。
    まぁ、『webアマチュア小説大賞』で出来レースが暴露されて大炎上とか、大賞の賞金が１０００万円の某賞でなんとかという有名人の応募作が受賞していたとかリアルネタはいくつもありますが（爆

    ご感想いただきありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年08月19日 22時13分57秒
 +20点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    『ストップ害虫転生！』読みましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　うむ、普通に面白い。
    　あらゆる点で一定の基準を超えており、この枚数で出せる面白さをきちんと出しきれていたように思います。
    　惜しいことがあるとすれば、40枚強で畳んでしまったことでしょうか。

    ＜良かった点＞
    　基本的に悪い点がないこと。
    　一番は文章力で、読みやすくわかりやすい。基本ではありますが、すらすら読めるのでストーリーも設定も入って来やすいですし、読んでいて安心感があります。変に気取り過ぎず、かつ主人公の心情や性格がハッキリ出る一人称で書けていて、良かったと思います。

    　キャラクター・ストーリーともに基本に忠実で、悪い印象がありませんでした。もっと足せるかなと思うところはありますが、きちんと面白い物語にできていたと思います。

    　基本に忠実な作り方をされている中で、転生と害虫を掛け合わせた点がオリジナリティになっていたことも大きかったですね。特徴的なタイトルもそうですが、今作独自の面白さを出せていました。枚数に準じてあまり大きくせず、あくまで普通のゴキブリ退治に終始した点も、短編として正しい判断だったと考えます。

    ＜気になった点＞
    　基本的な点は概ねできていて、悪い点がないこともあり、もっと足せるのではないか、という物足りなさは感じました。
    　一番は山場の弱さ。新開発した殺虫球で淡々と仕留めただけなので、ここ一番の盛り上がりがない。爆発オチという意味ではコメディ・コントとしては充分だと思いますが、物語として見ると、ここまで積み上げた分をきっちり昇華してドーンと魅せられるものにしてほしいと感じました。

    　あとはキャラクターかな。善行値マイナス3000の漫画家志望は、漫画という設定があまり生かされていないこともあって割と普通な印象でした。普通の男の子というキャラクター作りもありますが、であるならばヒロイン、どちらか一方はもっと個性的にしてほしいところ。女神さまが良い感じだっただけに、もうちょっと出番が欲しかったです。

    ＜より良くするための提案＞
    　山場の弱さは、ファンタジーならバトルしちゃうのが一番簡単だと思います。ただ、あまりそういう方向性の作品でもないですし、違う形で山場を盛り上げる方法を考えたいところ。
    　例えば、制限時間を取り入れることでしょうか。作中では二週間たっていますが、寝室の防備が万全なためそこまでの危機感はありません。そこで、『およそ480時間で異世界のゴキブリは苦手なハーブを克服し寝室に突撃する』とか、『家屋に潜入したゴキブリが完全無欠の巣穴を完成させるまでにあと何日』のようなタイムリミットを設定することで、危機感を増大させ山場のスリリング感を演出できるかもしれません。
    　逆に、山場を盛り上げなくてもいい方向に考えるのもアリかもしれません。すなわち、上げるのではなくオチをより深く落とす。
    　今作では爆発した直後に女神様にシーンが移ってしまい、その後どうなったかわかわらない。また、爆発そのものも『工房がふっとんだ』の一行で終わってしまい、扱いが軽いように感じます。なので、ここをもう少し掘り下げる。
    　イメージしやすいところで行くと、ロエリフさんをツンデレっぽくし、殺虫球開発でなんども喧嘩したり険悪なムードにする。しかし、全て解決した後、今後もここで寝泊まりしていいと田中を誘い、良い雰囲気に。ところが工房が爆発、コントのように顔真っ黒で頭ちりちりにした後、自宅を失ったロエリフさんが田中と一緒に行くと言い張る。断れば女の子に冷たくしたとして善行値マイナス、了承すると下心アリと判定されて善行値マイナスと、どっちに転んでも害虫転生まっしぐら、みたいな終わり方にすると、ややコメディ寄りになりますがより『終わり』感が出るのではないかと思います。

    　キャラクターについては、『漫画家志望』があまり生かされていない印象で、であるならば『昆虫学者』や『○ース製薬元社員』などの方がシンプルに面白かったように思います。専門知識のいる描写が必要になり難易度は増すでしょうが、設定をストーリーに寄せるのも一つの考え方ではないかと思います。
    　また、ヒロインであっても少々の毒っ気はある方が良いと思います。誘導おっぱいで強制害虫化させようとした女神様のように、ロエリフさんにもちょっとした棘があると、より個性が増すのではないかと思いました。

    ＜まとめ＞
    　土台になる部分がしっかりできているため、色々と想像が捗り長々と書いてしまいました。作者様の確かな実力が垣間見える一作だったと思います。

    　駄文ですが、企画への感想は善行値プラス100くらいになりませんかね。感想制覇で害虫寸前から0まで戻せるようになれば、感想へのモチベーションももっともっと上がるのに、とよくわからないことを思いました。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。


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Re: 2019年08月26日 02時40分40秒
  • ＞燕小太郎 様

    ども、サードアタックありがとうございます。
    長編化の余地を残したかったがゆえに、いちどここで物語をたたんだＨｉｒｏです。
    企画制覇を目指すのならば、もっと限界まで書き込むべきだったのでしょうが、ほかに本命を用意していたので、こちらはこのくらいでいいかなと。本命落としましたけど！＜オイ


    漫画家設定は、もう一話か二話あとくらいで活かされる予定なんですよね。
    殺虫球を一般販売するのに説明書にイラストをつけたり、害虫対策の警告を漫画にするようなネタを考えていましたけど、実際どうなるか不明です。そもそも続きを執筆する予定が…（汗

    ＞作者様の確かな実力
    　これまで何度となく頂いているお言葉ですが、いまだ結果を残せずに悔しい思いを続けています。そうえば別名義でＧＡ文庫大賞にチャレンジしてるけどどうなるかな？＜一次は抜けました

    ご感想いただきありがとうございました。

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2019年08月19日 21時59分16秒
 +20点
  • 　ウサギを退治することも難しい厳しい現実。
    　しかも、マイナス２９９点から始まって、マイナス３００点になったら、即失格という鬼のような条件がついている。
    　害虫に転生せずに生き残るのが大変な、実に厳しい生存条件ですね。主人公に特別な能力などないのが、とてもつらい。
    　拝読いたしました。朱鷺（とき）と申します。
    　エルフのロリエフさんの協力を得て、ゴキブリ退治でちまちまと点数を稼ぐ主人公の田中太陽君に、そこはかとなく共感を覚えました。
    　努力して、工夫して、なんとか成功して、突然の大惨事。
    　エルフのロリエフさんと主人公の田中太陽君のお二人に幸多かれと、思わず祈りました。
    　これから執筆される続編が楽しみな導入部でした。
    　ところで、女神様が投稿するのは、どこのｗｅｂなんだろう。
    　執筆お疲れ様でした。楽しませていただきました。

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Re: 2019年08月26日 02時38分39秒
  • ＞朱鷺（とき） 様

    ども、セカンドアタックありがとうございます。序盤の感想が増えなかったせいで、タイトルとネタ（ゴキブリ）が悪かったのかと反省していたＨｉｒｏです。


    続編を執筆すると、ヒロインが増えていくので、田中太陽はともかくロリなハーフエルフさんが幸せになれるかは怪しいところだったり。

    あと、女神様が投稿しているサイトはライトノベル作法研究所ってところです。
    関係ない話ですが、ラ研の女神様ミチルさんは、最近修練の間でみかけませんね。余所のサイトには投稿しているのに（ボソ


    ご感想いただきありがとうございました。

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2019年08月15日 17時50分20秒
 +20点
  • 『ストップ害虫転生！』拝読しました。

    ・いわゆる異世界転生ものなんですが、「善行ポイント」を稼がなくてはならないという設定がよかったですね。
    　異世界に転生しておきながらウサギすら討伐できず、結局やることはゴキブリの駆除というしょぼさが、コメディとして面白かったですし、オッパイを見たりちょっと嘘をついただけで善行ポイントが下がってしまうのも笑えました。
    　科学知識を駆使してゴキブリを駆除するところには、いわゆる「なろう系」的な面白さがありましたし（ジャンプの『Dr.stone』っぽっくもありますね）、ラストもしっかり科学的なオチがついていて、上手くまとまっていました。
    　太陽とロエリフが仲良くなっていく過程もよかったです。
    　文章もコメディらしく、とても軽快で読みやすかったです。

    ・ストーリー展開的にはやや平坦というか、大きく盛り上がる箇所がなかった印象でした。
    　殺虫球でゴキブリたちを駆除したと思ったら、体長が2ｍ以上あって人語も操るゴキブリのボスが登場するなどの展開があってもよかったかなと思います（そんなのをどうやって倒すんだという問題はありますが）。

    ・全体的に安定した面白さのある良作だったと思います。
    　クライマックスで大きく盛り上がる展開があれば、なおよかったかなと思います。
    　※読み返してみたらロエリフをロリエフと書いてしまっていたので訂正しました。

    　感想は以上です。指摘点が私自身の作品にブーメランになっていたらごめんなさい。
    　執筆お疲れさまでした。

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Re: 2019年08月26日 02時37分24秒
  • ＞いりえミト 様

    ども、ファーストアタックありがとうございます。今回もひとつめのコメントがなかなかもらえず涙していたＨｉｒｏです。
    毎回思うのですが、みなさん、作者の正体を見極めて意図的に避けてませんか？

    Dr.stoneは未読だったので、感想いただいてからｄアニでアニメを見てきました。
    構成や科学説明を苦にならないように読ませるテクニックとか、工夫が凝らされたすばらしい作品でした。
    連載であの作品を描くとか、下準備にどれだけ手間暇を掛けたのか気になるところです。

    ストーリーが平坦なのは、長編化する余地を残したかったせいですね。短編としてはもうちょっと山場を盛ってもいいなと思っていたのですが……時間の制約もあったので、ちょっと出し惜しみをしてしまいました。ごめんなさい。

    ロエリフは作者も何度か間違えているので、お気になさらずに（爆


    ご感想いただきありがとうございました。

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合計 10人 160点

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