立ちション大魔王

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　突然の尿意に襲われた。
　家を出る前に、ちゃんと済ませてきたのに。
　この異様なまでの寒さのせいなのか、それとも極度の緊張によるものなのか。
　理由はともかく。
　僕は今、とんでもない尿意に襲われていた。

　――駅まで我慢するか？

　否。
　ここから駅まではチャリの巡航速度で約十分。急いで漕いだとしても、六分の壁は破れまい。これでは駅に着く前に僕の膀胱が破れかねない。
　何より、今はどんなに小さな不安要素も排除しておきたい。
　今日は僕の人生の転換期になるかも知れない、とても重要な日。
　そう。僕は今日、生まれて初めて女の子とデートをするのだ。
　以前からずっと想いを抱いていた子に冬休みの前日決死の覚悟で告白をして、見事ＯＫを貰って、そして今日が初のデート。この事案がもたらす凄まじいまでの緊張感も、寒さと共に僕の膀胱を容赦無く責めたてているのだろう。
　しかし、だからと言って駅に着いた時に彼女が先に待っていて、
「遅くなってごめん。待った？」
「ううん、私も今来たところ」
　などという全僕の憧れるシチュエーションにもしもなった時に、それをぶっちぎって
「ごめんトイレ！」
　となっては恰好が付かない。最悪その場で振られかねない。

　なので――

「よし。その辺で済ますか」
　僕は即座にチャリを止め、安全安心に立ちションを行えるスポットを探す事とした。


　幸か不幸か我が町は田舎である。それもドの付く程の田舎である。ド田舎である。
　なので、実を言えば立ちションをする場所には全く困らない。ロクに車も通らない県道の路肩にチャリを止めると鍵すら掛けず、手近な空き地に向かう。
　そこはススキやらセイタカアワダチソウやらがもっさりと生えているばかりの、広大な荒れ地。こんなのが駅から車で五分以内にある時点で、ここがどれだけ田舎かお察しというものだ。
　生い茂るススキにうっすらと刻まれた、獣道じみた隙間に身体を潜り込ませる。入ってものの数秒で、僕は完全に覆われた。おそらくはもう県道から僕の姿を視認する事はできまい。
　そのまましばらく進むと、急に目の前が開けてちょっとした広場になっていた。うむ、絶好のスポットじゃないか。
　早速ジッパーを下ろし、ひっぱり出す。
　普段は日本人として平均的なサイズを保っている筈の僕の分身は、冬の寒さに打ちのめされてまるで幼子のそれの様に小さく、儚い。
　このままだと出したのがズボンにひっ掛かってしまう恐れがあるので、ここ数日ずっと脳内でシミュレートしてきた『もしも彼女とのデートが完璧な程に上手く行った場合』を再び脳内に描く。

　――電車で県庁所在地まで出た僕達は以前から彼女が観たがっていた映画を観てそのあと手近なファーストフードの店で感想を語り合ったりこの辺には無い高級ブティックで実際には買えない金額の服とかを見て回ったり訳のわかんないもんばっかり売っているくせに本屋だって言い張っているあの店で面白いグッズ見つけて笑い合ったりゲーセンのクレーンゲームで乱獲したりしているうちに彼女が「ねえ……私、少し疲れちゃったな」なんて甘えた声で僕の袖をちょんと摘まんで気付いたらそこはもう夕暮れ迫るホテル街で――

　よし、少し元気になった。
　しかしこのまま完全におっきされるとそれはそれで排尿行為にも支障をきたすので、妄想はここで終了。ぶるりと身体を震わす本格的な尿意に掻き立てられるがままに手を添えていざ放水開始と思った矢先、ふと足元に佇む異物を目が捉えた。
　それは、この寒々しい枯葉色の世界には似つかわしく無い程にショッキングなピンク色をした、不思議な形の壺だった。
　誰かが意図的に置いたかの如く地面にちょこんと鎮座している変な壺は、まるで誘う様にその開口部を僕に見せつけている。
　あたかも、ここに注げと言わんばかりに。

　的があると、狙いたくなる。

　これは代々農家の家系である僕ですら逃れる事のできない、獲物を狩る雄としての本能だ。古事記にも書いてある。
　という訳で、本能の赴くままに僕は壺の口に狙いを定め、放水を開始した。
　しょわぁぁぁっと軽やかな水音と共に膀胱の圧迫が緩み、安心感と解放感をまとわせた穏やかな快感が尿道を駆け巡る。三十六度五分の熱を持った僕のアップルサイダーめいたゴールデンウォーターはじょぼじょぼと小気味良い音を立てながら壺に注がれ、乾いた寒い空き地に盛大な湯気を立たせた。
　濛々と。
　それはもう、濛々と。
　もうもうと……って、これ明らかにおかしいだろ！
「何なん？　これ何なん！？」
　あまりにも不自然な湯気の量に驚き、出る尿も引っ込んだその時――

「呼ばれて飛び出てじょじょじょじょ～～～～ん！」

　ぼわーんと安っぽい効果音と共に、そいつは現れた。

　びしょ濡れで現れたそいつは、上半身裸でターバンみたいなのを頭に被り、工事現場のおじさんみたいなゆったりしたズボンを履いた小太りのおっさん。もちろん靴の爪先はニセウルトラマンみたいに反り上がっている。
「………………あんた誰？」
「吾輩は立ちション大魔王」
「……立ちション大魔王？」
「左様。立ちション大魔王でございます」
　そうか立ちション大魔王か……うん、僕頭おかしくなっちゃったのかな。
「この壺に封じられてより数百年。あなた様の立ちションにて、ついに封印を解かれる事が叶いました。このうえはあなた様をご主人様と仰ぎ、お仕えさせて頂きたく思います」
「そうなんだ。良かったね。じゃあ僕急いでいるから。サヨナラ」
　取りあえず踵を返し、現実に向けて歩き出す。そうだこれは夢なんだ。あまりの緊張にテンパった僕が見ている白昼夢なんだ。
　そう自分に言い聞かせてこの場を去ろうとしたのだけれど。
「あっ！？　ちょ、お待ちくださいご主人様！」
　自称大魔王のそいつは妙に素早い動きで僕の前に回り込み、立ち塞がる。ちょっと雫が跳ねた。
「うわっ！　汚ねっ！　寄るな変態！」
「変態ではありません大魔王です。ご主人様、お解りか。吾輩は大魔王ですぞ？　ご主人様がお望みになれば、吾輩の力でこの世を手にする事すら可能な程の、そりゃもう凄い大魔王なのですぞ？」
「僕が手にしたいのは平穏な日常だよ！」
「なんと無欲な……しかしご主人様の尿からはなんというか、そこはかとない欲望のエッセンスを感じたのですが？」
「僕のしっこからそんな事もわかるのかよ！」
「それはもう、吾輩は立ちション大魔王でございますゆえ。ああ、ちなみにご主人様のからは基準を上回る唐分も出ておりませんし尿酸値も規定値内。そして淋病やクラミジアにも感染しておりませんのでご安心くだされ」
「意外と有能だなおい！？」
　ちょっとだけ「便利かも」って思った自分に自己嫌悪。
「それよりもご主人様。あなた様の尿から感じたあのうすらピンクぃフェロモンから察するに、これから女を求めにいくのですな？」
　ニヤリと頬を緩ませながら、無駄にイイ声で囁く変態大魔王。ていうかその言い方やめてくれ。
「いやいや結構。英雄色を好むと古来より言われておりますれば。しかしご主人様、そんな事ならこの吾輩に一言申し付けて下されば、昨今流行りの異世界奴隷ハーレムなどとやらもチョチョイのチョイでご用意致しますぞ」
「だからそういうのはいいから。それより僕は急いでるの。これ以上邪魔しないで。あとそれ以上近寄らないでばっちいから」
　腕時計に視線を落とす。
　軽く立ちションするだけだったのに、この変態のお蔭で気が付けば結構な時間を取られている。こんな奴のせいで大事な初デートに遅刻して悪い印象なんか持たれたくないし、ましてや邪魔などされたくない。それ以前に大魔王だか何だか知らないけど、こんなションベンまみれの変態とは一秒でも早く離れたい。
「ほう。つまりご主人様はお急ぎなのですな？　ではこの魔法の絨毯でお送り致しましょう。どこにでも瞬時に一っ跳びですぞ」
　懐から何やらごそごそと派手な絨毯を引っ張り出す変態。もちろんそれも僕のしっこでびしょびしょに濡れている。
「乗れるかそんなもん！　いいからどっか行ってくれよ！　ああ、そうだこれが命令だ。頼むから今すぐどっか行ってくれ。僕に構わないでくれ」
「何ですと？　吾輩の力は要らぬとおっしゃるか。しかし吾輩も大魔王の端くれ。受けた恩義を返さぬとあらば沽券に係わります。こうなっては是非も無し、力づくでもお役に立たせて頂きますぞ」
「お前自分の言ってる事に疑問感じないのかよ。ああもうこれ以上邪魔しないで。僕これからデートなの。彼女居ない歴十七年目にしてようやく訪れた人生の一大事なの。これ以上変態と遊んでらんないの」
「デートですと？　その様に面倒な事をせずとも、吾輩に一言命じて下さればションベンくさい小娘のひとりやふたり、便利な魔法で簡単にご主人様の虜にして差し上げますぞ？」
「ションベン臭いのはお前だよ！　それに僕はそういうの認めないから！　初めてのデートを皮切りに、ゆっくりとひとつずつ恋愛イベントをこなしながら甘酸っぱく愛を育んでいきたいんだよ。ギャルゲーみたいに。ギャルゲーみたいに！」
「むふう、難しい事を仰いますな。しかしそれでは吾輩の力の見せどころが無いではありませぬか……おお、差し当たってひとつ、『皮切りに』との言葉にて思いつきましたぞ。ご主人様の余っている皮はぜひとも吾輩が取り除いて差し上げましょう。これでご主人様もひとつ上の男に」
「余計なお世話だよバカヤロウ！　ああもう付き合ってられるか！」
　再び踵を返し、今度こそ強い力で振り返らずにススキに飛び込んで一気に県道まで戻る。
　このままチャリに乗り込んで一気に走り出せば……
「うはははは逃がしませんぞご主人様！　さあさあ今すぐタートルネックを脱ぎましょう！」
　うわあこの変態さっきの絨毯に乗って追っかけてきた！　
「いいからどっか行け！　こっち来んな！」
　全力でチャリを漕いで引き離そうとするものの、奴はわざと僕のスピードに合わせるかの如くピッタリと後ろについて離れない。
　駄目だ。このままでは、この立ちション野郎のおかげで今日のデートはきっと滅茶苦茶にされてしまう。なんとかしなければ。
　必死の思いでペダルをぶん回し、疾走する。
　しかし背後からは相変わらず「うはははははは」とウゼぇ笑い声。
　そうこうしているうちに、駅がどんどん迫る。
　ああもう、これ一体彼女に何て言えばいいんだよ。

　結局奴を巻くこともできないまま、ついに待ち合わせ場所の駅前ロータリーに到着してしまった。

　――嗚呼、もうだめだ――

　本来だったら、きっと先に着いている筈の彼女と例の甘々トークをする予定だった駅前の、郵便ポストの前。
　絶望に打ちひしがれた僕が、しかしそこで見たものは。

「ご主人たま！　わたくちのご主人たまぁ！　どうぞごめーれーを！」
「いいかげんにしてください！　お願いだから帰ってください！　今日は大切な日なの！　初めて出来た彼氏との初デートなの！　邪魔しないでください！」


　びしょ濡れのアラビアンな娘に向って必死の形相で叫んでいる彼女の姿だった。

　了
いさお

2018年12月29日 05時03分43秒 公開
■この作品の著作権は いさお さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：冬の不可抗力
◆キャッチコピー：寒い冬の朝って、シたくなりますよね。ね？
◆作者コメント：頑張って書きました。
どうぞご笑覧くださいませ。

2019年01月30日 22時47分39秒
 +20点
  • 　そういえば企画あんま読めなかったなぁ、ひさしぶりにひまになったしなんか読んでみよっかなぁ。あー、ま～たいさおさんしょーもないタイトルでへんな小説書いてるよまえに書いたのなんだったかなマツタケの話だったかなぁ、なんて読みはじめたら最後まで読んでしまいましたオチにくさ。
    　冬のさむさにうちのめされてちっこくなったちんことか、アップルサイダーのように、とか、あと立ちションの魔王さまとか、にやにやできたんですけどやっぱりラストがいい。彼女さんもおしっこしてるやんけ…。
    　このオチのすばらしいところは、彼女さんが野外放尿をしたすえに、びしょぬれアラビアン少女を起こしてしまう、そんな絵が想像できるところです。えろい、ものすごくえろい。いやむしろこれは彼女さん視点で書くことによりさらにえろえろになるのではないかとわたくし大興奮。女の子のおしっこにまみれた女の子とか、いさおさん業が深い（）
    　これで普段はクールなバーテンダーやってるそうですから世の中ってこあいお…
    　でわでわ！

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Re: 2019年02月06日 16時30分21秒
  • etunamaさま、ご感想ありがとうございます。こちらを暫く開いていなかった故、お返事が遅れてしまい、申し訳ありません。

    ＞　あー、ま～たいさおさんしょーもないタイトルでへんな小説書いてるよまえに書いたのなんだったかなマツタケの話だったかなぁ、なんて読みはじめたら最後まで読んでしまいましたオチにくさ。

    前回は某所での秋小説でしたね。
    変な小説な小説書くのはライフワークですのでこれからも書き続けます。

    ＞　このオチのすばらしいところは、彼女さんが野外放尿をしたすえに、びしょぬれアラビアン少女を起こしてしまう、そんな絵が想像できるところです。えろい、ものすごくえろい。いやむしろこれは彼女さん視点で書くことによりさらにえろえろになるのではないかとわたくし大興奮。女の子のおしっこにまみれた女の子とか、いさおさん業が深い（）

    いや、業が深いのはどう見ても勝手にそんな想像しちゃう貴兄です。いやマジで。

    ＞　これで普段はクールなバーテンダーやってるそうですから世の中ってこあいお…

    世の中そんなもんです。
    っていうかぶっちゃけバーテンダーなんて頭のおかしい奴しかいません。いやマジで。


    ありがとうございました。

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2019年01月13日 23時36分09秒
 +20点
  • 作者の方へ

    茉莉花です。
    作品読みました。

    うん、なんというか……こう……アホやなぁwと。
    あ、いや、作者がではなくて主人公がね。

    軽い文体でさくさく読める作品でした。
    言い回しとかテンポがめちゃくちゃいい作品ですね。

    で……どうしても壺で笑うww

    オチも結構好みです。

    うーん……これは真面目にどうこう言うよりも点数だけおいたほうがいい感じだなぁ。

    ひとつだけ言うと、投稿順に読んでますが、今のところこの作品がぶっちぎりで……くだらなくて楽しいですｗ　すごく笑った。

    執筆お疲れ様でした。

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Re: 2019年01月18日 14時55分53秒
  • 茉莉花様、ご感想ありがとうございました。


    ＞うん、なんというか……こう……アホやなぁwと。

    はい、アホです。
    今作においては最大の賛辞と受け取っております。ありがとうございます。


    ＞で……どうしても壺で笑うww

    最初『あの』壺と引っかけようかとも考えたのですが、さすがにそれはないなと思い返しました。


    ＞うーん……これは真面目にどうこう言うよりも点数だけおいたほうがいい感じだなぁ。

    書いた自分が言うのもなんですが、おそらくはまともにコメントするのも無駄な小説だと思いますのでｗ


    ＞ひとつだけ言うと、投稿順に読んでますが、今のところこの作品がぶっちぎりで……くだらなくて楽しいですｗ　すごく笑った。


    ありがとうございます。
    今回の企画も素晴らしい作品が多く投稿されてますが、ことくだらなさに関しては当作に比肩し得るものは無いと自負しておりますゆえ。

    ありがとうございました。

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2019年01月13日 23時26分33秒
 +20点
  • 『立ちション大魔王』、拝読しました。感想を書かせていただきます。


    ●いいと思ったところ

    ・立ちション大魔王というネタが面白いです。ハクション大魔王のパロディかと思いますが、いい着想ですね。

    ・立ちション大魔王と主人公の掛け合いが面白かったです。
    　大魔王がびしょぬれだったり、検尿の役割を果たしたりといったおしっこを絡めたネタが上手いですし、主人公のツッコミも常に的確で笑えました。「ションベン臭いのはお前だよ！」とかｗ

    ＞力づくでもお役に立たせて頂きますぞ
    ＞お前自分の言ってる事に疑問感じないのかよ

    　↑一番好きなのはこの部分ですねｗ

    ・文章が上手かったですね。語彙が豊富ですし、テンポよく読める読みやすさがありました。


    ●感じたこと

    ・主人公と大魔王の掛け合いが面白かっただけに、この短さは少々物足りなく感じました。もうちょっと長く読みたかったなと思います。

    ・オチは上手くまとまっているとは思いますが、あっけなく終わってしまった印象もありました。
    　彼女とアラビアンな娘も含めた四人での掛け合いも読んでみたかったですね。

    ●全体として

    　この枚数のギャグ作品としては充分に楽しめました。
    　良くも悪くも続きが読んでみたいと思う作品でした。


    　感想は以上です。
    　なお、私は読者目線で本音の感想を書くことを心がけており、指摘点が私自身の作品にブーメランになっている可能性がありますが、どうかご容赦いただければと思います。
    　それでは失礼します。執筆おつかれさまでした。

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Re: 2019年01月18日 14時48分49秒
  • いりえミト様、ご感想ありがとうございます。


    ＞・立ちション大魔王というネタが面白いです。ハクション大魔王のパロディかと思いますが、いい着想ですね。

    元ネタありきなので思いっきり他人のふんどし感を味わっておりますが。
    原作の知名度に助けられました。


    ＞・立ちション大魔王と主人公の掛け合いが面白かったです。
    ＞　大魔王がびしょぬれだったり、検尿の役割を果たしたりといったおしっこを絡めたネタが上手いですし、主人公のツッコミも常に的確で笑えました。「ションベン臭いのはお前だよ！」とかｗ

    主人公と大魔王の掛け合いは書いていてとても面白かったです。自分が楽しんで書いたところをご評価頂けると大変励みになります。ありがとうございます。



    ＞・主人公と大魔王の掛け合いが面白かっただけに、この短さは少々物足りなく感じました。もうちょっと長く読みたかったなと思います。

    ＞・オチは上手くまとまっているとは思いますが、あっけなく終わってしまった印象もありました。

    ここは多くの方にご指摘を頂いた部分ですが。
    やはりこのネタは勢いで一気に流したかった所とここから先を書くと『また』管理人氏に怒られかねないので自重した次第ですｗ
    ここから先を書くとしたらノクターン辺りに引っ越しをしたいくらいですねｗｗｗ


    ありがとうございました。

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2019年01月13日 20時43分06秒
 +20点
  • 冬企画の執筆、お疲れ様でした。
    御作を拝読しましたので感想を記したいと思います。

    ＞「呼ばれて飛び出てじょじょじょじょ～～～～ん！」

    立ちション大魔王が登場するストーリーでした。
    短くて読みやすく、オチに笑いました。


    ＞びしょ濡れのアラビアンな娘に向って必死の形相で叫んでいる彼女の姿だった。

    このアラビアンな娘の名前は何というのでしょう？（笑）
    （もしかして〇クビ姫？）


    ＞初めてのデートを皮切りに、ゆっくりとひとつずつ恋愛イベントをこなしながら甘酸っぱく愛を育んでいきたいんだよ。ギャルゲーみたいに。ギャルゲーみたいに！

    大魔王の力を得ることよりも初デートの方が大事。高校生らしくて面白かったです。
    二回繰り返したので、主人公にとって大事なことだったのだと思いますが、
    ギャルゲーはスマホですかね？　それともソシャゲ？


    テーマの『冬の〇〇』は、冬の不可抗力とのこと。
    そうですね、寒い日はトイレが近くなりますね。
    冬っぽい描写も散りばめられていて良かったと思います。

    いろいろと書いてしまいましたが、オチが楽しい作品でした。
    拙い感想ですいません。今後のご活躍をお祈りしています。

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Re: 2019年01月18日 14時42分33秒
  • つとむュー様、ご感想ありがとうございます。


    ＞短くて読みやすく、オチに笑いました。

    こういうネタは瞬発力が命というかそれしか無いので短さとテンポは意識しました。


    ＞このアラビアンな娘の名前は何というのでしょう？（笑）
    ＞（もしかして〇クビ姫？）

    　どうも皆さんアラビアン娘の名が気になる様で。
    　そしてなんか上手い事言うのが私気になりますｗ


    ＞大魔王の力を得ることよりも初デートの方が大事。高校生らしくて面白かったです。
    ＞二回繰り返したので、主人公にとって大事なことだったのだと思いますが、
    ＞ギャルゲーはスマホですかね？　それともソシャゲ？

    いまどきはそういう媒体なんですねえ。
    私はＰＳ２全盛期でしたががが


    ＞冬っぽい描写も散りばめられていて良かったと思います。

    ぶっちゃけこのお題だと舞台を冬にしてしまえばどうにかなっちゃうので、それだけに冬であるという描写には気を使ったつもりです。そこをご評価して頂けるのはとても嬉しく思います。

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月12日 21時41分43秒
 +20点
  • この、いかにもイロモノ臭がするタイトルからして、絶対に読むまいと思っていたのですが……。
    ほんの出来心で読み始めてしまったが為に物凄い力で引き込まれ、あっという間に読了させられてしまいました(汗


    実に下らない内容でしたねw
    でもこの下らなさ、嫌いじゃありません。
    下ネタなんてズルいと思いながら、結局自分はこういうネタで笑わされてしまうのだなと思い知らされました。
    ネタもさることながら、ボケとツッコミのタイミングと間が秀逸なので面白さ倍増。
    読者の笑いを誘うために長年培われた熟練の技を、しっかりと見せて頂きました。
    元ネタとなったアニメの放映時期を考えると、作者様は人生経験に見合った執筆歴をお持ちの方なのでしょう。
    (ちなみに私は再放送でしか観たことがありません。しかし大魔王の台詞は、アニメの声で脳内再生余裕でしたw)


    最後はしっかりと、オチていましたね。
    もう少し楽しみたいなー、というところで終わっているので、正直物足りないと思わなくはないですが、ここで打ち切らざるを得なかったのだと推察します。
    しかしそれでも、読者に想像する余地を与え、なおかつクスッとさせてしまう落とし方には匠の技を感じました。


    内容は下らない、でも高い技術と笑いのセンスを感じさせる作品でした。
    楽しかったです。
    年末の忙しい中、執筆お疲れ様でした。
    ではでは。

    E-Mail pass
Re: 2019年01月18日 14時36分39秒
  • 庵様、ご感想ありがとうございます。


    ＞この、いかにもイロモノ臭がするタイトルからして、絶対に読むまいと思っていたのですが……。

    正直、今作に庵さんの感想を頂けると思っていなかったので驚きましたｗ



    ＞実に下らない内容でしたねw

    はい。がんばりました。


    ＞下ネタなんてズルいと思いながら、結局自分はこういうネタで笑わされてしまうのだなと思い知らされました。

    ぶっちゃけ下ネタなんてのは脊髄反射みたいなものなので仕方ない所です。自分で書いといてなんですが。


    ＞もう少し楽しみたいなー、というところで終わっているので、正直物足りないと思わなくはないですが、ここで打ち切らざるを得なかったのだと推察します。

    これ以上続けると本格的に下品になったり収拾が付かなくなったりするのでスパっと終わらせました。こういったネタは瞬発力が全てでありますし。


    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月12日 17時28分07秒
 +20点
  • 　執筆おつかれさまでした、燕小太郎と申します。
    『立ちション大魔王』読ませていただきましたので、感想を残したいと思います。

    　一読して感じたこと
    　いやー素晴らしい！　実にくだらない！（褒めてます）。
    　こういう短い話は大好きです！

    　キャラクターについて
    　良きキャラクターとは何か。自分は今回、これを『リアリティ』と『オリジナリティ』ではないかと考えることにしました。自分が考えるリアリティとはそのキャラクター『らしさ』が出ているかどうか。ストーリーに流されるのではなく、キャラクター自身の意志や理由によって言動をとっているかどうかだと考えています。オリジナリティとは文字通り個性があるかどうか。この二点から、感想を述べて行きます（ここまでテンプレート）
    　とは言っても、十枚の掌編ですからあんまり理屈で語るのもどうかと思います。内容も内容ですし、そもそもオリジナリティを語るとパク……強いオマージュの話になってしまいますし。
    　そんなわけで深くは語りませんが、何気に良いなと思ったのが彼女さん。大魔王の経緯を考えればきっと彼女も同じことをしたんでしょう。清楚な感じでそういうことしちゃう女の子。
    　アリです。

    　ストーリーについて
    　良きストーリーとは何か。自分は今回、これを『引きの強さ』と『カタルシス』の二つを軸として考えることにしました。次に何か起こるのか。この事件がどのように収めるのか。気になって読まざるを得なくなる、力づくで読ませる『引き込む力』こそストーリーの目的になるのではないか。そうして引き込んだストーリーを、どのようにまとめ、読者を満足させるのか。この二点をストーリーの骨子と考え、この観点からストーリーの感想を述べたいと思います（ここまでテンプレート）。
    　掌編はオチが命だと思いますが、そういう意味では原作……もとい元ネタに合わせた落とし方が良かったです。実際に読んだり見たりしたわけではありませんが、確かいましたもんね、大魔王の隣に小さな女の子。
    　もう一点、最後の彼女のセリフが、この日のデートを楽しみにしている感じで良かったです。何となくこの二人は上手く行きそうだなっていう気がしました。
    　きっと臭い仲になると思います。

    　次に向けての提案
    　今作が短いこともあり、特別不満に思うようなところはありませんでした。
    　オマージュも下ネタも躊躇わない自由な発想力で、色んなお話を書いてほしいと思います。

    　まとめ
    　短くスパッとキレのいいおしっこのようなお話でした。
    　
    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

    E-Mail pass
Re: 2019年01月18日 14時35分47秒
  • 燕小太郎様、ご感想ありがとうございます。


    ＞いやー素晴らしい！　実にくだらない！（褒めてます）。

    今作において「くだらない」や「バカバカしい」は最大級の褒め言葉と受け取っております。ありがとうございます。


    ＞そんなわけで深くは語りませんが、何気に良いなと思ったのが彼女さん。大魔王の経緯を考えればきっと彼女も同じことをしたんでしょう。清楚な感じでそういうことしちゃう女の子。
    　アリです。

    アリですかそうですか。
    まあこの子については読者様のご想像に全てお任せいたします。


    ＞もう一点、最後の彼女のセリフが、この日のデートを楽しみにしている感じで良かったです。何となくこの二人は上手く行きそうだなっていう気がしました。

    ここの部分を汲み取って頂けて感激しております。この名前も出て来ない彼女さんをいかに可愛らしく書けるかでオチの威力が随分変わってしまうのではと思いながら執筆しておりましたゆえ。

    ＞きっと臭い仲になると思います。

    誰が上手い事を言えとｗ


    ＞短くスパッとキレのいいおしっこのようなお話でした。

    だから誰が上手ｒｙ
    　

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月05日 16時13分32秒
 +20点
  • 　ども『可愛い顔して色白で　知恵が回って明るくて　笑い上戸はいいけれど　派手なイタズラ玉に瑕～♪』と、ソラで歌えてしまうことに自分でもビックリなＨｉｒｏです。
    　なんでオープニングじゃなくてエンディングのほうが出てくるんでしょう？
    　それはさておき感想です。


    　また下品な作品をベテランの業前で打ち込んできましたね（汗
    　元ネタとの相性も抜群で面白いとしか言いようがありません。
    　強いて言えば、おとうたまが立ちション大魔王なら、娘はおしっこ以外のものを据えるのがよかったんじゃないかなと。えっ？　濡れてるのはおしっこじゃないって？　なんてお下品な（滝汗

    　ところで、元ネタは1969年と半世紀ちかく前のものなのに、再放送が繰り返されたとはいえいまだに通じるとはすごいですね。


    　それでは下品さがうつらないうちに撤収です。ﾉｼ

    E-Mail pass
Re: 2019年01月18日 14時35分12秒
  • Ｈｉｒｏさま、ご感想ありがとうございます。


    ＞また下品な作品をベテランの業前で打ち込んできましたね（汗

    どんな事も本気で打ち込むのが私のモットーです。特にくだらないもの程徹底的に行います。


    ＞強いて言えば、おとうたまが立ちション大魔王なら、娘はおしっこ以外のものを据えるのがよかったんじゃないかなと。えっ？　濡れてるのはおしっこじゃないって？　なんてお下品な（滝汗

    最低な解釈ありがとうございます。

    ＞それでは下品さがうつらないうちに撤収です。ﾉｼ

    残念ながら手遅れと言わざるを得ません。


    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月02日 19時11分00秒
 +10点
  • 執筆お疲れさまでした。
    「立ちション大魔王」を読ませていただきました。

    　軽く読めて、笑える作品でした。
    　オチも良かったですね。
    　女の子の方も、緊張して草むらでおしっこしちゃったんですね。
    　なんだかそう言う背景が見えてきて、微笑ましいような、女の子がなにしてるんだ、と突っ込みたくなったというかｗ

    　オチは確かに良かったのですが、魔王とアラビアンな娘との間に、もう一個事件が起こっても良かったかもしれません。
    　
    　若干、唐突に終わってしまったと感じましたので、そのあたりが肩透かしだったかな、という印象です。

    以上となります。
    読ませていただきありがとうございました。

    E-Mail pass
Re: 2019年01月18日 14時34分37秒


  • たかセカンドさま、ご感想ありがとうございます。



    ＞女の子の方も、緊張して草むらでおしっこしちゃったんですね。

    ここは明記致しておりませぬゆえ、どうぞご想像ください。

    　
    ＞若干、唐突に終わってしまったと感じましたので、そのあたりが肩透かしだったかな、という印象です。

    ネタがネタだけに、あまりひっぱるもんでも無いかな、との思いでサラッと終わらせました。


    ありがとうございました。


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2019年01月02日 16時21分14秒
 +10点
  • あけましておめで……と言いたくないなぁ、と思いました。
    理由はわかりませんが。
    『立ち○○大魔王』拝見しました。

    ＞三十六度五分の熱を持った僕のアップルサイダーめいた

    はっはっはっ、ぶっ転がしますよ？

    ＞そうか立ち○○大魔王か……うん、僕頭おかしくなっちゃったのかな。

    うん、おかしいおかしい。
    誰の頭とは言いませんが。


    さておき。
    サイテーな作品でしたが、オチなども上手く配置されていて、そのあたりに技を感じてしまったことは事実で。
    かなり呆れ返っているものの、モニターの向こう側で「そうだろそうだろ！　呆れるだろう！」と、してやったりとほくそ笑む作者さんの顔が浮かぶようで悔しいです。……読まなきゃ良かった。読んでも感想書かなきゃ良かった。
    でも、読んじゃったし、なぁ……。

    これ以上は特に言うこともないのですが、元ネタを知っている以上、どうしても気になることが一つ。

    それが……アラビアンな娘の名前問題です。

    立ち（以下略）は奇跡的な一致を見せていますが、彼女の方は難しいですよね。たった三文字ですし。作者さんはそこをどうしたのか、あるいはどうもしなかったのか？　ここが真面目に気になりました。

    ってことで、私の方で考えさせていただきました。
    ただ、一部伏せ字にしてある点はご理解の程を。

    ずばり、『ユ○リちゃん』です。

    答えがわからない場合は……わからなくて良いんじゃないですかね。
    別にね。なんか、意図せずヒントのようなものを書いてしまいましたし。
    ……こういう時、瞬発的に思いついてしまった自分の想像力が憎いです。

    では、そんなところで。
    執筆お疲れ様でした！

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Re: 2019年01月18日 14時33分26秒


  • ハイ様、ご感想ありがとうございます。


    ＞あけましておめで……と言いたくないなぁ、と思いました。

    気持はわかります。



    ＞はっはっはっ、ぶっ転がしますよ？

    コワイ！




    ＞それが……アラビアンな娘の名前問題です。
    ＞ずばり、『ユ○リちゃん』です。

    最低な命名、ありがとうございます。
    まあ今作では読み手の方々に結末を想像して頂きたいので私からは何も言えませんが。


    ありがとうございました。

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2018年12月31日 03時23分11秒
 +30点
  • こんばんは。投稿お疲れ様でした。

    テンポ良くて楽しんで読みました。すんなり頭に入る情景描写とバランスが秀逸です。

    そうか……しっこするとき、男の子はこんなこと考えるのか……勉強になりました。こういうの、大好きです。

    ちなみに女の子はたぶん、狙いませんw つか狙うの、難しいところですね。

    ＠らいか

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Re: 2019年01月18日 14時32分36秒


  • らいか様、ご感想ありがとうございます。




    ＞そうか……しっこするとき、男の子はこんなこと考えるのか……勉強になりました。こういうの、大好きです。

    ちなみに女の子はたぶん、狙いませんw つか狙うの、難しいところですね。

    はい。男は大体こんな事考えてます。
    あと形状的に狙いやすいという事も大きな要因かと愚考致します。


    ありがとうございました。

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2018年12月31日 00時16分45秒
 +40点
  • 面白かったです。

    タイトルはハクション大魔王のもじりですね。

    最後どうなるのかと思ったら、彼女とお揃いで丁度良かったですね。別れなくて済みそうです。

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Re: 2019年01月18日 14時31分57秒
  • でんでろ3様、ご感想ありがとうございます。
    かなり早い内に感想を頂けてとても心が軽くなった事をよく覚えております。



    ＞タイトルはハクション大魔王のもじりですね。

    最低なもじり方でしたが楽しんで頂けた様で幸いです。


    ありがとうございました。

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合計 11人 230点

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