【跡地化】キラキラ

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つとむュー

2018年08月12日 23時38分23秒 公開
■この作品の著作権は つとむュー さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー：そんな夢なんて偽物じゃねえかよ、このキラキラと同じように
◆作者コメント：なんとか間に合った！　過去の不幸を乗り越えようと頑張る、高校生男女二人のほろ苦しい青春物語です。みなさん、よい夏を！

2018年08月26日 00時04分26秒
 作者レス
  • 主催の皆様、このような場を設けていただき大変感謝いたします。運営、お疲れ様でした。
    本作品に感想を寄せていただいた皆様、誠にありがとうございます。

    まず、本作品を読んで気分を害された皆様、大変申し訳ございませんでした。深くお詫びいたします。

    この物語はフィクションであり、実在の人物・団体および事件とは一切関係ありません。このことを、著者コメントもしくは作品の冒頭に記すべきでした。

    本作品は、バーベキューの際に亜ヒ酸が発生してしまうという架空の事故を扱っています。
    その際、亜ヒ酸が第三者からもたらされたという可能性についてリアリティを出すため、過去の事件を想起させるような描写を行っております。その描写によって読者の皆様に不快な思いをさせてしまい、深くお詫びいたします。
    過去の事件を想起させる描写に用いた語句は、以下の二つです。
    ――「近隣夏祭り」と「近所の公園」
    これらの語句を、それぞれ「家族バーベキュー」と「近所のキャンプ場」に置き換えれば、本作品と過去の事件とは全くの別物となります。
    この二つの語句がなければ、基本的には過去の事件とは全く異なることが物語に描かれているということを、皆様にご理解いただけましたら幸いに存じます。

    上記について、とり急ぎ皆様にお詫びしたく、よろしくお願い申し上げます。

    E-Mail pass
2018年08月25日 22時45分12秒
 +30点
  • 　はへぇええ、おもろかったです。
    　タイトルと作者コメントで「あ、これはあかんかな…」とおもって避けてたんですけど読んでみたらすげえよかったです。
    　森の奥でみつけたきらきらとするもの、金じゃないか、金じゃなかった。将来について語りつつも、気になってしまうのは過去の事件。気がついてしまったとき…。はええ
    　愚者の金。なんてかっこいいんだ…（はあはあ）。鉱物関連の小話がすごくたのしかったです。でもやっぱり、なによりは、過去のバーベキュー事件ですよねー。これに、なにかが隠されてそう、という雰囲気がぷんぷんしてて、どんどん先を読みたくなってくるかんじでした。
    　キャラもなんというか、自然なかんじでよかったです。かわいい、かっこいい、とかじゃなくて、ああ、いそうだなぁ、っていうリアル感。しょうのすけくんの追い詰められてる感やべえ。
    　そうかわかった、バランスがいいのか。小道具、話、人物、あと文章。どれがずれてもおかしくなりそうってくらい、全体とマッチしてる気がします。このまとまり、うらやましい…。
    　なんというかやりきれないラストなんですけど、前向きな気持ちもかんじとれて、読後感よかったです。いやぁでもつらいよなぁ…
    　金、というお題の生かしかた、今回の企画で一番だったんじゃないかと思います。しゅごい
    　不満はないんですけど、点数どないしよか…うぐぐぐ
    　えいっ
    　でわ～

    E-Mail pass
2018年08月25日 22時12分52秒
 +20点
  • 　夏企画へご参加お疲れ様です！
    　ミチルと申します。御作を読了したので感想を残します。

    　切なくて、救いがなくて、読了感もきっとハッピーにはなれないだろうと思ったのに、最後まで読んでしまいました。
    　冒頭から緊迫感があり、作者様の筆力が高い事が伺えました。
    　読み終えたら、予想通り泣けました。金の発掘は大変なのですね。
    　巷には俺つえーや、チート無双などが流行っているらしいのですが、こういった物語も貴重だと思います。

    　一方で、タイトルが惜しいと思いました。
    　読む気がそがれるほどではないのですが、ちょっとインパクトが足りないというか。もっと良いタイトルがあるかなと感じます。
    　一般名詞や擬音だけのタイトルは、注目を集めづらいかもしれません。
    　ろくな代替案ではないのですが、『思い出キラキラ』『キラキラな石、最期の意思』など。
    　余計な事を申し上げていたらすみません。

    　読み違いや読み落としがあったらすみません。
    　これからも執筆を頑張ってください！

    E-Mail pass
2018年08月25日 21時25分15秒
 +20点
  • こんにちは。拝読いたしましたので、感想を。
    暗く悲しいお話ではありましたが、スラスラと読み進められました。
    お話の下地というか、いろいろ調べられていてすごいですね。
    黄鉄鉱っていうのはニュースで見て知ってたんですけど、燃やすと危ないんですね…
    金のテーマを、愚者の金というひねった形で使われていて好感が持てました。
    話の筋に関して言うと、昌之介がげっそりしてるあたりから、死の原因は舞花なんじゃ？と勘繰っていたので、あまり意外性はなかったかも…？
    ただ全体を見るに、そこのどんでん返しが最大のウリという系統の作品ではないと思うので、いらない指摘かもしれません。
    不要と思われましたら聞き流していただければ幸いです。
    執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
2018年08月25日 18時54分31秒
 +20点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    　御作、『キラキラ』を拝読しましたので、感想を残したいと思います。

    ＜特長と特徴＞
    ・特長（ストロングポイント）
    　初めて友達同士で来たバーベキューで調子に乗り過ぎ二人して嘔吐、そのせいで高校デビューに失敗しクラスで孤立した男女二人の物語……とタイトルと冒頭からイメージしていました。ので、読んでみてびっくり。ええ……全然違うやん……。
    　ストーリーがストーリーなのでとかく暗い印象はありますが、どの要素にも上手さを感じました。
    　派手な物語ではないのでキャラクターは個性的過ぎるということはないものの、三者三様の個性があり、それぞれ組み合わせることで個性を引き立てる。
    　テーマの使い方も面白く、しばしば入る現実世界のネタもリアリティを高める効果がありました。
    　ストーリーもハッピーなお話ではないので読んでいて辛いところはありましたが、ストーリーとしての山場、真相が後半で明らかになる点など、物語を後半まで引っ張る、後半で驚かせる、という作り方ができていて良かったと思います。

    ・特徴（オリジナリティ）
    　金とよく似た鉱物という今作のテーマ選びがまず良かったですね。そしてそこをきちんと生かしたストーリーを作れる。男女三人のキャラクター配置は基本通りですが、オリジナリティがすでにある分安定した話作りもでき、攻める部分守る部分がともにしっかりしていると感じました。
    　また、ヒ素カレー事件や大相撲など、じっさいにあった事を取り入れるのもオリジナリティになっている部分だと思います。多用すると主張が強くなりそうでリスクもありますが、今回は許容範囲内かなと。
    　基本的に自分はダウナーな話作りが苦手なので、こういう話を作れる技術があるというのは凄いなと思います。

    ＜気になった点＞
    　……暗い、悲しい（泣）。
    　こういうタイプの物語は苦手なのでもう少しハッピーな結末にならないものかと思わないではないですが、これはこれでよいのかと思います。

    　構成面でもう一工夫できたように思います。
    　今作はバーベキュー事件のあった六年前、メインとなる高校時代の現在、そしてエピローグの十年後という三つの時間軸から成り立っています。六年前は回想と説明を適宜はさんでいますが、せっかく三つの時間軸があるならばそれぞれで独立した章として描いた方が効果的だったのではないかと感じました。
    　理由は匠の存在感。舞花や晶之介と同じメインの『三人』なのですが、最初から死んでいるため印象が弱く、また三人でいるシーンが少ないため『いつも三人で一緒にいた』ことを読者が共感し難い。これが、本来晶之介と並んで主要人物でなければならない匠の印象をどこか薄く感じた理由と考えます。
    　
    ＜自分なりの改稿案＞
    　であれば、六年前・現在・十年後をそれぞれ独立した短編で描き繋げる方が良いのではないかと。現在進行形のシーンとして描くことで『三人』の印象を強めるとともに、匠の死も読者により強い衝撃を残すと考えます。これを土台にして現在と十年後を書くことで、より感情移入しやすくなるのではないかと思いました

    ・総評
    　悲しいお話だったので正直落ち込みましたが、それは今作が優れていた証左でもあります。
    　でも、なあ……うん。ああ、もう少しなんとかなれば、と。なんだかんだ言っても、自分もだいぶ今作に入り込んでいたのかなと思います。


    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

    E-Mail pass
2018年08月25日 15時41分19秒
 +20点
  • 『キラキラ』、拝読しました。感想を書かせていただきます。


    ●いいと思ったところ

    ・黄鉄鉱を軸にした青春ストーリー……と思いきや、終盤で明かされる衝撃の事実。
    　科学的知識に基づいたアイデアと、それを中心にしたストーリーの構成は非常に良かったです。
    　黄鉄鉱を金だと思ってしまうことも、それを炭の中に入れてしまうことも、小学生なら納得ができますし、それが思わぬ悲劇を生んでしまう……そして主人公の舞花はそれに気づかぬまま6年間生きてきた……という内容は、プロのミステリー作品としても使えそうに思いえるくらい素晴らしいものだったと思います。

    ・舞花や晶之介の心理描写もしっかりしており、中盤までは青春ストーリーとしても楽しむことができました。
    　
    ・文章は安定していて、非常に読みやすく、分かりやすかったです。


    ●感じたこと

    ・前半が割と明るい青春ストーリーという感じだったので、後半の重い雰囲気とはちょっとギャップを感じました。こういった題材を扱う以上、重い話になってしまうのは仕方ないですが、前半が明るかっただけに後半が余計に重く感じるというか……。

    ・匠たちが死んだ理由が晶之介から明かされるわけですが、それがちょっと唐突だったように感じました。
    　地学の勉強を始めたんたことで気がついたのでしょうが、初めは真相を語りたがっていなかったのに、八月十五日になってなぜ語る気になったのかも気になります。
    　そのあたりは、晶之介の態度を不審に思った舞花が、自ら勉強して真相にたどり着くほうが、自然な流れな気がするし、話としても盛り上がるんじゃないかと思いました。

    ・そしてなぜ晶之介は死ぬことを選んだのか……それも舞花を巻き添えにする形で。
    　確かに真相は舞花や晶之介に非常につらいものではありましたが、なにも死ぬことはないんじゃないかと。
    　晶之介の死が、この物語をより一層重いものにしており、ラストは本当に読むのが辛くなるほどでした。
    　もう少し救いのあるラストにしてもよかったんじゃないかなと思います。


    ●全体として

    　黄鉄鉱を基にしたストーリーは素晴らしかったです。　
    　ただ、前半の青春路線と後半の重い内容にギャップを感じました。また、謎が解き明かされるのも急だったように感じたので、舞花自身が徐々に解き明かしていく構成にしたほうがよかったんじゃないかなと個人的には思います。


    　感想は以上です。
    　なお、私は読者目線で本音の感想を書くことを心がけており、指摘点が私自身の作品にブーメランになっている可能性がありますが、どうかご容赦いただければと思います。
    　それでは失礼します。執筆おつかれさまでした。

    E-Mail pass
2018年08月25日 06時54分19秒
 +20点
  • ども、細かい石って砂利って呼ぶから『石粒』とは呼ばないんじゃ……と思いつつ検索をかけてみたところ普通に出てきて驚いているＨｉｒｏです。＜ただし建築素材
    拝読しましたので、拙いながらも感想らしきものを残させていただこうと思います。


    面白かったです。
    少々読後感が濁っていますが、わかりやすくもひねりのある物語が綴られていました。

    早い段階で事件のおおまかな推測できたのですが、実際になにをしてそうなったのかまではわからなかったので、読んでみて「そうだったのか～」と感心しました。

    また、無実の罪を着せられた砒川三郎の扱いをどうするかも気になっていたのですが、こちらも逃げることなく正面から罪を償っていたので良かったなと思いました。


    こんなところでしょうか。
    では失礼します。ﾉｼ

    E-Mail pass
2018年08月24日 21時51分08秒
 +20点
  • がーでーす。よろしくお願いします。

    うーん・・・うーん・・・。
    最初読み終わった時に、読んでいてマイナスの要素が全然ないのに、なんで釈然としないのかなぁと思いました。
    文章も良いし、仕掛けも良いし何でだろうって。

    で、よーく考えてみました。(←アホっぽいですねw)

    あくまで私個人の意見なのですが、舞花と晶之介の性格付けに難があったかなと。
    どちらも優しいのですが、優しさのベクトルが同じような気がします。似た者同士って事でもあるのでしょうが、おそらく激しくプラス思考の匠の存在のせいでそうなってしまったのではないでしょうか。
    山場で真実を思い出した舞花の感情の変化は、晶之介の感情と違うものであったほうが話が盛り上がったと思います。しかしベクトルが同じせいで晶之介の行動をすんなり受け入れてしまい、結果として真実の告白も無理心中もあっさりし過ぎちゃったかなと。もっと暴れても良かったかなと。
    例えば舞花の方がパンチの効いた優しさだったらプライパンひっくり返して、自殺で楽になろうとする晶之介ぶん殴って二人で背負っていこうという選択肢も出てきたかなぁと思います。そっちのほうが作者コメントに近いような気もしないでもないですし。
    いきなり態勢を変えて晶之介の背後を取りつつ「実はこっそりレスリング始めてたの！」と軽く伏線回収もしつつ・・・あくまで私個人の意見です。

    夏企画お疲れさまでした。

    E-Mail pass
2018年08月19日 19時32分42秒
 +30点
  • はじめまして、北蔵と申します。恐縮ながら感想を書かせていただきます。

    過去に起こった悲劇。それを乗り越えようとひたむきに努力する舞花と晶之介。途中で「あれ、もしかしたら……」と思っていたら、晶之介の口から明かされるのはやはり絶望的な真実。あまりに重く苦しい展開なので、後半になるにつれて、読んでいて非常につらかったです。

    しかし、現実には往々にしてこういうことはありますよね。親友と肉親を自らの手で死に至らしめてしまったこと、冤罪で関係ない人を自殺に追い込んでしまったこと、そして晶之介の死……これらの十字架を背負ってなお生きていかなければならない舞花の人生について考えさせられてしまいました。誰も悪気はないのに悲劇が生まれてしまっているところが、最も悲劇的ですね……。

    最終的には前向きに終わってはいますが、ただあまりにも救いがないので……個人的には最終的になにかもう少し救いがあった方が、カタルシスに昇華したりできるかなぁと思いました。現実はなかなかそうもいかないと思いますが……。読者を引き込む力はある作品だと思いますし、実際ものすごく心には残りました。

    感想になっているかどうかわかりませんが、以上をもって感想とさせていただきます。
    執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
2018年08月16日 21時32分05秒
 -30点
  • 狭窄規格と申します。
    キラキラ、読ませていただきました。

    が。

    この作品、実際にあった事件を下地に作られていますよね？
    それも偶然では無く、明らかに意識的に。

    そのあたり、作者さんがどのように考えてそうしたのかはわかりませんが、書いた以上はどんな評価が下っても良いという相応の覚悟があるものと思います。

    とりあえず自分としては、この作品は自粛すべきものではないか？　と捉えました。

    最後に一言。
    純粋に作品として評価したかった。
    以上です。
    お疲れ様でした。

    E-Mail pass
Re: 2018年08月27日 21時48分47秒
  • 狭窄規格さん、感想ありがとうございます。
    優勝おめでとうございます！

    御作の作者レスも拝読いたしました。
    この作品は、自分の作品と予想していただき、嬉しく思います。

    以前の作品においても、同様の指摘をされたとのことですが、
    どの作品でしょう？
    もしかしたら、昨年のGWの不思議な卵企画の時に出した作品『カルナボール』でしょうか？
    あの時、「あんな危ないものを投げてはいけない」と注意していただいた方がいらっしゃいました。
    その方は企画の常連の方で、今回の夏企画ではお名前を拝見していないので、
    もしかしたらその方が狭窄規格さんなんじゃないかと推測しています。

    まあ、その方でなくとも、本作品が自分の作品であると予想できる方は、
    最近まで企画で何度も対戦している方に間違いありません。
    そういう創作仲間からの耳の痛い忠告は、真摯に受け止めねばと思っております。

    一つだけ信じて欲しいのは、この作品は過去の事件を下地に作られたものではありません。
    ましてや、過去の事件から発想を得たものでもありません。
    一般の方々にはあまりなじみはありませんが、砒素はごくありふれた元素で、
    地層や、本作に登場するような脈石の中に普通に含まれています。
    砒素を含む温泉もかなりあり、その温泉から生じる沈殿物にも高濃度の砒素が含まれています。
    今回、テーマが金でしたので、身近な『愚者の金』である黄鉄鉱について描こうと思い、
    黄鉄鉱について詳しく調べてみると、一緒に硫砒鉄鉱を産出することがあるということで、
    本作のストーリーを考えついたというわけです。
    つまりこの作品は、今回の企画のテーマを、自分なりに考えて考えて考え抜いた結果、
    たどり着いた作品なのです。それだけは創作仲間として信じていただきたく切にお願いいたします。


    いろいろとご心配いただきありがとうございます。
    今後も暖かい目で見守っていただけましたら嬉しく思います。
    よろしくお願いいたします。

    E-Mail pass
Re:Re: 2018年08月28日 01時40分29秒
  • 何も言わないのが正解か言うのが正解か考えていましたが、言ったほうが良い方向に進む気がしましたので、少し書き込みます。

    まず『下地に作られた』発言はすいません、言葉を扱うものとして、この言葉の選択は適切ではありませんでした。
    正しくは『実際にあった事件を想起させるように書かれている』ですね。

    そのあたり細かな食い違いはあるかもしれませんが、それよりも私が言いたかったのは『今なお被害者遺族が生活をしているのに、その事件を想起させる作品を投稿するのはどうなのか』でした。
    しかも真犯人は別にいて、子供が犯人だった、と言う内容です。
    流石に知ってる人が少ないぐらいに昔の話で、遺族も亡くなっている……などであれば問題は無いか少ないのではと考えますが、今回の作品に使われているのはまだ完全に風化したとは言えない事件です。
    人によってはそうでもないかもしれませんが、少なくとも被害者にとって風化はありえません。

    とにかく私が問題だと感じたのは、
    『今回の作品が被害者遺族の目に入ったらどうなるのか』
    これが全てです。
    まず被害者に不必要な苦痛を与えることは間違いないわけで、『創作だから』、という言葉は免罪符にならない、と私は考えます。
    ただもちろん、地球上、日本中、毎日何らかの悲劇は起きているわけで、その全てに配慮しろ、とまでは言いません。
    ですがどう見ても今回の作品は、わざわざあの事件を思い起こさせるように書かれていたわけで。
    とりあえず私は気づいた。となると、他の誰か、たまたま見に来た人が気づいて、どこかの掲示板でとりあげられたりして、人づてに遺族の耳に入るかもしれない。
    そうなると、それは作品で人を楽しませるっていう作家の本質とは真逆のことだと思うのです。

    そして実際にそんなことが起きたら、そして遺族が何らかの行動を起こしたら？
    『フィクションですから』はどんな怒りもおさめる魔法の言葉ではありません。また、裁判に勝てる勝てないの話でもありません。
    その際一番傷つくのは遺族ですが、二番目に傷つくのはきっとつとむユーさんです。
    遺族を傷つけたのだから被害者とみなせるかどうかはともかくとして、ただではすまないでしょう。三番目四番目は企画運営や他参加者でしょうか。
    少なくとも企画を終えたときに良い気分ではいられないはずです。

    はっきり言って最悪の事態の話をしているので、考え過ぎと見る向きもあると思います。過剰反応だとも。
    私としても、私が単に考え過ぎだったり、過剰反応だった、という方が都合が良いです。そのケースのほうが波風立たないので。

    なんであれ、このあたりに対する気遣いがつとむユーさんには足りていないと思います。
    カルナボールの件も含めて。
    ただ、それらを責めているのも事実ではありますが、そもそもそのあたりの意識が欠如しているようにも見えるので心配、と言う意味も含まれています。ちょっと気を使って事件要素のいくつかを修正していればいくらでも回避出来たはずですから。
    特に前回に引き続き今回も素晴らしい下調べをなさっていたのですからその才は大切にして欲しいですし、何より作品を大切にしてあげて欲しいんです。
    記憶にある限りでは今回の作品は今までで一番の作品だったので、こんなにもったいない事はありません。

    では長くなってしまいましたがこのあたりで。
    なお、万が一を考えると作品を跡地化しておくのが無難ではないかと考えます。
    企画作品は割と長く放置される場合もありますし。修正で済むならそれに越したことはないですが、確か出来ない仕様ですから。

    それでは失礼いたします。
    お気をつけて。

    E-Mail pass
Re:Re:Re: 2018年08月28日 21時13分25秒
  • 狭窄規格さん、たびたびコメントありがとうございます。
    今回のコメントは具体的に書いていただき、大変よく分かりました。

    『今回の作品が被害者遺族の目に入ったらどうなるのか』
    このことについてご心配いただきありがとうございます。
    もちろん、自分でも投稿前に考えました。
    考えに考えて、自分なりに覚悟を決めて投稿しました。

    過剰反応の方がいい、というご意見には同意します。
    自分も覚悟を決めて投稿した手前、跡地化はしたくありませんが、
    修正ができない仕様であれば、跡地化しか方法は無さそうですね・・・
    （特別賞が発表になったら検討します）

    今回は詳しくコメントいただきありがとうございます。
    今後もいろいろとアドバイスいただけますよう、よろしくお願いいたします。

    E-Mail pass
2018年08月15日 10時44分35秒
 0点
  • クロウと申します。読了しましたので感想を。

    なんというか・・・非常につらい結末の作品ですね。作者様のコメントに「ほろ苦しい青春物語」と書いてありますが、ほろ苦いどころかかなり苦いんじゃないかと・・・

    友達や家族を殺してしまったのは、実は金だと信じて疑わなかった黄鉄鉱だった――というオチは、辛い結末ながらもよくできていると思いました。ただ、ちょっと救いがなさすぎるのかなと思います。

    それと気になったのは、舞花が「金を発掘する」ということに拘っていた点です。わざわざ大学に進学して鉱山に就職したりしなくても、川で砂金を取ったりすればいいのでは？　もっと言えば、買えばいいのでは？　と。
    昌之介もオシャレに金を発掘する機械を発明すると言っていますが、そんな機械もうこの世にあるのでは？　と思ってしまいます。

    また、昌之介が死んだ理由も不明瞭でした。真実を打ち明けるのはいいですが、なぜ命が失われるような危険を冒してまで「実演」したのでしょう？　自殺願望があった？　そういった風にも読み取れなかったので、ここは首を傾げてしまいました。

    以上、読ませていただきありがとうございました。
    それではーﾉｼ

    E-Mail pass
Re: 2018年08月27日 21時46分57秒
  • クロウさん、感想ありがとうございます。
    企画ではお世話になっています。

    ＞なんというか・・・非常につらい結末の作品ですね。作者様のコメントに「ほろ苦しい青春物語」と書いてありますが、ほろ苦いどころかかなり苦いんじゃないかと・・・

    すいません、作者コメントはいい加減に書いてしまいました。
    これは深くお詫びします。


    ＞友達や家族を殺してしまったのは、実は金だと信じて疑わなかった黄鉄鉱だった――というオチは、辛い結末ながらもよくできていると思いました。ただ、ちょっと救いがなさすぎるのかなと思います。

    そうですね。皆さんから救いがなさすぎるとのコメントをいただきました。
    一つ訂正させていただきたいのは、死亡原因は黄鉄鉱の加熱ではなく、ヒ素を含んだ硫砒鉄鉱です。


    ＞それと気になったのは、舞花が「金を発掘する」ということに拘っていた点です。わざわざ大学に進学して鉱山に就職したりしなくても、川で砂金を取ったりすればいいのでは？　もっと言えば、買えばいいのでは？　と。

    砂金というのを忘れていました。ご指摘、ありがとうございます。
    もちろん金を買ってもいいわけですが、匠のために苦労して金をゲットしたい、という希望を舞花は持っていた、
    というのが作者の脳内設定でした（書いてないから、伝わりませんよね）。


    ＞昌之介もオシャレに金を発掘する機械を発明すると言っていますが、そんな機械もうこの世にあるのでは？　と思ってしまいます。

    遠隔操作で鉱山内に入って、金鉱床を鑿岩機で砕いて持ってくるような、
    そんな機械を想像しておりました（笑）


    ＞また、昌之介が死んだ理由も不明瞭でした。真実を打ち明けるのはいいですが、なぜ命が失われるような危険を冒してまで「実演」したのでしょう？　自殺願望があった？　そういった風にも読み取れなかったので、ここは首を傾げてしまいました。

    この辺り、描写が曖昧ですいません。
    基本的には、「晶之介は舞花を道連れに死のうとした」という設定でした。
    最初はそれが明らかに分かるような描写をしていたのですが、そうすると晶之介が悪者のような感じになってしまい、
    どうすればいいのか投稿直前まで悩みました。
    結局は、晶之介のイメージを壊さずにラストの「晶之介コーヒー」のところに繋げたかったので、
    クロウさんが、「実演」して亡くなった、という印象を受けるような描写になってしまったというわけです。


    御作『黄金の戦姫カナリアと蒼銀の騎士フレイ』と『売られた恋は買うのが礼儀、ですか？』は、
    どちらとも王道的展開の作品でした。
    安心して読み進められるメリットはありましたが、もう少しオリジナリティを盛り込めばもっと面白くなるんじゃないかと思います。
    今後もよろしくお願いいたします。

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合計 10人 150点

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