【跡地化】碧き巨人の肩に乗り

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●○●○●○●　この作品は跡地化されました。　○●○●○●○
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とおせんぼ係

2017年08月13日 23時47分52秒 公開
■この作品の著作権は とおせんぼ係 さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆作者コメント：この作品は跡地化されました。

2017年09月10日 13時25分13秒
 +40点
  • 　へろりんと申します。
    　御作『碧き巨人の肩に乗り』を拝読しました。

    　うっわ、これスゴイです！　めっちゃスキです！
    　花村萬月の『王国記』シリーズを想起しました。
    　あちらの方がセックス＆バイオレンスの表現がもっと過激ですが、通じるものはあると思います。
    　未読でしたら、是非『ゲルマニウムの夜』から読んでみてください。

    　とにかく、御作を読んで、面白かった！　と伝えたいだけでこの感想を書きました。
    　中身のない感想でスミマセン。。。
    　次回作も楽しみにしています。
    　ではでは、また。

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Re: 2017年09月25日 00時01分02秒
  • こんばんは。とおせんぼ係です。

    ○へろりんさま
    本企画も終了したというのにお読みいただき本当にありがとうございます。

    花村萬月さんは一冊だけ昔読んだことがありまして、その時は皮剥とか拷問とか出てきて、あまりの残酷さとグロさに途中で読むのをやめてしまいました。残酷なのは結構なんですが、グロいのがどうもダメだったような覚えがありますね。

    ただ、そうして途中までしか読んでいないにもかかわらず、記憶にバッチリ残っているというか、とても印象的で忘れたくても忘れられない感が強く。そういう意味で強いオリジナリティのある作家、作品なんだろうなと思っています。

    本作をお読みいただいて、へろりんさまがそこまでの感想を持っていただけたかどうかは分かりませんが、せっかく花村満月さんを想起されたというお言葉を貰っているので、私も読んでくれる方に強い印象を残すような作者になれるよう精進していきます。

    それと『ゲルマニウムの夜』ではないですが、図書館で満月さんの作品を借りてみました。これから読んでみたいと思います。『虹列車・雛列車』という本。これはそれ程グロがないといいのですけど(笑)。

    面白かった！と言っていただいて大変嬉しく思います。
    またの機会があればぜひ宜しくお願いします。

    ＊個別返信機能のことをすっかり忘れておりました。

    E-Mail pass
2017年09月07日 17時22分35秒
 作者レス
  • こんにちは。とおせんぼ係です。

    ○茉莉花さま
    お読みいただきありがとうございました。

    ＞ひりつくような作風が非常に印象的でした。
    ＞あと、地の文の書き方が非常におしゃれ。

    なんかこう、淋しい感じとかもどかしい感じとか、そういうものが私の中の青春小説やロードムービーの勝手なイメージとしてあって。ひりつくような、ってのがそれに当てはまるのかどうか分かりませんけど、ちょっとでもこっちが期待してたイメージに近いものを感じ取っていただけるのは作者冥利につきます。

    文章がおしゃれ、ってのはどうなんでしょうね。あんまり「オサレ感出してやるー」て書いたわけじゃないですが、書いてる間には興に乗ってる時間というか、わりとスラスラ次の文章が思い浮かぶときがあって、そういう時に書いた物は後から読み返してみると以外とピタッとキャラの心情とか状況とかを言い表してることがあります。


    ＞読解力の低さかもしれないのですが、若干人間関係で読み取りにくい部分があったのと、場面と時系列のつながりで読み取りにくい部分がありました。

    今回も読みにくく分かりづらいものを書いてしまいました。毎回私は書きたい物のイメージと大まかな流れしか決めないで書くのですが、今回もそのせいでむやみに分かりにくいものになっていたかと思います。しっかりプロットを立てて書いていけるようになりたいです。それか書きながらでもつじつまを合わせられるようなアクロバティックな作話感覚がほしい。


    ＞ただし、こういうセピア色の洋画みたいな見せ方……あるいは非常に先鋭化した青春の在り方はとても好きでした。

    お、こういったお言葉をいただけるのはとても嬉しいですね。そんなに詳しいわけじゃないですが映画は好きなので。ハリウッド映画によくある独特の外連味みたいなものを小説で書けたらいいな、とは常々思っています。


    あいがとうございました。
    またの機会があれば宜しくお願いします。

    E-Mail pass
2017年09月05日 00時58分13秒
 +20点
  • とおせんぼ係さんへ

    茉莉花です。
    「碧き巨人の肩に乗り」読みました。

    ひりつくような作風が非常に印象的でした。
    あと、地の文の書き方が非常におしゃれ。

    個人的に一番目を引いたのが
    ＞実の兄だった。
    この情報の明かし方。
    惹きつけて、惹きつけて、最大限惹きつけたところで関係性を明かす。
    このやり方、筆力がないと難しいなと思いました。
    すばらしいです。
    （「その奥に小さくうずくまる絶望がよく見えた」これなんかも非常に雰囲気のある文章ですよね。惚れました）

    読解力の低さかもしれないのですが、若干人間関係で読み取りにくい部分があったのと、場面と時系列のつながりで読み取りにくい部分がありました。
    ただし、こういうセピア色の洋画みたいな見せ方……あるいは非常に先鋭化した青春の在り方はとても好きでした。

    指摘……というかいちゃもんは言えるのだけど、うまい改善点が出てこない。

    とりとめのない感想になってしまい、申し訳ありませんでした。
    文章力の高さに惚れた作品でした。

    それでは執筆お疲れ様でした。読めてよかったです。

    E-Mail pass
2017年09月04日 22時06分58秒
 作者レス
  • こんばんは。とおせんぼ係です。
    いただいた感想への返事です。

    ○kyroさま
    感想返しまでいただいてしまい恐縮でございます。

    ＞と、自分はあいつらとは違う！　ってのは青臭すぎて読めない年齢になってしまったものでorz
    わかります(笑)。幼いですよね。でもそういう未熟さも青春っぽくていいかなぁと思った次第です。十代の方に共感できたか聞いてみたいですね。でもなんだな、ハッキリくっきり書いてないから「分からない」って言われそうですね。そういう意味では想定読者と書き方にミスマッチがあったのかな？

    またエリナは中学以降の成育環境(離婚、義父との不和など)の悪化に伴い、両親に対して心を閉ざして自分から距離を置いていたのですね。そういった心中が「大人なんてクズばっかり」というセリフに出ているものと思っていただければいいかと思います。大人＝両親(義父含む)と言った構図で物を考えていて、ご指摘通りその他にも大人はいっぱいいるしそれほどクズばっかりじゃないんですが、それが分からない。そういう子どもっぽい思考の少女でした。

    今作を通して彼女の成長が見えるようでしたら、まがりなりにも青春小説として書いた甲斐がありました。ありがとうございます。


    ＞どちらにしろ、ミキヤやアンナとの出会いによって、エリナが成長する良いストーリーでした。
    キャラクターたちを気に入っていただけたようでなによりです。
    ミキヤは最初エリナと付き合うことにしようかとも思ったのですが、なんかありきたりだし、そもそもエリナはミキヤに恋するかな、とか色々考えてこんな感じの距離感が出来がりました。ずけずけ人の領分に踏み込んでくるけど、月並みな恋愛関係にはならないミキヤの変人感が出せたかなと作者的には思います。バイク事故で最後に颯爽登場は思いつかなかったですね。でも確かに格好いい！

    逆にお兄ちゃんはほんと謎。作者的にも謎です。彼については当初からあんまり書かないって決めていたので深い設定を考えてもいないです(おい)。エリナとその周りにいる人の話なので、ほぼほぼ登場しないお兄ちゃんはある程度謎のまんまで印象付けといたほうがいいか、といった書き手の都合です。私としては名探偵コナンの犯人さんがイメージなんですが、ヴィン・ディーゼルもイイですね格好良くて。格好良すぎて他のキャラを喰っちゃいそうですが。

    ＊　kuroさまへの返信の場を使ってしまって申しわけないのですが、過分にも特別賞でキャラを褒めていただいたので、ついでに他のキャラについてもいくつか書いておきます。(今書いとかないともう機会ないかもですし)

    アンナ。陽気でちょっと頭のおかしいロシア人。陽気なロシア人というのがもうすでにおかしいとかそういう話もあるかも知れませんが、大きな悲しみを抱えていてもそれを何とか笑い飛ばして前向きに生きていこう、みたいな強さ、へこたれなさがありそうでロシア人設定にしました。また小道具というか演出的にはもっと書きたいことがいっぱいあるキャラでした。もっとウォッカ飲ませたりタバコもぱかぱか吸わせたり、砂浜で寝そべって酒かっくらいながら水タバコでとろーんとする、みたいなシーンまで考えていたので今後どこかでやりたいです。

    エリナ。主人公です。中身は淋しい子どもです。寂しさを周りの大人には伝えられないので何かで穴埋めしようとしています。バイクだったり妙な友達だったりお兄ちゃんだったり。自分が傷つきやすい子どもなので、人の痛みにも敏感で、そういう人にはシンパシーを抱くので優しくなるのかもしれません。

    補足おわり。


    ＞エリナは性に明け透けな女の子です。というよりも投げやりな感じかな。
    今回はなるべく全年齢が読めるように(といっても限度はありますが)書いてみたので、性表現については控え目でした。私としては②の案が面白くなりそうでイイですね。①は前にやってみて周囲にボロクソ言われたのでやりません。「本番なしなら問題なしだよね」ってのがダメだったみたいです。


    ＞タイトルは今企画中で一番好きでした。
    ありがとうございました。地球の比喩ってのは想定してたのとは違うけど、ステキだしなんかその方が合ってる気さえしてきました。ロードムービーは旅のお話ですから、地球全部が舞台！なんてことになれば格好いいですね。

    長くなってしまいましたがkuroさまありがとうございました。


    ちょうど時間がとれたこともあり色々と補足というか書いておきたかったことまで書いてしまいました。さらにこの場を借りて特別賞の選定に関わったみな様に対してもお礼を述べさせていただきます。評価いただいて大変嬉しかったです。

    ついでついでですみませんでした。
    みなさままたの機会があれば宜しくお願いします。

    E-Mail pass
2017年09月03日 17時08分30秒
 +20点

  • おはようございます。
    先日は拙作に御感想お寄せいただき感謝感謝です。
    要らないかもしれませんが、感想押し付けさせてください。


    なんて乾いた作品なんだ（゜д゜）
    正直な話、冒頭では惹かれなかったんですよ。
    というのも、

    ＞「大人なんてみんなクズばっかりだ……」

    と、自分はあいつらとは違う！　ってのは青臭すぎて読めない年齢になってしまったものでorz
    十代だったら共感できたのかも？（不明）


    しかしミキヤが登場してから面白くなってまいりました。
    好きだなぁコイツ（笑）
    アンナも良い感じ。
    もしかしたら、アンナがエリナにとって初めて出会った「クズじゃない大人」なのかもしれないですね。
    いや、「クズな大人」でも「同じ人間なんだ」と大切に思えるようになったってことなのかな。

    どちらにしろ、ミキヤやアンナとの出会いによって、エリナが成長する良いストーリーでした。
    確かにロードムービーの体を成してますね（笑）

    自分は2パートに分かれてることには、特に違和感は感じませんでした。
    ただ、もっと自然にするならミキヤは捕まるか殺すかな。後味悪くなりますが。
    もしくはエリナ同様に事故らせて生死不明にして、それで最後にバイクで颯爽と登場するとカッコイイかも（笑）

    話変わりますが、私の中で兄貴が最初のイメージが影のある優男だったのに、最後のイメージはヴィン・ディーゼルになってました（刺青スキンヘッド！）


    最後に蛇足な独り言。

    エリナは性に明け透けな女の子です。というよりも投げやりな感じかな。
    ラノベに寄せるなら、

    1．性に対してはプラトニックを貫く（断固拒否）
    2．普段はなにも感じないけど、好きな相手とは出来ない（心を殺すからどーでも良い相手としか出来ない）

    とかにすると、個人的には可愛さが増します（どんな性癖だ）


    こういった作風は余り手に取らないのですが、面白かったですよ！


    本当の本当に最後！

    タイトルは今企画中で一番好きでした。
    「地球」の比喩なんですよね？
    素敵です（ならばなぜ企画中に読まない？　いやだから冒頭が……）


    あまり参考になることは言えませんでしたが御容赦くださいませ。
    次作でのご活躍を願っております！


    E-Mail pass
2017年08月31日 23時04分55秒
 作者レス
  • こんばんは。作者のとおせんぼ係です。
    感想レス第二弾です。


    ○たかセカンドさま
    やはりどうにも分かりづらい話しになってしまっているようでなんだか申し訳ないです。キャラクターや展開の過激さなどで攻めつつももっと分かりやすいお話作りを目指して行きたいです。あとこれは言い訳にしかなりませんが、どうにも時間が足りなかった。というよりギリギリまで怠けていた！これに尽きるかなと。

    「やればできる」は「できない」と一緒とは言いますが、細部の詰めが甘くて後悔が残るぐらいならもっとちゃんと書かないとなぁと思います。

    でありがとうございました。
    今後も機会があれば宜しくおねがいします。


    ○とまとさま
    センスあるとか言われると調子に乗っちゃいますわ。詩的な文章で音楽やってる女の子の心情を書いてみよう、というのは当初からなんとなくあったので、雰囲気でてると嬉しいです。

    また「書きたいものをひたすら書いただけ」というのもアタリです。時間もなく、勢いでガンガン書いてろくすっぽ推敲もせずにいたのが飛び飛びの印象の原因です。これからはもっと丁寧なお話作りができるようにがんばります。

    ありがとうございました。
    またの機会があれば宜しくお願いします。


    ○たてばんさま
    好きなシーン、書きたいシーンを優先させていたせいで、それ以外がざっくりと大味になってしまったようです。

    今回たてばんさんに気になった所として上げていただいた所はほとんど、好きで書きたかった箇所だったりします。例えばモデルガンの種類とか、別にいれなくても良いけど、私はガバメントの無骨さとか信頼感とかが好きなのでここは絶対ガバメントじゃ！みたいなコダワリで書いていました。

    あとはなんだ、たてばんさんの感想で私が勝手に抱いていたロシア人像が強化されました。やっぱりね、みたいな。マッチョで愚直で無口で無骨な感じ、いいっすね。私もロシア系は大好きですわ、というか旧共産圏のキャラの濃さが好きすぎです。

    それとセリフがまわしが古いのは私が古い人間と言うよりは好きな映画とかの影響が強いです。今回はなるべく映画っぽさを出したかったのです。

    ありがとうございました。
    またの機会があれば宜しくお願いします。


    ○bigtemple00さま
    たしか以前べつのお話にも感想をいただいたことがありましたよね。しかもその折はいただいた感想にろくに返信もせず……すみませんでした。

    なんかめっちゃ深く読んでくれてありがとうござました。テーマ的なところはもやもやしたまんまで書き出したので、ご指摘いただいて初めて「ああ、そうだなあ」と思うことが多くて、とてもタメになります。というか自分の書いた話を客観視できてないのは問題ですね。

    青春をうまく書けていた、というお言葉はとても嬉しくもったいなく思いました。

    ありがとうございました。
    またの機会があれば宜しくお願いします。



    感想をいただいたみな様ほんとうにありがとうございました。
    またこうした切磋琢磨の機会をあたえて下さったみな様に感謝します。


    E-Mail pass
2017年08月28日 22時24分45秒
 作者レス
  • こんにちは。作者のとおせんぼ係です。
    なるべくまとめてのレスとなり失礼します。


    ○燕小太郎さま
    情報を伝える加減は難しいですね。自分では書けているつもりでも第三者から見るとぜんぜんわけ分からんなんてことは珍しくないと思います。また今作はご指摘の通りもともと二つの別のプロットを合わせて作ったお話であることも、分かり難さの原因になっていたかもしれません。モチーフが似ていたのでくっつけてしまったんですけれどもね。ただ、二つのパートにハッキリ分けることでどこか非日常的な世界に踏み出した感じが出ればよかったかなぁという目論見はありました。

    ともあれ感想ありがとうございました。
    大変参考になります。またの機会があればぜひよろしくお願いします。


    ○いりえミトさま
    ヘヴィ・メタルは普段あまり聞かないですが、そういった激しい音楽的な印象を持っていただけたなら本望です。主人公を趣味で音楽やってるっぽい子にしたのも、ちょいちょい歌詞みたいな文章を挟んだのもそういった雰囲気作りです、と言っておきます。……すいませんウソです後付けです。

    ご指摘にあったテーマについては特に考えていなかった、というかきちんと言語化して決めておかなかったのでその辺りでぼやけたお話になってしまったのかもしれません。勢いに任せて書いていたので客観視できなかったのでしょう。ここはホントにいつもいつも言われることなので反省しなければいけないです。

    ちなみにタイトルは「非現実的な景色をみる」くらいの意味です。
    ありがとうございました。またの機会があればよろしくお願いします。


    ○桝多部とあるさま
    ロードムービーじゃなくてアウトローというお言葉をいただいて、確かにその通りだなと思いました。イージーライダーのつもりで書き始めたらいつの間にかパルプフィクションになっていた思いです(そこまででもないか)。

    やはり２つをくっつけた違和感はありますよね。出来ればその違和感に意味を持たせて、それが伝わるようにしたかったのですが、力不足。悔やまれます。

    今回割と普段読まない作風だと皆さんから言われておりましたが、個人的にはこんな風なバイオレンスでちょっと淋しいラノベがもっと流行るといいなと思って書いてみました！

    それではまたの機会があれば宜しくお願いします。


    ○etunamaさま
    おひさしぶりでした。

    作者が分かってしまいましたかね。分からなければいいなと思っております。
    エロもいいですが、たまにはこういうのも読んでみるとまた違った面白さが発見できるんじゃないでしょうか。私も女の子を可愛く描くことを忘れずにやっていきたいと思います。

    ありがとうございました。
    またの機会があれば宜しくお願いします。


    ○中梨　涼さま
    お読みいただきありがとうございます。

    登場人物のエリナを気に入っていただけたようで何よりです。非常に繊細な女の子でつぱって生きてますが、実は淋しいだけだったりする。そんな子がどうにか自分の生き方を見つけていく様が、小説的には面白くて魅力的かなと思いこのお話を作りました。

    それとタイトルについてですが、他の方へのレスでも触れましたが「存在しないような遠くを見たい」といった程度の意味で、エリナの気持ちを表している……つもりです。確かに元ネタは何かの歌詞だったのですが、忘れてしまいましたし相当変えているのでニュアンスくらいしか残っていません。

    またの機会があれば宜しくお願いします。


    とりあえず返信第一弾終了です！



    E-Mail pass
2017年08月27日 18時40分29秒
 +10点
  • 　bigtemple00と申します。読ませていただいた感想です。
    　決していい境遇とはいえないエリナの心には、ぽっかりと穴が空いている。再婚した家という環境やら、父親が失業して飲んだくれていたりとか、色々理由はありそうですが、どうしようもない寂しさを埋めるために義兄と交わったり、ミキヤと遊んだり、逃げたりアンナと過ごしたり。結局嫌いでも一緒にいないとやっぱり寂しい家族の存在に気づくことになりました。
    　闇の向こうの自分が、何もできないエリナを責め立てるわけですが、その辺りも含めてエリナなのだということをミキヤは教えてくれたし、自分でも気づいたのでしょうか。さらに、それは自分だけの闇ではない。劇中で出会った人たちも皆、闇の向こうの自分をそれぞれ持っているわけですね。
    　尖っていながら寂しげな文体で、エリナが内面を赤裸々に告白するという形式をとったこの作品は青春をうまくかけていたと思いますし、窓外の風景も印象的だったので、キャッチコピーと作者コメントにある狙いはしっかり達成されていたように思います。面白かった。
    　ただ、組の人たちが出てくるシーンはセリフが多く、少し流れが切れているように感じられました。私はそいつらが何が目的でアンナを追っていたのか、実際に何をいうのか、それよりも書かなければならないものがあると思いました。それは、弱い自分を受け入れる瞬間です。まあ、組の人に人でなしとか言って歯向かったり、発砲したりという場面に表れていたとは思いますが、ココだ！というポイントで熱が盛り上がる部分があるだけで、この手の作品は読後感が大きく変わってくると思います。このままでは、ここからここまでのどこかで変わる、ということしか分からない構造になっているので。
    　このポイントがあれば完成度が飛躍的に上がるかと思います。しかしこのままでも結構好きです。

    E-Mail pass
2017年08月27日 18時04分47秒
 0点
  • ・こんにちは、たてばんと申します。
    　拝読させていただいたので、感想を残します。

    ・ハードボイルドな作品で良かったのですが、ざっくりとした描写が多くて、誰が何をしているのかわかりにくい印象を受けました。
    　そのあたりをもっと細かく描ければ良かったと思います。

    ・次に気になった場所です。

    ＞モデルガンの本物化。むかし犯罪者の間で流行ったヤツだ。

    　私の場合はエアガンですけど、出て行った親父が昔持ってましたね。
    　その時はベレッタと、あと一丁の名前はわかりません。
    　フレームがぶっ飛ぶのでガムテープで補強してありました。
    　ちなみに、昔のガスボンベを持つタイプのガスガンは、ちょちょいとやると０．９８Jを簡単に超します。

    ・次。

    ＞完成したM1911A1ガバメントのモデルガンを握って、ミキヤとバイクを飛ばして山中の駐車場まで行った。

    　私が今欲しいのがガバメントです。
    　他にもM93Rも欲しいのですが、手が出ません……。

    ・次。

    ＞「私を襲ってみろ、後悔させてやる」

    　ここは銃を置いたところの台詞なので。『私を襲ってみろ、もう一人相手にできるようにテメーの股の穴を一個増やしてやるからよ』ぐらい言ってほしかったです。

    ・次。

    ＞「さてアンナ。組の金を持ち逃げしてどこへ行方を眩ませたかとおもえば、まーだこんなとこでのんびりしてやがるとはね。アレだね、ロシア人ってのは肝が据わってるのか単にバカなのか……ま、俺は後者だと思うがね」

    　今ロシア人とLINEでやり取りしていますが、全てストレートにやる文化なので、捻りのないぶん肝が据わって馬鹿に見えますね。
    　手書きの文字に関しては、『読めないから取引先に毎日確認してる』っていうぐらいなので、そうとうアホですよ。
    　とにかく、外人、特にロシア系が好きな私にとっては嬉しいキャラクターです。

    ・次。

    ＞「知らないじゃねえんだダボがぁ！！」
    ＞「るせえんだよスベタがぁ！！　分かってンだよ分かってンだ、なぁ。お前にとって大事な人だっつーんだろ、な？」

    　言葉が古くて笑いました。
    　私が生まれる前の言葉ですね。
    　キャラクターが立って良いと思います。

    ・拙い感想ですみません。
    　では、失礼します。

    E-Mail pass
2017年08月26日 22時18分53秒

  • 読みましたので感想を置いていきます。

    うわぁ、センスありますねというのが偽りざる感想です。
    なんというか、感想を書くのにためらってしまう作品でした。

    出だしから尖ってますね。小説の文章というより、何かの歌詞に近い印象を受けました。
    ポエムチックな一人称は作風にぴったり合致していますし、自意識過剰な青少年（少女ですけど）の心情のよい演出にもなっていたと思います。

    ただ同時に、話しの構成的にも文章的にも書きたいものをひたすら書いただけの文章であると感じたのも事実です。
    ちょいちょい飛ばし飛ばしの話のながれと、どうしても読みづらい感じがしてしまう独特のテンポでの文章。
    伝える文章の丁寧さも挟み込んでいけば、もっと受け入れられやすい作品になるかと思います。それが良いか悪いかは、ちょっと判断がつきませんが。

    それでは、失礼します。

    E-Mail pass
2017年08月26日 13時27分47秒
 +10点
  • こんにちは。
    「碧き巨人の肩に乗り」を読ませていただきました。

    独特な一人称は読みにくいところもありましたが、臨場感という点では効果的に働いていたのではと想います。
    しかし、自分には少々難しい作品でした。

    前・後半の二部構成になっているのでしょうか？
    そのため、少し物語が急ぎ足になっていると感じ、ついて行くのが大変ではありました。
    しかし、個性的なキャラクターとバイオレンスな展開で最後まではらはらしながら読むことはできました。
    普段読まないジャンルの作品ということもあり、興味は持てました。

    以上となります。
    読ませていただき、ありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年08月24日 22時22分47秒
 +30点
  • こんにちは。

    正直言うと冒頭が読みづらかったんですけど、パンクな女の子が主人公だとわかった瞬間、ぐいぐい引き込まれていきました。
    ヤンキーが出てくるものなら、下妻物語とかホットロードとか結構好きなんですけど、御作はだいぶ系統の違う作品ですね。
    主人公の境遇はヒリヒリするものですけど、作者様の目指されていた青春ロードムービーとして綺麗にまとまっていたと思います。最後まで楽しんで読むことができました。

    エリナのキャラがすごく素敵でした。
    尖っているけど、芯の部分に優しさが感じられます。

    気になる点があるとすればタイトルですね。
    すみません、最初某有名漫画を連想してしまい、そういう系統のファンタジーかと……。
    歌の一節とかでしょうか？違ってたらすみません。
    拙い感想ですが、これにて。執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
2017年08月24日 18時57分56秒
 +20点
  • 　はー、なるほど、青春小説っすね…
    　こういうはっちゃけた若い子が感情のままに走り回る系小説はあんま読まないんですけど、場面場面の過激さとか、言葉選びとか、鬱屈とした感情とか、そういうのがおもしろかったです。
    　なんかすごいものを読んでしまった…。
    　でわでわ…

    E-Mail pass
2017年08月21日 06時31分59秒
 +20点
  • 昔ラ研でお世話になったおっさんが通りますよ。

    変な話になりますが、同じ本企画投稿作品『ラノベの門番様』が小綺麗なワンルームの部屋で白い新品の皮のソファーに座ってClariSの『irony』を聞きながら読むのがふさわしいならば、こちらは小汚いワンルームで黒い安物の皮のソファーにどっかと座って尾崎豊の『15の夜』を聞きながら読む、そんなスタイルがあっているように思えました。
    最初に読んだ感想は、一言『昭和か！』。バブル前の不良のようなイメージを抱きました。尾崎豊もバブル初期に活動してますし。青春ロードムービーと言うよりアウトロー小説。どいつもこいつも犯罪者。なんとなく、昔のラ研夏企画に投稿された『PARANOiA』って作品を思い出しました……、作者様一緒だったりして。
    ええと、作品についてですが、ヒロインであるエリナとかかわる人物が前半ミキヤ、後半アンナではっきり分かれてます。このため、なんか別のお話し二本を読まされているような、継ぎ接ぎ感がしました。ミキヤについては逮捕されることなくそのままアンナの隠れ家まで行かせた方がよかったのでは。あの展開なら別にミキヤついて行っても物語的には違和感ないでしょうし。

    私からの感想は以上です。それでは、ご縁があればまたお会いしましょう。

    E-Mail pass
2017年08月19日 23時29分08秒
 +10点
  • 『碧き巨人の肩に乗り』拝読しました。以下に感想を書かせていただきます。


    　バイオレンスな世界観を、独特の文体でつづった作品でした。
    　オリジナリティの高い作品だと思います。

    　主人公、エリナの感情をそのまま文字に書き起こしたような文章ですが、エリナの非常に攻撃的な性格も相まって、まるでヘヴィメタルを聞いているかのような、独特の読み味がありました。
    　すごくハイレベルな文章だとは思うのですが、その分、読みにくさや分かりにくさも感じてしまいました。

    　キャラクターは、どいつもこいつも個性的というか、ぶっ飛んでいました。
    　お兄ちゃんに「あいつを殺して」と頼んだり、バイクを乗り回したりするエリナ。
    　腕に記号を書きながら世界を語るミキヤ。
    　この二人がやったことが「モデルガンの本物化」というのもすごい。
    　後半に登場する宇宙人ことアンナもまた、強烈な個性の持ち主。

    　そんな登場人物たちが織り成す物語は、とにかくハチャメチャといいましょうか。
    　ミキヤとバイクで走ったり、モデルガンを本物化したり、包丁を持ってお兄ちゃんにせまったり、おやじが殺されたり、警察に追われたり、アンナと出会ってホテルに行って男に殺されそうになったりと、色々なことが目まぐるしく展開していきました。
    　疾走感あふれる物語ですが、その分、話の流れについて行くのがしんどかった部分もありました。

    　物語としてはテーマ性があるようにも思え（そのテーマがなんなのかは具体的にはわからなかったのですが）、どちらかというと純文学的な作品なのかなと感じます。
    　あと、気になったのはタイトルです。なぜこのタイトルなんでしょう？

    　文章、キャラ、ストーリーにそれぞれパワーを感る作品だったことは確かです。
    　ただ私としては、全体的に難しい作品だったかなという印象でした。


    　感想は以上です。執筆お疲れさまでした。

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2017年08月15日 16時57分49秒
 +10点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    　御作＜碧き巨人の肩に乗り＞を拝読しましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　青春、というと少年少女の恋とロマンとか、そういう青臭い感じをイメージするのですが、今作はもう少しアウトローなお話でしたね。
    　とはいえ、しっかり青春感というか、若者が迷いながらもがく、確かに青春なんだろうなという雰囲気を感じました。

    ＜良かったところ＞
    　自分が読んできたライトノベルとは雰囲気も異なるので、上手く言えない部分はあると思いますが、おそらく作者様が描こうとしていた物語の雰囲気は、感じ取ることができたと思います。語り手の心情が色濃く出る一人称も、そうした雰囲気作りに繋がっていたのではないかと。
    　
    　最後は丸く収まって良かったですね。あまりバッドエンドは好きではないので、しっかり前向きに終わってくれたのは好印象でした。

    ＜気になった点＞
    　物語に上手く入り込めなかったというか、今作のあるべき面白さを生かしきれていないように感じられました。その理由として二つほど思い浮かんだので、順番に述べたいと思います。
    　一つには物語の土台に設定、ヒロインエリナの背景がちゃんと伝わってこなかったこと。家庭に問題があることはわかりますが、どこがどうおかしいために、エリナが今の性格・心情になっているかが、ちゃんと理解できませんでした。
    　自分の解釈だと父親が家庭内性的暴力を振るった（未遂？）ところを兄に見つかり、包丁で刺してしまう。で兄は少年院に送られ人が変わったようになる。父親も何だか嫌われている……。
    　サヤカという女性が誰なのかも途中まで判然とせず、今も多分母親なんだろうな、という曖昧な推測の域を出ません。兄とも近親相姦じみたことをしているし、壊れていることはわかっても、『今のエリナの境遇』がきちんと収まってこないため、感情移入できないのではないかと思います。
    　比喩的でキャラクター性の強い一人称の文ということもわかり難さの一端になっていると思います。エリナという女性の背景は今作の土台でもあるわけですから、少なくともこの点に関してはまずきっちり伝えることを優先するべきではないかと思いました。

    　もう一点、ストーリーに関して、ややブレを感じました。
    　今作では『今のエリナ』に対し、二人の導き手が登場します。変人のミキヤと謎のロシア人アンナ。彼らと過ごすことで、エリナが徐々に成長していく、そんなストーリーだと思います。
    　ただ、この『ミキヤ編』と『アンナ編』が上手くかみ合っておらず、相乗効果を出せていないため、ブレとして感じられたのだと思います。極端な話、どちらかがなくても話が成立してしまうのではないかと。
    　例えばミキヤとアンナに親交があり、彼と離れるシーンで、『アンナの下へ行け』と指示してエリナが向かうような流れにすると、アンナとエリナの間に『ミキヤ』という共通項が生まれ、話が一本に通るのではないかと思います。
    　逆に、アンナ編の最後にミキヤを登場させても、ミキヤ編を伏線としたストーリーになり、一体感が出るのではないかと。
    　特にクライマックスがアンナと彼女を追う男との対決になってしまったことで、ストーリーの軸がアンナになり、エリナが巻き込まれた形になってしまっているように思います。エリナを主人公とするなら、ストーリーとしてふさわしくないように思われました。

    ＜総評＞
    　気になった点を長めに書いてしまいましたが、面白くなかったというわけでは決してなく、むしろ読み込めて考察の要素があるからこそ、自分ならこうする、というアイデア出てしまい長くなってしまったのだと思います。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
    　

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