でもんずげーと

Rev.01　枚数： 5 枚（ 1,685 文字）
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とあるＨ市の少し有名な遊園地。
週末になると家族連れやカップルで騒がしくなる昼も、夜になると別の喧噪が訪れる。
日が落ちると、人ならぬものがこちらの世界を訪れるのである。
彼らは「鬼」と呼ばれていた。
今日も旅行者のように荷物を抱えた鬼たちがわらわらと鬼門を潜ってやってきた。

「いやぁ、それにしても出入りが面倒になりましたな」
「まったく。一時期は園もさびれて気遣いなく出られたものやけど」
「最近はＣＭにも凝って、来場者数も伸びているらしいですよ」
「過ごしにくうなりますな」

そんな声が風に混じって聞こえるが、姿は見えない。
雨の後の水たまりに、枯れ葉から垣間見える隙間に、月影の中に彼等の姿が時々見られるに過ぎない。

「最近は我々の姿が見れる者も減りましたかな」
「好き勝手に町をうろつかせて貰いましょう」
「あ、ちょっと待って貰ってよいですか？」

振り返ると受付の二人が頭を下げている。

「何や？」
「いえ、ちょっとした確認です。最近はスマホというのがありまして」
「あぁ、聞いてるで。電話を掛けたり、写真を簡単に取れる機械やな」
「そうです。最近はおかしなことがあるとすぐに写真に撮られてしまうので、充分ご注意を」
「先日はテレビが取材に来て、面倒なことにもなってしまって」
「分かった、気をつけるわ。わざわざありがとな」
「いえ、良い旅を」

大阪の鬼門、京都の裏鬼門。
京の街、大阪の街ができる前はなんでもなかったこの地も、霊的な要所であると「された」がために、実際に霊の温床となっていた。

「なんのことはない、人が霊を呼び込んだんや」
「お陰で我々は門を通って気楽にこちらへも来れますな」

目に見えない輩はざわざわと、一つは京都へ、一つは大阪へ、たまにその辺りをブラブラとする連中もいる。
特に何をするという訳ではない。
それでも生まれ持った性で、人にちょっかいをかけて回る。
ちょっとした病気を流行らせてみたり、小競り合いを大ごとにしてみたり。
パソコンにウィルスを仕込んだり、仲の良いカップルを喧嘩させてみたり。

「さっきのカップルの喧嘩、面白かったな」
「男の方が人か鬼か分からんような顔して怒ってたな」
「ほんま、こっちもあっちも鬼だらけや」
「人がやることに比べてみれば、我々のやることなんて子どものいたずらにすぎませんな」
「むしろ我々が人の身が暇にならぬよう働いてるみたいなもんや」
「エンターテイメントの一環やな」

ちょっとしたいたずらを仕掛かけ終えると、彼等は再び遊園地へと戻ってくる。
陽が昇れは人の時間となる。
短い夜の、ちょっとしたいたずら。
わらわらと門を潜る中、一匹の鬼が腕を掴まれた。
鬼が振り返ると、そこには受付の男が。

「あ、ちょっとお待ちを」
「ん？　何や？」
「実は困ったことになりまして」
「……話を聞こか」
「あなたが喧嘩をさせたカップル。別れた彼氏がヤケになって持っていた刃物で店の客を刺して事件になりまして」
「そりゃえらいことになってしもたね」
「そこでですね」
「何や？」
「あなたは罰を受けることになります」
「なんやて、ワシが悪いんとちゃう、あの人間が勝手にやったこっちゃ」
「しかし、古くからの盟約で、悪い事をした鬼をあちらに戻せないのです」
「……ワシも運が悪かったな、仕方ない。罰を受けよう」

奥の部屋に連れて行かれた鬼。
そこには一頭の瘦せ細った虎が。

「こいつか、悪鬼を食らう虎っちゅうのは。思ったより痩せとるな」
「最近は悪さをする鬼も減りましたからね」
「ところで我々鬼は食われたくらいでは死なん。食われたらどうなるんや」
「バリバリと噛まれはしますが、消化されずにお尻から出ることになりますな」
「なんちゅうこっちゃ、そんな目にあってたまるかいな」
「これも決まりなので、そこをなんとか」
「いや、そんなことはごめんこうむる」

逃げ出そうとする鬼。
すると受付の男はむくむくとその姿を変える。
鬼門の守護神、神荼（しんと）、鬱塁（うつるい）。
鬼よりも大柄な恐ろしい姿に変わり、鬼の前後に立ちはだかる。
「どちらに逃げてもどうにもならん。まさに前門の虎、後門の狼や」
「いえいえ、貴方には虎の肛門より出ることになります」
魚住 YOIAjMS/is

2017年08月13日 20時52分31秒 公開
■この作品の著作権は 魚住 YOIAjMS/is さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー：
ひら〇ーに隠された秘密……でも何でもない。
◆作者コメント：
実写化する際には、守護神の二人はブラックマヨネーズの二人にやっていただきたい。

2017年08月28日 19時44分04秒
 作者レス
  • 作者コメントです。
    30分で考えて書いた割にはアラも少なく仕上がった気がしたのですが、なかなか上手くいかないものですね。

    創作は割とスムーズでした。
    「門」で検索して「鬼門」を拾う。
    京都の鬼門は比叡山、では大阪の鬼門は？
    「門真」……「枚方」……枚方パークが鬼門なら面白そう。
    鬼門の由来を調べて書き始める。(ここまでで10分)
    三人称語りから鬼の随筆っぽくなり、悪さをした鬼を虎が食べるという元ネタを入れるため守護神と争わせたところ「前門の虎後門の狼」を思い出し、すでに落語調になっていたので、軽く整えて投稿といった感じでした。

    せっかく落語調になっていたので、枕として鬼門の由来に触れれば良かったなと。
    鬼の道行きも面白く話を付け足して、最後の立ち回りに軽いアクションを加えれば、なんとか形になっていたかもしれません。

    ちなみに鬼門の由来は以下の通り。
    中国東方の度朔山(とさくさん)にある三千里の桃の木の北東に、門の形をした枝が。
    そこから夜な夜な鬼が現れ帰っていくが、悪い鬼は門番の神荼(じんだ)と鬱塁(うつるい)という兄弟の神様が大縄で縛り上げ、虎に喰わせていたという話。
    (そのままですよね)

    個々の感想レスについては改めてさせていただきます。
    後夜祭も楽しみましょう。

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2017年08月27日 23時32分37秒
 +10点
  • おあとがよろしいようで、ですね。

    まさしく言葉遊びを使った、
    わびさびと言っていいのでしょうか。そういったものが感じられる、小粋な芸風でした。
    インパクトはなくとも、くすりと笑わせる手腕は素晴らしいと思います。ある意味では、こういったジャンルのポテンシャルをきっちりと発揮させられる力量をお持ちのようで、大変うらやましいです。

    小粒ながらも、妙がある作品でした。
    それでは失礼します。


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Re: 2017年08月31日 19時24分34秒
  • ＞とまとさん

    感想をありがとうございました。

    そうですね、「おあとがよろしいようで」というだけの話だと思います。
    分量も少なめですし。

    小粋な芸風、小粒ながらも妙がある作品という感想は割と嬉しいところです。
    そんなにたくさん褒めるところのない小さな作品ですからね。

    長文でこのクオリティを発揮できれば……とは思います。

    改めて、ありがとうございました。

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2017年08月25日 21時17分05秒
 0点
  • 　bigtemple00と申します。読ませていただいた感想です。
    　ひらかたパーク。いいですよね。家が近かったので何度も行きました。特に「３Ｄレーザーバトル　魔界の森伝説」が好きで何度もやった覚えがあります。最後に行ったのは結構前ですが、その時に魔界の森伝説系列のもう一つのアトラクションが「いたずら魔女のラビリンス」に変わっていたのが衝撃で、あの時のことが今でも鮮明に思い出されます。ラビリンスのトイレっぽい部屋の一番奥の扉を、探索ゲーでの癖で開けたときに、魔界の森伝説のゴブリンが入っているのがそのままになっていました。私以外にもアトラクションが変わるのを惜しんだひらパーの従業員がいるのだと思うと嬉しくなりましたよ。まあ、いたずら魔女のラビリンスも結構面白かったんですけどね。
    　そんなことはさておき、ＳＦじゃない星新一的なアレですね。皆さんがおっしゃるようにオチが秀逸です。
    　ただオチだけが目立っていて、オチるまでの文章はいらなかったんじゃないかとすら思います。オチに差し掛かったところで急上昇急降下した感じです（ひらパーで言うとジャイアントドロップメテオみたいな感じ）。だから、鬼たちが人間にいたずらするシーンを入れて、こいつらここまでいい感じで来ているけど最後ろくなことにならなそうだなぁ、という風に読者に思わせる、とか。たとえショートショートでオチがよくても、その前のシーンにもそれなりに意味がなければならないと思います。
    　私としてはタイトルももう少し凝った方がいいと思います。全て平仮名なのは目を引くには違いないのですが、実際の内容からこのタイトルを付けた理由を考える楽しみとかもあるはずなので、タイトル詐欺みたいなのはよろしくないと思います（ちゃんとした理由があってこのタイトルだったなら申し訳ない）。
    　半分くらいひらパーの話でしたが私からはこれくらいです。

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Re: 2017年08月31日 19時22分22秒
  • ＞bigtemple00様

    感想をありがとうございます。
    実はひらパーは小さい頃に行ったきりで、よく知らなかったりします。
    色んなアトラクションがあるんですね。

    なるほど、鬼のいたずらをもう少し悪くして、最後の罰を匂わせるってことですね。
    確かに。

    タイトルは……「鬼門」では芸がないかと思い、英語にしたというだけで、思い入れもさほどなく。
    今、きちんとタイトルを付けるなら……「ぶらり関西漫遊鬼」ですかね。
    ……タイトル、難しいですね。

    改めて、感想をありがとうございました。

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2017年08月25日 15時10分16秒
 +10点
  • 『でもんずげーと』拝読しました。以下に感想を書かせていただきます。


    　人間界に来て悪さをする鬼たちの物語、でしょうか。
    　鬼たちの通る「鬼門」、そしてラストで登場する「前門の虎、後門の狼」という、ふたつの部分で、今企画のテーマである「ゲート（門）」を使っていたのが印象的でした。

    　そして「前門の虎、後門の狼」という言葉とかけた「虎の肛門」というオチはショートショートとしてよくまとまっていると思います。他の方の感想にあるように、落語的な感じなんでしょうか。

    　このオチは確かに上手いとは思うのですが、「言葉遊び的な上手さ」という印象で、ストーリーとしての意外性は特になかったかと思います。
    　なので、オチとしてのインパクトはそれほど強くないかなと感じました。
    　まあ、「落語」として考えれば、こういうものなのかもしれませんが……個人的にはもうちょっとガツンとくるオチが欲しかったと思います。

    　また、守護神の二人は作者コメントでも言及しているようにこだわりのあるキャラなのだろうと思うのですが、「鬼よりも大柄な恐ろしい姿」としか書かれていないので、いまひとつ姿がイメージできず、もったいなかったように思います。
    　守護神二人は、もうちょっと詳細な描写を入れたり、セリフをしゃべらせたりするなどしてもよかったような気がしました。（もちろん、ショートショートとしての読み味を損ねない範囲でです）


    　感想は以上です。執筆お疲れさまでした。

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Re: 2017年08月31日 19時14分23秒
  • ＞いりえミト様

    感想をありがとうございます。

    落語的な物語という感想をありがとうございます。
    ストーリーとしての意外さ……まぁ、話が短いので大オチというのは難しかったかもしれません。
    うーん……まぁ、鬼門を元ネタに書いた範囲でこれ以上広げるのは難しいかもしれません。
    全体を膨らませないとダメですね。

    守護神は作者コメントの通り、前フリである程度話をしておき、前段でもやりとりさせておくのも良かったかもしれません。
    数少ないキャラクターですしね。

    改めて、感想をありがとうございました。

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2017年08月24日 20時04分49秒
 0点
  • ・こんばんは、たてばんと申します。
    　拝読させていただいたので、感想を残します。

    ・全て行頭が空いていませんが、携帯電話からの投稿でしょうか。違うのならば、行頭は空けた方が良いです。
    　あと、誰がなにを喋っているのかわかりませんでした。台詞の間に登場人物の仕草など、地の文を挟むとわかりやすくなると思います。
    　オチは綺麗でお手本にしたいぐらい上手かったです。

    ・拙い感想ですみません。
    　では、失礼します。

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Re: 2017年08月30日 20時17分25秒
  • ＞たてばん様

    感想をありがとうございました。

    申し訳ありません、投稿に不慣れなので、行頭を空けていませんでした。
    今後は注意します。

    登場人物の仕草や地の文は、今回の作品には不要かと思いましたが、読まれる方の好みが出るところかと思います。

    オチを褒めていただいてありがとうございます。
    前述のとおり、偶然の産物です。

    改めて、感想をありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年08月21日 20時49分33秒
 +10点
  • こんにちは。
    守護神がブラマヨ……似合いそうですねw
    読了後まっさきに抱いた感想は、皆さんもおっしゃっていますが「落語」ですね。
    うまい感じに落ちてます。
    ショートショートとしてはちょうどいいかも。
    守護神の名前を検索したら、ちゃんと元ネタがあるんですね。
    元ネタを大事にされている姿勢はいいなあと思うのと同時に、せっかく守護神の名前を出すなら、彼らにもっと活躍の場があってもいいのではとも思いました。
    元ネタを知っている人ならニヤニヤしながら展開を楽しめますけど、知らないとちょっとつまずく感じもします。
    やっぱり固有名詞が出ると、話の終盤でも「この人たち、どんな風に物語に絡んでいくんだろう？」と期待値が上がるので。
    拙い感想ですが、これにて。執筆お疲れ様でした。

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Re: 2017年08月30日 20時15分02秒
  • ＞中梨涼様

    感想をありがとうございます。
    ブラマヨがモデルだと、もっと面白いことを言ってくれそうですが、関西弁がかぶってしまうので、泣く泣く標準語に。
    時間があれば、語り口調を変えて描いてみたかったです。

    元ネタがあったからこその本作なので、元ネタに感謝です。
    やはり前フリが必要でしたね。
    そして、オチにも二人を絡めてあげたかったです。

    改めて、感想をありがとうございました。

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2017年08月20日 18時45分26秒
 0点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    　御作＜でもんずげーと＞を拝読しましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　うーん、ひょっとして最後のが言いたかっただけかな？

    ＜良かったところ＞
    　前門の虎、後門の狼、ということわざとテーマのゲートを組み合わせるという発想は面白いと思います。鬼門も含めて、テーマへの取り組み方は積極的で良かったのではないかと。

    ＜気になった点＞
    　ただ、『前門の虎後門の狼』から『虎の肛門』はやや語呂が悪いかな、と感じました。むしろ狼を主軸にして『肛門の狼』の方がしっくり収まるように感じます。
    　鬼門がベースになっているのはわかりますが、掌編でオチのキレを考えると、自分としてはこっちの方が好みかな、と思いました。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
    　

    E-Mail pass
Re: 2017年08月30日 20時10分13秒
  • ＞燕小太郎様

    感想をありがとうございます。

    最後のオチを言いたかったのではというご指摘ですが、作者コメントの通り、オチが後付けでした。
    そこまでオチが良かったのか……嬉しいような……といった感じです。

    肛門の狼……。
    「前門の虎、後門の狼」という正解をあえてハズレたところがオチとして良いところだと思います。
    ご存知の通り元ネタがあるので、変更が効かないところですが。
    まぁ、そこは個人の好みが出るところかもしれませんね。

    改めて、感想をありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年08月18日 06時48分53秒
 +10点
  • 昔ラ研でお世話になったおっさんが通りますよ。

    たかセカンドさんの感想にもありますが、まさに自分の感想も『落語だなこりゃ』でした。おあとがよろしいようで。
    難点と言うか、気になったのは「誰がしゃべってるのかわからないまま話が進んでる」点ですかね。これは他の企画参加者にもきちんと守れてない方が多いのですが、どんな人物、この場合鬼ですかね、がしゃべってるのかがわからない。作者的には誰がしゃべってるのか意味はないと思ったのでしょうが、やはり個々の登場人物に個性を与える必要はあったと思います。このためこの作品、オチだけが燦然と輝いてその手前のイメージが全くなくなってるという結果になってます。これならオチだけでいいじゃんとか、そんな感想すら抱きました。
    登場人物に個性を与えて落語の台本風にしたらこの作品化けるんじゃないかなぁ、とは思いました。掌編で終わらすのはもったいない気がしましたね。

    感想は以上です。それでは、ご縁があれば、またお会いしましょう。

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Re: 2017年08月30日 20時00分01秒
  • ＞桝多部とある様

    まさに落語のようなものだったので、そう言って頂けると幸いです。

    語り手……確かに誰が話してるかは大切かもしれません。
    今回は鬼２人、守護神２人の４人（あと虎）ですが、鬼か守護神かの区別さえつけば、鬼AなのかBなのかはあんまり気にせずに書いた気がします。
    この作品ではあんまり重要ではない気がしますし。

    オチだけ……まぁ、そんな大したオチではないので、前段も残して下さい。
    作者コメントに書いた通り、取ってつけたようなオチに過ぎないので。

    掌編でも、長めの背景を意識したところはあったので、そこを汲んで頂けて嬉しいです。
    ひらパー兄さんの裏の仕事、鬼を取り締まるべく戦うというのは、割と燃える設定かと。

    改めて、感想をありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年08月16日 21時22分21秒
 +20点
  • 　おおっ、これぞショートショート！
    　最後の最後でうなるのが掌編の醍醐味ですよね！　でもきたないです！！
    　はあぁあなるほどこう落とすんですねいや誰がうまいこといえと。
    　オチを書くための無駄のない文章、設定、いやあいいですねぇ。このオチの切れ味は見習いたいものです。
    　ショートコントみたいなお話でした。
    　でわでわ～

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Re: 2017年08月30日 19時53分44秒
  • ＞etunama様

    感想をありがとうございます。

    まずは褒めてくれてありがとうございます。
    ショートショートというか、長いものを書く時間がなくて（という言い訳）。
    オチの切れ味と言って頂けると嬉しいです。
    最後で綺麗に落としたいという希望は叶ったと思います。
    前フリがもっとしっかりしていれば……。

    改めて感想をありがとうございました。

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2017年08月16日 18時56分42秒
 +10点
  • 6496です。
    読ませていただきました。

    パソコンにウィルスを仕込むのが極悪非道で笑いました。
    語り口が軽快でさらっと読むことができましたね。
    この文字数ならこのくらいがちょうどいい塩梅のようにも思えます。

    オチについては、「つまりこれが言いたかったのか？」みたいな感じでしたね。
    ただ、オチをつける前にそこに直結する説明があったのでインパクトが弱くなっていた気がします。

    最後に出た鬼門の守護神に何か意味があるのかと深読みしましたがちょっとわかりませんでした。
    無念。

    おおむねこんな感じです。
    ありがとうございましたー。

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Re: 2017年08月30日 19時48分06秒
  • ＞6496様へ

    感想をありがとうございます。

    悪行と書こうと思ったとき、あんまり深刻ではないものをと考えたのですが、パソコンのウィルスは状況によっては凶悪ですよね。
    話を長くするときには凝りたいところです。
    枚数からするとよい塩梅と言って頂けたのはありがたいです。

    オチについては、多少性急だったかもしれません。
    作者コメントの通り、枕を設けて前フリをしておけば良かったです。

    守護者については、最後に正体を現してというインパクトを狙ったものの、名前を言われてもイメージが沸かないほどマイナーなキャラだったことが災いしましたね。
    ここは難しいところです。

    改めて、感想をありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年08月14日 11時39分28秒
 +10点
  • こんにちは。
    「でもんずげーと」を読ませていただきました。

    コント、もしくは落語のような印象を受けました。
    鬼たちがコミカルでほっこりしました。
    ただ、小説の掌編のオチとしては少々弱いかな？　と感じました。
    鬼への罰に対する作者様の独自の解釈などを入れてみても面白いのかもしれません。

    以上となります。
    読ませていただき、ありがとうございました。

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Re: 2017年08月30日 19時37分06秒
  • ＞たかセカンド様

    感想をありがとうございます。
    落語的な物語に、落語的なオチということで、小さなオチで良かったような気もするのですがいかがでしょう？

    鬼の罰は元ネタがあるので、変更の効かないところでした。
    それをどうひねるかがポイントだったかもしれません。

    改めて感想をありがとうございました。

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合計 10人 80点

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