アイツガ嫌い

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 一線を越える瞬間というものがある。
 タイプでもない異性が、ある瞬間から意識しだしたり。
 同性の友達から告白された瞬間から、友達とは意識できなくなったり。
 その瞬間という、心の変化をここではゲートと呼ぼう。
 ゲートは何も恋愛に限ったことではない。やや特殊な事例かもしれないが、戦争、それも激戦の中にも存在する。
 1920年ソヴィエト・ポーランド戦争、従軍牧師スコルプカは雨あられと降り注ぐ銃弾のなか立ち上がり祖国ポーランドの為に祈りをささげ、ロザリオを盾に、鉄の暴風の中を突撃していく。
 友軍兵士がバタバタ斃れようと、
「聖母マリアよ
聖母マリアよ
我ら罪人の為に祈りたまえ
今を そして我らが死せる時を
主よ、ポーランドにご加護を
何百年後もその光で
ポーランドを照らしたまえ」
 その英雄的行為に助けられ、部隊の士気は沸騰した、この瞬間こそゲートである。
 こと戦場の話でもう一つ、武器を持たない衛生兵はやはりゲートをくぐった存在といえる。戦場では命がけで仲間を助ける衛生兵は英雄にも等しい存在だろう、しかし彼らがいる場所は戦場なのだ、人と人が殺しあう、非日常的空間において、寸鉄も帯びず、死を恐れず最前線を駆け回る彼らは正常だろうか? もはや恍惚の表情で、多幸感のあまり弾丸すらはじき返すと信じる精神状態で、自分の信念を貫き通す。その姿には尊敬の念を懐かずにはいられないのではないだろうか? しかし余りにも信念の人に共感を懐くことはできないもの、浮かばれない話ではある。



 八神知恵がその姉妹に出会ったのは児童養護施設で、もちろん仕事でのことだった。
 その施設の特徴は、兄弟姉妹の絆を重視している所にある。集団生活の基本は縦社会、年長者の言うことには逆らえない。だがしかし、そのルールと矛盾する兄弟姉妹の絆を重視しするのはなぜだろうか。
 家族という単位すらあやふやで、血の繋がりの見えにくい施設という集団生活のなか、だからこそ兄弟姉妹の絆を重視したのだ。
 でもその絆が時として病気を悪化させてしまう時もある、仕事として割り切ってはいても、複雑な感情に悩むときもあり、貴方はそんな彼女を責めるというのか? 看護婦といえどもマシーンではない。
 一卵性双生児と統合失調症との関連は最早すでに論を待たないが、やはりこの西浦姉妹にもそれが言えた。
 ことのいきさつは以下のようなものらしい、後日姉の紫子が知恵に話してくれた。
「その日はなうちは体調よかったんよ、でも妹の緑子がなアレっだったんよ」
「緑子が悪霊がお魚さんに獲りついてお姉ちゃんのこと呪い殺そうとしている、あかん! って急にイイだしてな、言ってる意味わからんちゃう?」
 この二人の病気は片方がよくなると、決まったようにもう片方が悪化するので、我々コメディカルでは有名になっていた。
「ほらうち等の中学、教室に金魚飼ってんけど、悪霊追い払わなって、休み時間、急に教室飛び出してな、調理実習室からお米もってきたんよ、そいでもってその米を水槽ん中にザーッってぶち込むんで、そりゃ皆びっくりしたよホンマ、って話ついて来れとる?」
 八神知恵はドクターではないので、診断を下すことは無いが、おおよそ幻聴と妄想からの行動であることくらいは想像に難くない。
「当然ちゅうか、金魚死んじゃうやろ? クラスのみんな、何やコイツ! ってなるやん」
「いやーアイツ庇うの大変やった!」
 学校側として、この問題児姉妹をほって置くと、生徒同士のいじめに発展し、学校側の責任にされると考えたらしい。
「妹にな、放課後30分で校庭100周してこいいうんよ、出来んかったら後もう100周てな、担任がいいよるんよ」
 無理な話であることくらいは知恵にも分かる、彼女のようなコメディカルからしてみれば、これは生徒の意思を酌んだ教師達の虐待に他ならない、生徒に虐めさせるよりは学校側が指導として苛め抜く虐待、この子のような障害をかかえる人間からは分かりにくい、陰湿な虐待でしかない。道義上というか職務として児童相談所に通報しなければならないのは分かっていた彼女ではあるが、言った先でどのような目に遭うのかよく知っている彼女からすれば、やはりそれはするべきではないのだ。彼女の勤める病院がまさにそれで、勤務する医師がオンラインゲーム中毒で、患者のことをほったらかしている様な、どうしようもない病院であることを嫌なくらい見てきていたから、二重三重の虐待になることは明らかだったから。
「しゃーないからうちが身代わりになってんよ、もう死ぬちゃうんかって、校庭200周やでホンマ!」
 妹のことになると、この姉は夢中のメロメロになるようなところがある、いい意味では妹思いのお姉ちゃんに見える。
 しかし知恵は知っていた、妹の話も聞いていたから。
「前の日紫子おねえちゃんにゲーム機取られたんよ、ねーちゃんうちのこと虐めよるんよ、他の友達からの虐めにはかばってくれるんけど、うちのことは虐めよるんよ」
 何処までが計算で、何処まで本当に幻聴にさいなまれ、妄想に動かされ、病気に支配されていたのかは知恵にも分からない。
 ただこの子、緑子は姉の紫子を遠まわしに復讐して、コントロールしようとしているらしいことは理解できた、さしずめお姉ちゃんを困らせて楽しんでいる、王様にでもなったかのよう。表情を観察していた知恵から見て、緑子はそのときとっても楽しそうにハイテンションになって、生き生きと語ったように見えたというのだから……
「緑子の世話、ホンマ疲れるで~」
 中学生がする表情とは思えないような、老けきったような表情に知恵は心を痛めた。こんなことを姉妹でやり合っているのを、交互交互にみてきて、仕事とはいえしんどい、しんどすぎる。
 そんな姉には悲惨な過去があって、そのせいで発病したのではないかと、考えられていた。
 およそ虐待のなかで、もっとも悲惨で、子供にダメージを与え、破壊をもたらすものとはどんなものを想像するだろうか。
 もちろん精神的にも肉体的にも経済的にもいろいろな虐待があるし、これだとはいいきれまいが、最悪なのはやはり近親者からの性的虐待に尽きる。
 特に紫子のケースは最悪に近いと言えた。
 まずレイプを受けたのは、母親の弟が加害者だった。
 さらにその現場を、その行為を父に見られ、彼女の心はズッタズタにされてしまう。
「あん時はメッチャしんどかったわ~、父ちゃんから見られたときなあ、めっちゃ汚い眼でみられるやんか~、傷ついたで~、これだけは緑子にも言えんて」
 何のかんの言っても姉妹の絆である、他人には分からないことも多い。
「したっけ次はな、父ちゃんが覆いかぶさりよるねんって、このことをガッコで喋ったらお前ガッコいけなくなるてとか、お母ちゃんが怒りよるとか脅すんよ」
 このとき、父親が怒りに任せ無茶苦茶したために膣を裂傷し二度と子供を生めない体にされた。
「うちホントお父ちゃんに酷いことしたんやろなあ、散々お前が叔父さんを誘惑したからこんなんなったんや、お前は汚い子だ、家族のガンやいうてうちのこと責めるんよ」
 虐待を見ていると、仕事とはいえ一体どうしてそこまで実の娘に酷いことできるのか、怒りが湧いてしまう千恵だった。
「しかもいうときながらうちの事ぶちよるねん、いう事聴かんと叩きよるねん、次は緑子に手を出すって脅しよるねん、しゃーないから何でも言う事きいたんよ、でも写真と動画取られたのはあかんかってん」
 子供には子供の世界があり、それを守るのに、生きるのに必死なのだ。生き延びる為にここで述べるのも憚れるような性技をたくさん覚えたという、生きるためのこととはいえ。
「ついにお母ちゃんにみられてな……」
 この辺りから泪声に変わっていった。
「お母ちゃん知っていた言うねん、あいつクズやで、ずるっ、お父ちゃん可哀相やで、ずびっ」
 こういったケースの場合、母親が気づいた時点で、一家は崩壊する。当然ながらお腹を痛めた子供を、配偶者が性的虐待することなど母親として耐えられるわけが無いからだ。しかしこのケースではさらに悲惨になっていく。
「小さいバイタがお父ちゃん誘惑してる言うんよ、お母ちゃん許さへんって言うんって、ぐす、逃げ場ないやろ?」
 残酷なことに彼女は姉の紫子を女として見てしまったのだ。自分のライバルとして、不倫相手として、そうなると嫉妬の目でしか娘のことを見れなかったのだろう。
「お父ちゃんはしゃーないねん、でもおかあちゃんは許さへん、でも家族やしなあ」
 不憫というしかない、ひどい目に合わされていても家族という意識を変えることは出来ない、その家族の一人を守るために、父親を殺したという記憶すら封印していることすらも、妄想により記憶を塗り替えていることすらも、可哀相というほかないではないか。
 守ろうとしている家族なんかとっくに崩壊して、母親にも見捨てられてしまったというのに。
「でもなあ、お父ちゃん妹の緑子にも手つけようとしてな、まあそれもお母ちゃんがお父ちゃんをそそのかしてんからなあ、同じカオした緑子も許せへんかってんちゃうか? 思わずお父ちゃんの五番アイアンで殴ってしもうてん、お父ちゃん大丈夫やろか?」
 ただ一人の残った家族、姉妹の緑子を紫子は守りぬいたのだ。
 だがしかし、その愛情は歪んでいた。叔父や父、そして母親からすら歪んだ愛情を受け続けた結果なのだろうが、こともあろうに、紫子は緑子を父親から教わったように愛し始めたのである。
 認知の狂いというか、愛情表現がわからないのであろう、もっともどこからこれを病気と定義したものなのか、再度再度になるがナースの知恵には決められることではない。
 こうして統合失調症がこの二人の姉妹を蝕んでいるのだ、お互いに傷つけあうことで、ずたずたになることで家族で居られる道を紫子は選択した。
「お姉ちゃんやししゃーないねん、嫌いにはなれんのや、それに双子って相性いいんよ、そういう意味では大好きなんよ」
 それがうれしいと緑子はいう、幼い顔に残酷な笑みを貼り付けて。
「紫子お姉ちゃん正面から押さえつけるように抱きついてキスするとパニック起こすんよ、それがおもろくてなあ、仕舞には大泣きしよってうちの言うこと何でも聞きよる、こないだなんかうちのウンコ食わしよってん、これしゃべらんといてな看護婦さん。だって紫子の写真とか動画とかネットに流出しとるやろ、同じ顔したうちどれだけキモイ目で見られてきてんかわかるか? あいつには一生かけて復讐してやるんや」
 この二人の姉妹は今現在児童養護施設でくらしているが、中学卒業後、おそらく社会に放り出されるだろう。
 行き着く先は性産業と相場が決まっている、二人して全く同じ顔してもしかしたら人気を博し、大成功するかもしれないが、そうなる前にどうにかしてこの姉妹を救済してあげたいと、そう知恵は思ってしまった。
 ヒポクラテス憲章もナースが戴帽式のときの宣誓にも逆らうこと、救済の道。
 それを実行すればきっと知恵は苦しむだろう、PTSDのことはよく患者に接してきたから、体験でも知識としてもよく知っていた。
 看護婦の祖フローレンス・ナイチンゲールは「天使」と呼ばれ、美談に事欠かない女性のように扱われる。しかし史実はそうでない、断じてない。彼女は狂気の人である。クリミアでの戦役は彼女に一生涯の心の傷をつけたのだ。
 傷つけあう二つの魂を救済するためならば、この子たちの為ならば、そう知恵は悩んだ。
 社会に助け合うシステムがないことはないが、この二人の関係に入り込もうとした人間を排除するためにこの二人は酷い暴力を振るう、分かれさせようと別々の施設に送ろうとしたことも実はあったのだが、姉の紫子が気が狂ったようにカッターナイフを振り回し、大暴れした。
 どうにか取り押さえ、強制入院させ、強力な鎮静剤でなんとか押さえ込んだ。
「緑子にはうちが必要、あいつはひとりできん、一人じゃ生きてけん、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ、ダメじゃ」
 薬の力に必死で抵抗し、失禁しながら涙を流す紫子を看護する知恵は胸がつぶされそうだった。
 妹の緑子の方は別の施設で欝状態になってしまい、どんなに止めようが自傷行為を繰り返し、食事の一切を拒否し、最後は知恵の病院のベッドに拘束したまま点滴を打つだけとなってしまった。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん」
 定まらない焦点で、延々ぶつぶつつぶやき続ける緑子を看護した知恵は胸が張り裂けそうだ。
 そんなこともあり、この二人を引き離すのは良くないだろうということになった。

 しかしそれは失敗だったのかもしれない、最近の八神知恵はどうしてもそう思えるようになってきた。

 精神科の仕事のきつさは患者の病気に侵食されそうになることではないだろうか? そのストレスに対し、専門的訓練をいくら受けているとはいえ、過度のストレスには身が持たない。

 次第に八神知恵は追い詰められていった。

 そんな時だというのに、知恵の同僚がたおれてしまう。過度のストレスに耐え切れなくなったのは知恵だけではなかったのだ。彼女は病気を憎んだ、そしてついに最終解決策を決意した。そのとき彼女は神の声を聞いたという「”知恵よ行け”」そうはっきりと彼女の頭の中に響いてきた。
 ゲートは開かれたのである。

 良心の呵責がないわけがない、それを遥かに上回るだけの信念があるのだ。姉妹を苦しみから救ってあげたい愛情があるのだ。これは純粋に彼女たちのためであり、利他的な行為である。戦場に立つ、衛生兵の行為なのだ。自己犠牲の行為なのだ。彼女は英雄に他ならない。おそらく世界は敵となろうとも、絶対彼女を打ち負かすことはできない。鋼鉄の意志をもって彼女は事を成すであろう。死すら恐れず鉄の暴風の中、戦意高揚の為に、戦場を駆け抜けたポーランドの英雄スコルプカのように。クリミア戦役の後、PTSDの悪夢にうなされるフローレンス、文字通り命がけで軍隊の改革に取り組んだ一生のように(驚くべきことに彼女の信念は37歳でR遺書をしたためそれから90歳になるまで仕事を全うした!)。八神知恵は彼ら彼女ら同様、戦士と言い換えた方が理解しやすいだろう。
 だから彼女は息子を幼いうちから女性化したのだ。それが子供の為だと信じられるなら、信念をもってエストロゲンを投与する。息子の性を奪う、それが彼の為なのだから。
 彼女の場合、後悔は先に済ませておき、行動するのだ。そしてその後悔した自分は過去のもの、全くの赤の他人といってもいい。

 一週間後、問題行動を起こした西浦緑子が知恵の病院に入院してきた。スタッフからしてみれば「ああまたか」程度の認識だったのだろう、拒食からぶっ倒れてもダレも不審にも思わない。そのときの点滴に何者かが筋弛緩剤「テルネリン」を混入し、そのまま眠るように西浦緑子は目を覚ますことはなかった。
 更に一週間後、大暴れし、顔面に青タンをいくつもつけ、唇を赤黒く晴らした西浦紫子が緊急入院してきた。何日も入浴していないらしく、全身から垢の匂いが漂い、酷いありさまで、栄養状態もひどく、直ぐに点滴を打たれた。しかし数時間後、急に様態が悪化し、急死してしまった。
 西浦姉妹にはほとほと侵食されつくしたコメディカルたちだったので、ほっとつけたのが正直な感想だろう。精神科で急死ということ自体珍しいことではあったのだが、ここの医者は患者放置でオンラインゲームに夢中になっているほのぼのとした医者なので事務的に処理され、特段何事もなく終わった。
 八神知恵は誇りに満ちた、晴れ晴れとした表情をしていたという。この後、姉妹の悪夢に苦しめられることがわかっていようが、彼女は戦い続けることだろう。



「あ、知恵ちゃん、またここにうちの妹きてるんやろ?」
「緑子ちゃんに逢いたいのかな?」
「そうやで、あいつうちがついておらなんだらまたアホするで~」
「妹ちゃんいないと寂しいでしょ」
「いたらいたでウザイで」
「そんなこといわないで、今逢わせてあげるから……それとも、嫌?」
「あってやってもええで」
「……すぐ逢えるわよ」

     了







かもめ

2017年08月13日 14時45分16秒 公開
■この作品の著作権は かもめ さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー:あの西浦姉妹の最後をどうぞ。
◆作者コメント:「1920 ワルシャワの戦い」「ハクソーリッジ」の中のスコルプカやドスの演技すごいです。
フローレンス・ナイチンゲールの冷徹な看護精神なんて完全おかしいし、ヒッキーやるじゃんみたいな。

でもこれ八神知恵の一人称で徹底的に彼女視点で描いたほうが面白いんじゃ?
それからみると唯の粗筋とかプロットみたいなんじゃないかって?
そんな気がしてきます。

2017年08月28日 14時57分37秒
作者レス
2017年08月28日 14時34分57秒
作者レス
2017年08月28日 14時08分57秒
作者レス
2017年08月27日 23時03分09秒
0点
Re: 2017年08月30日 13時20分45秒
2017年08月27日 13時35分00秒
+10点
Re: 2017年08月30日 05時34分50秒
2017年08月26日 13時25分14秒
0点
Re: 2017年08月30日 05時10分50秒
2017年08月26日 06時53分26秒
0点
Re: 2017年08月30日 05時02分36秒
2017年08月25日 15時14分01秒
0点
Re: 2017年08月30日 04時27分11秒
2017年08月24日 07時23分59秒
-20点
Re: 2017年08月29日 20時48分51秒
2017年08月21日 03時32分35秒
Re: 2017年08月29日 20時02分48秒
2017年08月20日 22時51分24秒
0点
Re: 2017年08月29日 18時41分00秒
2017年08月20日 16時45分35秒
-10点
Re: 2017年08月29日 18時29分36秒
Re:Re: 2017年08月29日 20時48分47秒
2017年08月19日 17時16分06秒
Re: 2017年08月29日 18時15分50秒
2017年08月15日 15時35分28秒
2017年08月14日 21時29分06秒
+30点
合計 12人 10点

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