キャッチコピー集です! 1/2追記 |
Rev.02 枚数: 18 枚( 6,804 文字) |
<<一覧に戻る | 作者コメント | 感想・批評 | ページ最下部 |
※この投稿は集計対象外です。 |
あけましておめでとうございます、ミチルです。 お忙しい中で、たくさんの力作をありがとうございました。 投稿してくれた全ての作者様、お疲れ様です! 感想投稿期間が開始されました。 様々な作品に触れて、楽しんでいただけると幸いです。 作品の投稿がない方も、感想を書くと、作者様の励みになると思います。 よろしくお願いいたします! 以下、キャッチコピー集となります。 読む作品を選ぶのに参考になると幸いです。 どうぞ、ご堪能ください! ◇タイトル:プチ変換 ◆キャッチコピー:小さな能力『プチ変換』。他に『ミニ変換』とかもあるよ ☆主催レビュー:衝撃的な冒頭一文です ~書き出し~ 「先生は、チンチンになりました」 教室に響く可愛らしい声に、教壇に立つ俺はあ然とした。 ええっ? 何を言ってるんだ、この子は!? 授業中に。 ◇タイトル:その魔術師が不死な理由(わけ): ◆キャッチコピー:肉体は命の器に過ぎない ☆主催レビュー:終始に渡って迫力がありました ~書き出し~ 0. そこは、今まで降りてきた階(フロア)とは明らかに違っていた。 地下迷宮独特の淀んだ空気は今までと変わりがない。しかし、ひとつ上の階まではランタンの灯り無しには一歩も進めない程の暗闇だったのに対し、そこは壁の上方に等間隔で設置されたかがり火が明々と辺りを照らしていた。 ◇タイトル:ゴールデン・エイジ ◆キャッチコピー:宇宙を舞台にしたおバカギャグ ☆主催レビュー:登場人物が真面目なのに、笑いました ~書き出し~ 〈ゴールデン・エイジ〉の宇宙船内にブザー音が鳴り響いた。 自分のキャビンで昼寝をしていた日本太郎(ひもと たろう)は、大儀そうに枕元に手を伸ばし、ブザー音を切った。彼は途中覚醒と就職活動が大嫌いだった。二度寝に就こうとすると、天井のスピーカーが船内放送をがなり立てた。 ◇タイトル:聞こえるあいつは、そばにいる! ◆キャッチコピー:僕はゴキブリ。人間の声が聴こえる、ただ唯一の害虫だ。 ☆主催レビュー:いろいろとおかしい(面白いという意味です) ~書き出し~ 声が聞こえる。朝の太陽がカーテンを透かして、私の顔をまぶしく照らす。重いまぶたを擦りながら携帯端末を確認する。まだ6時半だ。起床時間は七時半だからまだ一時間は余裕がある。 「―――にあるゴキ。――おいしい―――探す。――――」 ◇タイトル:古の絵師 ◆キャッチコピー:創作童話、昔話風。絵心って何かの思考実験でもあります。 ☆主催レビュー:この構成、あっぱれ! ~書き出し~ 昔々、徳川将軍が世を治めている頃、江戸のはずれに墨絵をよくすると評判の若き絵師がいた。 「絵師殿、これは見事な白兎ですな。描いたものがまるで生きているようとの噂は、まことであったわ」 若き絵師の邸を訪れて絵を一枚所望した初老の武士は、絵師が上質の紙にささっと描き上げた墨絵を穴があくほど眺めてから、ようやく絵師の顔を見、感嘆してそう言った。 ◇タイトル:世界って素晴らしく、戦う価値がある、圭はその意見に…… ◆キャッチコピー:憎い憎い圭君、ボクは圭君が好きなの、死ぬほど好きなの。ボク色に染めてあげるから、ね ☆主催レビュー:挑戦的なテーマで、読み応えがありました ~書き出し~ 色紙にはクラスの全員から書き込まれたメッセージが埋め尽くされている。 さようなら圭君 あなたのおかげで人をいじめる愉しさを覚えましたありがとう、感謝しています ◇タイトル:セクシーシューター〜乙女の喘ぎ〜 ◆キャッチコピー:俺は真実を射抜く! ☆主催レビュー:なにこれめちゃくちゃおもしろいです! ~書き出し~ 弓道において矢が的に当たるか否かは、心の在りように大きく左右される。 外れてしまうかもしれないという後ろ向きな不安。 それは雑念となって矢に伝わり、矢筋にブレを生じさせる。アーチェリーほど精確に狙うことが困難な弓道では、その僅かなブレでさえも命取りとなる。 ◇タイトル:異能売りの少女 ~傀儡少女はリア充を夢に見る~ ◆キャッチコピー:リア充? いいえ。あのメイドから異能を授かった私は神です。 ☆主催レビュー:怖くて夢に出ました ~書き出し~ あなたに異能、授けます。 もしも特別な力を手に入れたら、私の人生はもっと豊かになるのに……そんなふうに考えたことはありませんか? 異能屋アビリタでは、あなたの願いを実現する手助けをします。 ◇タイトル:拾われ執事とマスカレード ◆キャッチコピー:「お嬢様!可愛過ぎて、暗殺計画の対象になっています!」 ☆主催レビュー:登場人物に憧れてしまいます ~書き出し~ 0. 震える手で拳銃を握り、その仮面の男に向かって一斉射撃。 しかし弾は一発も当たらなかった。 「やめろ……来るな……来るなぁぁッ……!」 ◇タイトル:ドッジボールの奥義 ◆キャッチコピー:小耳にはさんだ実話(らしい)から膨らませた、ドッジボールの半面教師的天才を考えてみました。 ☆主催レビュー:とにかく笑いました ~書き出し~ 小学校の体育館にいつもの音と声が響き渡る。 ――バチーン! 「あ痛!」 「わははは、はい健太アウトな。お前は動かない的(まと)みてえにチョロイな。ほら、さっさと外野に回れ」 「顔に当てるのはひどいよ、剛三君」 ◇タイトル:靴ヒモと聖剣 ◆キャッチコピー:若き剣士アルベルトには、守りたいものと《小さな異能》があった ☆主催レビュー:特殊なアイテムがしっかり物語に組み込まれていました ~書き出し~ (一) 朝陽のさす室内。 少女は思案顔で見まわす。年のころは十六か、七。質素な水色の衣服をまとっている。 肩でそろえた緩やかに波打つ金髪を、くしゃっと片手でかるくつかむ。 何か考えている時のクセなのだ。 ◇タイトル:或る少年の心 ◆キャッチコピー:超能力者の中の、少年の叫び。 ☆主催レビュー:凄惨、ゆえに心を打ちます ~書き出し~ 町の平穏を、その雪のように白く滑らかな塗装によって象徴していた塔が、真黒な焦土に、荘厳な音を立てて沈んでいく。根元から高熱で融解し、ゆっくりと縮んでいるのである。熱源から発せられる炉の中の色をした閃光は、人の気配のない家々を照らし出す。その光景は、星の見えない、墨汁に浸したような夜空に映え、美しくも不気味に構図をまとめ上げている。 ◇タイトル:かしましインフルエンザ ◆キャッチコピー:インフルエンザなんか嫌いだ ☆主催レビュー:この発想は思いつきませんでした ~書き出し~ まず最初に断りを入れておく。 これは、テレパシーという特異な能力が使える俺、増井祐樹の話である。 テレパシー。直接に他の人の心に伝達される能力。誰でも一度は耳にしたことがある類の超能力だ。 この能力が使える――否、使えてしまうとどうなってしまうのか。 ◇タイトル:帰ってきた!? ドゥテイメン☆リターンズ! ◆キャッチコピー:さあ、早く戻ってこい。ドゥテイメン・ダーク! ☆主催レビュー:用語集が素晴らしいです ~書き出し~ 君は、まだ覚えているだろうか? この世界に己の童貞を捧げ、絶対無敵の正義のヒーロー・ドゥテイメンとなって、悪の組織と戦った男の存在を。 ◇タイトル:バベルからの手紙 ◆キャッチコピー:バベルの塔。それは滅亡への入口。 ☆主催レビュー:切実さが伝わってきます ~書き出し~ ヒトミ――このメールを君が読んでくれている事を信じている。 君はまだ、僕の知っている君のままかい。 生水に気をつけてくれ。そして、できるだけ早く実家のある北海道へ行ってくれ。 ◇タイトル:僕と全裸と伊能忠敬 ◆キャッチコピー:この作品はフィクションであり、実在する人物・地名・団体とは一切関係ありません。 ☆主催レビュー:シュールでした ~書き出し~ 2017年を迎えたとき、僕は近所の神社の裏側にいた。 初詣に来たのだが、甘酒を持ったカップルがぶつかってきて、思いっきり服にこぼされてしまった。 ダウンジャケットだけならよかったが、下のシャツまで濡れていたので、人気のないところに移動したというわけだ。一生懸命拭いていたら、気づいたら新年だった。 ◇タイトル:ルピア湖畔の巫女 ~ヴェレダの歌~ ◆キャッチコピー:異境ゲルマニアにて、青年は何を見たのか? ☆主催レビュー:静謐な雰囲気がいいです ~書き出し~ ●起 そればかりか、ゲルマニアの者は、女には神聖で予言者的なあるものが内在すると考える。(中略)。我々は大ウェスパシアヌス帝の治世当時、ゲルマニアの多くの者たちから長い間、神のごとく崇められた【巫女】のことを知っている。 ◇タイトル:小さな異能:近未来のヒラ社員の場合 ◆キャッチコピー:デートの最中に信じられない。そんなの、ちょっとした異能よ! ☆主催レビュー:けだるい感じがいいです ~書き出し~ 俺は玄関のドアを開けた。表札には「平山良夫(ひらやま よしお)」と書かれてる。文字は色あせ汚れてる。 「ようやく我が家にたどり着いた」 思わず声がでた。 ◇タイトル:覆面作家『****』の殺人 ◆キャッチコピー:犯書店員磯崎春子、殺人事件に挑む ☆主催レビュー:ミステリーと異能がうまく組み込まれていました ~書き出し~ 「ま、また来てる、あのお客さん……」 磯崎春子は本棚の影に隠れながら戦慄した。挙動不審の書店員である。 本棚を物色している客の男は、どこにでもいそうな風貌だった。黒い短髪にスーツ、重そうな書類カバンに磨かれた革靴。 ◇タイトル:チャッピーが教えてくれた ◆キャッチコピー:ねぇ、しってる? きのうまた女の人がころされたんだよ ☆主催レビュー:な、何者と戦慄しました ~書き出し~ 赤や黄色に色づいていた広葉樹の葉は季節の移ろいと共にすっかり落ち、今や寒々とした黒い枝を残すばかりで、公園の主役の座を緑色の細い葉を着けた針葉樹へと明け渡していた。その針葉樹も、やがては降り積もる白い雪に主役を取って代わられるだろう。 そして、色彩のない長い長い冬が訪れるのだ。 ◇タイトル:魔法少女は星くずの中で ◆キャッチコピー:魔法少女は夢と希望をかなえるんだよ! ☆主催レビュー:切ないですが、いい話でした ~書き出し~ 「孝之ぃ! おっきろぉ!」 まどろみの中、やたらと甲高い声が俺の鼓膜を震わせた。めんどくささを覚えつつ、声のした方を見ると一人の人物が、どギツイピンク色の髪の毛をふわり、とたなびかせていた。 「もう七時だよっ! 高校に遅れちゃうぞっ!」 ◇タイトル:リングの向こう側 ◆キャッチコピー:物は動かせるが気持ちは動かせない ☆主催レビュー:展開が熱いです! ~書き出し~ 1. 外は真夏の灼熱地獄だが、押谷学がいるこのゲームセンターは半袖で過ごすにはちょうど良く、かれこれ半日はこの場所で過ごしていた。 そんな押谷はUFOキャッチャーに入っている美少女フィギュアを食い入るように見ていた。 「あと少し……あーくそ!」 ◇タイトル:〇・三ミリの透視能力と、心をどこまでも見透かす力 ◆キャッチコピー:試験と悩みに潰されそうな、私と従兄の物語 ☆主催レビュー:この異能を思いついた事に脱帽です ~書き出し~ 「さあ、お前を含めた日本中の高校三年生が眼前に迫ったセンター試験に精神疾患を発病しかけている今日この頃、一つ報告があるぞマイ従妹よ」 「死ね」 イラッとくる従兄の顔とセリフに、問題集との格闘を中断して玄関に出た私の口から、ごく自然にそんな言葉が出てきた。 ◇タイトル:オオカミ爆風と賢いコブタ ◆キャッチコピー:ほとんどまんまの童話です(三匹のコブタ) ☆主催レビュー:昔話が爆笑ネタに! ~書き出し~ 昔々、ある村に仲の良い三つ子のコブタと、コブタたちを食らおうと狙う悪いオオカミがいました―― 村の平穏な夜を喚き声が破る。 「なんだよ、いっつもいっつも文句ばっか言いやがって!」 「だってボクの分まで食っちゃうじゃん、兄貴はよ!」 「兄さん、ちょっとやめてよ、ここボクん家(ち)なんだよ? 兄さん二人とも、居候なんだよ?」 ◇タイトル:おっぱい♪いっぱい♡夢いっぱい☆彡 ◆キャッチコピー:(笑)あり、( ;∀;)あり、ちょっとHなシーン(///ω///)ありのイイハナシカナー? ☆主催レビュー:特定物質に対する愛がすごいです ~書き出し~ 田んぼにはまっていたら、キャトられた。 キャトられるというのはキャトルミューティレーションされるという言葉の略で、簡単に言えば宇宙人による地球人の誘拐事件のことを言う。その厳密な意味を考えればキャトられているのとはちょっと違うのかもしれないが、謎の光に包まれてふよんふよん音を立ててお空のかなたへ回収されている僕の現状は、キャトルミューティレーションされているといっても過言ではないと思う。 ◇タイトル:後出し厳禁! じゃんけん遊戯 ◆キャッチコピー:給食のプリンが一つ余った。これすなわち戦争である。 ☆主催レビュー:オチにやられました ~書き出し~ クラスメイトが一人休む → 給食のプリンが一つ余る。 これすなわち、戦争である。 「そのプリン、あたしがもらったーっ」 最初に名乗りを上げたのは、クラスの中心的な存在である五十嵐美月だった。 ◇タイトル:まっすぐ(な線をひく)少女 ◆キャッチコピー:ただ、まっすぐに。 ☆主催レビュー:キャラのひたむきさが良かったです ~書き出し~ いくつかの数式が白くなって消える。「あっ」と思わず漏れた声を、神経質そうな教師が拾い上げた。 「どうした日景。まだ書いてなかったか」 「……あの、いえ」 名前を呼ばれ、ビクリと肩が震える。みんなの視線が集まっていることを感じ、かっと顔が熱くなった。 ◇タイトル:こよりちゃんのリコーダーが盗まれて ◆キャッチコピー:こよりちゃんのリコーダーを盗んだのは誰ぁれ? ☆主催レビュー:先が気になる展開でした ~書き出し~ 0 「このクラスの誰かが、こよりちゃんのリコーダーを盗んで隠し持っている」 クラス委員長、山崎吉雄(やまざきよしお)の一言に、葉名高(はなたか)小学校四年一組のクラスメイトの誰もが動揺し、困惑した。そして、次の言葉でさらに驚愕することになる。 ◇タイトル:『Vergiss mein nicht……』 ◆キャッチコピー:私を忘れないで ☆主催レビュー:泣けました ~書き出し~ 『プロローグ』 「――――手を伸ばせ、ベルタ!」 けれど彼女は、その声に応えることが出来ない。激しい川の流れに翻弄され、ただ必死に水をかいていた。 「ごほっ…………ルドルフ!」 ◇タイトル:冷たいマリオネット ◆キャッチコピー:真実は心の中に ☆主催レビュー:艶のある話でした ~書き出し~ 「好きです、付き合ってください」 三人の女子生徒が、一人の女子生徒を取り囲んで愛の告白をしていた。 中央にいるのは、篠原杏子(しのはら あんず)だ。異様な空間の中にいてさえ、平然としていた。 ◇タイトル:ナンバープレートは事実を語る ◆キャッチコピー:それは、身近な人の口を借りて語られる言葉か、黒猫が道を横切るといった印象的な場面なのか。あるいは数字を通してなのか。 ☆主催レビュー:謎に引っ張られました ~書き出し~ 【1】 12月の冷気を切って、1台のセダンが通りすぎる。 そのナンバーをじっと見つめて、芽衣(めい)は思わずつぶやいた。 「偶然にしては出来過ぎよ……」 地名や先頭のひらがなは違えど、同じ「15-64」の指定番号。それがもう3台も続いている。 ◇タイトル:快人の瞳が赤い理由 ◆キャッチコピー:霊能少年の手に握られた謎のチケット。それは少年になにを与えんとするものか……。 ☆主催レビュー:設定が魅力的でした ~書き出し~ クリスマス前日の曇天の日。僕ーー転尾快人(ころびかいと)は、同行者えある春香(はるか)ちゃんと一緒に浮かれ気分に浸された街を歩いている。 「うわぁ、すっごく綺麗!」 ◇タイトル:クランデーロのチェコ ◆キャッチコピー:きゃきゃきゃ、きゃちこぴい!?あ!? あの!? ええと・・・・・・ ☆主催レビュー:世界観が斬新でした ~書き出し~ 0 胎歴216年というから、今から千年前のことである。 セジという村の外れに住み着いた魔女の記録が、タイシャ国風土記にわずかに残されていた。 その魔女は薬草や呪(まじな)いでもって、病を癒していたという。 ◇タイトル:Primavera ◆キャッチコピー:遠く近くあちこちに突き刺さる十字架の墓標 ☆主催レビュー:印象に残る読後感です ~書き出し~ 半分崩れかけた灰色の塔の群れを過ぎて、砂丘をゆっくりと登っていく。踏みしめると、白い細かな砂は気密服の隙間やひだにこびり付く。後でしっかりと洗浄しないといけない。つまり、其所を歩くのは得策ではない。余計な手間がふえるから。 それでもエリーが歩くのは、そうしなければ生きている気がしないから。 |
冬企画運営 3017年01月01日 00時10分17秒 公開 ■この作品の著作権は 冬企画運営 さんにあります。無断転載は禁止です。 |
|
合計 | 0人 | 0点 |
作品の編集・削除 |