| キャッチコピー集 |
Rev.01 枚数: 6 枚( 2,327 文字) |
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| こんばんは、冬企画主催のミチルです。 お忙しい中で本企画に関わってくれた全ての皆様に感謝します。 感想投稿期間となりました。 運営からはささやかながら、キャッチコピー集を投稿します! どの作品を読むか決める一助になると幸いです♪ ◆タイトル:【短編】走れメロス異聞 ◇キャッチコピー:私は、殺されるために走るのだ。身代わりの友を救うために走るのだ。 ~書き出し~ メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かねばならぬと決意した。 【サイド メロス】その1 きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里(約四十キロメートル)離れたシラクサの都市(まち)にやって来た。 「俺の身内は、十六の、内気な妹しかいない。妹は、村のある律儀な一牧人を、近々、花婿として迎える事になっている。結婚式も間近かなのだ」 メロスは、それゆえ、花嫁の衣装や祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる都市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。 メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今はこのシラクスの都市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。 ◆タイトル:【短編】なおも蛙は天(そら)を願い… ◇キャッチコピー:過去と未来の狭間を這い進む。 ~書き出し~ ■プロローグ■ ソレは闘技場のように丸く仕切られた空間に立ちはだかっていた。 抜き身の大剣を正面につき立て、呼吸もせずにたたずむ金属鎧の騎士。鎧の隙間から見える身体に肉はなく、魔法銀を思わす光沢の骨だけで鎧を支えている。 出会ったのが迷宮じゃなきゃ、イカれた芸術家が作った作品かと勘違いしたかもしれない。だがソレが動きだすのは、まず間違いない。 ――剣舞人形《ソードダンサー》 かつて世界の大半を支配していた魔法使いたちが作った人を殺すためだけに作られた道具だ。 ◆タイトル:【短編】アリィ・ババの冒険 ◇キャッチコピー:「俺の名はアリババだ」 ~書き出し~ これは、『カルフ・ライラ・ワ・ライラ(千一夜物語)』あるいは、アラビアン・ナイトとして知られる物語の失われた一節。過去と現在と未来、幻想と現実が交わって融け合い、魔法や魔神が実在した時代のお話でございます。 《起:アリィ・ババ登場》 ペルシャの都市イスファハーンのバザールには多くの人々が集まり、たいそう賑わっておりました。 この時期には、西にあるザクロス山脈で遮られた雲が、つかの間の雨を山肌に落とします。短い期間だけ姿を見せる川やその伏流水、オアシスからの灌漑などによってうるおされて、いろいろな果物や野菜、穀物が育つのでございます。 ◆タイトル:狭間の渡り鳥 ◇キャッチコピー:狭間を渡る翼の帰る場所は? ~書き出し~ ※作者コメント必読 狭間の渡り鳥 第1話「眠りと醒めの狭間」 この村には、夜になると風が鳴く。 細く、かすかで、泣いているような音だった。山に囲まれた小さな土地は、外とつながる道も少なく、訪れる旅人も稀だ。村人たちはそのほとんどが顔見知りで、互いの家の灯りの色まで知っているほど近い距離で暮らしていた。 そんな村の外れに、ぽつんと診療所がある。 立て付けの悪い扉、古い木材の匂い、時おり薬草を煮出す香りが漂う、半ば物置のような建物だ。村の誰もが、そこにひとつの寝台が置かれているのを知っていた。 三年前から、ずっと変わらぬ姿のまま眠り続ける少女――フィーネの寝台だ。 ◆タイトル:砂漠の奏者 (かなでて) ◇キャッチコピー:西の果て、砂漠の国には旧友はいないが、音楽はある ~書き出し~ 砂漠の奏者 (かなでて) ◆作者コメント必読 天宝十二載の春、長安から続く果てしない旅路を越え、元二はようやく西州の城門にたどり着いた。 砂の色をした城壁は沈みゆく日差しを受け、赤銅のように鈍く輝いている。吐蕃との国境が近く、商隊や兵の往来が絶えないこの地は、長安とはまるで別世界だった。強い風が砂塵を巻き上げ、遠方では駝鈴の音がかすかに響く。 安西都護府へ赴任する途中、ほんの数日の滞在にすぎない。 そう思っていた元二だったが、城門をくぐった途端、妙に胸騒ぎを覚えた。 ◆タイトル:【長編】電気泥棒に春はこない ◇キャッチコピー:冬の月、幽霊たちの季節 ~書き出し~ アンドロイドっていうのは、幽霊なんだよ。 彼女が遺したその言葉が、月のゴミ捨て場で凍えているあいだも、ずっと頭にこびりついて離れなかった。 第一話 魔女と聖女 1-1 月は灰色の静けさに包まれている。 静けさと言っても、まったくの無音ではない。どこか遠くで換気ファンが唸り、金属の軋みが遅れて伝わってくる。薄い天蓋の内側に張り付いた霜が、頭上に広がる星々の光を散らしている。冬の光だ。 ◆タイトル:【掌編】大好きな姉が超絶スパダリだった話 ◇キャッチコピー:狭間は、断絶を超える ~書き出し~ マリ姉の小気味の良いミシンの音が響く。 コスプレイベントに参加するため、私はマリ姉のアパートで最後の追い込み中だった。 飾りボタンを取り付けるため、私は針をボタン穴に何度もくぐらせる。 部屋の隅に置かれたAMラジオはマリ姉が両親からもらった(奪い取った)ものだ。ローファイな音色でちょっと前のヒット曲が流れている。 曲が終わり、ラジオからは時報が流れた。ちょっと遅れて、柱にかけられたアナログ時計が低い音で「ボン」と鳴る。こっちはおじいちゃんとおばあちゃんが使っていた、私たちの生まれる前、昭和の電池式壁掛け時計。 毎時、うるさくはないが、だが確実に、締め切りが近づいていることを教えてくれる。大事なペースメーカーだ。 |
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冬企画運営 3025年12月29日 00時06分46秒 公開 ■この作品の著作権は 冬企画運営 さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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