後夜祭広場 |
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GW企画運営です。 GW企画は大激戦でしたね。最後まで展開が読めずにハラハラしました。 皆様、本当にお疲れ様でした! 運営一同感謝申し上げます。 結果が伴った方も、悔しい想いをした方も、後夜祭を楽しんでいただければ幸いです。 遅くなりましたが、運営からは後夜祭広場を提案させていただきます。 改稿案がほしい、自作を用いてシェアワールドをしたい、動機は何でも構いません。 感想という形で親スレッドを作り、ご意見があれば返信機能を用いてくださるのがスムーズかと思います。 最低限のマナーが守られれば、何でも構いません。よければご活用ください! 文字埋めに、主催の短編を載せておきます。 今後も精進したいです! ***以下、文字埋めです*** 『タイトル:パイルバンカー・シュート』 ワールドカップ2030年、サッカースタジアムは異様な熱気に包まれていた。 各国の代表がしのぎを削る試合の数々は、サッカーファンはもちろん、日頃はサッカーに興味がない人たちの気持ちも掻き立てた。 プレーの1つ1つに歓声が沸き、紙一重の攻防に手に汗握る。 世界が注目する大会だといっても過言ではない。 至高の場であり、甲乙つけがたいチームが集結していた。 しかし、そんな中で実力差を見せつけられたチームがあった。 ブラジル対日本。点差は10対0。ロスタイム3分。 この試合は一方的な展開になっていた。攻撃や守備のレベルに雲泥の差があり、個人技もチームワークもどうしようもなくブラジルが上回っていた。 ブラジルサポーターは勝利を確信し、歓喜に踊る。 「ブラジル最高! ブラジル最高!」 「完封勝利だー!」 優勝さえも確信しているような高揚っぷりであった。 対照的に日本のサポーターは沈んでいた。 「こりゃダメだ」 「日本に世界はまだ早かったんだ」 サポーターの雰囲気は選手たちに伝わる。日本選手たちの顔には疲れと絶望が浮かんでいた。 そんな中で諦めていない者がいた。 その名は真。日本チームのキャプテンである。 「諦めるな! 俺には秘技・パイルバンカーシュートがある」 日本選手たちがどよめいた。 「アレをやるのか!?」 「無茶だ!」 禁断の技なのだろう。 しかし、真の決意は揺るがない。 「無茶を可能にするのが俺の流儀だ!」 試合再開のホイッスルが鳴らされた。 ブラジルのキーパーがゴールキックを蹴る。ボールは高々と空を舞い、陽の光が重なった。 ボールは無造作に落下する。 ボールを受け止めるために、ブラジル選手が跳ぶ。しかし、彼らは一瞬にしてボールを見失った。 真が目にも止まらぬ早業で、ボールを受け止めていたのだ。 ブラジル選手の反応は早い。ボールを奪うために、審判には見えないように真に体当たりをした。 真は驚異的な踏ん張りで態勢を保ち、突き進む。 稲妻の如きドリブルでブラジル選手たちをかわし、ついにはキーパーと一対一となる。 真が雄叫びをあげる。 「パイルバンカーシュートォォォオオオオオオオ!!」 ボールは真の足を離れるほどに加速し、高速の杭打機の如く何度もゴールに打ち込まれる。 説明するのは簡単な事だ。ゴールネットを揺らした反動で戻ってくるボールを、真が蹴り続けているのにすぎない。 超高等技術であった。 ブラジルのキーパーは腰を抜かして、這いつくばるようにゴールから離れていた。 「こんなの止められる人間はいなーい!」 観客は魅了され、審判はホイッスルを鳴らすのを忘れていた。 やがてボールは光を帯びて、超高速の域に到達する。もはや誰の目にも映らない。ただ一人、真の目を除いては。 「いっけー!!」 真がボールに全力を注ぎこむ。ボールの勢いはさらに増し、人知を超えたパワーを発揮する。 ゴールネットを貫通し、天高く舞っていった。 ボールは巨大な弧を描き、太陽の光を浴びて輝く。真の傍で何度も高らかにバウンドする。 スタジアム中の人間が見守る中で、ボールは徐々に高さを失っていった。 やがて真の足元に転がった。 主人の元に戻る忠犬のようであった。 審判が正気を取り戻す。 「あ、試合終了だ」 ホイッスルが鳴らされた。観客は大歓声をあげた。 試合結果は10対1。やはり、最初のゴールしか認められなかったようだ。 日本は大差で敗れた。しかし、彼らを馬鹿にするものはいない。 ありがとう、真。ありがとう、パイルバンカーシュート。 この試合は人々の心に刻まれ、伝説となり、語り継がれるだろう。 |
GW企画運営 3020年05月24日 09時39分41秒 公開 ■この作品の著作権は GW企画運営 さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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Re: | 2020年06月07日 10時27分52秒 | |||
Re:Re: | 2020年06月07日 22時35分18秒 | |||
Re: | 2020年06月03日 21時31分58秒 | |||
Re:Re: | 2020年06月04日 03時01分46秒 | |||
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