キャッチコピー集 |
Rev.02 枚数: 18 枚( 7,045 文字) |
<<一覧に戻る | 作者コメント | 感想・批評 | ページ最下部 |
※この投稿は集計対象外です。 |
とても大変な状況の中で、たくさんの力作が集まりました。 運営一同、感謝の想いでいっぱいです! いよいよ感想投稿期間となりました。 たくさんの力作の中から、感想を書けそうな作品があればどんどん感想を投稿してください。 感想投稿期間は5/4~5/16です! 作品を探す一助として、運営よりキャッチコピー集を投稿いたします。 個性豊かなキャッチコピーの数々をお楽しみください! ◇タイトル:魔王アーデルハイト ◆キャッチコピー:力に正邪はない。 ~書き出し~ 注意:ちょっとエッチです。 超能力を使うDQNが念力で鍵を回して、玄関から家に上がり込んだかと思ったら、俺の姉ちゃんをレイプし始めた。 姉ちゃんは十五歳で長身痩躯で色白で、特に整った部類の顔をして綺麗だった。だから、サイコキネシスを駆使するそのDQNには、前々から姉ちゃんは狙われていた。 前に食料調達に行ったドラッグストアで出くわした時は、警察署からくすねておいた拳銃で脅して追い払ったが、だからってまさかこんな強硬策を取って来るとは思わなかった。今、DQNは引きつれていた手下二人に押さえつけさせた姉ちゃんの上に跨ろうとしている。 ◇タイトル:第二SARS コロナウイルス観戦記 ◆キャッチコピー:ヒトという不慣れな生き物の体内で、生き延びるための戦いが始まった。 ~書き出し~ 最初の感染者は皇紀2019年11月17日に中国王朝の湖北国で発生していたことが後に確認された。 12月に入り湖北国武漢市で原因不明の肺炎が多発した。12月31日に44人の肺炎について世界保健機関(WHO)に報告がなされた。 皇紀2020年1月7日には、中国王朝の研究医官によって本感染症の病原体が新型のコロナウイルスであることが報告された。国際ウイルス分類委員会は、その病原体を第二SARS (サーズ)コロナウイルスと命名した。 ◇タイトル:龍気争奪 ◆キャッチコピー:ボクが珍しく学校の宿題をしていると、窓から真紅のチャイナドレスを着た女の子が入ってきた。 ~書き出し~ ある日の日曜に、ボクが珍しく学校の宿題をしていると、窓から真紅のチャイナドレスを着た女の子が入ってきた。服にはキラめく刺繍で金龍の姿が描かれている。ボクがびっくりして思わず見つめていると、女の子はボクに言った。 「ここから噴き出している龍気を止めるけど、いいわね?」 (何の事?) ボクは女の子にたずねた。 「龍気って、何なの?」 女の子は、ちょっと驚いたような顔をした。 ◇タイトル:まこくのおう ◆キャッチコピー:ぁ、その……、き、企画作品、です……、はぃ……。ごめんなさい。 ~書き出し~ ● 魔国外務卿モレク・ターウースは女だてらに重職を務める才女である。 そんな彼女には、命を捧げても惜しくないと思える相手がいた。 魔人が住まうこの国の王。即ち、魔王だ。 「それでは、これより魔国王宮第115回定例会議を執り行う」 魔国王都中心、魔王宮と呼ばれる漆黒の城の一室で、魔王が厳かに宣言をする。 その声を聴くだけで、モレクは身が引き締まる思いがした。 ◇タイトル:ヒント探偵 ◆キャッチコピー:ヒント見つけて事件を解決 ~書き出し~ 俺は探偵の光永珀太。 殺人事件で推理を披露するといった創作の中の探偵では勿論無く、依頼を受けて様々なことを調査する事を生業としている。 と言っても、それだけでは食っていけないから、どんな内容でも依頼されたらなんでもする、何でも屋のようなしがない私立探偵だ。 だがそんな俺でも、小さな推理をすることとがあり、それがヒントと成り大事件を解決に導くことになる。 そのことを指して、ヒント探偵なんて茶化して呼ばれるたりする始末さ。 ◇タイトル:<Falling NO.2, grab the future> ◆キャッチコピー:堕落せしNO.2よ、未来を掴め ~書き出し~ ここはとある山奥にある廃棄場。 古今東西から不要な物が集められ、そこらじゅうに乱雑でこんもりと盛られている情景はおぞましくもあった。 そんな無数に存在するゴミ山の一つに身体をうずめていた一人の少女は、そこを訪れたある男に声を掛けられていた。 『――お~い! おーいってばー!』 『……………』 『あり? まさか死んでんのか? いや、そんな筈はねぇ。だってまだ生きてる気配は残ってるしな』 ◇タイトル:ほんの少しの悪意と劣等感を愛しの貴方に ◆キャッチコピー:嫉妬は人をバケモノにする ~書き出し~ 「兄さん、まだ起きてたの?」 ハーブティーを片手に、僕はイーシャの部屋に入る。 読みかけの小説を置いて、扉の方を見た。 僕が声をかけなかったら、寝落ちするまでずっと読んでいたのだろう。 「明日は早いんだから、もう寝ないと」 彼にマグカップを手渡す。明日は建国記念日の式典がある。 僕たちは国の代表者として、朝早くから参加しなければならない。 ◇タイトル:私、二番が好きなんだけどさ。 ◆キャッチコピー:好きなのは二番、だけど……。 ~書き出し~ ……え? なんでかって? ほら、上を目指すのってどんなことでも大変でしょ? その中でも特に一番ってのは、格段に大変じゃない。 努力する、なんてのは当然なんだけどさ。努力するグループの中でもいっっっちばん頑張らないと一番にはなんないよね? そりゃもう、日々の過ごし方からして。なんかのランキングで上の方にいる人はだいたいそうでしょ。 ◇タイトル:エレベーターガール ◆キャッチコピー:マンションで出会ったのは、個性的(意味深)なあの子だった。 ~書き出し~ ※性的っぽい描写があります。閲覧には注意してください。 変な子がいた。 僕がいつものようにマンションのエレベーターに乗り込もうとして、自動ドアを開けたら『そいつ』はいた。うちの高校の制服を着た女の子。彼女はエレベーターの籠の床に座り込んで、足を床に放り出していた。スカートからは立派な太ももとピチピチのスパッツが覗く。そして……、その……、股のあたりに水たまり。顔は大きな黒縁眼鏡越しに眼を半開きにして、口も半開きで笑みを浮かべている。 「な、なにこれ?!」 ◇タイトル:人魚の涙 ◆キャッチコピー:わたし達って、どちらかが本物だったり、偽物だったりするんですか? ~書き出し~ 1:不二子の話 〇 目を覚ますと庭にいて、しかも裸で、しかも自分と同じ顔をした女が隣で寝転がっていた。 「きゃぁあっ!」 不二子(ふじこ)が悲鳴をあげるのも無理はない。ただ問題は、その悲鳴が隣で眠っているもう一人の自分を覚醒させたことだった。 目を覚ましたもう一人の『自分』は己が裸で床に転がっており、さらには目の前にもう一人の自分がいることを確認すると、酷く混乱した様子で 「きゃぁあっ!」 と不二子が上げたのとまったく同様の悲鳴をあげた。 ◇タイトル:串カツの流儀 ~二度づけは禁止です!~ ◆キャッチコピー: May the Source be with you. ソースとともにあらんことを。 ~書き出し~ 「口に入れた瞬間、衣がサクッ、肉汁がジュワァとあふれ出て、濃厚なソースと絡まって、もう、口中でオイルショックが起きたかのように!」 「オイルショックの使い方、間違ってない? 言いたいことはわかるけど」 職場に女子社員の話し声が響く。その秀逸極まりないグルメレポートは周囲の社員たちの耳を傾けさせ、集中を乱す。 「あの味が忘れられなくってさぁ。毎日仕事終わりにその屋台を探しているんだけど、見つからなくてね」 「幻のお店?」 ◇タイトル:キンシコウは語らない ◆キャッチコピー:私はまだ、夢を見ることができます ~書き出し~ 窓から吹き込んだ風が、ふわりとページを持ち上げる。 俺は文庫本のページを右手の指で押さえ、めくれるのを防いだ。『殺戮にいたる病』というミステリ小説だ。 それを読み進めながら、昼食のやきそばパンを頬張る。グロテスクな場面が多い作品だが、俺は気にせず食事ができるたちだった。もっとも、食事をしながらの読書は行儀が悪いかもしれないが。 「それにしても暑いな」 額ににじんだ汗を、左手でぬぐった。 「暑いですね」 女性の声。 一歳年下の藤原だ。 ◇タイトル:呪いの茶碗に猫がおんねん ◆キャッチコピー:らくだに茶碗に猫の災難。 ~書き出し~ 1、 関東といえば誰でも真っ先に思い浮かべるのは東京であろう。 だが、東京には、地方も周辺も隅っこもある。 そんな土地に、首都から弾かれた人たちが集まる吹き溜まりがあったとしても、何ら不思議はない。 この、唐鼓(とうこ)市唐鼓町大字(おおあざ)唐鼓も、そんな土地であった。 平屋の民家か、住居を2階に置いた店舗がせいぜいの街である。 ある年の5月初め。 国民に景気よく与えられた10連休の初日のことである。 この唐鼓の町に足を踏み入れた者が2人あった。 ◇タイトル:ジナイーダの初恋 ◆キャッチコピー:ロシア文学と演劇と、あたしの初恋のおはなし。 ~書き出し~ あなたが何をなさろうと、僕は死ぬその時まで、あなたを愛します。 命のかぎり、あなたを想います ウラジミールのように言ったあいつに、あたしは抱きしめられる。 脚本と違う。 そんなことを思いながら、あたしはあいつの腕をのけることが出来ない。 喜びか、怒りか、情けなさか。 自分の脳裏に浮かぶ、甘く、苦いこの想いが果たしてなんなのか、自問しながら、あたしはただ、あいつに抱きしめられる。 そのまま、あいつの温かさを感じていたあたしは、おもむろに、口を開く。 ◇タイトル:鯨を狩る ◆キャッチコピー:これは俺の、最後の鯨狩りだ。 ~書き出し~ 死んだクソ親父は最高にクズだったが、あいつが人間らしく見える時がときたまあった。 あいつが、仕事の鯨狩りのことを話す時だ。 大体は飲んだくれて、俺やお袋や兄弟を殴るくらいしか能のない野郎だったが、あいつが鯨のことを語る時だけは、いつものクソな態度がどこかへ消えていた。 あいつは、鯨の漁のことを他の漁師連中が言うように、鯨捕り、と言うのでもなく、あえて鯨狩り、と言っていた。単に格好つけたかっただけで、特に意味のないことだろうが、その気取った感じも俺は気に入らなかった。 ◇タイトル:無敵の初心者アバターの正体はフィギュアスケーター!? ◆キャッチコピー:VRゲームで4000万円稼がないとフィギュアスケートの次のシーズンに出られません! ~書き出し~ 呆れと憐憫を含んだ彼の視線が、何よりも怖かった。 ―――― 氷上の三回転アクセルジャンプはパンクし、コンビネーションは抜けて、ステップはガタガタで……。何もかもしくじった全日本フィギュアスケート選手権。 なんとか最後のポーズを決めるも、満員の観客のため息が虚しくリンクに響き渡る。労うようなまばらな拍手が耳に痛い。 僕はおぼつかない足取りでリンクを降り、採点結果を待つ場所であるキスアンドクライに向かう。死刑を待つ受刑者の気持ちだった。よろよろとベンチに腰を下ろすと、隣に座るコーチが肩に手を回してくる。 ◇タイトル:二番目に好きな人 ◆キャッチコピー:『好き』にも順番があるということ ~書き出し~ 「あっ、ぺんたん」 最初は、ペンギンか何かのキャラクターだと思った。 レジを打ち終えたお客さんを『ありがとうございましたー』と平淡な声で見送り、店の半ばまで並んだ列の先頭へと目をやる。もう一度「ぺんたんだよね?」と重ねた相手の姿を見て、習慣で出かかった「いらっしゃいませ」が喉に詰まった。 『ぺんたん』がかつての自分のあだ名であることを思い出させた声の主は、俺に向かって屈託のない笑顔を浮かべていた。 「わたしわたし。わかる?」 ◇タイトル:異世界転生したのにチートもスキルもない! ◆キャッチコピー:転生特典(主人公補正+知的財産+オタク) ~書き出し~ ない。 オレの受験番号がない。 偏差値ぎりぎり60の第一志望の大学の合格発表。一つ下の弟は同級生を超え先輩になっていたのだが、さらに2年分先輩になった。 完全に詰んだ。 マジでめまいとか吐き気とかやべー。これがストレスってやつか。ははは。 去年は応援されて落ちて、お前程度は大学に行くべきだと言われた。今年はセンター試験でA判定が出てから祭り状態。絶対合格できるんだろ、と超解釈して併願の入学金を振り込まない。4月から勉強して、やっともらったA判定。 ◇タイトル:打擲のカデンツァ ◆キャッチコピー:「欲望とは、他者の欲望である」 ~書き出し~ 「気持ちを楽にしてください」 器具に指を固定しつつ、私は言う。 頷きはするものの彼の表情は硬く、覚悟よりも怯えの方が勝っているようだった。しかし顔に出してくれるだけ、まだやりやすい。無駄な虚勢で恐怖心を隠そうとする手合いに限って、土壇場で妙に力んだり逃げ腰になったりする。 爪の形状を見るに人差し指は二回目のようだが、前回の処置が良かったのか、比較的綺麗に再生している。ただ血色や表面の艶を見るに強度はそれほど良好でなく、大人しそうな顔に似合わず荒れた生活を送っているようだった。 ◇タイトル:右サイドを駆け上がれ! ◆キャッチコピー:背番号2に憧れた少女のサッカー奮闘記 ~書き出し~ 「おおっ!」 サッカースタジアムが響めきに包まれる。 「ナイス、カット!!」 「いいぞ、華羽!」 「よし、行けー!」 ホームチームのキャプテン華羽穂樽(かわ ほたる)が、相手チームのパスをカットしたのだ。 刹那。 チームの雰囲気が一変する。 華羽選手がボールを持った瞬間、選手たちの攻撃のスイッチが入った。 ◇タイトル:ゴールド・ワスプ&シルバー・フライ ◆キャッチコピー:時給三千円でサイドキックになりました。 ~書き出し~ 「何でお前がスズメバチで、俺がハエなんだよっ!」 鏡に映るのは、シルバーのバトルスーツに身を包んだ自分の姿。首から上を覆うヘルメットはハエの頭の形をしていて、ミラー仕様のため顔は見えない。 「だって、先輩の名字『飛田』じゃないですかぁ。『飛ぶ』って英語で『fly』でしょ? で、『fly』は日本語でハエですよね」 「じゃあ、何でお前はスズメバチなんだよ。名字『環』じゃねーか」 「まぁ、それは私が決めたわけじゃないので。宇宙に選ばれちゃったので」 ◇タイトル:100日後に首席に返り咲く秀才 ◆キャッチコピー:天才幼女に泣かされた! ~書き出し~ ・-x日目 「くぁーはっはっ! ついにこの日が来きた!」 本日から4日間かけて2学期の期末考査が行われる。 内容は、古典、現代文、数2、数B、リーダー、グラマー、科学、物理、日本史B、保健体育、芸術の全11科目。 知性の限りを尽くして挑む試験は消耗も激しい上、成績が悪ければ親から怒られることもあるだろう。 テスト嫌いな人間がいるのもうなずける。 ◇タイトル:戦え!! ナンバー2の不良 ◆キャッチコピー:ナンバー1にはなれないけれど、君にとっての一番でありたい。 ~書き出し~ 元来喧嘩の腕に覚えのある岩見拓郎は、地域で荒れている方の公立中学へ入った後、そのナンバー2の座に上り詰めるまでに、三か月を要さなかった。 望んで手に入らないということのない人生だった彼を、しかし今、大いに苦しめているものがあった。 同じ一年生で同校のナンバー1、佐渡ゆうすけの存在だ。 佐渡は常軌を逸した存在で、喧嘩となった時決して手加減をせず、また常人離れしたパンチ力で、他校の喧嘩相手を必ず長期入院させた。 ◇タイトル:天才博士とメイドロボ ~2号誕生の巻~ ◆キャッチコピー:ヒロシはくさい ~書き出し~ 「やったぞ。ついに、ついに」 胸の奥から湧き上がるワクワク感を抑えきれず、ヒロシはニヤついた。 広々とした地下室。彼の前には、高さ2メートルほどのカプセルが立っている。 カプセルの前面についた蓋は透明な素材になっており、中に入っている人型ロボットが見えた。 10代中盤に見える少女の容姿をしている。 丸みのある頬。小さな鼻とくちびる。今は閉じられているが、クリッとした瞳。ツインテールの黒髪。 ◇タイトル:TASさん、VRMMOで無双してしまう。 ◆キャッチコピー:顔は日本代表、胸は世界ランク、愛那たんハアハア。 ~書き出し~ 「そんなことをして僕に何の得がある?」 彼は即答した。 「命をかける」 ※ ※ ※ 灌木どころか雑草ひとつ生えていない、一面に広がる荒野。夕焼けでたそがれ色に染まった地面には、しきりに砂煙が吹いている。 そんな荒廃的な世界に、化け物の群れが闊歩していた。 肌は青く透き通り、頭髪は落ち武者のように乱れていた。目玉は抜け落ち、うめき声を上げながら犬歯をむき出しにしている。 ◇タイトル:投稿期間残り15分から書き始めるテーマ「ナンバー2」の作品 ◆キャッチコピー:駆け込め、ナンバー2! ~書き出し~ 目の前には、大きく「ナンバー2企画」と書かれた画面がある。 そう、これはGW企画の作品投稿画面である。 その、本文を叩き込む画面に、作者は直接0から作品を書こうとしているのだ。 最低800文字。 本当にそれだけの量を書くことができるのだろうか。 キャッチコピーは? 作者コメントは? 何も考えていない。 何も考えていないが故の、脳内シナプス販社に任せた暴挙がここから始まろうとしている。 |
GW企画運営 3020年05月04日 00時08分25秒 公開 ■この作品の著作権は GW企画運営 さんにあります。無断転載は禁止です。 |
|
合計 | 0人 | 0点 |
作品の編集・削除 |