私、二番が好きなんだけどさ。

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　……え？　なんでかって？
　ほら、上を目指すのってどんなことでも大変でしょ？　その中でも特に一番ってのは、格段に大変じゃない。
　努力する、なんてのは当然なんだけどさ。努力するグループの中でもいっっっちばん頑張らないと一番にはなんないよね？　そりゃもう、日々の過ごし方からして。なんかのランキングで上の方にいる人はだいたいそうでしょ。

　え？　才能？　あはは、それはあった方が良いよ。ないよりは全然ね。
　でも、まず努力ね。才能は……三番目ぐらい？　二番は、心構えとかなんかそのへんだと思う、私はね。
　ん？　いや、やっぱ一番が心構えで二番が努力かなぁ？　うーん、若干かぶってる気もするような……。　

　ま、ともかくさ。
　一番になるための努力と、二番以下の上位になる努力ってのはちょっと別物なのね。
　ものにもよるんだけどさ。それは例えば一点の曇もない隙のなさだったり、桁外れの練習をすることだったり、誰よりも考え抜くことだったり。そういった積み重ねが自分の足元で高〜い山になってる人が一番になんのね。
　でもね。それって、すごい大変なわけ。そりゃもう、辛いわけ。
　頑張って頑張って、終わらないぐらい頑張って、それを維持し続けることでようやく得られるぐらいの称号なんだよ、一番ってのは。
　でもさ、逆に言うとそれって、そこまでやっても二番目と一個しか違わないってことなんだよね。すごく頑張ったのに。
　だったら二番で良くない？　って私は思うわけ。
　え？　面倒くさがり？　ええ、はい、そうですよ？　私すごい面倒くさがりですもん。そこまで頑張りたくないですから？　一番とか別に良いんですよ。良いじゃないですか、二番。
　は？　やる気ない？　はい、ございませーん。私のやる気は品切れ中でーす。へへへーん。

　あとさ。
　そもそもなんだけど私、あんまり目立ちたくないんだよね。
　目立つよね？　一番て。だから、嫌。
　二番も同じ？　いやいや、同じじゃないでしょ。一番になった人をみんな知ってても、二番は誰だったか知らないとかよくあるでしょ。あるあるネタでしょ、これ。
　ん。じゃあ、ここで問題です。
　日本で一番高い山は富士山　で　す　が、では二番目に高い山はどこでしょう？
　……ちっちっちっ、はい時間切れ〜！　ズバリ正解は……どこだろうね？　まあ、あとで調べてみて。あ、わかったら教えてね。すごい気になるから絶対ね。

　とまあ、そんな感じにさ。
　私は二番の目立たなさが好き。超好き。
　でもそれでいて自分の実力を確かめられる番号ってところが好き。めっちゃ好き。
　しかもその位置からならおおよそ一番になるために必要な努力と方法が見えるところが好き。とにかく好き。
　ようするに、二番LOVELOVE超愛してる、ってこと。
　
　……ん？　何？　
　は？　じゃあ、私のこと二番目に好きでも良いのかって？

　…………。

　あのさ。今、そんな話してないよね？
　は？　冗談だった？
　へぇ、そういう冗談言っちゃうんだ？　でもそれ面白くないから、全然ちっとも。やめようね、そういう冗談。
　あ、ちょっと正座しよっか？　椅子の上だけど出来るよね、正座。
　
　……あのね？

　私は一般的な話してたんであって、恋愛についての話してたわけじゃないから。全然違うことだから、これ。
　マラソンの順位とか、学校の成績とかみたいに、二番以下も意味があるものについての話だからね。恋愛の場合だと一番じゃなきゃ意味ないでしよ？　意味、わかるよね？　全然違うの。どうかな？　私そんな難しい話してないよね？

　ん、わかればよろしい。

　でもね、もっと私のこと大切にしてくれないと駄目だからね。
　あんまり扱いが雑だと気持ち離れてっちゃうよ？　あ、これ例えばの話ね。例えばの。
　でもさ、そういう小さな所から気持ちは冷めてっちゃうものだからね？　ちゃんと気をつけてないと知らないうちに愛想つかされてポイ、なんてこともあるかもしれないからさ？　もっと、気をつけて優しくしないとだから――。

　…………。

　……あー、うん。
　えっと、そのさ……せ、正座もう良いよ？　普通に座って。
　え、もう怒ってないか？　お、怒ってなんかないよ？　そもそもちょっと注意しただけだし？　それより足痺れてない？　平気？　痛くない？　あ。足、揉もうか。え、全然大丈夫？　まあまあ、まあまあまあ……。

　どう、気持ちいい？　え？　揉むのは良いけど、なんで床に正座してるのかって？
　うん、なんて言うかな……気分？　ほら、たまにあるよね。なんかすごく床に正座したいなー、ってこと。あるでしょ。たまにあるでしょ。
　え、ない？　……私は、あるの。今この瞬間にあるの！

　…………。

　あ、あのさ。
　さっきの話だけどさ。
　その……二番、嫌だから。
　私のこと、一番じゃなきゃヤだからね？
　もちろんあなたの事は一番……だし？

　…………へへ。

　…………ん？

　は？　マッサージが気持ち良くて聞いてなかった？　だからもう一回言ってくれ？　えっと、じょ、冗談だよね？　は？　冗談は駄目なんだろ？　さっきそう言われた？　い、いや、そりゃ言ったけどそういう意味じゃなくて！　そもそも今のもう一回とか無理！

　……え？
　一番になるためには？
　二番以下とは別物の努力が必要らしいぞ？

　……う、ううぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ！
　意地悪！　ばかっ！　変態！　ドＳ！　ばかっ！

　……。

　…………。

　…………わ、私のこと！　……い、一番じゃなきゃ――。


〈Ｈａｐｐｙ　ＥＮＤ　ｉｓ　Ｎｏ．１！〉



※　日本で二番目に高い山は山梨県の北岳です。
ハイ

2020年05月01日 20時17分49秒 公開
■この作品の著作権は ハイ さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー：
好きなのは二番、だけど……。
◆作者コメント：
お楽しみ頂けましたら幸いです。

また企画運営の皆様、ならびに参加者の皆様お疲れ様です。
大変な時期ですが、こんな時だからこそ今企画を盛り上げていきましょう！

2020年06月06日 20時20分44秒
 作者レス
  • （そのニです）

    ●最後に

    努力なんて意味はない。

    昔の私のセリフです。
    詳細は違いますが、だいたいこんなことを言ってました。
    多分、似たようなことを考えたり、言ったことのある方は結構いるのではないかと思います。

    結局、努力って意味があるのか無いのか？
    って、誰しも考えてきたと思いますし、悩んできたと思います。
    ……そもそもなんですけど、努力、ってなんでしょう？

    これ、ちょっと考えてみたのですが。
    例えばＡさんとＢさんがそれぞれ努力してます、と言ったとします。
    （仮に百メートル走に関してで。どちらも嘘はついていないとします）
    この場合、Ａさんの言う努力と、Bさんの言う努力は同じものなのかな、と。
    きっと、やることは同じじゃないはずですよね？

    そんな感じに、単純に努力の仕方がほんのちょっと違っただけとすれば。
    そして、そのほんのちょっとの違い（工夫）が正否を分けるとすれば、実は努力というのは日常では割と大雑把な意味で使われるものの、『技術』として管理すべきものではないか、と思いました。
    そして技術であるならば、ですが。
    才能とかそれ以前に努力する時の要点を、知ってたか知らなかったか、きっかけがあったかなかったか、教えられたかられなかったか、などが大きな明暗を分けるはずで。
    そして同時に努力が技術であるなら、理論体系の整理と修練で努力する力自体を鍛えられる、ということにもなります。

    ですが、実際にはどうも努力というものを精神論的に捉えている人と、技術論的に捉えている人が混在しているために、世間的な努力に対する評価は曖昧な部分が多いのだろうな、という印象です。

    つまり、以下のような感じかと。

    努力を精神論と捉えている人
    →　努力を精神面で見る向きが強く、あまり工夫に気が回っていない？
    →　（上記が正しければ）結果は精神的な要素で変わるため、成果はその時々で異なる。
    →　努力への信頼度　低
    （実際のところ精神論は相性的な問題があって、型にハマれば凄まじいポテンシャルを発揮するんですがその点は割愛）

    努力を技術的なものと考えている人
    →　技術的側面から努力のアプローチが出来る
    →　結果は努力技術向上に伴って高い確率で一定の成果を出せる
    →　努力への信頼度　高

    このような二者が『努力』という言葉を別々の意味で使うから齟齬が生じているのではないか、と思われます。
    個人的には、その捉え方の違い一つが才能と言うものと混同されている部分もあって大変面白いですが。こういった視点で見ていくと、今まで知っていたつもりの努力に対して、また新しい発見があったり、あるいは今後の頑張り方の方向性が見えてくるのではないでしょうか。

    では、ここまでお読みいただきありがとうございました。
    これらが読まれた方の何らかの力となりましたら嬉しいです。
    それでは、次の企画も面白い作品をお待ちしています。


    ●おまけ

    創作論を全く書かないのもどうかと思うので、少しだけ。

    私の創作の根本は生き物の飼育で、花の栽培です。
    どういうことかと言いますと、生き物や花はこちらがこうなってくれ！　といくら願っても聞き入れてはくれません。必ず、彼ら彼女らの好みと特性を知り、それにそった飼育・栽培を行わなければいけません。

    特に一部の蘭や耐寒性に乏しい植物は温度管理から遮光（日の強さを加減すること）、施肥などにも気を使わねばなりませんし、生き物の飼育に至っては言わずもがなで、餌の大きさが１ミリ違うだけで怖がる、匂いがちょっと違うと嫌がる、冷たいと食べない、とかあったりします。特に栽培が難しいとか、飼育が難しいか不可能とまで言われるクラスになると、こっちの都合は全く通用しません。
    年数的には執筆よりもそういった動植物の方がずっと付き合いが長く、特に植物では古い鉢植えなんかだと二十年、二十五年ぐらい育てているものもあります。

    なのでその経験から、ラノベと栽培や飼育は似てるな、と思ったんですね。
    作者がどんなにこう読んでくれ！　と思っていても、楽しんでくれ！　と考えていても、読者からすれば言葉は悪いですが、そんなの知ったこっちゃありません。
    そういったところから、栽培や飼育のノウハウはそのまま執筆にも応用が効くのでは？　と思うにいたり、それに気づいて以後の執筆は、動植物に接するように読者を大切にしているつもりです。

    ただ飼育栽培と若干異なる点をあげますと、それは読者の言いなりになるということではなくて。読者をないがしろにしてはいけない程度の意味、という点です。
    そもそも小説というものが書き手と読み手がいることで初めて成立する『対話』なのですから、お互いの立場は概ね対等と見て（異論はあると思いますが）、その上で配慮する、という感じに解釈していただけると助かります。

    私的には良い作品であってもほんの少し配慮が足りないために低評価となっていたり、読み違えられたり、あるいは読まれないのであっては執筆の大変さを知る者としては大変残念に思いますので、わずかながらでも共感を抱いてもらえましたら幸いです。

    これで本当に最後です。
    ここまでお読みいただきありがとうございました。
    （おまけだの、最後にだのでグダグダになりました点はすいません。他、明らかにおかしな所がありましたらご容赦ください）

    E-Mail pass
2020年06月06日 20時20分07秒
 作者レス
  • （その一です）

    ではご要望を承りましたので、もう少しだけ持論のようなものを書いておきます。

    なお、個人的にはあんまり細々と説明してしまうとかえって人の成長を妨げることになると考えているので、ぼんやりしている部分がある点はご理解のほどを。
    （例　問題を考えている最中の子供より先に親が答えを言っちゃうとか、検索するとすぐ答えが出てきてしまうスマホ、など。これだと自分で考える力が育ちにくいのでは、と）

    以下本文。

    いきなりですが。

    ・PDCA
    ・目標設定に対する正しい努力

    この2つがあれば創作に限らずなんでもどうとでもなる、と私は考えています。

    PDCAは企業なんかが使っている品質管理や問題改善のメソッドですが……詳細は関連書籍参照です。ちょっと横着ですが、実際に読まれたほうが身に付きやすいですし、実感しやすいですしね。漫画でわかるシリーズも良いですが、漫画じゃないやつのほうが読み応えはありました。でも、とっつきにくそうで抵抗感がある方は漫画のほうがオススメです。
    人によっては「こんなの普通だろ！」って内容かもしれませんが、その普通を人は意外と出来ないので一度は読まれておくといいのではないでしょうか。
    （他にOODA、CAPDと言ったものもあるそうですが、この場ではPDCAを挙げておきます）

    次に、『目標設定に対する正しい努力』に関してですが。
    若干というかモロPDCAとかぶっている部分がありますが、それでもあえて挙げさせてもらいました。
    ほんとはPDCA一個で十分と思ってるんですが、PDCAだけ挙げておくと結局読まれない可能性もありますし、目標と正しい努力って何かをやる際に特に重要な話なので。

    なお、この場合の『正しい努力』とは、

    『個人個人の【目標設定に対して】、【的確に成果を上げることが出来る】努力』

    の意味で、正しいかどうかは個人とその目標によって違ってきます。
    なので私から見て正しいかどうかの意味ではありません。
    その人の目標を達成しうるのであれば、私から見て間違った努力であっても正しい努力ですし。逆に私から見て正しく見えても成果が出ていないのであれば、それは間違っているか、ズレた努力、ということです。

    この正しい努力を的確に認識していれば、PDCAを上手く扱えますし、逆にPDCAを理解していれば正しい努力も理解しやすいです。
    両方しっかり身についていれば、ぐっと目標達成が簡単に見えてくるので、執筆に限らず色々なことに使えます。


    ●『目標』についての補足。

    以下にとても有用な記事がありますので、ますばこちらを検索してぜひ読んでいただきたいです。

    『東洋経済オンライン　声優大塚明夫さん　二月十六日の記事』

    （ここより下は記事を読んでいなくてもわかるように書いたつもりですが、そうでない部分があったらすいません）

    ここまで正しい努力の話をしましたが、実は『目標』がぼんやりしていると努力が正しいかどうかすら判断出来ません。
    というのも、正否の判断は目標によって変わってきますから。その判定基準である目標が存在しないかはっきりしていないと、正しいも間違いも決められません。つまり努力の方向を定めることも出来ません。
    このような状態だと、ぼんやりとした目標はぼんやりとした努力につながり、ぼんやりとした結果に終わることになります。

    またよくあるのが、目標が2つ以上存在するケースで。
    その場合、それぞれの目標の方向性が相反している、なんてことが珍しくありません。
    いわゆる、「二兎追うもの一兎も得ず」ですね。
    仮にどっちの目標も捨てられないなら、どちらにも行くことは出来ませんし、どっちかに行くなら一方を諦めることになります。
    そう言われたら問題の解決方法はわかりやすいと思うのですが、実際はそのこと……目標が二つ以上あること自体に気づかないなんてことや。あるいは目標が二つ以上あることには気づいてても、それらが相反することに気づいていない、なんて人は割といます。
    （このへん合成の誤謬とか関係しますが、詳細は省きます。ご興味があれば調べてみてください）

    また、単純に2つの目標が相反するわけでなく、微妙にズレているだけ、なんてこともあったりして。
    そのせいで余計に気づきにくいのですけど、それが原因でそれぞれの目標が密かに達成しづらくなっている、なんてケースもあります。

    例えば企画を例にしてみますと。

    『優勝を狙う！』と。
    『好きな作品を書く！』

    のように、2つの目標、目的があるとします（一方が無意識の目的の場合もあるかと思いますが、それはそれとして）。
    企画で優勝を狙う場合、ある程度ミチル企画『レーベル』に沿った作品を書く必要があって（と、私は考えていて）、経験則での話ですが、いわゆるカテゴリエラーや尖りすぎた作品は上位に行っても優勝はしにくいようです。
    なので、上記の例ですと。
    『優勝を狙う！』という目標を叶える場合は、必ずしも好きな作品を書けるわけではないので、『好きな作品を書く！』との両立は不可能ではありませんが、企画レーベルから外れた作風が好きな場合、外れ方が大きいほど優勝しにくいです。場合によっては、優勝はまずありえない、まで言えるかと思います。
    ここに若干の罠がありますが、カテゴリエラーであっても一定水準を超えていた場合、その作品は読者から見てかなり新鮮に見えます。
    なので、出来次第ではむしろ上位に入りやすいのですが。そのためにその方向で良いんだ、と思って優勝目指してその方向性のまま書いていると、泥沼にハマってもがくことになる……というのは細部は異なるものの、私の体験談も含まれています。
    （カテゴリ云々以外に基本企画は減点方式の傾向が強いので、単純にクオリティ不足だったことも理由ですけど）

    個人的には優勝狙いは優勝狙いで、好きな作品は好きな作品で分けて考えた方が良いですが、もちろん好きな作品がそのまま企画レーベルに合ってるならそれで優勝を狙うのが一番やりやすいかと思います。

    でもそうでないなら。
    自分の好きを抑えて優勝を狙うか、優勝を気にせず自分の好きを貫くかのどっちかですね。欲張ってフラストレーションをためるよりはどっちかに振り切った作品の方が、私的には楽しめるように思います。

    上記の例のように、こういった目標のズレが密かに隠れていることがありますので、今一度目標をハッキリさせるってのは結構重要なことで。
    目標を見直すことで、やることがはっきりして成果を出しやすくなったり、今後の方向性を見定めることで視界が開けたりします。
    ですので、まずは目標を見直し、見定めた後にPDCAや正しい努力に移行していけば、物事は上手く回るはずなのでご興味があればお試しください。

    ちなみにですが。

    継続は力なりって言葉がありますけども。
    続けていたら必ず成果が出る的な意味に捉えてる人もいるかもですが、あれは正しく努力をした場合に限るので、続けてるのになんでダメなんだ！　って人はちょっと立ち止まって自分の努力を見直すのが吉です。
    既出ですが、ズレた努力や間違った努力を続けても成果は出ないか出にくいです。
    それと同様に見落とされがちなのが、同じことを繰り返しているだけでは成長しにくいということです。
    ……高校時代授業そっちのけで三年間スケブに落書きばっかりしてたのに1ミリぐらいしか成長しなかった私が良い例ですけどw
    （そして書かなくなってから技術的なことをちゃんと考えるようになったらいきなり上手くなってたという。まあ、それでも落書きレベルの範囲なんですけど）

    なので、その努力は正当かどうかはもちろんのこと、同じことに終始せずに、徐々にハードルを上げて、変化させていくもの、と考えておかれたほうがよろしいです。

    ある程度の実力があって伸び悩んでいる方は、もっとハードルを上げてみると良いと思いますし。もし守破離の守ばかりやっている状態であれば、破や離に移る時期なのかもしれません。

    自身を初級、中級ぐらいだと思っていて、実力が安定しない、思うようにいかないと考えている方の場合ですと。
    私見ではありますが、守破離の守が終わってない、つまり基礎の何かが欠けたままであることが多い印象です。

    なお、これらは精神的な余裕とかなり密接に関わっていますので、もし仮に自分に精神的余裕がなくなっていると感じたら、ひとまず休むことも大切です。
    特に創作は精神状態の影響を受けやすいので、あまり調子が良くないときの作品は、同じ人の作品とは思えないぐらい精彩さを欠く場合もあります。
    そんな時に書いた作品へ低い評価がつきますと、余計に落ち込むスパイラルに入り込んでしまいますので、一旦完全に距離を取ることも時には必要です。

    続きます。

    E-Mail pass
2020年05月24日 22時28分58秒
 作者レス
  • キャラクター投票で二番ちゃんを選んでくださいました方々、ありがとうございました。
    きっと彼女も、喜んでいることと思います。


    お詫び。

    予告した通り、努力と才能についての何かを書こうとしていましたが、どうもそう簡単には行かないようで。人に読んでもらうような内容にするには、作品であれ論文であれそれなりに時間が必要だとわかりました。
    まず言葉の定義の話からになるので物語の進め方とはまた違った難しさがありましてなんともはや。

    よって、予定していた書き込みは中止して寓話的な話でお茶を濁そうと思います。
    ご興味があればどうぞ。


    さて、努力と才能についての比喩として、よくあげられるのはウサギとカメの童話かと思います。
    山の頂上までウサギとカメのどちらが先につくのか競争し、ウサギは途中で昼寝をしてしまったことで、負けるはずのないカメに負けしてしまったというアレですね。

    カメ＝努力
    ウサギ＝才能

    という構図で見ると、休まず努力をするならば、怠けた才能には勝りうる、といういかにも激励的な寓話です。
    私はこの話が好きですが、中には「ウサギが休まなかったら結局カメは勝てないってことだろ？」と考える方も割といると思います。
    私としてはその点について同意ではありますが、それ以前にちょっと考えてもらいたいことがありまして。
    少しこのウサギとカメについてこんな見方をしてみたらどうかな？　と思いました。

    多くの方は、ウサギとカメについて、カメに感情移入をして物語を追っている、と思います。
    一生懸命走っているのに、ウサギに追いつけないカメ。遠く離れた背中を必死に追いかけているカメ。おそらく自分もウサギだったら、と言う考えが頭をよぎるかと思いますが。

    でもちょっと待ってください。
    カメの前を走っているのは、本当にウサギでしょうか？
    同時に、ウサギの後ろを走っているのは本当にカメなんでしょうか？

    ウサギだと誰もが思っていたのは、実は努力の末に誰にも負けないほど足が早くなった未来のカメの可能性はないでしょうか。
    そして、自身をカメだと思っているのは、ただそう思い込んでいるだけのウサギなのではないでしょうか。

    つまり、実はカメ対カメで、ウサギ対ウサギの可能性もありえるのではないかと思う次第です。
    なんだそりゃ、と思われるかもしれませんが、実際に色々な方を見ていると『自分に才能がないと思っている才能の持ち主』も『才能は特に無さそうだけど、不思議と的確に成果を出してくる人』もどちらも割とよく見かけます。
    あるいは『ウサギなんだけど、なぜかカメの甲羅を背負っているウサギ』なんて皮肉な存在もそう珍しくはありません。

    特に「自分に才能がないと思っている才能の持ち主」が興味深いですが、そもそも特定の才能がある人の場合、自分の才能に無自覚ということは珍しくありません。なぜなら、その人基準ではそれが普通だからです。
    そのせいなのか皮肉なことに、才能とは逆方向に才能を求めている、なんてことをよく見かけるように思います。


    では、ここでちょっと問題です。
    今度はカメ対カメ、あるいはウサギ対ウサギの視点で見ていきます。
    このウサギ達、またはカメ達はいずれも全く同じ能力だとします。
    けれどどちらも同じ能力のウサギ、またはカメなのに一方はずっと先を、もう一方はかなり遅れて走っています。
    この時、その両者を間に差を生んでいるものははたしてなんでしょうか？


    努力の差だ、と思った方は頑張り屋さんですね、きっと。
    頑張り過ぎに気をつけてください。

    それこそが才能の差だ、と思った方はニヒリストでしょうか。
    もしかすると少し心の休養が必要かもしれません。


    これ、少し意地悪問題的な回答ですが、先行している方が先にスタートしたからです。同時にスタートしていないんですね。
    勿論競争である以上、スタートは同時に、が原則ですが。
    でもちょっと待ってください。現実において、人生において、同時スタートってのはどれぐらいあるのでしょうか？
    確かに陸上競技などは試合においては公平を期して同時スタートとなっていますが、陸上競技を始めた時期は必ずしも同時スタートにはなりえませんよね。
    仮にどうしても勝てない相手がいるとして、実は競技を始めた時期が一年、二年違うとしたら、相当なハンデです。資質が同程度だとしたら相手以上に頑張らないと追いつけないわけで。状況によっては追いつきようがないかもしれません。
    この点を考慮すると、仮にカメ対カメ、またはウサギ対ウサギだったとしても。それで負けていたとしても、あまり気にする必要がない……かもしれない、ということです。
    向上心は大切ではありますが、無理をするとかえって遅れてしまうこともあるので、心身の管理は十分に気を使われたほうが良いですね。


    最後に。
    ここまでダラダラと書いてしまいましたが、読んだ方がちょっとでも前向きに、あるいは何らかの気付きを得ることが出来たら幸いです。
    ホントはこの十倍、二十倍ぐらいは書きたいことがあるんですが、物凄く長くなってしまいそうなので、それはまた機会がありましたらということで。
    では、皆様今後より面白い作品を投稿されることを祈っています。
    なんともまとまりの無い中途半端な話をここまで読んでいただきありがとうございました。

    おまけの俳句

    『ウサギさん　道を間違え　今いずこ』
    小山のふもとにて　カメ

    五月二十五日一部修正。ウサギとカメのゴールは山頂ではなく小山のふもとでした。

    E-Mail pass
2020年05月17日 17時05分32秒
 作者レス
  • では、燕さんが作者コメを書いたことにより一番手を回避出来たようなのでコメントをw

    この度は拙作にご感想ありがとうございました。
    大変な時期ではありますが、今作でニヤニヤしていただけましたら、当方はそれだけで満足です。
    それでは一日も早く、平穏が戻ることをお祈りします。

    と、真面目な話はここまでにしまして。

    ……いや、ホントはですね？
    今回の作品、何も考えてませんでした。
    元々は才能と努力をテーマにした作品を書こうとしていたんですが、頓挫しました。
    それで締切三日前頃にぐだぐだしていたんですが。
    「今回も不参加かなー。……あ、でもそう言えば子供の時にこんなこと考えてたなー」
    ふとナンバー２という数字から小学校時代の記憶が思い出されまして……ええ、作中で二番ちゃん（燕さん命名より）が語っていることですね。
    好きな数字は何番ですかみたいな、アンケートだったのか何なのか忘れてしまいしたが、それで思い浮かんだのが「２」でした。その数字を選んだ理由が、目立たないだの、実力確認出来るだの、あんまり頑張らなくていいだの、という下りです。

    今にして考えると、やる気ねー、と苦笑を禁じ得ないんですが。
    当時、クラス単位でテレビ出演の時に拒否ったり、じゃんけん大会でうっかり勝ち残りそうになった時に負けたことにして目立つのを避けた記憶もあるので相当目立ちたくなかったんだなｗ　と。
    まあ、実のところ今の自分もだいたいそんな感じで、なんでも二番手が一番楽ってのは心の底から思ってます。
    （……でも仕事は下っ端が一番楽（真理））

    ともあれ、そんな過去の自分を適当に練り込んでいって……あとは手に任せました。中盤以降の流れはオチがどうとか読者目線がどうとかは一切考えてなくて。ただ、自分の楽しいを直球で突っ込んだ作品です。
    ついでに順位も全く気にせず、でも最低でも真ん中ぐらいにはなりそうな作品にはした上で投稿しました。
    結果、それなりに楽しんでいただけたようで満足です。ありがとうございました。

    おしむらくは、努力と才能に関する調べものや知人との議論による成果ですが。
    皆さんのお役に立つかもしれないので、レスが終わってからちょっとだけ書くかもです。

    それでは、返信までお待ちください。

    E-Mail pass
2020年05月16日 23時59分58秒
 +10点
  • サクッと読めてサクッと楽しめるＦＰＳ視点ラブコメでしたね！

    発想が面白かったです！　点数はこのくらいで！

    E-Mail pass
Re: 2020年05月19日 20時40分37秒
  • ご感想ありがとうございます、６４９６さん！

    ＞サクッと読めてサクッと楽しめるＦＰＳ視点ラブコメでしたね！
    ＞発想が面白かったです！　点数はこのくらいで！

    ●FPS視点！？　その発想こそ面白いですよｗ

    それではご感想ありがとうございました！

    E-Mail pass
2020年05月16日 23時42分39秒
 +20点
  • （5/19追記あり）（5/21こっそり追記！）
    作品読みました。

    ツンデレ二人称！
    とてもテンポ良く楽しめました。

    この語り手の女の子、かわいいですね。
    高飛車なんだけど、デレるのがかわいい！

    パクリというわけではないのですが、初音ミクの「ワールドイズマイン」っぽいわがままさがありました。うん、あざとかわいい！

    すこしだけ気になったとすれば……彼氏（？）からのアクションを女の子目線でもう少し描くと……(例えば抱き付くとか、キスをするとか……)よりイチャイチャ感が増すかなぁと思いました。

    とてもかわいらしい作品で、終始にやにやしていました。

    それでは執筆お疲れ様でした。

    （5/19追記）
    ＞……今回某作品で茉莉花さんを思い出しましたｗ
    どれ！？　どれですかー？？？

    （5/21こっそり追記！）
    ああ、「BENIZAKURA」ですね。
    螺鈿細工の材料として爪を使っていて……ついつい爪、メリメリしちゃいました♪
    生爪剥ぎ剥ぎして「あぁん……♪」って悶えるシーンを書いたことを覚えてます。
    着衣だから問題ない！←
    公募では「官能的でよかったけど、螺鈿細工が分かりにくいからアウト―！」という講評をもらいましたw
    覚えていてくださり、ありがとうございます。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月19日 20時38分21秒
  • 五月二十日追記
    あ、生爪剥がすやつです。確か昔剥がした生爪を細工物にする、みたいな作品を掌編の公募で書いてらしたと思いますが……もし記憶違いや人違いだったらごめんなさい。

    ご感想ありがとうございます、茉莉花さん！
    ……今回某作品で茉莉花さんを思い出しましたｗ

    ＞ツンデレ二人称！
    ＞とてもテンポ良く楽しめました。

    ●ありがとうございます。茉莉花さんが二人称って言うなら二人称で間違いないですねｗ

    ＞この語り手の女の子、かわいいですね。
    ＞高飛車なんだけど、デレるのがかわいい！
    ＞パクリというわけではないのですが、初音ミクの「ワールドイズマイン」っぽいわがままさがありました。うん、あざとかわいい！

    ●あざといキャラ、好きです。元気なキャラ、好きです。強気なキャラ、好きです。
    だいたいそんな感じですｗ
    と言うか、弱気なキャラだと爆発力を出しにくいと言うか、技術的な問題かもですが、落差がつけにくいのでどうしても強気キャラに行ってしまうんですよね。

    ＞すこしだけ気になったとすれば……彼氏（？）からのアクションを女の子目線でもう少し描くと……(例えば抱き付くとか、キスをするとか……)よりイチャイチャ感が増すかなぁと思いました。

    ●そう、ですね……割と際どいところまで書いてしまっても良かったかもです。
    セリフをきちんと最後まで言わせてから、相手側からのキスシーンにもつれ込んで……みたいな終わり方で締めておけば、より具体的にその後がイメージしやすいですし、不足しているインパクトもだせたのかな、と。
    や、そこまで行くと相手側からちょっと丸め込んだみたいな感じになるから、作品の方向的には彼女側から能動的にキスする方が体感しやすいですかね。
    良いご提案ありがとうございました。

    ＞とてもかわいらしい作品で、終始にやにやしていました。

    ●そのお言葉がいただければ、私もにやにやですｗ

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月16日 23時32分32秒
 +10点
  • ｋｚと申します。拝読しましたので、コメントいたします。

    一本取られました(笑)。ワンアイディアで勝負してこそショート・ショートの醍醐味だと個人的には思っておりますので、その点は見事だったと思います。二人称の選択も実にはまっていて、ちゃんと計算して作られているんだなと感心いたしました。

    特段指摘できることはありませんが、強いてケチをつけるとしたら、もうちょっとインパクトがほしかったですね。

    感想は以上です。少しでも参考になれば幸いです。

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Re: 2020年05月19日 20時20分15秒
  • ご感想ありがとうございます、ｋｚさん！

    ＞一本取られました(笑)。ワンアイディアで勝負してこそショート・ショートの醍醐味だと個人的には思っておりますので、その点は見事だったと思います。二人称の選択も実にはまっていて、ちゃんと計算して作られているんだなと感心いたしました。

    ●全ては偶然の賜物ですｗ
    二人称と言うかこの文体は割と書き慣れているものなので、その時一番楽な手段を取ったまでで、そもそも特に意識していない文体のために二人称なのかどうなのかすらよくわかっていない始末です。
    なんというか、私の知る二人称とちょっとちゃうのでピンとこないんですよね。
    ちょっと後で調べておきます。

    ＞特段指摘できることはありませんが、強いてケチをつけるとしたら、もうちょっとインパクトがほしかったですね。

    ●ですね。
    ニヤニヤしれ読者め！　とは思いましたが、キュン死するレベルには念を込めてなかったのでおそらくそれが原因なのかな？　と。
    なので、もう少し強いイメージを思い浮かべて書いたら良かったのかもしれません。

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月16日 21時49分51秒
 +10点
  • 　拝読いたしました。朱鷺（とき）と申します。
    　ほほえましく楽しい掌編でした。なんとなく、部屋の間取りや家具の配置、散らかり具合、あたりから聞こえてくる雑音、家の周囲の様子まで想像できてしまう作品でした。
    　私、二番目が好きなんだけどさ、から始まって、やっぱり一番でなければダメ！　で終わる結末まで、スムースにつながってますね。発想も文体も独創性にあふれていると思います。
    　執筆お疲れ様でした。きらめく才能を発揮した次回作も楽しみにしております。

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Re: 2020年05月19日 20時19分16秒
  • ご感想ありがとうございます、朱鷺（とき）さん！

    ＞ほほえましく楽しい掌編でした。なんとなく、部屋の間取りや家具の配置、散らかり具合、あたりから聞こえてくる雑音、家の周囲の様子まで想像できてしまう作品でした。

    ●まさか、作者の私よりもイメージ出来ている……だと？(ﾟＡﾟ;)ｺﾞｸﾘ……。

    ＞私、二番目が好きなんだけどさ、から始まって、やっぱり一番でなければダメ！　で終わる結末まで、スムースにつながってますね。発想も文体も独創性にあふれていると思います。

    ●は、お褒めいただききょうえつしごく！

    ＞執筆お疲れ様でした。きらめく才能を発揮した次回作も楽しみにしております。

    ●き、煌めいているか、煌めけているかわかりませんがやれたらやります！

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月16日 20時17分59秒
 +20点
  • こんにちは、北斗と申します。御作を拝読しました。早速感想をば。

    台詞だけで読む側をニヤニヤさせちゃう面白い作品でした。
    二番が好きな理由を理路整然と述べつつも、好きに関しては一番じゃないと嫌だという女の子のわがままっぷりが可愛かったです。

    気になった点は、地の文がないことですかね。
    いつ、どこで、どんな状況で、なぜ……等々の情報が良くも悪くも読者任せになっていて、掌編ながら想像するには頭を使う作品だと思いました。
    ちなみに私は女の子の部屋でいちゃいちゃしている二人を想像しました。白いもこもこカーペットもあったら最高ですね！
    げへへ、おっと涎が……←

    ……いや待て。相手は女の子とは限らないんじゃないか？　だって女の子って明言されてないし……。ま、まさか、こちらも女の子かもしれない……？（真実に気付いた顔

    感想は以上です。執筆お疲れさまでした。

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Re: 2020年05月18日 21時30分19秒
  • ご感想ありがとうございました、北斗さん！

    ＞台詞だけで読む側をニヤニヤさせちゃう面白い作品でした。
    ＞二番が好きな理由を理路整然と述べつつも、好きに関しては一番じゃないと嫌だという女の子のわがままっぷりが可愛かったです。

    ●そう言っていただけて光栄ですｗ

    ＞気になった点は、地の文がないことですかね。
    ＞いつ、どこで、どんな状況で、なぜ……等々の情報が良くも悪くも読者任せになっていて、掌編ながら想像するには頭を使う作品だと思いました。

    ●今回全く読者配慮を考えていなかったので反論の余地がありません。
    でも今回の感想で、全く書かないと言うことは可能性は無限大でありつつも、それを委ねられると読者はかえって困るってのがより強く理解出来た気がします。となると、ほんのちょっとだけイメージングしやすくなるガイドラインを与えるのが読者にとって一番の理想なのかもですね。

    ＞ちなみに私は女の子の部屋でいちゃいちゃしている二人を想像しました。白いもこもこカーペットもあったら最高ですね！
    ＞げへへ、おっと涎が……←

    ●はい、そこでモニターに写ったあなたの顔がどーん！（わらうせぇるすまん風に

    ＞……いや待て。相手は女の子とは限らないんじゃないか？　だって女の子って明言されてないし……。ま、まさか、こちらも女の子かもしれない……？（真実に気付いた顔

    ●流石北斗様……お目が高い。
    今作はある程度リバーシブル可な世界なのです（マジ設定。脳内のみの設定でしたが）。
    一応、主人公は女の子ですが、あなたが男である必要はございません。想像の翼で羽ばたくなら、牡丹でも百合でも……もしお望みなら、薔薇でも別に構わないのです。作者が許しますので、好きにご想像ください。どういう形であれば楽しんでいただければ、満足です。

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月16日 01時31分21秒
 +10点
  • 　読了しました。粘膜です。

    　冒頭の二番の下り。特に物語性のない単なる個人的持論の展開に過ぎないのに、しっかりと読ませる文章と内容になっているのは良かったと思います。優れた文章を書くということについて、鍛えが入っていることが伺えました。
    　
    　この部分について一応なりとも自分なりの考えを返しておきますと、別に二位だって本当に大勢の中の二位だったら血を吐く努力しないとなれないのは同じなんじゃないかと思うんです。そしてそこに至る程の情熱を持っている人間だったら多分何をしてでも一位になりたいんじゃないかなあと。
    　ただ冷静に考えるとこういう風に思う自分でも、一読した時はなんとなく丸め込まれてしまって「ふんふんなるほど言い得て妙だ」と思ってしまったあたり、作者様の文章力の賜物なんだと思います。

    　掌編小説としては、恋人との会話を相手の台詞だけで描写することで読者自身を『私』の恋人に見立てるという手法が決まっていました。
    　その中で『私』に可愛いことを言わせるというのはスタンダートな良さがありますし、テーマのナンバー２を上手く扱えてもいて、一定の面白さがあると思います。
    　ただ、どうしても大きな興奮を与えるには工夫の必要な一口サイズの掌編のことです。例えば優勝争いに名乗りをあげるとかを目指すのであれば、上記の手法をより応用したどんでん返し的仕掛けを絡める等して、作品のパンチ力を高める必要があったのではないかとも思いました。

    　ようするにもう一声ってことですね。現状だと『小さくまとまってる』って感じですんで。もちろんそういうものにはそういうものの良さがありますし、良いものには違いはないかとも思います。楽しめました。

    　創作お疲れ様です。これからも頑張ってください。

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Re: 2020年05月18日 21時05分01秒
  • ご感想ありがとうございます、粘膜さん！
    そして優勝おめでとうございました！
    なお、もう一作は読めなくてすいません。
    私的に読むことが難しそうな作品だったので完全にスルーさせてもらいました。ご理解のほどよろしくおねがいします。

    ＞　冒頭の二番の下り。特に物語性のない単なる個人的持論の展開に過ぎないのに、しっかりと読ませる文章と内容になっているのは良かったと思います。優れた文章を書くということについて、鍛えが入っていることが伺えました。

    ●ありがとうございます。実際にそうだと良いですけどもｗ

    ＞　この部分について一応なりとも自分なりの考えを返しておきますと、別に二位だって本当に大勢の中の二位だったら血を吐く努力しないとなれないのは同じなんじゃないかと思うんです。そしてそこに至る程の情熱を持っている人間だったら多分何をしてでも一位になりたいんじゃないかなあと。

    ●確かに今作の考えは割と小さなコミュニティを主眼とした考ええ、規模が大きくなると二位になるのだけでも大変そうですね。
    多分その場合、私はそこそこ上位程度で切り上げる……かも？　あるいは行けそうなら、ＴＯＰ３狙ったりして、一度でも取れたら以後は流すかもしれません。で、今度は別の分野で上位や成果を狙いに行ったりする可能性が高いかなと。

    ＞　ただ冷静に考えるとこういう風に思う自分でも、一読した時はなんとなく丸め込まれてしまって「ふんふんなるほど言い得て妙だ」と思ってしまったあたり、作者様の文章力の賜物なんだと思います。

    ●実のところ、個人的には……何が何でも一位目指す気持ちってのがあんまりわからなくて。
    作中で語られている二番でいいっていうのはあくまで子供の頃の自分の気持ちですが、今の自分の気持ちだと、それと少し違って一番になっちゃったら終わっちゃうじゃん、ってのがあるんですね。
    『亢龍の憂鬱』、みたいな感じにそこまで行ったら次困るな、と。
    ドラゴンボールの悟空じゃないですが、自分より上手い人、優れた人がいてその人と対峙すること、挑戦することが何より楽しいところがあるのでそんな感じも含めての二番が良いですね。
    あ、あとあんまり目立ちたくないって気持ちは今も生きてます、多分おそらく。

    ＞　掌編小説としては、恋人との会話を相手の台詞だけで描写することで読者自身を『私』の恋人に見立てるという手法が決まっていました。
    ＞　その中で『私』に可愛いことを言わせるというのはスタンダートな良さがありますし、テーマのナンバー２を上手く扱えてもいて、一定の面白さがあると思います。

    ●ありがとうございます。

    ＞　ただ、どうしても大きな興奮を与えるには工夫の必要な一口サイズの掌編のことです。例えば優勝争いに名乗りをあげるとかを目指すのであれば、上記の手法をより応用したどんでん返し的仕掛けを絡める等して、作品のパンチ力を高める必要があったのではないかとも思いました。

    ●ですね。間違いありません。
    ただ今作で優勝を狙う気は全くなかったので（掌編部門の存在すら忘れてました）こんな感じのし上がりでした。

    ＞　ようするにもう一声ってことですね。現状だと『小さくまとまってる』って感じですんで。もちろんそういうものにはそういうものの良さがありますし、良いものには違いはないかとも思います。楽しめました。

    ●ありがとうございます。私的にはそれだけで目標達成です。

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月15日 23時48分09秒
  • はじめまして、たてばんと申します。

    途中まで気付きませんでしたが、二人称で書いていたのですね。
    序盤がセリフのみのせいで『あなた』の存在が不鮮明になってしまっているので、一文で良いので『あなた』の表情を描写して存在感を上げた方が良いと思いました。

    個人的に内容は好きでした。

    あとは特にないので、こんなところで失礼します。

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Re: 2020年05月18日 20時35分07秒
  • ご感想ありがとうございます、たてばんさん！

    ＞途中まで気付きませんでしたが、二人称で書いていたのですね。

    ●これが二人称なのかどうなのか、私自身微妙に判断付きませんｗ
    そうのような、そうじゃないような？

    ＞序盤がセリフのみのせいで『あなた』の存在が不鮮明になってしまっているので、一文で良いので『あなた』の表情を描写して存在感を上げた方が良いと思いました。

    ●ふむ、たしかに最初からそうしておいたほうが良かったかもですね。
    まあ、そもそもみなさんがおっしゃるようなことを狙って書いたわけじゃなかったので、そういう作品になっていることに気づいてもいなかったのですけど(・・;)

    ＞個人的に内容は好きでした。

    ●ありがとうございます。今はそれだけで満足です。

    それでは、ご感想ありがとうございました！

    E-Mail pass
2020年05月15日 23時15分22秒
 +20点
  • 『私、二番が好きなんだけどさ。』拝読しました。

    ※以下ネタバレがあります。

    ・主人公による独白形式の作品でしたが、良かったと思いますね。
    　「……え？　なんでかって？」という冒頭の1文は、話の途中から始まるような感じなので「ん？」と思ったのですが、タイトルからつながってるんですよね。そのあたりのセンスはいいですね。
    　文章全体として上手く、読みやすいですし、主人公のキャラが表れた文体になっていると思います。
    　「二番目が好き」という主人公の力説には説得力を感じますね。特に「日本で二番目に高い山」は私も知らなかったので、「二番は目立たない」という点にはすごく納得できました。
    　そのうえで、恋愛に関しては「私のこと一番じゃなきゃ」と思ってしまうという矛盾。この終わり方はニクいです。
    　上手いのは、「恋愛は別！」と開き直るんじゃなくて、主人公自身が矛盾に気づかされて、照れて、ためらいながらも最後のセリフを言わされてしまう、という流れになっているところです。
    　これによって主人公に対して好感や親近感が生まれていますし、ツンデレ感がいいです。

    ・特に指摘点はないのですが、短めの作品なので読みごたえもそれなり、という感じでした。

    ・上手さを感じる作品で、この枚数としては良かったのではないかと思います。

    　感想は以上です。指摘点が私自身の作品にブーメランになっていたらごめんなさい。
    　執筆お疲れさまでした。

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Re: 2020年05月18日 20時23分55秒
  • ご感想ありがとうございます、いりえミトさん！

    ＞・主人公による独白形式の作品でしたが、良かったと思いますね。
    ＞　「……え？　なんでかって？」という冒頭の1文は、話の途中から始まるような感じなので「ん？」と思ったのですが、タイトルからつながってるんですよね。そのあたりのセンスはいいですね。

    ●すいません、なんとなーくでやってました。特に狙いがあったわけでもなかったので、センスとか言われると恐縮です。

    ＞　文章全体として上手く、読みやすいですし、主人公のキャラが表れた文体になっていると思います。
    ＞　「二番目が好き」という主人公の力説には説得力を感じますね。特に「日本で二番目に高い山」は私も知らなかったので、「二番は目立たない」という点にはすごく納得できました。

    ●子供の頃の自分に感謝ですね。
    ただ、自分の記憶では割と平凡なレベルだったはずの子がなんでそんなことを考えていたのか……その点が謎でちょっと怖いです。

    ＞　そのうえで、恋愛に関しては「私のこと一番じゃなきゃ」と思ってしまうという矛盾。この終わり方はニクいです。
    ＞　上手いのは、「恋愛は別！」と開き直るんじゃなくて、主人公自身が矛盾に気づかされて、照れて、ためらいながらも最後のセリフを言わされてしまう、という流れになっているところです。
    ＞　これによって主人公に対して好感や親近感が生まれていますし、ツンデレ感がいいです。

    ●ありがとうございます。
    ただ、流れはテンプレ……上げて落とす、押して引く、ギャップを作る、を踏襲しただけなので、あまり褒められるとちょっと困りますｗ

    ＞・特に指摘点はないのですが、短めの作品なので読みごたえもそれなり、という感じでした。
    ＞・上手さを感じる作品で、この枚数としては良かったのではないかと思います。

    ●ですね。こればっかりはどうにもならないところで、評価はあまり期待せずに投稿に踏み切りました。……長く書く気がそもそもなかったのもありますけども。

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月12日 23時51分05秒
 +20点
  • 　ええやんけ！
    　ハッピーエンドですね～。二番がすきという彼女もやっぱり一番になりたいところがある。世の中わかってますよ～、効率考えたらけっきょくこれよね～、いっても、やっぱり、すきなひとの一番ではありたい。かわいい

    →　……い、一番じゃなきゃ――。
    　ここでなにがおきたのかぐへへ

    　おもしろかったですし、共感できる内容でもあったんですけど、うーん、テーマを消化した感みたいなのがあったかも。
    　タイトルと、冒頭が、あまりラストに繋がってないとかんじました。
    　あ、うーん、ちがうかも。見せ方なのかな。二番をよしとする彼女と、一番をよしとする彼の会話とかをみたかったのかなぁ。
    　強がってる女の子はかわいい！
    　でわ～

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Re: 2020年05月18日 20時04分59秒
  • ご感想ありがとうございます、etunamaさん！
    おひさ〜。

    ＞ええやんけ！
    　ハッピーエンドですね～。二番がすきという彼女もやっぱり一番になりたいところがある。世の中わかってますよ～、効率考えたらけっきょくこれよね～、いっても、やっぱり、すきなひとの一番ではありたい。かわいい

    ●ですよねー。
    上の方に行くだけなら割と頑張ったら行けるんですけど、一位になるとなると……うわ、無理っ！　ってなることのなんと多いことかっ。
    ゲームで全国ランク10位とった時、一位との開きがダブルスコアどころか十倍ぐらい開いてて絶句した記憶ががが。
    延々とミスするまで点が上がってくタイプのやつで、４、５時間ぐらいかかっての記録だから、一位はもはや人間辞めてる人だろ、っていう（汗
    作中では二番でいい、とか言ってますが私は現実にはなんか上位あたりで十分です。いや、ほんとに。

    ＞→　……い、一番じゃなきゃ――。
    　ここでなにがおきたのかぐへへ

    ●想像しているようなことは起こしていないつもりでしたが、まあ、そんなこともありえるかもしれませんねｗ
    LOVE　is　Beautiful！(*˘︶˘*).｡.:*♡

    ＞おもしろかったですし、共感できる内容でもあったんですけど、うーん、テーマを消化した感みたいなのがあったかも。

    ●なるほど確かに。あ、テーマ消化したな？　とか思わせたら興ざめですよね。

    ＞タイトルと、冒頭が、あまりラストに繋がってないとかんじました。
    　あ、うーん、ちがうかも。見せ方なのかな。二番をよしとする彼女と、一番をよしとする彼の会話とかをみたかったのかなぁ。

    ●ああ、そういう意味では途中から方向変わってますね。
    そのあたりなんとなく気づいてはいましたが、今回は力ちょっと抜く！　的なノリだったので、それなりの出来でソイヤしました。

    ＞強がってる女の子はかわいい！

    ●私的にはその言葉が聞ければ満足です♪

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月10日 18時13分09秒
 +30点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    『私、二番が好きなんだけどさ。』読みましたので、感想を残したいと思います。

    （ピンポーン！）北岳！
    　よっしゃ回答した！　ふー、もう感想欄で思い残すことはないぜ！　ふふふ、こんなベタ問題、最近クイズアプリにまで手を出した自分にとっては朝飯前！　

    　……って本文最後に答え書いてあるー！？　感想欄で自慢げに書いたろーと思ってたのにー！　

    　とまあ茶番はここまでにして。
    　はい、面白かったです。クイズどうこうは抜きにして、とても好きなお話でした。
    　二番に関しての私見をうだうだ流すだけというところから、ツンデレ彼女の様子がうかがえる。セリフしかないので描写はないも同然ながら、セリフからどういう状況かがきちんと伝わってくるように描かれている。二番ちゃんの性格やら想いなんかもきちんと伝わってきて、物語になっていると思います。
    　トータル六枚という短さながら、確実に面白さを秘めている。一見するとネタのようにも見えますが、一点突破で成功している好例であると思います。

    　強いて指摘する点を挙げるなら、指摘できるような点がないことでしょうかね。いやこうもしっかりまとめられたら何も言えませんて。

    　今作を例えるなら、ボリュームはないが確実に週二で食べたくなる『きのこの山』でしょう。そのくらいの美味しさでした。え、なんで『きのこの山』かって？　そりゃあ今回のテーマはナンバー2ですから。『きのこの山』は『たけのこの里』に次ぐナンバ（戦争勃発により感想は停止しました）。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。


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Re: 2020年05月24日 22時22分55秒
  • 作品賞に選んでいただいたようでありがとうございます、燕小太郎さん！
    足を向けて眠るわけにはいかないので、出来るだけ正確な座標を教えてくださいw

    それではありがとうございました！
    （返信等お気遣いなく）

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Re: 2020年05月17日 21時37分54秒
  • ご感想ありがとうございます、燕小太郎さん！
    掌編部門二位おめでとうございます！
    や～、残念。こっちは三位だったみたいです。
    （そんな部門が最近出来たことを今朝結果発表で思い出した）

    ＞（ピンポーン！）北岳！
    ＞　よっしゃ回答した！　ふー、もう感想欄で思い残すことはないぜ！　ふふふ、こんなベタ問題、最近クイズアプリにまで手を出した自分にとっては朝飯前！　
    ＞　……って本文最後に答え書いてあるー！？　感想欄で自慢げに書いたろーと思ってたのにー！　

    ●ちょっとクイズ好きすぎませんかねぇ燕さんｗ
    回答は、本当は二番ちゃんにラストで自分が調べとくね！　的な方向にしたかったんですが流れ的に無理がありまして入りませんでした。
    で、答えをあえて書いたのは、話を締めた後にさくっと書いてあったら面白くね？　という小賢しい計算でしたｗ
    あ、二番ちゃんという呼び名ありがとうございます。
    気に入ったので使わせていただいてます、二番ちゃん。
    ……ただなんか、ちょっと不憫な呼び名な気も。
    リアルに、いつも二番の女です、的な悲壮感が。

    ＞　はい、面白かったです。クイズどうこうは抜きにして、とても好きなお話でした。
    ＞　二番に関しての私見をうだうだ流すだけというところから、ツンデレ彼女の様子がうかがえる。セリフしかないので描写はないも同然ながら、セリフからどういう状況かがきちんと伝わってくるように描かれている。二番ちゃんの性格やら想いなんかもきちんと伝わってきて、物語になっていると思います。
    ＞　トータル六枚という短さながら、確実に面白さを秘めている。一見するとネタのようにも見えますが、一点突破で成功している好例であると思います。

    ●この書き方は割と慣れているのと、こういうキャラも慣れているのと……うん、ほぼ全部慣れですね。頭あんまり使ってませんｗ

    ＞　強いて指摘する点を挙げるなら、指摘できるような点がないことでしょうかね。いやこうもしっかりまとめられたら何も言えませんて。

    ●いえーい♪　何も言えません、いただきました！

    ＞　今作を例えるなら、ボリュームはないが確実に週二で食べたくなる『きのこの山』でしょう。そのくらいの美味しさでした。え、なんで『きのこの山』かって？　そりゃあ今回のテーマはナンバー2ですから。『きのこの山』は『たけのこの里』に次ぐナンバ（戦争勃発により感想は停止しました）。

    ●……ご安心……私も……たけのこ派……（ヒソヒソ

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月07日 21時29分26秒
 +10点
  • 執筆お疲れ様です。
    「私、二番が好きなんだけどさ。」を読ませていただきました。

    なるなる。途中で気が付いて、こういった書き方も面白いと思いました。
    主人公？　も可愛らしくはありましたが、もう少しキャラを立てることもできたのかなぁ、とは思いました。
    現状、テンプレの域を脱してはいないと感じます。

    もうこの際、目の前にいるであろう男の子にドＳっぷりを発揮して、いじめたり踏んづけたり、その様子を扇情的に描くとか……は違うかな？ｗ　

    以上となります。
    ありがとうございました。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月17日 21時12分24秒
  • ご感想ありがとうございます、たかセカンドさん！
    おお、もっともナンバー２企画にふさわしい方が今ここに！
    （実は今回ちょっと期待してました）

    ＞なるなる。途中で気が付いて、こういった書き方も面白いと思いました。
    ＞主人公？　も可愛らしくはありましたが、もう少しキャラを立てることもできたのかなぁ、とは思いました。
    ＞現状、テンプレの域を脱してはいないと感じます。

    ●テンプレ外しを意識していたら外していたかもですが、今回はほぼなんにも考えていなかったのでこんな感じになりました。もうちょっと飛ばしても良かったのかもですが、私が飛ばすとちょっとウザい感じになりがちなので、そこまでやってたらどうなっていたかちょっと気になりますｗ

    ＞もうこの際、目の前にいるであろう男の子にドＳっぷりを発揮して、いじめたり踏んづけたり、その様子を扇情的に描くとか……は違うかな？ｗ　

    ●あー、そっちのテンプレ……。
    書けなくはないですね。小説的なオチを考えると逆転じゃなくてドSから直球のデレですかねぇ。機会があったらそういう挑戦作も良いかもです。そこまでのドSは書いたこと無いので。
    ただあまりにマジドSに書くとノれない方が出てきそうでさじ加減が難しそうですねｗ

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月05日 19時49分52秒
 +20点
  • ずるい。登場人物を読者にして告白とか反則やろｗｗｗ
    これはアイディアの勝利と言っていいかもしれません。にやにやが止まりません。

    正直言って、この小説（？）は「気づいて、それを受け入れるか」という読者の度量を試してると思います。うん。これにマイナスつける奴の尻の穴は小さい（まぁお下品

    欲をいえば、小説と言うかヒロインのセリフに自身の容姿性格（背が高い低いとか、趣味の話とか、眼鏡かけててコンプレックス抱いてるとか）があった方がよかったかもしれません。相手の容姿もあなたにお任せします、だと想像力豊かな人でないと理解できない可能性があるので。

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Re: 2020年05月20日 23時08分14秒
  • 気づくのが遅れてすいません。
    おすすめスレッドでの紹介ありがとうございました！

    E-Mail pass
Re: 2020年05月17日 20時56分55秒
  • ご感想ありがとうございます、 桝多部とあるさん！

    ＞ずるい。登場人物を読者にして告白とか反則やろｗｗｗ
    ＞これはアイディアの勝利と言っていいかもしれません。にやにやが止まりません。

    ●……ノーアイディアでそんなこと全く考えていなかったので、予想外の評価に戦々恐々でした。そっか、なんにも考えずに書くとこんなことが起きるんだ……。

    ＞正直言って、この小説（？）は「気づいて、それを受け入れるか」という読者の度量を試してると思います。うん。これにマイナスつける奴の尻の穴は小さい（まぁお下品

    ●偶然の産物ですが、受け入れていただけたようで光栄です。

    ＞欲をいえば、小説と言うかヒロインのセリフに自身の容姿性格（背が高い低いとか、趣味の話とか、眼鏡かけててコンプレックス抱いてるとか）があった方がよかったかもしれません。相手の容姿もあなたにお任せします、だと想像力豊かな人でないと理解できない可能性があるので。

    ●実はその点もまるっきり考慮していなかったので、その評価はご最もですね。
    そう言えば同様の手法で書かれた作品においても同じ指摘があったような。
    んー、作風的にちょっと難しいですが、自分で自分の体型や容姿を喋らせれば不可能ではないですね。
    例えば……。

    あ、あのさー。
    わ、私のどこが一番好き？
    え？　胸が？　ちっさいところ？
    うっさいよ！　どうせ小さいよ！　手ですっぽりと包めるどころかつかめないよ！
    ……自分で言っててちょっと悲しくなっちゃったよ！

    とか……？
    これはこれでありな気がしますが、一つ問題が。
    なんと言いますか、これ書く時に二番ちゃんになった気で書くんですけど……自分で自分の体型を口にするって妙に気恥ずかしい感じがしますね。
    ちょっと新しい扉が開きそうです。……うん、なんのプレイだこれｗ

    それではご感想ありがとうございました！

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2020年05月05日 04時47分18秒
 +10点
  • ※ネタバレ感想注意※

    こんにちは。
    拝読しましたので、感想を書かせていただきます。

    こういう文体の小説って何て言うのでしょう？ 私には新鮮で楽しい体験でした！
    主人公の女の子に二番が好きという理由をずっと聞かされて、うんうん頷いてたら、急にクイズ出されたから答えられなくて、そのあと自分が彼氏だったことが判明。余計なこと言って怒らせちゃったので、正座して謝って、マッサージしてもらって、変態って呼ばれたけど、最後にはクイズの答えを教えてもらえました。優しい！
    女の子に振り回されるって良いですね。

    楽しい時間をありがとうございました。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月17日 20時22分17秒
  • ご感想ありがとうございます、半可万花さん！

    ＞こういう文体の小説って何て言うのでしょう？

    ●えーっと……なんでしょうね？
    二人称に近いとは思うんですが、はっきりとこれだって呼び方はわかりません。
    強いて言うなら……１・５人称？
    申し訳ない。私小説のことはあんまり詳しくないんでｗ

    ＞私には新鮮で楽しい体験でした！
    ＞主人公の女の子に二番が好きという理由をずっと聞かされて、うんうん頷いてたら、急にクイズ出されたから答えられなくて、そのあと自分が彼氏だったことが判明。余計なこと言って怒らせちゃったので、正座して謝って、マッサージしてもらって、変態って呼ばれたけど、最後にはクイズの答えを教えてもらえました。優しい！

    ●クイズのあたりからはノリと勢いで楽しくなーれと念じて書きました。
    一応初期案としては。

    １　自論展開
    ２　相方失言
    ３　お叱り
    ４　仲直りイエーイ！

    みたいなプロットは頭の中にありましたが、何するかとかは手の赴くままにおまかせしました。
    ノリで書いたので、最後はあんなことになったんだと思いますし、多分正座させたから→じゃあマッサージ、って流れなんだと思います。……我ながら単純ですね。

    読者参加型になっていたのは……実は偶然です。
    そもそもなんにも考えてませんでしたので感想を頂いてから、ああこの作品ってそうなってたんだ、と気づいたぐらいですｗ

    ＞女の子に振り回されるって良いですね。

    ●そうですか。
    では特別に二番ちゃんにジャイアントスイングを……え？　違う？　そうじゃない？
    では優しく手をつないだ後にハンマー投げの要領で（以下略

    それではご感想ありがとうございました！

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