【跡地化】マジェスティックな彼女のヒミツ

Rev.02　枚数： 3 枚（ 840 文字）
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いりえミト

2019年12月30日 23時22分49秒 公開
■この作品の著作権は いりえミト さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー：カンペキ少女の裏の顔
◆作者コメント：祝・冬企画開催！
　マジェスティック（Majestic）は、荘厳な、堂々とした、などの意味です。
　作中で登場するアニメ作品や関係者は、すべて架空のものです。
　それでは、よろしくお願いします。

※跡地化しました。

2020年01月13日 21時05分48秒
 作者レス
  • 　企画に参加された皆様、お疲れさまです。
    　本作に感想を書いてくださった方々、ありがとうございました。

    　今回は初めての2作投稿となりました。
    　本作『マジェスティックな彼女のヒミツ』は、平均25点、8100ポイントで総合5位でしたか……。
    　決して悪くない、いやむしろ良い結果のはずなんですが、正直言ってすっっっげえ敗北感があります。

    　まあ客観的に見れば、大健闘だと思うんですよ。
    　今回の企画は、凄まじくレベルが高かったですからね。
    　「終わりと始まり」というテーマは汎用性が高いので、レベルが高くなるだろうなという予想はしていたのですが、予想以上でした。（私が書いた感想の平均点数は22点で、これは過去最高です。参考までに、前回の企画では16点でした）
    　
    　ただ、そんなハイレベルな作品群に交じっても、さらにもう一段良い評価を得たかった、というのが本音です。
    　前回の企画で優勝できたからといって調子に乗るつもりはないのですが、今回は本気で優勝したいと思っていました。
    　まったく自信がなかった前回と違い、今回はしっかりと納得のいく形にして投稿することができたからです。

    　今回は、『無限ループ』を早めに書いたことで「とりあえず企画に不参加ということはなくなった」と思えて気が楽になったおかげか、本作のアイデアも早めに思いつき、11月30日から丸一か月かけてじっくりと執筆、推敲することができました。
    　そのため、「時間が足りなかった」などの言い訳は一切できず、私の実力のすべてを出し切った作品になったと思います。

    　なので、この結果を見て「自分の能力の底が見えた」と感じてしまいます。
    　今回私の上位に来た4名の方は、私が以前から「この人は凄い」と思っていた人ばかりで、「やはりこのレベルの人たちには適わないのか」と、自分の力不足を痛感させられました。

    　この企画の結果いかんで、本作を長編化して公募に出すことも考えていたのですが、微妙な結果になってしまったので迷っています。
    　もっといい結果だったら自信をもって公募に出せ、逆に悪い結果だったらスッパリ諦められたのですが、中途半端にいい結果ですからね……。
    　まあ、そのあたりはちょっと考えようと思います。

    　それではあらためて、感想ありがとうございました。
    　個別の返信については、『無限ループ』の個別返信が終わったあとでやりますので、長いことお待たせしてしまうことになるかもしれませんが、どうかご容赦ください。
    　なお、本文はいずれ跡地化します。

    E-Mail pass
Re: 2020年01月18日 08時13分24秒
  • 迷っていらっしゃるということなので、ささやかな参考意見を追加します。もとより私はそう感じたというだけのことなので、取捨選択はおまかせします。

    個人的には今回の企画中、この作品が一番気に入りました。キャラの好感度がダントツに高く、読んでいて楽しかったからだと思います。

    ＞「玉内さん。先日は、わたくしの妹が大変お世話になりましたわ」
    ＞「妹？」
    ＞「ええ。わたくしには双子の妹がおりますの。一卵性双生児なのですが、性格はまるで違う妹ですの。わたくしは一切興味がないアニメを趣味にしていますわ」

    そう来たか（笑
    という感じのすぐバレるような他愛ないウソが、ほんとうに好きです。

    ＞「これはくちど、いえ、妹がお世話になったことに対する感謝料ですわ。受け取ってくださいまし」
    ＞「お、お金なんて受け取れませんよ！」
    ＞ていうか今、口止め料って言おうとしたよね？

    今、口止め料って言おうとしたよね（笑）。こういう軽くちくっと刺すようなツッコミに、優しい眼差しも感じられるのがいいんです。もしかしたらそれほど意識されていないのかもとも思いますが、匙加減が絶妙でした。

    　　　＊　　　＊

    参考意見ということで一応伝えておくと、本作には弱点も無いことはないと思います。

    １）読者の予想は裏切れ。

    ２）でも期待は裏切るな。

    本作は１が弱いのは否めません。しかし２については、少なくとも私にとっては完璧でした。
    サングラスをかけてアニメショップにいたアナ先輩。瀬川さんのあのセリフ。エピローグのまとめ方。
    学園ラブコメで夏だったら花火大会がないなんて有り得ないんです。涼宮ハルヒだって（古いけど）「夏だったら夏じみたことをするのよ」とか言っていたし。で、そこで誰かにバッタリ目撃される展開がなかったら物足りなくて夜も眠れません（笑）。フラグはとても大事です。

    予想と期待は似ているけれど、微妙に違います。しかし似ているだけに見きわめと使い分けが難しんですよね。
    本作は私にとっては、すべてのキャラがすべてのシーンで、こう動いてほしい、ここでこういうセリフを言ってほしいと思う通りに行動してくれる感じでした。これで好きにならないのは無理です。
    反面というか表裏一体というか、１はあまり無かったように思います。だから、こじんまりとまとまっていた感はありました。

    結局何がいいたいかと言うと、本作は２を損なわずに１を加味できればかなり良くなるんじゃないかなということです。
    ただ、１と２でどちらかを優先するとしたら、私は圧倒的に２だと思います。

    だいぶ前に本家によく来られていた下読みさんが、公募には斬新さが重要ということをかなり強調されていました。
    斬新さと言うなら、１なのだろうと思います。１がないと埋没してしまうので、公募では通用しないということなのかなと。

    しかし一方で個人的に思うのは、１は作戦を立てれば何とかなる部分なんじゃないかと。２の方が書き手の資質が問われるような気がします。
    だから、公募で１がきわめて重要だとしても、２を大切にした方がいいんじゃないかと思っています。

    以上が今回の企画で、本作が私の１推しになった理由です。

    E-Mail pass
Re:Re: 2020年01月19日 17時02分29秒
  • 　あまくささん、返信ありがとうございます。

    ＞迷っていらっしゃるということなので、ささやかな参考意見を追加します。

    ◆ありがとうございます。

    ＞キャラの好感度がダントツに高く、読んでいて楽しかったからだと思います。

    ◆そう言っていただけると、ちょっと自信が出ますね。やはりラノベはキャラが大事だと思うので。

    ＞という感じのすぐバレるような他愛ないウソが、ほんとうに好きです。

    ◆このセリフは自分でも好きですｗ

    ＞こういう軽くちくっと刺すようなツッコミに、優しい眼差しも感じられるのがいいんです。もしかしたらそれほど意識されていないのかもとも思いますが、匙加減が絶妙でした。

    ◆確かに意識はしていなかったんですが、そう言っていただけるとうれしいですね。

    ＞１）読者の予想は裏切れ。
    ＞２）でも期待は裏切るな。

    ◆まさにこれですよ。これが本当に難しいことですし、創作における永遠のテーマだと思います。

    ＞本作は１が弱いのは否めません。しかし２については、少なくとも私にとっては完璧でした。
    ＞本作は私にとっては、すべてのキャラがすべてのシーンで、こう動いてほしい、ここでこういうセリフを言ってほしいと思う通りに行動してくれる感じでした。

    ◆ここ最近は「読者に好かれるキャラ、展開」というものを意識しながら書いてきたので、その成果が表れたのかなと思います。

    ＞反面というか表裏一体というか、１はあまり無かったように思います。だから、こじんまりとまとまっていた感はありました。
    ＞本作は２を損なわずに１を加味できればかなり良くなるんじゃないかなということです。

    ◆結局のところは、ここが問題になりますよね。

    ＞ただ、１と２でどちらかを優先するとしたら、私は圧倒的に２だと思います。

    ◆これは完全に同意です。
    　たとえ超絶に意外な展開を書いたとしても、それを読者が納得してくれないなら、何の意味もない（むしろマイナス）ですからね。

    ＞公募には斬新さが重要ということをかなり強調されていました。
    ＞１がないと埋没してしまうので、公募では通用しないということなのかなと。

    ◆やはり、そうなんでしょうねぇ……。
    　選ぶ側からすれば、既存の作家と同じような物しか書けない者をわざわざ採用するわけがないですから。

    ＞しかし一方で個人的に思うのは、１は作戦を立てれば何とかなる部分なんじゃないかと。２の方が書き手の資質が問われるような気がします。
    ＞だから、公募で１がきわめて重要だとしても、２を大切にした方がいいんじゃないかと思っています。

    ◆勇気をいただけるご意見を、ありがとうございます。
    　でも、逆なような気もしませんか……？　
    　2は人気作を研究すれば法則性も見えてくるけど、1は作家自身のセンスが現れるというか……。
    　まあなんにせよ、1がなければ公募で通用しないことは確かだと思うので、1になれるものを頑張って考えてみます。
    　その上で、2を大切にした方がいいというのには同意なので、その点は今後もこだわっていきたいです。


    　それでは、ありがとうございました。

    E-Mail pass
Re:Re:Re: 2020年01月19日 19時38分27秒
  • ＞でも、逆なような気もしませんか……？

    確かに公募で通用するほどの斬新さを得るのは並大抵ではないと思います。しかし難易度がとてつもなく高いとしても作戦は立てられるんじゃないかと。

    一方、２については人気作を研究すれば容易に抽出できるのでしょうか？　そこが勘違いされているような気が私はします。
    統計学者の感覚ではだめ。良いものを良いと感じる心が作者自身にないと、読者が何を求めているのか判らないと思うんですよ。で、ここはいつも力説しているのですが、良いものに貴賎はありません。

    web小説でチート主人公が流行っている。閉塞した現代社会を忌避する読者心理がその背景にあるのであろう。そう考えて作者自身が内心でチートを底の浅い快感だと侮って書いても、良いものにはならないんじゃないかと。
    私は読者としてチート主人公に爽快さを感じることができます。いい年したオッサンですが、中二病っぽいアニメとか素直に楽しめます。良いものは良いんだと言い張れます。

    だから私は多くの読者に受け入れられる作品を書くって、計算だけではできないと思っているんですよ。
    しかし斬新さを創造するのはエベレストに登るほど難易度は高くても、計算でできる気がします。統計学者の感覚で「これが受けている」という要素を抽出しその背景を分析すれば、「逆を行く方法」または「それの上を行く方法」は見いだせるんじゃないかと。

    例えばですね。
    『まどマギ』の虚淵玄さんが小池一夫さんと対談しているのをYoutubeで視聴したことがあるのですが、今のアニメ視聴者は脳内にデータベースができている気がすると言うんですね。「こういう展開なら、この先はこうなるんだろう」と思いながら視ていると。だからそう予想させておいて別の展開を示すことができれば、「あれ、このアニメは視ておかないと恥をかくかもしれないぞ」と思わせることができるんじゃないかと。それがコツなのかなと考えながら、あの脚本を書いたと言うんです。

    これって、物凄く作戦的でしょう？
    プロはここまで策略的に考えながら作品を作っているって知らないといけませんが、前提の脳内データベース構築はファンとして中二病を楽しむ素直な心がないとたぶん把握できません。
    その上で、その上を行くのが「斬新さを創る作戦」だと私は考えます。

    E-Mail pass
Re:Re:Re:Re: 2020年01月20日 21時15分35秒
  • 　あまくささん、返信ありがとうございます。

    ＞２については人気作を研究すれば容易に抽出できるのでしょうか？　
    ＞統計学者の感覚ではだめ。良いものを良いと感じる心が作者自身にないと、読者が何を求めているのか判らないと思うんですよ。

    ◆まあ、研究したからといって、簡単にできるものではないことは分かります。
    　そういう意味では、今回の作品で一定の評価を得られたことについては、自信を持ちたいと思います。

    ＞ここはいつも力説しているのですが、良いものに貴賎はありません。

    ◆そうですよね。ネット上には、自分が理解できない人気作を「程度の低い連中が好むもの」というふうに考える人が多く見られますが、単に好みの問題だろうと私は思います。

    ＞閉塞した現代社会を忌避する読者心理がその背景にあるのであろう。そう考えて作者自身が内心でチートを底の浅い快感だと侮って書いても、良いものにはならないんじゃないかと。

    ◆それも、そう思います。

    ＞中二病っぽいアニメとか素直に楽しめます。良いものは良いんだと言い張れます。

    ◆そういう自信を持てる性格は、ちょっとうらやましいですね。
    　私は本作の主人公と同様、隠れオタなんで。

    ＞だから私は多くの読者に受け入れられる作品を書くって、計算だけではできないと思っているんですよ。

    ◆そうですね。ジャンプでやってた『バクマン。』で、「作者の計算が見えてしまうと読者は白ける」みたいなこと言ってたのを思い出しました。

    ＞しかし斬新さを創造するのはエベレストに登るほど難易度は高くても、計算でできる気がします。統計学者の感覚で「これが受けている」という要素を抽出しその背景を分析すれば、「逆を行く方法」または「それの上を行く方法」は見いだせるんじゃないかと。

    ◆ほほう。実に興味深いご意見です。

    ＞『まどマギ』の虚淵玄さんが小池一夫さんと対談しているのをYoutubeで視聴したことがあるのですが、今のアニメ視聴者は脳内にデータベースができている気がすると言うんですね。「こういう展開なら、この先はこうなるんだろう」と思いながら視ていると。だからそう予想させておいて別の展開を示すことができれば、「あれ、このアニメは視ておかないと恥をかくかもしれないぞ」と思わせることができるんじゃないかと。それがコツなのかなと考えながら、あの脚本を書いたと言うんです。

    ◆『まどマギ』は確かに衝撃的な作品でした。あの作品が今のアニメ業界に与えた影響はかなり強いだろうと思います。
    　「こういう展開なら、この先はこうなるんだろう」という予想を外す、というのは、笑いのテクニックとちょっと似ていると思いました。古いネタですが、「これで美味いもんでも食え」と言って兄貴分が懐に手を入れたので、お金をくれるのかと思ったら取り出したのは箸、みたいな。
    　笑いに限らず、そういった予想を外すテクニックというものは、ストーリー作りには大事なものでしょうね。今の私には、それが出来ていないことは確かだと思います。

    ＞前提の脳内データベース構築はファンとして中二病を楽しむ素直な心がないとたぶん把握できません。

    ◆そこらへんが、私には足りないのかなと思います。
    　他の方への返信で書いていますが、私には読書量や視聴量が足りないんですよ。誰もが知ってるような名作でも読んでない、観てないというが多いです。
    　そのあたり、やはりもっとたくさんの作品に触れなくちゃなとは思います。

    　あとは「個性」かな、と私としては思います。
    　ミチル企画の常連さんにも何人かいますが、個性の強い人はキャラやストーリーや文章の節々に独特のものが浮かび上がってくるので、それだけで意外性が生まれるというか、印象的にな作品になると思います。
    　残念ながら、私にはそれがない。
    　無個性な私が、どうしたらいい作品を書けるか。それはやはりテクニックを磨くしかないでしょうから、あまくささんのご意見も参考にして、頑張って考えていこうと思います。


    　大変興味深いご意見を、ありがとうございました。

    E-Mail pass
2020年01月12日 21時33分18秒
 +20点
  • 明けましておめでとうございます。
    肉球と申します。
    御作を拝読しましたので、感想を残していきたいと思います。

    面白かったです。
    他の方も仰っておられますが、所謂お約束というやつのポイントをしっかりと押さえていて、このままアニメにしても全く問題ないクオリティになっていると思います。
    良いなと思ったのは、会長とリンタ君と長内さんの関係が、恋愛とならず、あくまで友情の範囲で終わっている点です。
    今回のお題は『終わりと始まり』であり、会長とリンタ君の隠れアニオタの終わり、長内さんの我慢の終わりと彼ら三人の新たな始まりを描いていると言えます。
    思うのですが、ここで会長とリンタ君をくっつけてしまうと、作品内の関係としては「終わって」しまう気がするんですよね。
    何が言いたいかというと、彼ら3人の今後を想像する余地を残した、余韻のある終わりになっているということです。
    作者様の狙いかどうかは分かりませんが、三人の関係をラノベの王道である恋愛に敢えて落とし込まなかったというのは、地味に冒険だったのではないかと。

    気になった点をいくつか。
    まず、すでに何人かの方も指摘しておられますが、コスプレの場面でしょうか。
    自分も夏祭りにコスプレ？　何で？　しかも隠れオタなのに？　とは思いました。
    でも、思ったんですけど、これ小説だと確かに違和感あるんですが、アニメーションとして見せられると、
    会長の可愛さとヒロインの「コスプレ」というお約束で押し切れる可能性あるなって。
    そういう意味でも、アニメっぽい小説だという指摘は、的を射ていると思いました。

    あと、個人的に長内さんが会長を目指す経緯がいま一つ納得がいきませんでした。
    自分がオタを止めたのに、完璧超人を演じて影でオタを続けてる人が会長というのが気に入らないのは分かりました。
    でも、彼女は会長としての職務を完璧にこなしているわけです。
    例えば、アニメが原因で職務が蔑ろになっているのなら分かるんですけどね。
    そうなると、オタを続けていることへの嫉妬、主人公と仲が良いことへの嫉妬(こちらは明確には描かれませんでしたが)が前面に出てしまい、彼女が若干嫌な奴に見えてしまう気がします。
    負の感情ではなく、あくまで義憤によって立つキャラにすれば、もっと魅力的になったのではないかと思いました。

    以上となります。
    取捨選択の上、少しでも参考となれば幸いです。
    失礼しました。

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時56分57秒
  • 　肉球さん、こちらにも感想ありがとうございます。

    ＞面白かったです。
    ＞所謂お約束というやつのポイントをしっかりと押さえていて、

    ◆ありがとうございます。でもちょっと複雑な心境です。
    　本作の内容が「よく言えば王道、悪く言えばありきたり」であることは自覚していたんですが、「テンプレ」や「お約束」をなぞる意識はなかったんですよね。ストーリー展開に関してはオリジナルなものが作れたなと。
    　結局のところ、私には読書量や視聴量が足りていないからそうなってしまうんでしょう。私が思いつく展開なんて、先人たちはとっくのとうに思いついていると…。
    　やはりもっと様々な作品に触れて、先行作品との差別化を図っていかなければ、新しい物語は作れないのでしょう。そのあたりが、今後の大きな課題だと思います。

    ＞ここで会長とリンタ君をくっつけてしまうと、作品内の関係としては「終わって」しまう気がするんですよね。
    ＞彼ら3人の今後を想像する余地を残した、余韻のある終わりになっているということです。
    ＞三人の関係をラノベの王道である恋愛に敢えて落とし込まなかったというのは、地味に冒険だったのではないかと。

    ◆恋愛描写が苦手だから避けた、というのもありますが、余韻の残る終わり方が好きなので、こんな感じにしました。
    　正直なことを言うと、公募に出すことも考えていたので、長編化、ひいてはシリーズ化も見据えて、というスケベ心も多少はありました。所詮とらぬ狸、絵に描いた餅ですし、続きの構想などは現時点ではまったくありませんが。

    ＞コスプレの場面でしょうか。

    ◆うーむ。この場面はうかつだった感がありますね。
    　基本的に会話メインで進む内容なので、単調にならないように中盤でビジュアル的な変化があったほうがいいかな、と考えたことと、コスプレが長内に見つかることでその後の展開がスムーズになるな、と思って書いた場面でした。
    　しかし冷静に考えれば、アニメショップに変装して行くような人物が、コスプレをして、地元民がたくさん集まる花火大会に赴くというのは、不自然という他ありませんね。
    　もしも改稿するなら、この場面はちょっと工夫したいと思います。

    ＞あと、個人的に長内さんが会長を目指す経緯がいま一つ納得がいきませんでした。
    ＞彼女が若干嫌な奴に見えてしまう気がします。

    ◆長内に関しては、もともと「敵役」という意識で配置したキャラだったこともあり、確かに嫌な奴に見える描写をしてしまったなと思います。
    　最終的に味方になるキャラに変更したので、できる限り好感が持てるようにセリフなどを調整したのですが、この場面に関してはノータッチでした。
    　もし改稿するなら、このあたりにも気をつけていきたいところです。


    　それでは、感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2020年01月12日 21時06分37秒
 +20点
  • 　へろりんと申します。
    　冬企画参加作品執筆お疲れ様でした。
    　御作を読ませていただきましたので、感想を書かせていただきます。
    　素人の拙い感想ではありますが、しばらくの間お付き合いください。

    　細かく分析する時間が無くなってしまったので、申し訳ありませんが感じたことを手短に述べさせていただきます。

    　実を言いますと、中盤まで読んで読むのを止めようかと思いました。
    　自分には合わない作品かなぁと。
    　でも、最後まで読んでよかったです。
    　作者様が描きたかったのは、この結末なんですね。
    　主人公もヒロインも主人公の幼馴染も全員に成長がありました。
    　よかったです。

    　ただ、そうしますと、どうしても中盤の弱さが気になります。
    　作品をけん引するアイテムが弱いんですね。
    　この題材なら、ヒロイン・アナ先輩の可愛らしさを前面に出すか、主人公・タマリンの恋心とヘタレぶりを描くのがいいかと思います。
    　イベントとして、タマリンの部屋でのアニメ鑑賞会とか、花火とかあったのですから、どきどきさせて欲しかったです。

    　と言うわけで私からはこの辺で。
    　いろいろ書き連ねましたが素人のたわ言ですので、あまりお気になさいませんように。
    　楽しく読ませていただきました。
    　ありがとうございました。

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時55分52秒
  • 　へろりんさん、こちらにも感想ありがとうございます。
    　
    ＞中盤まで読んで読むのを止めようかと思いました。

    ◆おお、それは……。
    　最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

    ＞主人公もヒロインも主人公の幼馴染も全員に成長がありました。

    ◆キャラの成長という要素は大事だと思うので、今後も意識していきたいです。

    ＞ただ、そうしますと、どうしても中盤の弱さが気になります。
    ＞作品をけん引するアイテムが弱いんですね。

    ◆そのあたりがポイントになりそうですね。

    ＞この題材なら、ヒロイン・アナ先輩の可愛らしさを前面に出すか、主人公・タマリンの恋心とヘタレぶりを描くのがいいかと思います。
    ＞イベントとして、タマリンの部屋でのアニメ鑑賞会とか、花火とかあったのですから、どきどきさせて欲しかったです。

    ◆うーん、そうですね、そういった描写をすることも考えたんですが……すみません、逃げました。
    　恋愛描写が苦手というか、好きではないので。
    　しかし、それで作品の面白さが減ってしまっては元も子もありませんからね……。
    　もし改稿するなら、そのあたりもどうするか考えてみようと思います。


    　それでは、感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2020年01月12日 19時27分53秒
 +50点
  • 元アニオタとしては共感しまくりでした。

    瀬川さん推しです。
    「私は夏果ちゃん推しです」
    これ反則です。ずるいです。なんか怖いってイメージでしたが、やられました。
    夏祭りこっそり後をつけて来そうな感じだったので、いなくてあれ？って思ったのも
    過去の話。

    生徒会長、簡単すぎ。
    あんな簡単な誘導尋問に長々引っかかるとは思わなかった。
    今までばれなかったの逆に奇跡な気がします。
    といいつつも、そこが可愛かったりもするので困ります。

    楽しく読ませていただきましたが、２つだけ気になったことがあります。

    瀬川さんが非番だったからでしょうか？
    夏祭りに人気アニメのコスプレで行ったらバレない方が不思議です。
    夏祭りに行くのは浴衣か何かで髪飾りのことを長内さんも知っていて、そこからばれるとかコスプレでばれる以外の方が好みです。コスプレだと隠す気があるのかな。この人って思ってしまいます。

    旧家でしつけに厳しい家のお嬢さんにしては、妙なお嬢様言葉なのが気になりました。

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時55分02秒
  • 　のりしおさん、こちらにも感想ありがとうございます。

    ＞元アニオタとしては共感しまくりでした。

    ◆「元」なんですか？
    　ちなみに私は一年ほど前からアニメを観出したにわかです。

    ＞「私は夏果ちゃん推しです」
    ＞これ反則です。ずるいです。なんか怖いってイメージでしたが、やられました。

    ◆ありがとうございます。
    　この場面は私自身も一番気に入ってるところです。

    ＞生徒会長、簡単すぎ。
    ＞今までばれなかったの逆に奇跡な気がします。

    ◆これは私自身も感じていましたｗ
    　一応、「誰も会長にアニメの話を振ったことがなかったから」というふうに考えていましたが、そのあたりをフォローする文章も入れたかったところです。（文字数ががが）

    ＞夏祭りに人気アニメのコスプレで行ったらバレない方が不思議です。

    ◆うーむ。この場面はうかつだった感がありますね。
    　基本的に会話メインで進む内容なので、単調にならないように中盤でビジュアル的な変化があったほうがいいかな、と考えたことと、コスプレが長内に見つかることでその後の展開がスムーズになるな、と思って書いた場面でした。
    　しかし冷静に考えれば、アニメショップに変装して行くような人物が、コスプレをして、地元民がたくさん集まる花火大会に赴くというのは、不自然という他ありませんね。
    　もしも改稿するなら、この場面はちょっと工夫したいと思います。

    ＞旧家でしつけに厳しい家のお嬢さんにしては、妙なお嬢様言葉なのが気になりました。

    ◆あ、お嬢さま言葉変だったでしょうか？
    　実際の所、しっかり調べて書いたわけではなかったので（ぶっちゃけると「ですわ」を付ければお嬢さまっぽい、程度の認識でした）、そのあたりはもっと勉強が必要ですね。


    　それでは、感想ありがとうございました。、

    E-Mail pass
2020年01月12日 02時18分36秒
 +20点
  • もうちょいはっちゃけてけー！

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時54分02秒
  • 　6496さん、感想ありがとうございます。感想での企画参加、お疲れさまでした。

    ＞もうちょいはっちゃけてけー！

    ◆うーん、はっちゃけきれないのが、私の最大の弱点なんですよね。
    　今回は大分頑張ったつもりだったのですが……。
    　なんにせよ、次回はもっとはっちゃけた作品を書けるように、さらに頑張ります。

    　
    　それでは、感想ありがとうございました。
    　6496さんは今回作品を投稿されていませんでしたが、それでも感想を書いていただき、感謝します。
    　次回の企画では作品の投稿にも期待します。また個性豊かな作品を読ませてください。

    E-Mail pass
2020年01月11日 06時29分48秒
 +20点
  • 　執筆おつかれさまです、燕小太郎と申します。
    『マジェスティックな彼女のヒミツ』読みましたので、感想を残したいと思います。

    ＜一通り読んでの第一印象＞
    　普通に良い話だなと思いました。
    　ちゃんと面白いし、短所らしい短所がない。
    　ただ、小さくまとまってしまった感も否めませんでした。

    ＜良かった点＞
    　上限100枚規模というボリュームで、メインキャラクターは二人プラス二人（瀬川・長内）という構成になっており、長い枚数を使ってキャラクターがきちんと掘り下げられて描かれており、とても楽しく読むことができました。メイン二人を生かしつつ、要所要所でサブキャラクターが活躍する。バランスも良かったと思います。
    　アナ先輩のマジェスティックバージョンとアニオタバージョンで口調が変わるのは、御嬢様という設定とぶつかるのでちょっとどうかなと思いましたが、ストーリーと上手くかみ合っていることを考えればプラスの方が多そうですね。許容範囲内の違和感だと思います

    　ストーリー的にもテンポよく、起承転結がしっかり整っていて、最終的にハッピーエンドで終わったこともあり、あまり暗い要素のない明るい作品でした。

    ＜気になった点＞
    　アクの弱さでしょうか。オリジナリティという面もあるかもしれません。
    　登場人物が、みんな割と常識的で、結果行動も常識的な範疇を出ない。クライマックスが生徒会選挙なので、やっぱり派手さは少し落ちる。最後に歌とダンスを持ってくるサプライズは上手いと思いますが、全体としてみると、やはり常識的、想像の範囲内に収まっているように思いました。

    ＜より良くするための提案＞
    　一人、非常識な思考・行動をする人がいるだけで、常識的キャラクターとのギャップが生まれ、化学反応が起きると考えます。そして自分なら、主人公でまず考えます。主人公に特徴と行動性があれば物語は間違いなく面白くなり、さらにストーリーもよく動き好影響を与えるはずです。
    　例えば、アナ先輩の家でタマリンの背後につく瀬川を、アナ先輩を先に活かせたうえですかしっ屁で撃退したり、ドアから覗き見る瀬川を水鉄砲で目つぶしするなど、目的の人物（アナ先輩）との間を邪魔する相手には容赦しない姿勢を見せるでしょうか。
    　逆に、瀬川はもっと非常識にできたように思います。祭りの日に非番と聞いて、プライベートで見張っていると思ったのに、本当にいないとは執事の名折れですね。もっと御嬢様ぞっこんラブでいた方が盛り上がりますし、何より『彼にとって大切な物がどれだけ大切か』を強調して書くことは、キャラクターの個性、魅力にもつながってきます。

    　常識と非常識、積極的と消極的等、キャラクター同士の対比を考えて行くと、メインキャラクターがそれぞれを生かし合いより魅力的になるのではないかと思います。

    ＜最後に＞
    　上限いっぱいの物語でしたが、文章・構成といった技術面で安定しており、楽しく読ませていただきました。確実に一定以上の面白さを持つお話だと思います。
    　キャラクターや設定など、どこかに一つ他作と差別化できるオリジナリティ、強いアクがあれば、さらに面白くなるのではないかと思いました。

    　ところで、主人公の玉が淋（病）でヒロインが穴とか、作者様は下ネタがお好きなのでしょうか？

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。


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Re: 2020年01月19日 16時53分23秒
  • 　燕小太郎さん、こちらにも感想ありがとうございます。

    ＞ちゃんと面白いし、短所らしい短所がない。
    ＞ただ、小さくまとまってしまった感も否めませんでした。

    ◆うーん、毎度のことなんですが、どうしても小さくまとまってしまうんですよね。
    　やはり、オリジナリティのなさが原因なんでしょうか。

    ＞長い枚数を使ってキャラクターがきちんと掘り下げられて描かれており、とても楽しく読むことができました。

    ◆ありがとうございます。
    　とにかく一度「長編化も見据えた100枚作品」を書きたいと思っていたので、それを達成できたことがうれしいですし、キャラの配置や動かし方も、長さに見合ったものにできたと思っています。

    ＞アナ先輩のマジェスティックバージョンとアニオタバージョンで口調が変わるのは、御嬢様という設定とぶつかるのでちょっとどうかなと思いましたが、

    ◆お嬢様口調に関しては、最初は「アニメに影響されて『お嬢様はこういう口調でなくてはならない』と思い込んで無理している」という設定にしようと思っていたのですが、文字数の都合などもありそれを変更してしまったため、やや不自然な感じになってしまいました。

    ＞ストーリー的にもテンポよく、起承転結がしっかり整っていて、最終的にハッピーエンドで終わったこともあり、あまり暗い要素のない明るい作品でした。

    ◆そういうい話を目指して書いたので、そう感じていただけたなら幸いです。

    ＞アクの弱さでしょうか。オリジナリティという面もあるかもしれません。

    ◆やはり、このあたりが問題みたいですね。

    ＞登場人物が、みんな割と常識的で、結果行動も常識的な範疇を出ない。

    ◆うーん、もっとぶっ飛んだ内容を意識するべきなのか……。
    　「常識を疑え」とか「固定観念にとらわれるな」とかよく言いますけど、私に足りないのはそのあたりなんでしょうね。

    ＞一人、非常識な思考・行動をする人がいるだけで、常識的キャラクターとのギャップが生まれ、化学反応が起きると考えます。

    ◆なるほど。
    　「ボケ」と「ツッコミ」って、そういうことですもんね。

    ＞そして自分なら、主人公でまず考えます。主人公に特徴と行動性があれば物語は間違いなく面白くなり、さらにストーリーもよく動き好影響を与えるはずです。

    ◆このあたりが、私の燕小太郎さんとの一番の差なんだろうと思います。
    　燕小太郎さんの作品はいつも主人公が魅力的ですけど、私の作品はいつも主人公が平凡なんですよ。
    　わかっているんで、なんとかしたいとは思っているんですけど、どうしても自分の地がでてしまうのか、主人公が平凡（もっと言えばダメ人間）になってしまうんですよね。
    　ともかく、自分の最大の弱点だと思うので、なんとか克服できるように頑張らなくてはなりませんね。
    　アイデアを上げていただいてありがとうございます。参考にします。

    ＞逆に、瀬川はもっと非常識にできたように思います。祭りの日に非番と聞いて、プライベートで見張っていると思ったのに、本当にいないとは執事の名折れですね。

    ◆ここは、確かにそうですねｗ　ストーリー展開優先でキャラを動かしてしまいました。
    　そういえば、最初は瀬川がアナ先輩を送ってきていて、「車で待機するように厳命している」というふうに書いていたんですよ。そっちの方がマシだったかもしれませんね。「命令に背いたら絶交」というというような約束を交わしておけば、車で待っていざるを得なくなりますし。

    ＞もっと御嬢様ぞっこんラブでいた方が盛り上がりますし、何より『彼にとって大切な物がどれだけ大切か』を強調して書くことは、キャラクターの個性、魅力にもつながってきます。

    ◆本当にそうですね。
    　特に瀬川のキャラは作中で一番魅力的にできたと思っていますし、ストーリー展開のキーパーソンでもありますから、もし改稿するならそのあたりを強調しない手はないですね。
    　大変参考になるご意見を、ありがとうございます。
    　ところで、「御嬢様ぞっこんラブの執事」というと、『バレンタインに間に合いませんでした！』を思い出しますｗ
    　
    ＞常識と非常識、積極的と消極的等、キャラクター同士の対比を考えて行くと、メインキャラクターがそれぞれを生かし合いより魅力的になるのではないかと思います。

    ◆そうですね。
    　燕小太郎さんはよく「キャラの対比」を意識していると語っている印象がありますが、私もそのあたりを意識していこうと思います。

    ＞ところで、主人公の玉が淋（病）でヒロインが穴とか、作者様は下ネタがお好きなのでしょうか？

    ◆あ、いえ……『無限ループ』のほうはアレですけど、こっちの下ネタは、まったく意識していませんでした（汗）
    　言われてみると、確かにまずいネーミングになっちゃってますね……。


    　それでは、感想ありがとうございました。

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2020年01月10日 20時59分16秒
 +20点
  • 『マジェスティックな彼女のヒミツ』拝見させていただきました。

    自分はアニメとか漫画とかのオタクだと思ってるんですが、こう言ったテンプレなキャラを目の当たりにした時、DVDもまず買わないし声優別に興味ないし、フィギュアいらないし、コスプレもどうでもいいとなると、はたして自分は漫画やアニメのオタクと言ってしまって良いのかといつも悩むところですｗ

    さておき、今作は非常にライトノベルらしい作品だったと思います。
    突っ込むと無粋になってしまいますが、オタク趣味を隠すか否かを中心とした葛藤は割と様々な作品が世に出ているもので、えーと「乃木坂春香の秘密」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」それから……色々ですね！（超適当

    いずれも主人公がヒロインのオタク趣味を知ることで話が展開していく形式で、大体の場合話の山場はヒロインの趣味を誰かに暴露、または理解してもらうという方向で進んでいくわけで。
    こうしてまとめてみるとどれも同じじゃね？　的なまとめになってしまいますが、いずれも楽しめる作品であってテンプレートな展開ではあるものの、それでもなお読ませられてしまうあたり、もう一連の流れが形式美として完成されているんでしょうね。
    あと大体の場合、どう転んでもハッピーエンドに収まってくれるのも、読者として安心感があって好きです。

    ……や、逆にヲタバレ系でバッドエンドする作品ってのも読んでみたい気はしますけどね？

    さて。
    仮に形式美というものがあってもあまりにオリジナリティがなければ退屈でしか無いのですが、今作の場合はまず「カバディライフ」というパワーワードがなんとも斬新でまず興味を惹かれました。
    いっそのこと、そっちを作品にしてほしかったぐらいにｗ
    ……いや、ほんとカバディってあちこちでネタにされてますが、ガチで真剣にカバディやってる作品って、それはそれで見てみたい気がしたので。

    あとは……瀬川さんAパート（初登場前後）とか瀬川さんBパート（部屋の前で待ってる）とか、それと瀬川さんCパート（デレ）ですね。個人的にはCパートを見てからAパートを読むのが良いですが、Cの後にBを見ると部屋の外で待ってる意味がちょっと変わってくる、っていうね。
    ……あれ？　もしかして瀬川さん、実は一緒に見たかったんじゃね？　寂しかったんじゃね？　混ざりたかったんじゃね？　と。
    そう考えるともう……ニヤニヤが止まりません(*^^*)

    ただ、今作において弱点がなかったかと言うとそんなこともなくて。
    大雑把に２つ、存在すると思いました。
    まず一つは、テンプレートであること。
    これ、形式美であって評価点でもありますが、テンプレートである以上意外性とはトレードオフなわけですから、新鮮味とか刺激という意味ではもう一つ足りないと感じてしまうわけで。テンプレートを踏襲しつつ強烈な何かを加えて欲しかったかなと。
    もう一つは。
    もしかすると、本来存在していた地の文を削ったりされませんでしたか？
    かなりの部分で会話のみで話を進めていく場面が見られ、余韻や間が欲しい場面でもサクサク進めてしまうところが多かったんですね。
    雰囲気を損なうほどではないんですけど、気持ち急ぎすぎているかな？　と感じました。
    枚数と状況を考えるに、元々は地の文がかなりあって、でも４万文字に収めるために削られた可能性が高いと愚考しますが……まあ、仕方のないことなのかなと。
    ぱっと見構成的に明らかに無駄なシーンがなく、削りようがない状況なので多少急ぎ足になっても地の文を削るしかないところで。

    それでも読み味が著しく損なわれていることはなかったので、だいぶ調整に苦心されたのかなと……そんな気がしましたw

    ●一言まとめ

    瀬川さんもたまには混ぜてあげてください！

    それでは執筆お疲れ様でした！

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時49分46秒
  • 　ハイさん、こちらにも感想ありがとうございます。

    ＞はたして自分は漫画やアニメのオタクと言ってしまって良いのかといつも悩むところですｗ

    ◆私も似たような感じですね。
    　ラノベを書いてるくらいなんだからオタク趣味なのは間違いないにしても、それほどガチなオタクって感じじゃないので（アニメは1年ほど前からネット配信で観てるだけで、グッズはまったく持ってないし声優もほとんど知りません）、多分ガチな人たちの中に混じったら全然話についていけないと思います。

    ＞今作は非常にライトノベルらしい作品だったと思います。

    ◆ラノベらしさは意識したので、そう言っていただけるとありがたいです。

    ＞オタク趣味を隠すか否かを中心とした葛藤は割と様々な作品が世に出ているもので、えーと「乃木坂春香の秘密」「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」それから……色々ですね！（超適当

    ◆『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は読んでいたのですが（途中まで）、『乃木坂春香の秘密』はタイトルしか知りませんでした。そういう内容なんですか……。
    　そんな昔の有名作と被っているとなると（しかもタイトルも被ってる）、やはり公募に出しても厳しそうですね。
    　うーん……しかし、「出す」こと自体に意味があるのか……うーん……。
    　とりあえず『乃木坂春香の秘密』の1巻を読んで内容を確認してみます。

    ＞……や、逆にヲタバレ系でバッドエンドする作品ってのも読んでみたい気はしますけどね？

    ◆個人的にもバッドエンドが好きなんでやってみたい気もしますけど、やはりラノベとしては受けが悪くなる気がしますね。

    ＞「カバディライフ」というパワーワードがなんとも斬新でまず興味を惹かれました。

    ◆やはりパワーワードは重要ですよねｗ
    　まあ、「カバディライフ」は適当に考えただけな上に、ストーリーにはまるで関係ない部分なんで、この部分で興味を惹かれてもな……と複雑な気分ではありますがｗ

    ＞いっそのこと、そっちを作品にしてほしかったぐらいにｗ

    ◆面白そうですけど、私、カバディのルールも知らないんですねｗ
    　検索してみたところ、高校でカバディ部があるのは日本で1高だけなんだとか。つまり公式戦などは開催されていないみたいです。
    　そういう意味では、「カバディ」を題材にした作品というのはかなり新鮮になるでしょうから、本気で執筆することを検討する価値はあるような気がします。

    ＞……あれ？　もしかして瀬川さん、実は一緒に見たかったんじゃね？　寂しかったんじゃね？　混ざりたかったんじゃね？　と。

    ◆これはまったく考えていませんでしたけど、素晴らしいアイデアだと思いました。
    　もし改稿することがあれば、採用させていただきます。

    ＞まず一つは、テンプレートであること。

    ◆結局のところ、ここが一番の課題でしょう。
    　本作の内容が「よく言えば王道、悪く言えばありきたり」であることは自覚していたんですが、「テンプレ」や「お約束」をなぞる意識はなかったんですよね。ストーリー展開に関してはオリジナルなものが作れたなと。
    　『乃木坂春香の秘密』は読んでないと書いたように、私には読書量や視聴量が足りていなんでしょう。だからテンプレになってしまうんですよね。私が思いつく展開なんて、先人たちはとっくのとうに思いついていると…。
    　やはりもっと様々な作品に触れて、先行作品との差別化を図っていかなければ、新しい物語は作れないのでしょう。そのあたりが、今後の大きな課題だと思います。

    ＞テンプレートを踏襲しつつ強烈な何かを加えて欲しかったかなと。

    ◆そうですね。
    　それが思いつけるかどうかが、公募に出せるかどうかのターニングポイントになりそうです。
    　まあ、いずれにしても長編化するには倍以上の文字数にしなくてはならないわけですから、頑張って考えてみようと思います。

    ＞もしかすると、本来存在していた地の文を削ったりされませんでしたか？

    ◆その通りでしたｗ
    　初稿の段階では52800文字もあったので、「削っても話がつながる部分はとにかく削る」という意識で削りまくりました。
    　「読み味が著しく損なわれていることはなかった」と感じていただけたなら幸いではありますが。

    ＞瀬川さんもたまには混ぜてあげてください！

    ◆そのあたりを考えれば、長編版の追加エピソードも思いつきそうです。素晴らしいヒントをありがとうございます。


    　それでは、感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2020年01月07日 20時01分39秒
 +10点
  • 冬企画作品の執筆、お疲れ様でした。
    御作を拝読しましたので、感想を記したいと思います。

    ※本感想には別アニメのネタバレがあるかもしれません。

    ＞「な、ななな、なんのことですかぁ？　わ、わたしは光文高校の生徒会長なんかじゃ、ありませんよぉ？」
    ＞「一期の十一話で、ゆずりちゃんと夏果ちゃんが泣きながら抱き合うシーンだよ！」

    いやぁ、いいですね、アナ先輩。
    いわゆるギャップ萌えに心が釘付けになりました。
    とても良かったと思います。


    ＞「私は夏果ちゃん推しです」

    瀬川さんもいいキャラしていました。
    自分もこのセリフが大好きです。
    ストーリーは王道という感じでした。


    ＞「なるほど。それで玉内さまは、なにか行動を起こされたのでしょうか？」

    本作で一番気になったところは、これに関する部分です。
    確かに、主人公はほとんど何もしていない。何も失っていない。
    この時も、瀬川さんに連れて行ってもらってきっかけを作っています。
    アナ先輩をアニオタに引き戻す時も、自分が好きだった作品を観るという作戦。
    一歩間違えれば「自分の時はこうだった」的な、今の若者があまり受け入れたがらない説得の仕方になってしまっていた可能性もあります。

    ＞「夏アニメ、観るのは一本にしましょう」

    いきなり一本はかなりキツいような気もします。
    この部分は、作中での話題を『バイナリー・デジット』一本に絞るためではないかと、
    個人的には勘ぐってしまいました（おそらく違うとは思いますが……ペコリ）。

    ＞朝から晩まで、アニメ三昧である。

    このアニメ三昧は、「過去作品のみ」であると思いたいです。
    だってアナ先輩には「一本だけ」と言っておきながら、主人公は何本も新作を観ているというのでは、
    説得力がありませんし、アナ先輩があまりにも可哀想なので。
    もし主人公が、アナ先輩と同じように「一本だけ」で我慢しているのであれば、
    花火大会が終わってアナ先輩と連絡が取れなくなったら、主人公はかなり逡巡すると思います。
    『バイナリー・デジット』の続きを一人で観てしまってもよいかどうか、と。
    この時の主人公の苦悩を丁寧に描けば、深まるアナ先輩への想いを読者に伝えることができるんじゃないかと、個人的には思いました。


    あと、自分も、コスプレでの花火大会は？でした。
    知り合いも多く集まる場所にコスプレで出かけるなんて、アニオタを公言するようなものですよね。
    隠れアニオタという今までの展開とは矛盾する行動のような気もします。
    せめて、浴衣のコスプレで（『カバディライフ』でも浴衣のシーンってありますよね？）、
    狐のお面でちょっと顔を隠す感じで（狐のお面、今すごく売れているみたいですねw）、
    花火大会に出かけて欲しかったかな、と個人的には思いました。


    ＞「『スター＆ホープ』の十一話、衝撃展開だったな！」

    冒頭のこの部分、『彼方のアストラ』みたいに感じました。
    その他のアニメは全然わからなかったですけど……（泣）


    ＞アニメのビデオカセット全巻が家にあり、それをデジタル化したものが、このＳＤカードだ。

    著作物のコピーは違法である可能性が高いですし、「コピーしたこと」を言及したいシーンでもないので、
    「家庭でのデジタル化」については記述しない方が無難だと思います。
    それだけの名作なら、アマプラとかでも観れるんじゃないでしょうか。


    テーマの『終わりと始まり』は、「これだ」と感じるものがあまり無かったような気がしました。
    あえて探すとすれば、隠れアニオタの終わりと、新しい生徒会の始まり、という感じでしょうか？

    拙い感想で申し訳ありません。
    今後のご活躍を期待しています。

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Re: 2020年01月19日 16時48分00秒
  • 　つとむューさん、こちらにも感想ありがとうございます。

    ＞いやぁ、いいですね、アナ先輩。

    ◆ありがとうございます。
    　ギャップ萌えというのは特に意識していた部分なので、魅力を感じていただけたなら幸いですね。

    ＞瀬川さんもいいキャラしていました。
    ＞自分もこのセリフが大好きです。

    ◆瀬川は自分でも気に入っていますし、そのセリフのシーンがこの作品の一番面白いところだと、自分でも思っています。

    ＞ストーリーは王道という感じでした。

    ◆王道なものを意識して書いたのは確かなのですが、他の方の指摘にあるように、テンプレになりすぎてしまった点は問題ですね。
    　自分としては、「テンプレ」や「お約束」をなぞる意識はなかったんですよ。ストーリー展開に関してはオリジナルなものが作れたなと。
    　結局のところ、私には読書量や視聴量が足りていないからそうなってしまうんでしょう。私が思いつく展開なんて、先人たちはとっくのとうに思いついていると…。
    　やはりもっと様々な作品に触れて、先行作品との差別化を図っていかなければ、新しい物語は作れないのでしょう。そのあたりが、今後の大きな課題だと思います。

    ＞確かに、主人公はほとんど何もしていない。何も失っていない。
    ＞この時も、瀬川さんに連れて行ってもらってきっかけを作っています。

    ◆主人公がヘタレで受け身なのは私の作品ではいつものことなんですが、やはりそのあたりは弱点ですね。主人公の魅力が薄いという。

    ＞一歩間違えれば「自分の時はこうだった」的な、今の若者があまり受け入れたがらない説得の仕方になってしまっていた可能性もあります。

    ◆実際問題として、「人を説得する」という行為はデリケートで難しい問題ですよね。
    　それを物語の中でどう扱うか、というのは尚更難しい問題だと思うのですが、今の私はそのあたりがまだまだ勉強不足なようです。
    　「こういう説得法が正解」というものはないと思うのですが、物語の中で、多くの人が「この説得はありえない」と思うような説得法が成功してしまったら、読者はドン引きするでしょうから、そのあたりは気をつけなければなりませんね。

    ＞いきなり一本はかなりキツいような気もします。
    ＞この部分は、作中での話題を『バイナリー・デジット』一本に絞るためではないかと、個人的には勘ぐってしまいました

    ◆いや、すみません、そのとおりでした。
    　あんまり作中作を増やしすぎるとややこしくなるのでは？と考え、一本に絞りました。「いきなり一本は減らしすぎだろ」と自分でも思っていたのですが。

    ＞このアニメ三昧は、「過去作品のみ」であると思いたいです。
    ＞だってアナ先輩には「一本だけ」と言っておきながら、主人公は何本も新作を観ているというのでは、説得力がありませんし、アナ先輩があまりにも可哀想なので。

    ◆うっ、かなりギクリとしました。
    　正直言って、普通に新作を観てるという意識で書いてました。確かにそれではアナ先輩が可哀そうですね。これは、自分の性格の悪さが表れてしまったかも（汗）
    　主人公がアナ先輩に合わせて「自分もバイデジ以外は過去作のみで」という取り決めをしておけば、主人公の好感度も上がるし、二人の絆がより強まる気がするし、花火大会以降の葛藤も描ける、という一石三鳥の設定になりますね。
    　とても参考になるご意見をありがとうございました。
    　もしも改稿するのであれば、間違いなく取り入れます。

    ＞あと、自分も、コスプレでの花火大会は？でした。

    ◆うーむ。この場面はうかつだった感がありますね。
    　基本的に会話メインで進む内容なので、単調にならないように中盤でビジュアル的な変化があったほうがいいかな、と考えたことと、コスプレが長内に見つかることでその後の展開がスムーズになるな、と思って書いた場面でした。
    　しかし冷静に考えれば、アニメショップに変装して行くような人物が、コスプレをして、地元民がたくさん集まる花火大会に赴くというのは、不自然という他ありませんね。
    　もしも改稿するなら、この場面はちょっと工夫したいと思います。
    　「お面」というのはいいアイデアですね。

    ＞冒頭のこの部分、『彼方のアストラ』みたいに感じました。

    ◆ご明察です。『スター＆ホープ』は『彼方のアストラ』をイメージしました。
    　『カバディライフ』は『ラブライブ！』、『スクラムトライ』は『SLAM DUNK』のイメージで。『バイナリー・デジット』には特にモデルはありませんでした。

    ＞「家庭でのデジタル化」については記述しない方が無難だと思います。

    ◆個人でやる分には、別に違法ではないんですよね？
    　まあ確かに、そのあたりは説明不足な感があり、違法とも取られかねない書き方になってしまっていたのでしょうか。
    　実際問題として、昔の作品もネット配信はされているでしょうから、ネットでよかったですね。
    　以前の作品でも高校生の飲酒を突っ込まれたりしましたが、法律問題に関しては気を遣わなければなりませんね。

    ＞ーマの『終わりと始まり』は、「これだ」と感じるものがあまり無かったような気がしました。

    ◆いろいろあるのですが、メインは「今の自分の終わりと、新しい自分の始まり」でした。


    　それでは、感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2020年01月04日 22時13分05秒
 +30点
  • 　こんばんは、猫目青と申します。本作を読ませて頂いたので、感想を残していきたいと思います。
    　カバディ！！　カバディ！　だ！
    　カバディが出てきたということは、もしかしたらもしかすると、作者様はあの方でしょうか？　びっくりするぐらい読みやすく、構成も巧みでハイレベルな作品でした。アニメという身近なものを扱っていながら、そのアニメに持たれている偏見や差別的な部分もきちんと描写されており、アニメとは登場キャラたちにとって何なのか考えさせられるお話でした。
    　素晴らしいですよね、アニメ。面白いですよね、アニメ。そんなアニメの魅力がキャラたちのやり取りからビンビン伝わってくるから凄い凄い。今期のアニメ、小説の執筆のせいで何も読んでないので、これを機会に何かしらアニメを視聴したいと思ってしまいました。
    　引っかかった部分と言ったら、アナ先輩がコスプレで花火大会に来たところでしょうか。タマリンすらコスプレが周囲にバレないか心配するそぶりも見せなかったので、ちょっと引っかかりました。ちょこっとでいいから、タマリンがアナ先輩のコスプレを心配する描写があってもよかったと思います。
    　全体的にハイレベルで最後まで楽しく読めるお話でした。よき読み物をありがとうございます。

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時45分58秒
  • 　猫目青さん、こちらにも感想ありがとうございます。

    ＞カバディ！！　カバディ！　だ！

    ◆カバディって、なんかいいですよね。いや、私は試合を観たこともないし、ルールも知らないんですけどw

    ＞もしかしたらもしかすると、作者様はあの方でしょうか？　

    ◆私はあの方ではありませんでした……よね？（笑）
    　「あの方」ってもしかして、ラ研の伝説的高得点作品『カバディ』の作者、イボジーさんのことでしょうか？
    　私はあの作品をラ研に来た当初に読んで衝撃を受けました。本作で「カバディ」を出したのは、間違いなくあの作品が頭の中に残っていたからです。

    ＞びっくりするぐらい読みやすく、構成も巧みでハイレベルな作品でした。

    ◆ありがとうございます。読みやすさには、今後もこだわっていきたいです。

    ＞そのアニメに持たれている偏見や差別的な部分もきちんと描写されており、

    ◆この辺を書いたのは、勝負に行った部分です。
    　なにぶん長さのある作品なので、ただわちゃわちゃするだけではなく、ダーティな部分も書いて深みも持たせたかったんですよね。

    ＞そんなアニメの魅力がキャラたちのやり取りからビンビン伝わってくるから凄い凄い。

    ◆ありがとうございます。
    　私自身は人とオタトークなどしない、まさに隠れオタクなので、想像で書いたのですが、上手くいっていたならよかったです。

    ＞引っかかった部分と言ったら、アナ先輩がコスプレで花火大会に来たところでしょうか。

    ◆うーむ。この場面はうかつだった感がありますね。
    　基本的に会話メインで進む内容なので、単調にならないように中盤でビジュアル的な変化があったほうがいいかな、と考えたことと、コスプレが長内に見つかることでその後の展開がスムーズになるな、と思って書いた場面でした。
    　しかし冷静に考えれば、アニメショップに変装して行くような人物が、コスプレをして、地元民がたくさん集まる花火大会に赴くというのは、不自然という他ありませんね。
    　もしも改稿するなら、この場面はちょっと工夫したいと思います。
    　おっしゃる通り、主人公が心配する描写を入れると効果的かもしれませんね。

    ＞全体的にハイレベルで最後まで楽しく読めるお話でした。

    ◆ありがとうございます。


    　それでは、感想ありがとうございました。

    E-Mail pass
2020年01月02日 22時30分31秒
 +30点
  • 読ませて頂きました。

    ※以下ネタバレ注意

    アニメオタクであることがばれるのを恐れる男女の葛藤、非常に上手く描けています。
    オタク同士の会話、良い意味で背筋をぞわぞわさせる気持ち悪さがありました。
    構成も展開も非の打ち所のない完璧さで、清々しいほどのハッピーエンド。完成されてますね。

    気になる点。
    ・あんな単純な誘導尋問に引っ掛かるくらいなら、生徒会長の化けの皮、カワハギのように簡単に剥がれません？ まあお約束といえばお約束ですが。

    ・いきなり夏祭りにコスプレしていくというのは、唐突すぎますし、はなはだ軽率では？ 知り合いに見られたら言い逃れ出来ません。実際知り合いと会ってしまって言い逃れ出来なかったのですし。なぜコスプレで夏祭りにいくのか、説明が欲しかったところです。

    ・最終的に皆オープンオタクになってしまいましたが、『隠れオタク＝劣』『オープンオタク＝優』という図式を暗に示しているようで、少し賛同しかねます。隠れオタクだっていいじゃないか！？

    E-Mail pass
Re: 2020年01月19日 16時44分41秒
  • 　マナさん、感想ありがとうございます。企画参加、お疲れさまでした。

    ＞アニメオタクであることがばれるのを恐れる男女の葛藤、非常に上手く描けています。

    ◆ありがとうございます。

    ＞オタク同士の会話、良い意味で背筋をぞわぞわさせる気持ち悪さがありました。

    ◆そうでしたか？ｗ
    　私自身は人とオタトークなどしない、まさに隠れオタな上、他人のオタトークも特に聞いたことがないので想像で書きました。

    ＞構成も展開も非の打ち所のない完璧さで、清々しいほどのハッピーエンド。完成されてますね。

    ◆ありがとうございます。
    　それに加えて、もっとオリジナリティも出していかなければ、もう一段上の作品にはできないなと痛感もしたので、そういう面も頑張りたいと思います。

    ＞あんな単純な誘導尋問に引っ掛かるくらいなら、生徒会長の化けの皮、カワハギのように簡単に剥がれません？

    ◆これは私自身も感じていましたｗ
    　一応、「誰も会長にアニメの話を振ったことがなかったから」というふうに考えていましたが、そのあたりをフォローする文章も入れたかったところです。（文字数ががが）

    ＞いきなり夏祭りにコスプレしていくというのは、唐突すぎますし、はなはだ軽率では？

    ◆うーむ。この場面はうかつだった感がありますね。
    　基本的に会話メインで進む内容なので、単調にならないように中盤でビジュアル的な変化があったほうがいいかな、と考えたことと、コスプレが長内に見つかることでその後の展開がスムーズになるな、と思って書いた場面でした。
    　しかし冷静に考えれば、アニメショップに変装して行くような人物が、コスプレをして、地元民がたくさん集まる花火大会に赴くというのは、不自然という他ありませんね。
    　もしも改稿するなら、この場面はちょっと工夫したいと思います。

    ＞『隠れオタク＝劣』『オープンオタク＝優』という図式を暗に示しているようで、少し賛同しかねます。

    ◆これは、そうですね。自分でもちょっと気になっていたところです。
    　物語としての「変化」、つまりは主人公たちの「成長」を示すためにこういう終わり方にしたのですが、隠れオタを全否定しているような感じになってしまっていますからね……。
    　私としても、隠れオタを「劣」だとは思いたくないので（なにしろ、私自身がそうなのですから）、もし改稿するなら、そのあたりもフォローしたいと思います。


    　それでは、感想ありがとうございました。
    　『尾割と羽締』は、主人公が帯の妖怪になってしまうとうアイデアが面白い作品でした。作者コメントでも書かれていました、主人公が自力で動けないという縛りプレイのような設定ながら、見事に一つのストーリーを完成させている点は見事だと思います。

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2020年01月01日 17時01分02秒
 +30点
  • 「私は夏果ちゃん推しです」
    このセリフにハートの真ん中を射抜かれました。私は瀬川さん推しです。

    そうなんですよ。これなんですよ。瀬川さんみたいなキャラはこう使えっていう見本。この作品のシナリオ自体が実にアニメ的なんですね。
    主人公と会長のアニメーニャでの接近遭遇にしても。
    わざとらしい変装、わざとらしいトボケかた。いや、それ以前に「もっと怪しい人が、そこにいた。」という１行だけで……いや、それよりも以前に主人公が土曜日にアニメーニャに向かっただけで「サングラスかけた会長がいそう」って想像できてしまいました。これぞお約束の威力。
    そこから主人公と会長の関係がわかりやすく進展し、夏なら花火大会ってほとんど条件反射だし、当然そこで長内と鉢合わせしますよね。
    それがストーリーの折り返し地点になって、葛藤が発生し、二人の関係に冷たい隙間風が吹きます。そして意外（？）な人物から背中を押されるとかあって終盤の山場に。クライマックスでキャラが何か選択するときは、前向きな道を発見させるのがたぶん鉄則。
    幼馴染の長内はポジション的にいくぶんわりをくっていますが、ラストでフォローを忘れないそつのなさ。これ、やっとかないと後味がほんの少し悪くなります。

    今どきの日本で世界に誇れるものってひょっとしたらアニメくらいじゃないかって思うほど。いや、他にないって言ったら言い過ぎでしょうが、作画や３Ｄ、音楽が妙に良かったり、シナリオ術も高いレベルで完成の域に到達してる感じがします。

    長内が『プリンセスティーチャー阿神美緒』というタイトルを口にしたところ。会長が敏感に反応して、長内に「同担拒否！」とか言わせてもよかったかもと思ったりしました。確かによいコンビになりそうな予感がしました。

    それでは、企画参加お疲れさまでした。

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Re: 2020年01月19日 16時43分39秒
  • 　あまくささん、感想ありがとうございます。企画参加、お疲れさまでした。

    ＞このセリフにハートの真ん中を射抜かれました。私は瀬川さん推しです。

    ◆瀬川は自分でも気に入っていますし、そのセリフのシーンがこの作品の一番面白いところだと、自分でも思っています。

    ＞この作品のシナリオ自体が実にアニメ的なんですね。
    ＞これぞお約束の威力。
    ＞そこから主人公と会長の関係がわかりやすく進展し、夏なら花火大会ってほとんど条件反射だし、当然そこで長内と鉢合わせしますよね。

    ◆ありがとうございます。でもちょっと複雑な心境です。
    　本作の内容が「よく言えば王道、悪く言えばありきたり」であることは自覚していたんですが、「テンプレ」や「お約束」をなぞる意識はなかったんですよね。ストーリー展開に関してはオリジナルなものが作れたなと。
    　結局のところ、私には読書量や視聴量が足りていないからそうなってしまうんでしょう。私が思いつく展開なんて、先人たちはとっくのとうに思いついていると…。
    　やはりもっと様々な作品に触れて、先行作品との差別化を図っていかなければ、新しい物語は作れないのでしょう。そのあたりが、今後の大きな課題だと思います。

    ＞幼馴染の長内はポジション的にいくぶんわりをくっていますが、ラストでフォローを忘れないそつのなさ。これ、やっとかないと後味がほんの少し悪くなります。

    ◆長内は最初「敵役」と考えていたこともあって、ちょっと性格が悪い感じになっちゃった部分がありました。ラストのフォローが上手くいっていたなら、よかったです。

    ＞今どきの日本で世界に誇れるものってひょっとしたらアニメくらいじゃないかって思うほど。

    ◆本当にそう思うんで、もっと国をあげて推していってもいいと思うんですけどね（クールジャパンなんかも一応ありますけど、あんまり盛り上がってない気が）。

    ＞長内が『プリンセスティーチャー阿神美緒』というタイトルを口にしたところ。会長が敏感に反応して、長内に「同担拒否！」とか言わせてもよかったかもと思ったりしました。

    ◆すごくいいアイデアですね！
    　もし改稿するなら、採用させていただきます。


    　それでは、感想ありがとうございました。
    　『サニーサイドアップに最適の日』は、ハードボイルドな雰囲気がかっこいい作品でした。
    　あまくささんというと、異世界ファンタジーのイメージが強いので、ああいった世界観の作品は新鮮でしたね。

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2019年12月31日 11時37分07秒
 +30点
  • 「マジェスティックな彼女のヒミツ」、読了いたしました。

    　ありのー、ままのー、すがたみせるーのよー、なんて歌ってしまいそうなお話でした。アナ先輩の名前は某ディズニー映画を意識したものでしょうか。
    　本作の感想ですが、素直に面白かったです！
    　しかも隠れオタクのお話ですから、思春期から今もなお隠れ続けている自分に刺さる刺さる。もう穴だらけになってしまうほど刺さる内容でした（もちろん良い意味です）。
    　そうなんですよねー、「アニオタキモイ」って言われるのが怖くてついつい隠しちゃう。表向きはアニメに興味がないふりしてても、実はすっごい気になるし、好きなだけアニメを見たい。だからそんな趣味を共有する人と出会ったら、熱く語り合ったりなんかしちゃって、一気に仲良くなるんですよね。本作はアニオタ、とりわけ隠れオタクの「あるある！」に溢れていました。

    　メインの三人はいずれも好感が持てました。中でもアナ先輩は「なりたい自分」と「本当の自分」の間で揺れ動く等身大の女の子でした。そんな彼女が出した結論は読んでいて清々しく、演説の場で好きなアニメの歌と踊りを完コピしちゃうところには良い意味で鳥肌が立ちました。
    　彼女に関しては、現実世界で私が成し遂げられなかったことをしてくれて、純粋に嬉しかったです。あー、私もこんな青春アニオタライフをしたかったなぁー。
    　そうそう。メイン三人の他にも、瀬川さんの存在を忘れてはいけませんね。実は彼も同じ趣味を持っていたとは。彼は琳太くんを後押しする役として、その役割をきっちり果たしてくれました。悩める少年少女をこういう形で導いてくれる大人は素敵ですね。

    　指摘するところはありません。
    　いち読者として楽しめました。
    　願わくば多くの方々がこの作品の良さに気付いてくれますように！
    　有意義な読書時間をありがとうございました。

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Re: 2020年01月19日 16時42分12秒
  • 　庵（いおり）さん、感想ありがとうございます。企画参加、お疲れさまでした。

    ＞アナ先輩の名前は某ディズニー映画を意識したものでしょうか。

    ◆そうです。
    　歌のほうまで意識していたわけではないのですが、確かに本作のテーマと一致するような歌詞ですね。

    ＞本作の感想ですが、素直に面白かったです！

    ◆ありがとうございます。

    ＞そうなんですよねー、「アニオタキモイ」って言われるのが怖くてついつい隠しちゃう。
    ＞本作はアニオタ、とりわけ隠れオタクの「あるある！」に溢れていました。

    ◆私自身も隠れオタなので、自分の心理が反映された部分もあると思います。残念ながら私にはリアルのオタ友達もいないので、ミチル企画だけが心のオアシスです。

    ＞メインの三人はいずれも好感が持てました。

    ◆ありがとうございます。
    　やはりラノベではキャラは大事だと思うので、これからも良いキャラを書けるように頑張ります。

    ＞メイン三人の他にも、瀬川さんの存在を忘れてはいけませんね。

    ◆瀬川は自分でも気に入っていますし、一番魅力的なキャラにできたと思っています。

    ＞指摘するところはありません。

    ◆他の方からもそう言っていただけるような作品を目指して頑張ります。


    　それでは、感想ありがとうございました。
    　『雪舞う聖夜のＨＶＳＴ』は、コメディとバトルのいずれもがハイレベルな作品だったと思います。
    　以前の作品の続編だとは知りませんでしたが、調べてみたところ、前作は企画で3位に入っていたんですね。（今よりもずっと企画の参加数が多かった時代なので、3位はかなり価値が高いと思います）

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