無限ループ |
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異世界転生しちゃいました。 目の前に、見知らぬ町の景色が広がっていた。石畳の道と、石造りの建物。行きかう人々は西洋系の顔立ちが多く、現代の洋服とは異なったシンプルな服装だ。金属製の鎧を身に着け、太い剣をたずさえた男の姿も見かける。 まさにアニメやゲームで見るような、中世っぽい雰囲気だ。 なんで俺は、こんなところにいるんだ? コンビニに昼飯を買いに行く途中だったはずなのに。 夢を見ているのかと思ってほっぺたをつねってみたが、ちゃんと痛い。現実なのか。 「こ、これは、異世界転生ってやつか?」 アニメでよく見る展開が、俺の身にも起こったというのか? 俺は浪人生だ。しかし不貞腐れてしまい、毎日勉強もせずだらだらと過ごしていた。そんな体たらくでは希望大学に受かるはずもく、いつしか現実逃避をするようになっていた。 ああ、受験なんてない世界に生まれたかった。今からでもいい、学校なんて存在しない世界で生きたい。 そんな願いが神に通じ、学校のない異世界に転生したのだろうか。 にわかには信じがたいが、実際問題として現代と違う世界が目の前にあるのだ。疑っても仕方がない。 それに、考えてもみろ。 異世界転生をしたってことは、俺はこの世界の主人公なのだ。 きっとこの世界はRPGのように魔王に脅かされていて、俺はそれを倒す勇者なんだろう! 世界を救えば英雄扱いされるだろうし、きれいなお姫さまと結婚したりできるかも! うだつのあがらない浪人生活は終わり、ウハウハな異世界生活が始まるのだ! 「よっしゃああああああああっ!」 俺は両手の人差し指を立てて天にかかげた。ありがとう神よ! 俺、今まで宗教は信じてなかったけど、これからはあんたのことを信じることにするぜ! よし、さっそく行動開始だ! まずは町の住人に話しかけて、情報収集をしよう。それがRPGの基本だしな。 この町はなかなか賑わっていて、多くの人がいた。グループでわいわい話しながら歩いていたり、露店で買い物をしたりしている。 そんな中で、俺は一人のおっさんに気をひかれた。 そのおっさんは、なにをするわけでもなく突っ立っていた。五分刈りほどにしている髪の色は黒で、顔立ちが東洋人っぽい。この世界の中ではちょっと浮いているが、親近感を覚える見た目だ。 この人がよさそうだ、そんな勘が働く。 俺はおっさんに近づいていった。 「なあ、おっちゃん。ちょっといいかな」 声をかけると、おっさんはこちらを向いた。 「おや。兄ちゃん、珍しい服装だな。旅の者かい?」 「まあ、そんなところだな」 「ここはトータスの町だ。魔王がいるところからは離れているから、平和な町さ。でも、町の外には魔物どもがいるから気をつけな。武器屋や防具屋で装備を整えたほうがいいぜ。おっと、武器や防具は装備しないと効果がないからな」 おお、いろいろと教えてくれて親切な人だ。このおっさんに話しかけて正解だったみたいだな。 そしてやはり、この世界は魔王に脅かされていた。俺はその魔王を倒すべく召喚された勇者なのだ! 今のところ特別な力を身に着けた感覚はないが、魔物を倒してレベルを上げれば、どんどん強くなるに違いない。 「兄ちゃん、この町に来たなら、城にいる王様にあいさつしてくるといい」 なるほど。王様に会って魔王退治をすると言えば、武器や資金が支給されるかもしれないな。 「わかった。それで、城はどこにあるんだ?」 「教えてやってもいいが、一つ条件がある」 おっさんは口角をあげ、とんでもない一言を放った。 「オレの尻の穴をなめてくれ」 「はい?」 なにかの聞き間違いだと思った。そう思いたかった。しかしおっさんは、はっきりと言うのだった。 「もう一回言うぜ。オレの尻の穴をなめてくれ」 「し、尻の穴を?」 「そうだ」 ギャグで言ってるのか? そう思ったが、おっさんはいたって真面目な顔をしていた。 「ちょ、ちょっと待て。なんで、そんなことをしなくちゃならん」 「なんでだっていいだろう。とにかく、オレの尻の穴をなめてくれよ」 頭が痛くなってきた。なにを言ってるんだ、こいつ。正気の沙汰じゃない。 もういい。こんな変態オヤジとは、さっさとお別れしよう。城だって自分で探せば簡単に見つかるはずだ。 「いやだ」 毅然と断った俺だったが、おっさんはまるで動じない。 「そんなこと言わずに頼むよ」 「いやだ!」 「そんなこと言わずに頼むよ」 「いやだって!」 「そんなこと言わずに頼むよ」 「いやだって言ってんだろうがあああああああっ!」 ついにブチギレて大声をあげたが、おっさんの態度が変わることはなかった。 「そんなこと言わずに頼むよ」 なんなんだ、このおっさん。同じセリフを繰り返しやがって。ロボットかよ? こうなったら強行突破だ。走って逃げてやる! そう考えたが、異変を察した。 脚が動かないのだ。 走ろうとしても、歩こうとしても、地団駄を踏もうとしても、ビクともしない。足の裏が地面に張りついているかのようだ。 どういうことだ? 何者かが俺に、魔法をかけて動けなくしているのか? いや、待てよ。 この世界は明らかにRPGの世界を模している。 というより、RPGの世界そのものなのかもしれない。 さまざまなRPG的設定に基づいて、世界が動いているのではないか? そうだとすれば、この状況にも説明がつく。 俺が今動けなのは、このおっさんから逃れることができない設定になっているからだ。 そう。 これはRPGによく登場するシステム、無限ループの会話なのだ。 無限ループの会話とは、相手にとって都合のいい返答をしない限り、延々と繰り返される会話のことである。 会話の途中で「はい」か「いいえ」の選択肢が出たときに、「いいえ」を選ぶと同じ言葉が繰り返され、「はい」を選ばない限り話が進まないのが、よくあるパターンだ。 まさに今、俺が陥っている状況じゃないか! いやいや待てよ、おかしいだろ! 「魔物を倒して町を救ってくれ」みたいな話ならわかるよ? なんで「尻の穴をなめてくれ」なんだよ! そんな会話で無限ループが発生するゲーム、未だかつて見たことがねえよ! 「兄ちゃん、俺の尻の穴をなめてくれよ」 おっさんは相変わらず言っていた。真顔で。 「いやだっての!」 「おいおい。俺の尻の穴をなめることができないのか? 兄ちゃんは尻の穴の小さいやつだな」 「上手いこと言ったつもりか! 初対面のおっさんの尻の穴なんて、なめられるわけないだろ!」 「ほう、初対面じゃなければいいのか?」 「よくねえよ! 尻の穴をなめること自体が!」 「とにかく、俺の尻の穴をなめてくれよ」 ブレねえなこいつ。 くそ、どうすればいいんだ。 とにかく断りつづけてみよう。RPGの場合、無限ループと見せかけて、何度か断ると会話が終わるパターンもあるのだ。 「いやだ!」 「そんなこと言わずに頼むよ」 「いやだ!」 「そんなこと言わずに頼むよ」 「いやだ!」 「そんなこと言わずに頼むよ」 何回断っても、結果は同じだった。 ちくしょう、これはやはり無限ループの会話なのか。 このおっさんの尻の穴をなめるしかないのか? いや、冷静に考えてみよう。 普通に考えれば、そんなイベントが発生するわけがないんだ。「尻の穴をなめる」という言葉はそのままの意味じゃなく、別の意味があるんじゃないか? たとえば、モーツァルトの曲に『俺の尻をなめろ』というものがある。おっさんは、その曲を一緒に聴こうと言っているのかもしれない。この世界の人間がモーツァルトを知っているのかは疑問だが、現に俺は転生しているのだから、音楽が伝わっていても不思議ではないだろう。 「おっさん、モーツァルトが好きなのか? 俺もモーツァルトはよく聴くんだぜ」 「モーツァルト? なんだそりゃ。それより、オレの尻の穴をなめてくれよ」 はい、違ったあああああああ! そうだよね、うん。モーツァルトは知らないよね! だったらなんだ? 「尻の穴をなめる」はこの世界の慣用句で、まったく別の行動を表したものなのか? 「なあ、尻の穴をなめるっていうのは一体どういう意味なんだ? 具体的に説明してくれよ」 「具体的に? オレがこれから、下の履物を脱いで尻を晒す。そして両手を使って尻の穴を広げ、それを兄ちゃんの前に突き出す。その穴を兄ちゃんの舌で、きれいになめ回してほしいんだよ。じっくり、ねっとりとな」 あ、はい。そうですか。そのままの意味なんですね。 逃げ出したかったが、相変わらず脚が動かない。 もうだめだ。 このおっさんの尻の穴をなめるのが運命だと受け入れるしかないのか。 そんなのいやだああああああああああっ! そのときだ。 「勇者よ」 声が聞こえた。 おっさんじゃない。女性の声だった。脳内に直接響くような、不思議な感覚だった。 ふと、周囲のようすがおかしいことに気がつく。おっさんも、町の人々も、ピタリと動きを止めているのだ。音もなにも聞こえない。時間が止まったかのようだ。 突然、目の前が明るくなった。 上空から光が降り注いでいて、その光の中を、一人の女性が舞い降りてきた。純白のローブを身にまとい、銀色の長い髪がきらめいている。顔立ちはギリシャ彫刻のように整っていて、とてつもない美人だった。 女はふわりと地上に降り立つと、俺の顔をまっすぐ見すえて口を開いた。 「私は神です」 「か、神だと?」 「そうです。この世界の創造者でもあります」 たしかに、荘厳な雰囲気と、絶世と言える美女っぷりは、女神と呼ぶのにふさわしいものがある。 「勇者よ。その男の提案を受け入れるのです」 「や、やっぱり、俺は勇者なのか?」 「そうです。あなたは勇者。やがて魔王を倒してこの世界を救う存在です」 やはりそうなのか! 俺はこれから、勇者となって英雄扱いされるウハウハ異世界生活を送ることができるのだ! 「でも、ちょっと待ってくれ。なんでおっさんの尻の穴をなめなくちゃならないんだ?」 「あなたが勇者になるために必要なことなのです」 「そ、そんなアホな」 「アホ? アホとはなんですか!」 眉を吊り上げる女神。 「とてもとても、大切なイベントなのですよ!」 「尻の穴をなめることが?」 「そうです! だから!」 女神は両手の拳をぐっと握り、俺の前に顔を突き出して、食い気味に言った。 「この男の尻の穴をなめるのです! あなたの! その舌で!」 目が輝いていて、鼻息が荒い。頬も紅潮している。 なんなんだ、このテンションの上がりようは。 「もしかして、尻の穴をなめるイベントって、あんたの趣味なのか?」 「ちちちち、違います! 趣味などではありません!」 女神はエッヘンという感じに胸を張った。 「摂理です!」 意味わかんねえ。 「とにかくです! 男の提案を受け入れるのです! すべては、そこから始まるのですから!」 「で、でもなあ。尻の穴なめるなんて、おぇ、気持ちわる」 「なんてことを言うのですか! お尻の穴はとても神聖なものなのですよ!」 俺の肩をつかんで、また顔を突き出す女神。美女の顔が目の前にあってうれしいはずなのに、そんな気分にもなれない。 「男のお尻の穴をなめなさい!」 「い、いやだよ」 「そんな、ひどい!」 女神は俺の肩を激しく揺さぶった。うわあああ! 頭がガクガクして気持ち悪い! 「なめなさい!」 「いやだって!」 「なめなさい!」 「いやだああああああ!」 「なめなさああああい!」 だぁーっ! お前も無限ループさせるんかい! 女神が俺の肩を揺する動作はどんどん激しくなっていき、脳みそがシェイクされる。うえっぷ、吐きそうだ! 「やめて! わかった! わかったからやめて!」 ピタリと動きを止める女神。 「本当ですか? 男のお尻の穴をなめますか?」 まったくもう。「そんな、ひどい」って言いたのは俺のほうだよ。 でも、もうこの際仕方ない。 「ああ、なめるよ。なめてやろうじゃねえか!」 「うふふ、そうですか」 満足そうな笑みを浮べる女神。くそ、なんか腹立つ。 「勇者よ、心配は無用ですよ。決して悪いようにはなりませんから」 「本当か?」 「ええ」 女神はふわりと浮きあがった。そのまま上空に昇っていく。 「それでは幸運を祈ります、新たな勇者よ」 やがて女神の姿が見えなくなると、上空から降っていた光が消えた。 周囲の人間が動きだし、音が耳に入ってくる。 「兄ちゃん、オレの尻の穴をなめてくれよ」 目の前のおっさんが言った。俺はこの提案を受け入れるしかない。 まあ、女神が「悪いようにはならない」と言っていたから、安心していいのだろう。たとえば、「なんて冗談だ」と笑ってから普通に城の場所を教えてくれるとか。 「わかったよ。あんたの尻の穴をなめてやるよ」 「そうか。じゃあ、さっそく頼むよ!」 おっさんは俺に背を向けると、腰に巻いていた布をほどき、下の履物を脱いだ。年季の入った尻が露わになる。 おいおいおいおい! ちょっと待てよ! マジで尻の穴をなめるのかよっ? おっさんは両手で穴を広げ、こちらに突き出した。 「さあ兄ちゃん、頼むぜ!」 俺の顔がおっさんの尻に近づいていく。身体が勝手に動くのだ。 待てよ待てよ待てよ! 話が違う! 悪いようにはならないんじゃなかったのかっ? 必死に抵抗を試みるが、身体の動きを止めることができない。 やめろ! やめろ! やめてくれええええええええええ! 俺の口から舌が突き出し、おっさんの尻が目の前に迫ってくる。 そして。 ぬわーっ! その後。 俺は世界中を旅して各地の魔物を討伐し、ついには魔王を打ち破った。 トータスの町に凱旋すると、世界を救った勇者として称えられた。パレードやパーティーが開催され、俺はあらゆる人からチヤホヤされた。元の世界では決して味わえなかったことだろう。異世界転生、万歳! つらく厳しい旅の末に、魔王を倒した甲斐があったというものだ。 旅立ち前のあの出来事が、一番つらかったけど。 それから、さらに長い時が流れた。 魔王復活。そんな報せが世界各地に流れ、魔物がうろつきだした。 トータスの町は比較的平和だったが、住人のあいだにはピリピリしたムードがただよい始めていた。 そんなある日。町の入り口付近の空間に渦巻のようなものが発生し、そこから一人の若者が姿を現した。 髪が黒くて東洋系の顔立ち。この世界の住人とは明らかに違った服装。 そう、彼は異世界転生者なのだ。 若者は困惑したようにキョロキョロと周囲を見回す。 そんな様子を、俺は街角に立って見つめていた。 世界を救ってから数十年、俺は元の世界に帰らず、トータスの町で暮らしつづけていたのだ。姫と結婚なんて話は一切なく、ただの独身オヤジになり果てていた。 昔のことを思い出す。 魔王を倒し、トータスの町でパーティーが開催された夜のことだ。 パーティーが終わったあと、俺は城のベランダに佇んでいた。外の景色をぼんやり眺めながら、元の世界のことを思い出す。 世界を救って英雄扱いされる、ウハウハ異世界生活を送る。そんな目標を達成したことで、以前の暮らしが恋しくなっていたのだ。 魔王を倒したのだから、そろそろ元の世界に帰れるのだろうか。そう考えていると、背後から声がした。 「よお、兄ちゃん。魔王退治の旅、おつかれだったな!」 振り向くと、あのおっさんがいた。 「げっ! おっさん、いつのまに!」 「おいおい。そんなに引くことはないだろ。もう、アレはさせねえよ。イベントだから仕方なくやっただけだ」 「ほ、本当だろうな?」 「うろたえる兄ちゃんを見るのは楽しかったけどな! ガハハハ!」 くそ、ムカつく。 「で、おっさん、なにしに来たんだよ?」 「別れのあいさつをしに来たのさ。オレは元の世界に帰るからな」 「元の世界? まさかおっさんも?」 「ああ。兄ちゃんと同じく異世界転生者さ」 「マ、マジかよ。ただの町人に転生したのか?」 「いいや。オレも勇者だったのさ。数十年前はな」 「え? おっさんも勇者だったのか。魔王を倒せなかったのかよ?」 「倒したさ。だが魔王は、いくら倒しても復活するんだ。転生した勇者が魔王を倒す。魔王は数十年後に復活する。すると新たな勇者が転生し、トータスの町に現れる。この世界は、そんな無限ループをしているのさ」 「そうなのかよ。でもおっさん、なんで魔王を倒したあとも、ずっとこの世界にいたんだ?」 「新しい勇者が現れて魔王を倒すまで、先代の勇者は元の世界に帰れないんだよ」 「はぁ? なんでそんなことに?」 おっさんは、その理由を説明した。 勇者には、魔王を倒したあとにも役割がある。その役割を果たした上で、新しい勇者が世界を救うのを見届けなければならないのだそうだ。 「兄ちゃんが魔王を倒してくてたおかげで、ようやくオレも帰れるってわけだ。いやー、長かった! 兄ちゃんも、次の勇者が世界を救うまでがんばれよ!」 「俺も、おっさんになるまで元の世界に帰れないってことかよ」 「そうだな。でも安心しな。転生したときと同じ時間軸に戻れるらしい。つまり、元の世界に帰れば若返るのさ」 おっさんの姿が徐々に薄くなっていく。 「じゃあな兄ちゃん、達者でな。そうそう、実はオレもモーツァルトは好きなんだ。『エリーゼのために』とかな!」 「いや、『エリーゼのために』はベートーベンだろ」 「えっ?」 驚愕の表情を浮かべながら、おっさんは消えた。 そして今現在、俺の目の前には転生してきた若者がいる。 彼は俺の姿を認めると、こちらに話しかけてきたのだ。俺にシンパシーを感じたのだろう。 「おや。兄ちゃん、珍しい服装だな。旅の者かい?」 「ええ、そうです」 そう、この若者こそが新たなる勇者なのだ。 もっとも、今はまだなんの能力も持っていないだろうが。 「この町に来たなら、城にいる王様にあいさつするといい」 俺が言うと、若者はうなずいた。 「わかりました。お城はどこにあるんですか?」 「教えてやってもいいが、一つ条件がある」 ついに、このときが来た。 先代勇者である俺が果たすべき役割。 それは、今はただの一般人にすぎないこの若者を、勇者へと覚醒させることだ。 勇者の力は、先代勇者から新しい勇者へと引き継がれるのだ。 あの儀式によって。 若者よ。つらい思いをするだろうが我慢してくれ。この試練を乗り越えた先に、輝かしい異世界生活が待っているから。文句があるなら、こんなイベントを設定した神に言え。 そしてこの若者が魔王を倒したとき、俺はようやく元の世界に帰ることができる。 新たな勇者の時代の始まりと、俺の異世界生活の終わりを迎えるため、俺は告げるのだった。 「俺の尻の穴をなめてくれ」 |
いりえミト 2019年12月27日 19時30分41秒 公開 ■この作品の著作権は いりえミト さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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作者レス | |||
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Re: | 2020年01月16日 14時49分04秒 | |||
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Re: | 2020年01月16日 14時46分17秒 | |||
合計 | 12人 | 270点 |
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