蕾が開くとき

Rev.08　枚数： 10 枚（ 3,626 文字）
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「春を待つ蕾のように」



「なにそれ」

　化学の小テストがあることをうっかり忘れていたきみが、お昼休みに幼なじみの朝倉翔平からノートを借りて臨戦態勢を取ろうとしていたときのことだ。
　翔平のポケットから見覚えのないストラップが垂れ下がっていることに気が付いた。
　気だるげな表情で「働いたら負け」と呟いているパンダのストラップだ。

「ああ、これ。……スマホにつけてるやつ。……なんで僕の顔をじっと見てるの」

　翔平が、左手を持ち上げて顎から頬の辺りを触り、口を覆ってから、肩をすくめた。
　翔平の表情は変わっていない。涼しい目元を緩ませていつものように微笑みを浮かべているだけだ。口調も変わらない。
　相変わらずうさんくさい笑顔だな、ときみは思うが、ミステリアスな笑顔がかえって女子心をくすぐるのだと友人が言っていたことを思い出した。
　しかしきみが惑わされることはない。翔平の異変を見逃さなかった。

「嘘だ……。そんなストラップなんてさげるタイプじゃないだろ。翔平、何を隠してる。白状しろ」

　あん？と胸元をつかんできみは不良よろしく尋問にかかる。

「……べ、別に、嘘なんてついてないし」
「宇宙にも匂いがあるって知ってた？　焼けたステーキと金属の匂いがするんだって」
　
　いきなり話題を変えてきたきみに、顎を触っていた翔平は眉をひそめて頬を掻いた。

「……そもそも宇宙の匂いを嗅ぐってどうやるのさ」
「船外活動をして宇宙ステーションに戻ったときに、宇宙服や機材にそんな匂いが染み付いているという宇宙飛行士の証言があるんだってさ。知らなかったでしょ」
「それって宇宙の匂いなの？　ただ単に太陽光に当たった宇宙服の匂いなんじゃあ……」
「ふふん、翔平の阿呆。翔平みたいにテストの点数は高くはないけれども、私はいつでもどこでも２４時間営業体制で知識を蓄えようとしているのだ。昨日の夜中に何気なく見たかきの種の包装に書かれてあった豆知識を読んでしまうくらい、いつでもどこでも」
「……夜中にお菓子か、太るよ」
「べ、別に食べたとは一言も言ってないのに。で、なにそれ」
「な、なんでもないからって、なに、だからなんでそんなにじっと見るの、僕の顔になんかついてる？」

　戸惑いながらきみから離れ、自分の表情を確かめるように翔平は左手を顎にそえた。嘘が確定した瞬間だった。そろそろ観念した方がいいだろう。翔平もきみに嘘を見抜かれているのはわかっている。こういう翔平とのやり取りはもはやきみとの会話パターンの一つになっているのだが、いつも勝つのはきみのほうだ。

「ばればれだよ。私に翔平の嘘が通用したことって今まであったか考えてみて」
「……っく。なんでなんだろ。別にそこまでして隠すことでもないからいいんだけどさ。わかったよ、正直に言うよ。彼女ができた。以上」
「彼女ができた？　あんたに？　嘘でしょ？」

　あっさりと打ち明けた翔平の言葉に、きみは戸惑った。
　どうやら相手は一学年上の先輩らしい。演劇部に所属していて、声優を目指しているらしい。花岡杏奈という名前だ。翔平のくせに生意気だな、という気持ちと、素直に祝福したい気持ちがふつふつと浮き上がるが、心の底にある重たい「なにか」が、こびりついているような感じだった。やはりきみは自分の気持ちがわからず、それを振り払うように質問を立て続けにぶつけていたのだが。
　……そんなことをやっていたら、チャイムが鳴った。昼休みが終わったのだ。きみはあえなく化学の小テストで平均点を下回る結果をはじき出してしまうことになる。
　
　テストが終わった後の休み時間を使って、翔平と付き合うなんてどんなもの好きな女だろうと二年生の教室まで花岡杏奈の顔を見にいった。
　別に顔は綺麗ではなかった。むしろきみのほうが数倍綺麗だと周囲の人からは言われるだろう。なぜ翔平はあんな子を恋人にしたのだろうか。わからなかった。
　放課後、帰り道に二人で登下校をしている翔平たちの姿を見て、自分が敗北者であるときみは感じた。
「私もあんなふうに人を好きになれるだろうか」
　強い嫉妬がわきあがった。


　校外学習の一環として、河原のゴミ拾いをすることになった。冬風が吹きつける中、参加した人たちが二人一組に散らばって、身を震わせながらゴミを拾う。どんな罰ゲームだ、と思いながら参加したきみの二人一組の相手は、なんと花岡杏奈だった。
「翔平くんの幼友達なんだよね。どんな人と組むのか心配だったから、よかった。話してみたいと思っていたんだ。よろしくね」

　話をしているうちに、翔平の話題できみと花岡杏奈は意気投合した。
「あいつはねえ、嘘をつくとき、左手で顎をさわる癖があるんだよ」

　翔平の悪口を言っていくきみを見て杏奈は羨ましそうな顔を浮かべた。

「いいなあ、翔平くんの色んなことを知ってて、ほんと言うとね、不安なんだ。なんで私なのかな、って。翔平くんが告白したとき、私信じられなくて。なんで私なんだろうってそんなことばかり、考えちゃう。真央ちゃんの方がかわいいし、性格もいいし」

　杏奈は不安そうだ。

「心配しなくてもいいよ。翔平は、本当に好きだから杏奈ちゃんに告白したんだ。翔平はそういうところはまっすぐだよ。中途半端なことはしない男さ。私が保証する」

　照れている杏奈を見ていたらまたもや嫉妬心がわいてくる。

「なんかいいなあ。私も翔平みたいに好きだって言える人ができたらなあ。翔平や杏奈ちゃんがうらやましいよ。私そこまで一人の人を愛せたことないから」

　くすくすと杏奈は笑う。

「真央ちゃんって、可愛いなあ。私、翔平くんを通して真央ちゃんのこんな一面を見れるとはおもってなかった。とられちゃったらどうしようかって思ってた。ねえ、明日は一緒にどっか遊びにいかない？」

　杏奈と仲良くなっていくにつれ、真央は新たな友達ができたことに気付いた。新たな出会い、というのはこういう繋がりによってできていくんだな、ときみは実感した。

　朝起きると、杏奈からメールが来ていた。駅前に出来たあたらしいスイーツ店にいこうよ、というメールだった。
　きみは窓を開け放ち、背伸びをした。窓から冬の透き通った風が入ってくる。私が好きになる人はどんな人なのかな。
　期待にきみの胸はふくらんだ。




「ラジオ」



　声優を目指す彼女とフリーマーケットをぶらぶらしていたら、ある店先で古いラジオを見つけた。

　彼女はそれをなぜか愛おしく撫でたので、『買いたいの？』と聞くと、首を振った。

　後日、僕はそれをこっそり買った。
　遊びに来たときに、彼女に見せたら喜ぶだろうな。
　そんなことを思って買ったわけだけど、ラジオを流したら、女の子の声が聞こえてきた。
ずっと一人でべらべらしゃべっていて、暗いことばかりで、面白くない番組だなと思い、チャンネルを変えてみたが、どの周波数でも女の子の声が聞こえた。

　気味が悪いなと思っていると、不意に気付く。どこかで聞いたことがある声だ。そう、これは彼女の声だ。

　それに気づいて、よく聞いてみると、彼女のこころの声が聞こえてきた。かつて父親に誓った夢をかなえたい。声優になるためにはなにが必要なんだろう。才能あるかな。お金が足りない。もっと努力しなければ。努力してもやっぱりだめかもしれない。声優になるため、もっともっと頑張ろう。

　彼女のこころの声が聞こえてきた。


　僕はそんな彼女の声を聞いて、彼女の夢を応援することにした。

　寄り添っていたら、彼女がデビューすることになった。
　でもそれは僕と言う存在が邪魔になることを意味した。余計なイメージをつけるわけにはいかない。付き合ったままであれば、彼女はきっと僕を切り捨てることはできない。僕を大切に思っていることは痛いほど伝わってきたから。

　だから、僕は彼女に告げたんだ。『別れよう』と。
「あなたの嘘はすぐにばれるんだよ」と彼女は泣いて去った。


　それからラジオを流しても、彼女のこころの声は聞こえなくなってしまった。

　一年が経過したとき、不意に、ラジオから聞こえた。
「助けて」
　こころの声。
　なにがあったのかと、僕はあわてて、彼女がDJを務める番組の公開収録まで会いに行った。
　だけど、傍目からは彼女はとても悩んでいるとは思えないくらいはつらつとしていた。気のせいだったのだろうか。

　でも、確かにラジオから聞こえる。彼女の悲鳴が。
　僕は彼女に会いたいと思った。
　だけど、それはかなわないだろう。
　彼女は有名人になっていた。ファンがたくさんいて、僕はそのファンの中の一人でしかない。この人込みで僕の事など気付くはずがない。
　それでも。
　彼女の名前を呼ぶ。
　力の限り叫ぶ。

　彼女に届くように。
　彼女の力になれるように。

　彼女の助けての理由を、知るために。

　不意にラジオから流れた驚きの声。
　戸惑い。

　僕は叫ぶ。
　会いにきたんだと。

　ラジオから、彼女のこころの声が聞こえる。
　彼女の、こころの声が、聞こえる。
雨音金木犀 O4h6qnpojs

2018年12月30日 22時33分14秒 公開
■この作品の著作権は 雨音金木犀 O4h6qnpojs さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：冬のにおいのような恋

◆キャッチコピー：こころの声の意味を考える物語

◆作者コメント：冬企画開催おめでとうございます。
　みなさんの作品を読める幸せを噛みしめて、正月を過ごしたいと思います。
　よろしくお願いします。

2019年01月15日 04時44分57秒
 作者レス
  • おはようございます。

    皆様丁寧な感想をありがとうございました。

    この作品のイメージは、というか、最近書いた長編を含めて、ラケンで読んだ『好きっていう気持ち』という作品をリスペクトしています。

    僕の50点にさほどの価値はありませんが、商業作品以外を読んであそこまで感動したことはありませんでしたし、今も何回も読み直すほど好きな作品です。

    以来、その作品だけではなくこのラケンに投稿される作品から僕自身感じたことを（作品の商業的な価値としての面白さではなく、純粋な一人の小説家を読み込む楽しみ）なんとか形にできないものか、と足搔くような作品を書いてはうまくいかず途方に暮れる日々です。

    なかなか面白い作品を書けず、自身の実力不足をただ、ただ実感しています。

    皆様の丁寧な感想に頭が上がらず恐縮ですが、二人称を書いた意図はさほど深いものではありません。

    重松清のきみの友達の文体で短編を連ねられたらと考えていました。
    原案だと真央を主に焦点を当てて書く予定でしたが、諸事情により断念して中途半端な作品になってしまいました。

    また二人称の中に三人称が混ざっていることは、修正できなくなった時に気付きました。

    以上です。

    あとは個別にレスをさせて頂きます。

    E-Mail pass
2019年01月13日 23時37分24秒
 +10点
  • 作者の方へ

    茉莉花です。
    作品、読みました。

    二人称の小説で挑んだこと、また、後半の「心の声が聞こえるラジオ」という設定がとても魅力的な恋愛譚でした。

    物語の展開としては、心の声が聞こえるラジオの方が汎用性がありそうだなと思っています。
    少し引っかかったのが、「冬の○○」という要素が少し薄かったこと、また、二人称で書かれた前半部のなかに三人称が一カ所だけ混ざってしまった点でした。
    （念のため抜粋）
    ＞杏奈と仲良くなっていくにつれ、真央は新たな友達ができたことに気付いた。
    ここですね。
    作品としては十枚ですが、二人称の部分は七枚くらいでしたので、その中で三人称がまざっていると少し大きく見えてしまいました。
    （小説で二人称は割と珍しいので、注目して読んじゃいました）

    作者の、作品を書くことに対する挑戦する気持ちが伝わってくる作品でした。
    また、作者の大きな可能性を感じました。後半の「心の声が聞こえるラジオ」、さらっとしていましたが完成度高かったですよ。私は好きです。

    それでは執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月07日 09時10分48秒
  • 茉莉花さん感想をありがとうございます。


    ……二人称なのに三人称になっているという指摘、痛かったです。
    いやもう、言い訳できんわ。
    元々三人称だったのを、二人称に変えてるんですよね。
    だから見落としてしまいました。言い訳にはならないですけど。


    二人称が武器の作品なのだから、三人称混ざったら作品の目指すもの完全崩壊ですよ。致命的。


    感想を落としていただきありがとうございます。
    これからも執筆するものの女神として君臨し続けて下さい。
    ますますのご活躍を祈っております。

    ではでは！

    E-Mail pass
2019年01月13日 23時14分26秒
 0点
  • 『蕾が開くとき』、拝読しました。感想を書かせていただきます。


    ●いいと思ったところ

    ・二人称を用いているところや、二部構成にしているところなど、技巧が凝らされているところには作者さんの意気込みを感じました。

    ・文章はとても読みやすく、わかりやすかったです。


    ●感じたこと

    ・技巧が凝らされた作品ですが、それがあまり効果的ではなかったように感じました。
    　「春を待つ蕾のように」では二人称で物語がつづられていますが、なぜ二人称なのかいまいちわかりませんでした。　
    　通常、二人称を用いる場合の狙いとしては、読者と主人公に同一感を与えて感情移入を強くする、というようなことかと思いますが、本作の「きみ」＝真央はキャラクターがしっかりしていたため、そういった効果は薄かったように思います。
    　というか、後半一部「真央」という三人称になっている部分がありますし、三人称で書いてもよかったように思います。
    　また、「春を待つ蕾のように」と「ラジオ」の二部構成にした作者さんの狙いがどういうものだったのかも、私には読み取ることができませんでした。
    　短めの作品の中でさらに二つのエピソードがあるため、それぞれのエピソードの印書が薄まってしまっているように感じました。
    　二部構成にするのなら、もっと枚数が必要だったのかなと思います。

    ・後半の「ラジオ」は、翔平に視点を移しての物語だと思いますが、「ラジオから心の声が聞こえる」というファンタジー要素が唐突に出てきて困惑しました。「春を待つ蕾のように」は終始現実的な話だったので。
    　また、ラストもなんだか尻すぼみに感じました。話が盛り上がりそうなところで終わってしまったというか。
    　翔平と杏奈が再開するシーンなどがあったほうがよかったんじゃないかなと私としては思いました。


    ●全体として

    ・文章も話の内容もわかりやすかったのですが、凝らされた技巧にはちょっと困惑してしまったというのが、正直なところです。


    　感想は以上です。
    　なお、私は読者目線で本音の感想を書くことを心がけており、指摘点が私自身の作品にブーメランになっている可能性がありますが、どうかご容赦いただければと思います。
    　それでは失礼します。執筆おつかれさまでした。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月07日 09時05分26秒
  • こんにちは。
    いりえミトさん感想を本当にありがとうございます。
    とてもわかりみがふかみな感想でした。

    そんな感想に対して一年以上経ってから返信するような奴はマジで馬にけられて三途の川行きでも文句は言えないと思ってます。誰か俺を蹴ってくれ！

    良いと思ったところを挙げてくださり感謝です。え、なんなのラケンの天使なの？


    短所の部分は、どれも的を射ていて、読んでいて「やっちまったな」と白目剥きました。
    ああ、なんでおれはこれを面白いと思っていたんだ。

    一つだけ言うと、
    読者が面白いとは思えない「技巧」はただの虚飾です……。技巧なんて無いからこんなことになるのです。
    良い言葉に変換してくださっていたのに恐縮ですが、ほんまおれ技巧なんてないねん。


    それではこれからも、素晴らしい感想をよろしくお願いします！！

    それでは！

    E-Mail pass
2019年01月13日 20時45分40秒
 0点
  • 　ども、いろんな本を読みすぎて、一般的な感性から遠ざかっている『偏った生き物Ｈｉｒｏ』です。
    　拝読しましたので、拙いながらも感想らしきものを残させていただこうと思います。


    　手触りの良い詩的な物語が上品につづられていましたが……なぜに複数投稿が許されている企画で前後半で別の話を？

    ・前半
    　本来、彼女と入れるべきだろうところに『きみ』と入っていて悩みました。
    　実験的な意味合いもあったのかもしれませんが、作者様がわざわざ『きみ』と表現した意図を探ろうとして進行が止まってしまいました。
    　また、読者を彼女に見立て『きみ』と表現したのならば、彼女（読者）の台詞は入れずに作品を構成するほうが良かったのではないかと愚考いたします。

    ・後半
    　前半と関連性のない物語が突然はじまって混乱しました。
    　さらに状況の把握しにくい不思議系の物語がはじまるので混乱が倍加していました。
    　丁寧な文章でつづられた作品だけに残念に思います。

    　どうせ別の話をならべるのならば、テーマ意外の関連要素を用意した三部作にしたほうが面白かったんじゃないかなという気がします。
    　試み自体は面白かったものの、現状ではただ分かり難い作品を並べただけなので、もっと工夫が必要だなと思いました。


    　では、失礼します。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月07日 08時26分41秒
  • 林檎さんに意地悪な感想を返してたところにhiroさんの天邪鬼さをよく理解できた金木犀です。

    素直な林檎さんに、あえてあんな感想を返すところに、『感想をもらえたことはうれしいけど、率直な方がうれしいんだぞ』という何かを僕は感じました。なお、これは僕の偏見ですがあくまでも。


    なぜこんな形にしたかは、作者レスで書きましたが、重松清の「きみの友達」をイメージしてはいたのです。全然形になっていなかったですけど（汗

    分かりにくい作品になってしまったことはひとえに自身の甘さによるところが大きいです。
    もっと面白いの書きたかったなあ。

    ではでは感想を本当にありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月13日 18時37分17秒
 +10点
  • 初めまして、たてばんと申します。

    二話掲載なんですかね？
    もし二話だとしたら、僕は『ラジオ』の方が判りやすくて好きですね。

    最初のは途中で目が滑ってしまい、気付いたら『ラジオ』が始まっていました。

    なぜ目が滑ってしまったのかを考えてみました。
    その結果、単純にキャラクターに魅力を見出せないから、という厳しい結論に達してしまいました。

    小説って、本来なら一度しか体験できない人生を、キャラクターに重ねて疑似体験するから面白いんだと思うのです。
    つまり、『ただの平凡なキャラクターには魅力がない』ということです。
    これが長編の一場面ならこのようなことは思いません。しかし、掌編でこれは致命的です。
    掌編ならもっと飛ばしていかないと、魅力を伝える前に作品が終わってしまいます。

    僕なら宇宙の話をすっ飛ばして、彼女ができて戸惑っているところから始めます。
    いきなり問題発生で、この子の先の人生が気になりますもん。
    嫉妬で刺すのか、後悔で死ぬのか、それとも意気投合するのか。ミステリーばかりが『謎』ではないのです。どんなジャンルでも『謎』は入れられますし、その『謎』が面白さと興味へと変わるのです。

    散々偉そうなこと言ってすみません。
    感想を書きながら何度も作品を読み直しているうちに、少し気に入ってきて、感想に熱が入ってしまいました。
    恋愛物って良いですよね。

    では、こんなところで失礼します。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月07日 08時12分34秒
  • こんにちは、たてばんさん！
    たてばんさんっていつも熱い感想を書いてくれるしすげえ感情力がある人だと思ってます。
    でも、それだけ率直でもあるから、もらったときはドキドキするという。

    ラジオが、元々あったもので、
    実は一話目が完全な書下ろしなんですよ。

    おそらく、無意識な部分で文章のリズムが狂っていたんだと思います。
    読者が読みたいと思えるような、ワードをチョイスできていなかった。

    また、宇宙の話を飛ばして、彼女が出来たことを冒頭に持ってくる、というのは的を射ていると思います。
    そういうことも含めて、ふさわしいワードをチョイスできなかった、と。

    恋愛ものは良いですよ。どんな題材にしても、面白く書けば万人受けすることもできるものですからね。

    新海誠だって、僕の好きな竹宮ゆゆこだって、恋愛ものではなかったらあそこまで受けないでしょ？

    そういう可能性のあるものが、恋愛モノの良さなのだと僕は思います。

    ではではたてばんさん感想をありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月12日 20時29分00秒
 0点
  • 　執筆おつかれさまでした、燕小太郎と申します。
    『蕾が開くとき』読ませていただきましたので、感想を残したいと思います。

    　一読して感じたこと
    　ちょっとこれは作者様が何を伝えようとしているのかがつかめませんでした。
    　書きこみ不足とわかり難い書き方が原因かなと思います。

    　キャラクターについて
    　良きキャラクターとは何か。自分は今回、これを『リアリティ』と『オリジナリティ』ではないかと考えることにしました。自分が考えるリアリティとはそのキャラクター『らしさ』が出ているかどうか。ストーリーに流されるのではなく、キャラクター自身の意志や理由によって言動をとっているかどうかだと考えています。オリジナリティとは文字通り個性があるかどうか。この二点から、感想を述べて行きます（ここまでテンプレート）
    　リアリティやオリジナリティ以前に、誰が誰かを把握するのに苦労しました。
    　端的に言って「きみ」という二人称が原因です。これのせいで翔平・杏奈・真央の他に視点のキャラクターがいるような錯覚を覚える。もっといえば「きみ」が誰なのかも途中まで説明がなく、状況の整理ができない。結果としてキャラクターがわからず、感情移入もできませんでした。
    　二人称を使った工夫の意図がわかればもう少し印象も変わったのでしょうが、正直語るのが難しいという印象でした。
    　
    　ストーリーについて
    　良きストーリーとは何か。自分は今回、これを『引きの強さ』と『カタルシス』の二つを軸として考えることにしました。次に何か起こるのか。この事件がどのように収めるのか。気になって読まざるを得なくなる、力づくで読ませる『引き込む力』こそストーリーの目的になるのではないか。そうして引き込んだストーリーを、どのようにまとめ、読者を満足させるのか。この二点をストーリーの骨子と考え、この観点からストーリーの感想を述べたいと思います（ここまでテンプレート）。
    　ひょっとして前半の「春を待つ蕾のように」と「ラジオ」は別作品なのでしょうか？　おそらく翔平と杏奈なのでしょうが、あえて直接書かないようにしているのかもしれません。ちょっと趣の変わった連作短編といったところでしょうか。
    　だとしても、今回の二作を並べるのは効果的とは言えなかったと思います。まず前半でメインだったのは真央であるのに対し、後半では声優の彼女と恋仲にある男と、完全にスポットライトが当たる人物が変わってしまっています。むしろ前半のメインの真央が蚊帳の外では繋げた意味がありません。また、「きみ」という不思議な二人称も後半で使用しなくなり、モヤモヤだけが残ることになりました。
    　わかり難さが目立つことで引きの強さを出せず、テーマの異なる二作を並べたことでカタルシスも得にくくなる。構成段階でもっとシンプルにわかりやすくしてほしかったなと思います。

    　次に向けての提案
    　とはいえ連作短編という発想は面白いと思いますし、それぞれのテーマ自体は否定しません。むしろ連作短編の使い方のヒントを得たようで、刺激になりました。上手く使えば企画での100枚規模の作品にも十分対抗し得ると思います。
    　今作でいえば、もう一作掌編を追加した上で、中心を決めてそれを三つの視点から描くとより締まったと思います。
    　今作ベースで行けば、翔平と杏奈の二人を、『ラジオ』というアイテムを使いつつ別の誰かの視点から追いかけて行くような描き方が良いかなと思います。『春を待つ～』は二人称の「きみ」を消しつつそのまま残し、ラジオ鑑賞が共通の趣味で仲良くなったような設定にする。『ラジオ』はラジオがリサイクルショップにある売れ残りの商品にして、そこに行くとなぜか彼女の声が聞こえる設定にする。視点をショップの店長にすることで、客観的に翔平の動揺や気持ちの強さを描けると思います。最後に小さな子供の視点から、仲睦まじい両親が大切にしている古いラジオをこっそりいじっていると、急に声が聞こえてくる。その声は我が子を愛するこころの声でも良いし、かつて両親の互いへのこころの声でも、綺麗な終わり方になると思います。
    　とある二人の男女を、ラジオというアイテムから描いていく。一つ共通のテーマを用いることで別の短編を一つにまとめ、かつ客観的な視点から描くことでより二人を想像させ、より感情移入させる書き方になるのではないかと思います。

    　まとめ
    　つながらない二つの作品やよくわからない二人称の使用など、とかくわかり難さが目立つお話でした。ストーリー自体にはきちんと魅力がありますので、もう少しシンプルにわかりやすく伝える工夫があると良いのかなと思います。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月07日 08時01分25秒
  • こんにちは、燕さん感想をありがとうございました。
    いつも丁寧な感想頭が下がります。
    めちゃくちゃ時間かかってそうなイメージ……。
    え、こういう感想を書くためにどうやって時間を作ってるんだろう、とむしろそっちのほうに興味がわきました。
    しかし僕は意気消沈して、当時は作者レスできなかった……。
    こんなに間が空いてしまいすいませんでした。
    もう読まれるかは、わかりませんが、以下より作者レスしたいと思います。


    ・一読して感じたこと

    →俺の顔面をお前がワンパン！　俺の自信を木っ端みじん！　ＹＯ！（あまりにダメージがでかすぎて真面目に返せないレベル）

    ・キャラクター

    →ふふふ、そうなることは計算外でした（だめじゃん）。

    ・構成段階でわかりやすくしろ

    →まったくその通りだと思います。


    ・これもともとは、作者レスでも書きましたが、「きみの友達」みたいな感じにしようと当初は考えていたんですよね。
    　しかし、まともにこれを書こうとすると、それなりの労力がかかるというか。
    　時間を掛ければなんとかそれでも、燕さんの言うような『芯のある』ものになったかとは思いますが、これを書いた当時は他の作品を書くのに気を取られていて、そこまで書こうとする気力が湧かなかったというのが正直なところです。いやこれ読者には全く関係のない事情ですし、そんなもんを読者に読ませるなよって話ですよね。
    　次回、参加するときはもっと本気で書ける環境になって、勝負したいと思います。


    　終わりと始まり企画の燕さんのラジオ番組的レス、すげえ面白かったです！
    　またああいうのをみんなやればいいのに、って思いました。
    　あとこれは一つの提案なんですが、自分の作品に、自分で感想を落とすのって面白くないですか？
    　点数をつけなきゃ不正にならないし……。まあ、さすがに感想投稿期間中にするのはだめなんでしょうけど。
    　でも、感想投稿期間中にそうすることもできれば、作者バレしないし、あとから『こんなことを作者自身が書いてたのか』という面白さになると思うんですよね。

    　ではでは、感想本当にありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月06日 17時07分00秒
 +10点
  • あけましておめでとうございます。
    『蕾が開くとき』拝見しました。

    うーむ、他の人の感想を読まなければ良かった……。
    読み終えたあと、下記のような感じになってしまいまして。

    後半？　前半？　別々の二話でないのコレ？？？　後半も、翔平？　え？　どゆこと。いや、違う……のでは？
    ん？　読み落としたかな？　アレー？

    いやー、結構な迷路でしたw

    さておき、私個人の感想です。

    一話は、割と好きです。なんとなく百合風味があって三角関係になりそうですよね。百合に男はいらない派ですが、捏造トラップとか読むと、あ、無しではないかな？　という気になったりｗ
    あと、杏奈の発言がぶっちゃけ過ぎな気がしましたｗ
    うーん、なんか翔平そっちのけになりそう。

    二話は……やや結末が消化不良なので結末にもうひと工夫ほしいかな、と。
    展開的にはそのままでも、書き方で印象がだいぶ変わるので、目が合うとか、何らかのリアクションを彼女から欲しいですね。現状だと、一方的に話が完結してしまっているので、そこがまずいのかなと思いました。

    総評としては

    二話載っけるとどちらを基準に点数入れたら良いかわかりにくいし、評価も下しにくいのであまりオススメはしません。
    なお、私は二作品の平均で出すことにしていますが、今回の場合一話だけのが評価が高かったかと。

    では、こんなところで。
    執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
Re: 2020年05月07日 07時42分22秒
  • こんにちは、ハイさん。

    返信遅くなってしまいすいません。


    一応、作者の意図としては繋がりを持たせようとしていました。
    ただ、そんなにあからさまにしたくはなかったので、これだけ入れとけば読者が勝手に気付いてくれるかなという。
    全然そんなことなかったですけど。

    一話が百合という指摘については、そういう見方もあるのかと思いましたね。
    確かに、そう見えなくもなかった。
    いっそそうして見ればよかったかな（余計迷路になるわ

    二話の最後が消化不良とのことですが、……プロットのままの状態で書いちゃった感満載でした。ほんと最初に書いたものを表現とか少し変わっているものはあるものの、そのまま載せちゃいましたね。

    連作短編にすると評価が下がる、とのことですが、

    まあ、それは僕の実力がこんなレベルだからであって、本当に面白い作品を書ける人なら高評価になるべくしてなると思ってます。

    なので、これからも恐れることなくこういう形の作品が現れたら嬉しいですね。

    面白けりゃあそこらへんなんでもいいでしょう。

    ではでは。
    感想をいただき、本当にありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月04日 16時46分34秒
 0点
  • 　執筆お疲れさまでした。
    「蕾が開くとき」を読ませていただきました。

    　ううむ。少しどうとらえて良いのか分かりかねる作品でした。
    　冒頭は二人称でしたが、途中から翔平の一人称になっています。
    　
    　おそらく作者様の中では、やりたいことや挑戦したいことがあったのだと思いますが、申し訳ありません。こちらにはそれが伝わってきませんでした。

    　前半と後半でなにか関連性があるのか。
    　朝倉翔平という人物が、女性と付き合い、別れ、蕾が花開くように徐々に大人になっていく……のかな？　ううむ。

    　以上となります。
    　読ませていただきありがとうございました。

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Re: 2020年05月07日 07時35分25秒
  • 　お読みいただきありがとうございます。

    　たかセカンドさんはいつも率直でありつつも、きつくなりすぎない案配を心得ていらっしゃる感想を書かれる方ですよね。
    　なので素直に、その感想を読むことができました。

    　……まったくその通りなんですよ（汗
    　もうちょっと時間をかけなきゃいけなかったし、そもそも関連性をつけられていると思っていた時点で僕の実力ってほんと大したことないんだなあ、って思いました。

    　精進したいと思います。

    　ではでは。

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2019年01月04日 12時38分31秒
 +10点
  • 初めましてでしょうか。とよきちと申します。
    それでは拝読したのでさっそくさっそく。(ネタバレ注意)

    不思議な作品でした。正直何度も読み返したのですが、作者さんがやりたいことはこれだろうというのが上手く捉えられた自信はないです。人によっては色々な考察が出てきそうな作品だと思います(笑)
    へべれけさんの感想でもあったのですが、自分も一瞬、二人称に見せかけた一人称だと思ったんですが、なんとなくそうではないような気もしました。もやっとするんです。どちらかというと、テーマの要素をちりばめて二つの作品を繋げた短編連作のような形式なのかなあと。二つの作品はところどころリンクこそしているけれど、根本的には別々の作品と考えるとしっくりくるんですね。
    メインタイトルである『蕾が開くとき』は、この二つの作品に流れるテーマでもあるわけで。

    ここからは上の考察を前提としてになりますが、一つ目の作品「春を待つ蕾のように」と、二つ目の作品『ラジオ』は、対称的な作品として意識して作られたのではないでしょうか。
    『春を待つ蕾のように』が二人称なのはーー上手く言えないのですがーー人物の心を内側から描くためなのかなと思いました。そのあとの『ラジオ』では不思議なラジオを使って人物の心を外側から描くためであって、この「二人称」と「ラジオ」がこの作品で『こころ』を描くためのメインのギミックになっているのではないかと思うんです。
    ちなみにですが、サブタイトルをもう少しわかりやすく配置したほうがいい気がします。冒頭の「春を待つ蕾のように」が台詞に見えて、サブタイトルに見えなかったので……。

    ……とまあ、つらつらと考察してみたのですが、間違っていたらすみません(笑)
    ストーリーとして面白かったか、心に響いたかというと正直そうでもないのですが、こういう実験的なスタイルは素直に好ましかったです。あと考察が謎解きのようで楽しめました(笑)
    というか、長いものを読んだ後だったので『短い作品でも読むかな』とここへきたら、中編作品よりも感想が難しくてびびりました(笑)　

    自分からは以上ですかね。答え合わせを楽しみにしております。

    ごちそう様でした！





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Re: 2019年02月05日 22時35分08秒
  • 　こんばんはとよきちさん。覚えていらっしゃらないかと思いますが、以前、エイプリルフールに投稿した作品に、感想を頂きました。

    　とよきちさんの作品に感想を返したときにひどい誤読をしたのたのですが、開き直って『誤読こそ読書の醍醐味』だとかほざいた覚えがあります。


    　さて今作はへべれけさんの言うとおり、二人称のような一人称小説で合っています。ですがこの技法の効果はとよきちさんが仰っていることで合っていると思います。心の角度を変えるように書きつつ、正体不明の内面を映し鏡になるように描けるわけです。

    雨音のように、雨粒が土か、バケツか、あるいは屋根の上に。どこに落ちるかで音を変えるように人の心の音を奏でられるようになりたいわけですが、うーむ、やってみると難しくて。


    うう、どうしたらええんや。

    あ、とよきちさんの作品は、改めて読んで短い感想を残させて頂く予定です。

    とよきちさん感想をありがとうございました。


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2019年01月02日 23時12分53秒
 +10点
  • こんにちは、へべれけです。

    最愛のひとを思ってした行為は、果たして本当にそのひとのためになっているのか。
    これは誰かを思うやるうえでの最大にして最高の難問だと思います。
    本作はそんな気持ちをふっと思い出させてくれる、小さな小さな恋の物語でした。




    ――ネタバレ注意――






    二人称かと思いきや、翔平くんの一人称でした。
    果たしてこの演出が本当に必要だったのかと考えると少し疑問ですが、きっと作者さまにとってはもっともやりたかったことのひとつだったのでは無いかと思い、あえてそこを評価させてもらうことにしました。あの杏奈と真央のやりとりを、翔平くんがナレーションしているのかと思うと、冷や汗の出る思いでしたが（ぁ

    また不思議なラジオのエピソードが後半の主軸となるわけですが、やはり唐突感がいなめません。
    伏線を張っていればまた違った印象になったとは思うのですが、ちょっと道具立てを詰め込み過ぎましたかね。

    しかし書きたいものがあり過ぎるというのは羨ましいことです。
    なので構成面での難が目立ってしまったのかもしれませんね。

    良作ありがとうございました。
    引き続き企画をお楽しみください。

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Re: 2019年01月23日 04時32分42秒
  • おはようございます。

    お読み頂きましてありがとうございます。

    ぶっちゃけへべれけさんからもらった感想が一番嬉しかったです。

    ちゃんと読み取っていただいたんだと分かる感想だったからです。

    誰かを想うってそれだけで凄いです。当たり前に見えてとても難しいことですよね。
    また二人称に見せかけた一人称だ、というのは、当たってます。見せかけたわけじゃないですが。きみの友達の文体で書こうと決めていました。うう、僕が使うにはまだ早かったみたいです。

    構成頑張ります。

    あ、へべれけさんの作品を読ませていただいています。最後まで詠んだら短い感想を書こうと思います。

    それではまた。

    E-Mail pass
2018年12月31日 15時47分40秒
 0点
  • こんにちは。投稿お疲れ様でした。

    一編の詩のような作品ですね。オムニバス形式で2話と受け止めた方がいいのか、全く別のお話なのか判断出来ませんでした。

    詩なら感情を膨らませ受け手に自由なイメージを呼び起こさせることで脳内補完できそうですが、小説としては表現方と量が少なくて不親切かな……。

    作者様の心の声が何を伝えたかったのか、知りたいところです。

    ＠らいか

    E-Mail pass
Re: 2019年01月16日 04時23分32秒
  • おはようございます。

    短いながら率直かつ要点を突いた感想をありがとうございました。

    らいかさんのコメントに、今作の致命的な欠点が集約されていますね。

    作品に込めたかった『声』については今作が面白いものになって初めて伝わるのだと思います。

    あ、でもそんなに大層なもんではありません。
    誰にでもあり、どこにでもある、そんな声ですから、書けない自分がおかしいのです。


    お読み頂きましてありがとうございました。

    らいかさんの作品の方には後日伺います。

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合計 10人 50点

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