冬の贈り物

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「ごめんなさい。こんなところに呼び出して。実は、クリスマスプレゼントを受け取って欲しいの。みんなの前じゃ恥ずかしくって。はい！　これ！　メリークリスマス！　えへへっ、実は、手編みの全身タイツなのっ！　頑張って編んだから絶対着てね！」

　それだけ一方的に言って、巨大な包みを僕に押し付けると、彼女は去っていった。
　隣のクラスの、えーっと、八神さん？



　僕がクラスに戻ると、ちょっと注目を浴びた。かわいいラッピングだが巨大な包み。
　日頃絡みがなければ聞けたもんではないが、そうでないなら話は別だ。

「おいおい、穏やかじゃねーなー。女子に呼び出されて出て行ってプレゼント抱えて戻ってくるたぁ」
口火を切るのは、いつだって戸部だ。
「リア充になっても友達を見捨てたりしないよなぁ？」
リア・非リアに一番こだわってるのは入谷だ。
「えっ？　なになに？　告白されたの？」
勘違い・早とちりが多いのは、葉谷河だ。
「告白なんかされてないよ。ただ、クリスマスプレゼントをもらっただけだ」
僕はわざとウンザリという感じを出して言った。
「ほぅ？　プレゼント？」
疑うように戸部。
「タダより高い物はない」
分かったような顔で入谷。
「見返りを求めていないと思うのかね？」
名探偵を気取るように葉谷河。
「話を面白くしようとしてもムーダッ！」
僕は話を終わらせようとした。
「で、誰にもらったの？」
戸部には伝わらなかったようだ。
「Ａ組の八神さん」
「Ａ組にそんな人いたっけ？」
入谷にも伝わらなかったようだ。
「いや、体育はＡ組と合同だろ？　女子の様子が見えることもあるじゃん！　そんとき、いつも１人で離れて立ってるちょっとかわいい感じの子が……」
「ほぉう？　聞いたかね？　諸君？」
どうやら何かが葉谷河様の気に障ったらしい。
「彼も彼女に好意を抱いていた……と」
戸部が拳を固める。
「なんだよ。時間の問題じゃねぇか」
入谷がシャドウを始める。　　
こ、この空気を爆破できる威力のある物は……１つしかない。
「ところで、僕が何をもらったと思う？」
「なんだなんだ？　あからさまにはぐらかす気か？」
葉谷河が言ったが、
「いや、ちょっと待て、その包みデカ過ぎないか？」
戸部が冷静に指摘する。
「確かに、一番かさばると言われる手編みのセーターだって、その半分以下じゃないか？」
入谷も包みの巨大さの異常さ加減に気付いた。
「お前一体、何をもらったんだ？」
葉谷河が聞いた。
僕は３人を手招きして十分近づいたのを確認して小声で言った。
「手編みの全身タイツ」
３人の耳に音声が届いてから、意味のある言葉に変換され、それを脳が受け入れるまでに、しばし時間がかかった。おかげで僕は包みを３人から守る位置に移動することができた。
一拍の静寂ののちに笑い転げる３人。そして、その後は案の定「着て見せろ！」の大合唱だった。
僕は、「１人で開けたい」「ウチで１人で着たい」を繰り返し、「必ず自撮りをLINEで送る」と約束して逃げるように下校した。



　ウチに帰り、まっすぐ自分の部屋に入ると、はやる心を抑えつつ丁寧に包みを開けた。そこには、小山のような毛糸の山があった。グリーンだった。全身タイツと言えば黒だろ、と独り言ちてから、そこじゃない！　と自分にツッコむ。
　手に取ってみると、果たしてそれは、まがうかたなき全身タイツだった。これでもう逃げることは出来ない。
　僕は、制服を脱ぎ、下着だけになると、手編みの全身タイツを着てみた。
　まず、フィット感が物凄い。手足の長さ、胴の長さ、胴回りなど言うまでもない。
　腕のどの部分をとっても加わる圧が一定で丁度良く心地良い。もちろん四肢体幹どこを取ってもそうなのだ。
　これはもう、１回僕の身体のシリコン型を取ってレプリカを作ったんじゃないかと思うほどの正確さである。
　しかし、これは、温い、気持ちいい、なんだこれ？

　その瞬間、急に部屋のドアが開いた！　母さんだった。母さんがドアノブを持ったまま硬直している。僕は何か言おうとしたが、母さんはスーッとドアを閉めて行ってしまった。
　僕は、すぐに追いかけようかと思ったが、何を何と言ったものか全く見当がつかず、追うことができなかった。
　しかし、すぐにまたドアは開き、妹と母さんと婆ちゃんが雪崩れ込むように入って来た。そして、僕をじっと見て、今度は３人とも大爆笑した。



　翌日の朝、いつも通りに登校すると、珍しく戸部、入谷、葉谷河の３人が登校していた。
　それだけでも十分不吉なのに３人とも変に自慢げなのである。

「どしたん？　３人とも」
僕は不安に耐え切れず質問した。
「調査報告１．あの女、精神科の病院に通っているらしい」
口火を切るのは安部の仕事だもんなぁ。
「調査報告２．あの女、いつも飴舐めてて、授業中にも舐めてて、よく先生に注意されてるらしい」
ああ、お前は規則にもうるさいんだったなぁ、入谷。
「調査報告３．あの女、学校でも全身タイツ編んでたらしくて、『花京院』とか、『ハイエロファントグリーン』とか呼ばれて気味悪がられてたらしい」
お前は、要らん情報ばっかり集めるよなぁ、葉谷河。
「他には？」
僕の声が少し低くなってることになんか誰も気づきやしない。
「まぁ、ぼっちらしいね」
「クラスの人に八神さんって言っても、一発で話通じなかったり」
「情報集めるの苦労したんだぜぇ」
「で、だ！」
黙れ！　という代わりに、そう語気荒く言った。
「お前たちのそういった行動を八神さんは知っているのか？」
さすがに黙り込む３人。
「どうなんだよ！」
「特に配慮はしていない」
こんな時でも口火を切ってくれるんだな、戸部。
僕は教室を飛び出した。



僕はＡ組に駆け込むと、手近にいた女子に、
「八神さんは？」
と聞くも分からないらしい。
　そんなことを４，５回繰り返していると、２，３人の女子から、八神さんが泣きながら教室から出て行ったという証言が得られた。でも、どこに行ったかは分からないという。



　はてさて一体どうしよう？

　いや、ちょっと、待てよ！

　その前に、一体どうしたいんだ？　俺？

　もし、運よく見付けて、それで、なんて声かけんの？

　だいたい、八神さん、校内にいるの？　校外にいるの？

　だいたい、話したのだって、クリスマスプレゼントもらった時が、ほぼ初めて……？



　気が変わった。泣いてる女、ほっとくなんて男じゃねーぜ！

　会えなきゃ縁が無かったんだ。会えればきっと縁があるんだ。

　いくぜ！



　とりあえず、自転車で砂浜についた。砂浜に下りる階段の近くに自転車を置き、砂浜を見渡す。
　砂浜にしゃがみこんでいる人影が見える。頭が確信を持つよりも早く心拍数が跳ね上がる。
　駆けて行きたいが、ゆっくりと近づく。ほら、やっぱり君だ。

「寒くないかい？」

　そう言って彼女に制服の上着をかける。彼女はこちらを見ようとしない。

「寒くないかい？」

　再び、僕が言うと、

「寒かったらどうすっていうのよ？」

　君が言うそばから、カチャカチャと僕がズボンを脱ごうとする音。
　
「ちょっと！　ズボン脱いでどうする気よ？」

　慌てて振り向いた君の瞳に移るのは、全身タイツを着た僕。

「何やってるの？　馬鹿じゃない？」

「馬鹿がここに来れるかな？」

「……どうしてここだってわかったの？」

「１回だけ、２人で一緒に体育を見学したときに君が、『ウチの砂場は体育も陸上部も使わないからカッチカチで草まで生えてる。ちゃんとした砂場に行きたい』って言ってたから」

「覚えてたんだ」

「２人の思い出だからね」

彼女は嬉しいようなはにかんだような表情を見せてくれたけど、すぐにそれは陰りを見せた。

「あいつらに色々きいたんでしょう？」

「ああ、君も大変だね。向精神薬は副作用でとても口が乾く。場合によっては喋ることもままならないほどに。対策としては飴を舐めるのが有効だ。あと、１つのことに集中しだすとそればかりやったり。あと、他人との距離の取り方が上手く取れなくて友達が出来にくかったり……」

「どうしてそれを……」

　僕は右手をスッと差し出して、

「お嬢様、お手をどうぞ」

と言った。
　彼女がおずおずと手につかまる。
　彼女が立ち上がるのに合わせて、思い切り手をグイッと引くと顔と顔が急接近した。
　その瞬間、彼女の耳元で、

「目を閉じて」

　と囁いた。
　彼女が目を閉じると、僕は両手を握り拳にして、彼女の両耳のちょっと上、頭蓋骨の出っ張っているところを両の拳で両側からギリギリと押した。

「痛い痛い痛い痛い痛い」

当然、痛がる彼女。

「ちょっと痛い。なんなのこれ？」

「これは『うめぼし』という対お子ちゃまおしおき技だ」

「痛い痛い痛……」

僕はうめぼしを極めたまま彼女の唇に唇を重ねた。
そして、唇を重ねたまま、今度は彼女を抱きしめた。
彼女も僕を抱きしめてくれた。
唇を離して僕は言った。

「僕と付き合ってください」

「順番逆じゃない？」

「うるさいよ。僕みたいなんじゃなきゃ、君の相手なんざ務まんねーよ」

「……それもそうだね」

「んじゃ、よろしくお願いします」

「初詣行こうね！」

「その前にもっとデートしますぅ」

「えーっ！　本当？　夢みたい！」

「夢じゃねー証拠に手ぇつないでかえるぞ」

「きゃー！　触れるー！　あったかーい！」

「………………」

「……………………」

＜了＞
でんでろ３ TQMpo4XW8.

2018年12月30日 05時24分37秒 公開
■この作品の著作権は でんでろ３ TQMpo4XW8. さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆テーマ：冬の贈り物
◆キャッチコピー：手編みの全身タイツが結ぶ恋
◆作者コメント：初め冒頭のセリフをふざけて書いただけでした。でも、書き足していくうちにマジな部分や決断する部分も出て来ました。まじなところはマジに書いてます。

2019年01月23日 21時14分51秒
 +40点
  • キャラクターが活き活きしていて、楽しさが伝わってきました。今後も応援してます♪

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2019年01月19日 18時20分30秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございました。

    ひたすら耳が痛かったです。

    というのも、ラブストーリーとしてもしっかりしたものにしたいと思っていたんです。

    そしたら、ご指摘を受けたところみたいなところをしっかりしておかなかったら、しっかりしたラブストーリーになるわけないですよね？

    いや、ギャグならストーリーがしっかりしてなくてもいいっていう意味じゃないんですけど。

    本当に、この作品、しっかりじっくり練り直したいと思います。

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月19日 18時11分46秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    ほかの方には、前半と後半で整合性がないと言われました。

    実は、後半はマジでラブストーリーしてみようとか思ってたんです。失敗しましたけど。

    やっぱり半端なことはしない方がいいですね。もう一度、ギャグとして練り直してみます。

    ありがとうございました。

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2019年01月19日 18時06分02秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございました。

    あの、見苦しいだけですけど言い訳させてください。この企画に気付いたのが２９日の昼でして、その夜、徹夜でこれ書いて、３０日はやらなきゃいけないことがあって、夜に２時間ぐらい取れる予定ではあったんですが、予定が狂って応募できないと悔しいので、３０日の朝に投稿しちゃったんです。

    だから、ご指摘はほぼ図星なんです。今後はこんなことがないようにします。そして、この作品は練り直します。

    ありがとうございました。

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2019年01月19日 17時57分42秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    はい、すなわち、推敲が足りてないんですよね。推敲を重ねていれば当然そういうところも気になってくるはずです。

    もっと、推敲を大切にしたいし、推敲に時間をかけられるスケジュールで書けるようにしたいと思います。

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月19日 17時52分14秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    そうなんです。普通じゃないんです。でもどっち道普通が分からないのでこれで行くしかないんです。

    とにかく修行に励みます。

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月19日 17時47分51秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    笑っていただけて嬉しいです。

    そう、真面目になったり、リア充したり、目まぐるしかったのは、後半は本気でラブしちゃおうとか考えていたからなんです。

    やっぱりギャグで突っ走ろうかな？

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月19日 17時42分04秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    笑っていただけたとのこと、何よりうれしいお言葉です。

    実は、後半、ちょっと本気でラブしちゃおうかな？ なんて考えちゃったんです。

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月19日 17時37分03秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    後半何をやりたかったかと申しますと、後半はラブ中心にしようかな？ なんて考えてたんです。

    でも、そりゃ、無理ですよね？ 最初の勢いのままギャグで突っ走るべきでしたよね？

    ありがとうございました。

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2019年01月19日 15時13分19秒
 作者レス
  • 感想ありがとうございます。

    そう、全身タイツ……。

    これ、割と、勢いで思いついちゃったんで、そんなに重要性を感じていなかったんですよね。

    そして、人格すらブレてますよね？

    ありがとうございました。もう一度練り直します。

    E-Mail pass
2019年01月19日 15時06分27秒
 作者レス
  • ありがとう。本当にありがとう。

    E-Mail pass
2019年01月19日 02時54分11秒
 作者レス
  • 最初に頂いた有り難い感想をありがとうございました。

    「前半と後半に整合性がない」とのせっかくのご指摘も、このときは、「ああ、主人公のキャラがいきなり変わったように見えるよなぁ」程度にしか受け止めていなくて、後々のコメントで青ざめた次第でございます。

    貴重なコメントをありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月13日 23時36分27秒
 +10点
  • 作者の方へ

    茉莉花です。
    作品読みました。

    クリスマスプレゼントとして手編みの全身タイツを贈られる、というシュールな冒頭に引き付けられました。

    ヒロインが精神疾患を抱えているという若干重めな要素もありましたが、そこは個人的には気にならなかったかなぁ……うまく使わないとコメディでは危険な要素になりそうですが……。

    それよりも気になったのは、中盤の砂浜からのシーンでした。
    展開としては分かりやすかったんです。
    でも、「なぜ砂浜に行ったのか（思い出話とどのようにつながるのか）」「なぜ『うめぼし』という技をかけたのか」「僕は八神のどのようなところに惹かれたのか」「八神は僕のどんなところが好きになったのか」というのが分かりにくかったな、というのが正直なところです。

    あと、向精神薬の副作用による口の渇きですが、副作用のため……ということで先生には了解・周知がされているのではないでしょうか？
    （細かく突っ込むと、なぜ「僕」は八神が向精神薬の副作用で口が乾くため飴をなめていると知っているのでしょう？）

    あと、集中して一つのことをやり続けるというのは確かに精神疾患の特徴の一つにはあげられますが、「同じことを延々と繰り返す」という症状ではありませんか？
    フィットする全身タイツということは体の各パーツで編む目が変わるはずで……ええと、つまり「マフラーを編んでいたのだが、集中するあまりやめることができなくなり、いつの間にか全身タイツとなる長さになった。『僕』は彼女の精神疾患に気が付いていたため、その思いの深さに心を打たれ、八神のことを馬鹿にする友人に半ばキレるようにして彼女のもとに向かった」ということですよね？　違うかな……。
    マフラーを編んでいて、集中するあまり長すぎるものを編んでしまった、というヒロインはずっと前にどこかで見たような気がするのですが、全身タイツに結び付けるのはさすがに難しかったんじゃないかなぁと思います。

    やりたいことも、見せたいシーンもきちんとわかりました。
    それだけに、もう少し丁寧に書くと可読性が上がるのかなと考えています。

    きつい指摘でごめんなさい。
    冒頭のインパクト、とても素晴らしかったです。

    執筆お疲れさまでした。

    E-Mail pass
2019年01月13日 23時23分35秒
 +10点
  • 『冬の贈り物』、拝読しました。感想を書かせていただきます。


    ●いいと思ったところ

    ・クリスマスに全身タイツをプレゼントするというのはインパクトがありました。。
    　冒頭からそれが来ることでツカミはバッチリですし、タイツを着てみるシーンで、色が緑だとか、フィット感がもの凄いだとか、というところも面白かったです。


    ●感じたこと

    ・本作のよさは、全身タイツをプレゼントするという八神さんのキャラにあると思うのですが、冒頭のプレゼントシーンのあとは、終盤まで八神さんが登場しないのは残念でした。

    ・終盤で八神さんが再登場したときには、冒頭とキャラの印象が違う感じがしました。妙にしおらしいというか（３人組にあれこれ聞かれた影響もあったかと思いますが）。
    　冒頭の印象では、八神さんはテンションの高いはっちゃけたキャラに見え、それが魅力的に感じたので、個人的にはもっとハイテンションな八神さんを見たかったです。

    ・また、どうして主人公を好きになったのか、どうしてプレゼントが全身タイツだったのかなども明らかにならないため、消化不良感のあるラストになっている感じがしました。


    ●全体として

    ・全身タイツネタと、冒頭の八神さんのキャラには魅力を感じました。
    　なので、八神さんをもっと前面に押し出すような構成にすると、なお良くなるのではないかなと思います。



    　感想は以上です。
    　なお、私は読者目線で本音の感想を書くことを心がけており、指摘点が私自身の作品にブーメランになっている可能性がありますが、どうかご容赦いただければと思います。
    　それでは失礼します。執筆おつかれさまでした。

    E-Mail pass
2019年01月13日 20時01分44秒
 0点
  • 　ども、Ｈｉｒｏと申します。
    　一応、読了できたので拙いながらも感想らしきものを残させていただこうと思います。


    　え～、あ～、う～ん……気まぐれで書いた産物？

    　もうちょっと推敲をして作品の全体像を整えて欲しかったように思いました。
    　パーツパーツは悪くないのですが、展開のさせ方に雑なところがあり、読み手の感情がついていきにくいです。
    　また、御作を要約すると『謎プレゼントを訳ありな彼女からもらった主人公がそれをきっかけに付き合いはじめる』となると思うのですが……友人からの情報を得て相手の事情を即理解してしまう流れはそっけなさすぎじゃないでしょうか？
    　得た情報を精査する場面などを入れ、ヒロインを理解するための努力を見せてもらいたかったです。

    　では失礼します。

    E-Mail pass
2019年01月13日 18時56分11秒
 +10点
  • 初めまして、たてばんと申します。

    手編み全身タイツとかやばいですね。
    愛を感じますね。

    キャラクターが多い気がしましたが、高い技術でカバーしていたと思います。

    んで、気になったのは、今パソコンから見ているのですが、最初は行頭が空いておらず、途中はしっかり空いていて、また塞がって、最後は空いています。
    そして、前半と後半で書き方が違うのです。
    細かいですが、全体的なバランスとして統一した方が良いのかなと思いました。

    では、こんなところで失礼します。

    E-Mail pass
2019年01月12日 22時19分07秒
 +10点
  • え、ええと……独特の世界観をお持ちの方なのでしょうか(^_^;)
    凄くシュールな内容に感じました。
    その割には読者を置いてけぼりにする一歩手前というバランスの良さがあるので、何故かところどころで笑っちゃうんです。
    個人的には、

    ＞「１回だけ、２人で一緒に体育を見学したときに君が、『ウチの砂場は体育も陸上部も使わないからカッチカチで草まで生えてる。ちゃんとした砂場に行きたい』って言ってたから」
    ＞
    ＞「覚えてたんだ」
    ＞
    ＞「２人の思い出だからね」

    ここがツボでした。
    なんだよ、その思い出は！？ とツッコミを入れたくなりましたw


    これは評価の分かれる作品なのではないかなと。
    私としては、このシュールさが癖になりそうで、嫌いじゃありません。
    ただストーリーとして考えた時に、この荒唐無稽さが楽しむ頭を邪魔してしまいます。
    ネタにばかり目が行ってしまって、話の流れが飲み込めないまま終わってしまう感覚とでもいいましょうか。


    とはいえ、この独特のセンスは作者様の個性だと思いますので、更に磨きをかけて頂ければ良いかと。
    より突き抜けた作風に昇華されますことを願っています。
    それでは、執筆お疲れ様でした。

    E-Mail pass
2019年01月12日 21時18分59秒
 +20点
  • 　執筆おつかれさまでした、燕小太郎と申します。
    『冬の贈り物』読ませていただきましたので、感想を残したいと思います。

    　くそう、ちょこちょこ噴き出してしまった。
    　悔しいけど面白かったです。不意打ちの『花京院』と『ハイエロファントグリーン』は反則ですわ。母さんがいったん戻って家族連れて大爆笑すんのも映像が浮かんでしまって笑いをこらえきれなかったです。
    　こめかみをグリグリするのはグリグリパンチって呼んでました。調べたらグリグリ攻撃でピクシブ百科事典に乗ってましたね。ウメボシは初耳でした。

    　なんですかね、全身タイツから始まって急に真面目になって、リア充して終わりって。目まぐるしくて眩暈がしそうです。
    　とりあえず面白かったことだけは伝えて、感想を終わりたいと思います。

    　拙い感想ですが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。

    E-Mail pass
2019年01月10日 23時17分16秒
 +10点
  • 冬企画の執筆、お疲れ様でした。
    御作を拝読しましたので感想を記したいと思います。

    ＞「手編みの全身タイツ」

    いやぁ、爆笑しました。
    今回の企画作品の中で、一番笑わせてもらったかもしれません。


    ＞しかし、これは、温い、気持ちいい、なんだこれ？

    もらった本人が気に入っているのがいいですよね。
    本当に温かそうです。


    ＞会えなきゃ縁が無かったんだ。会えればきっと縁があるんだ。

    思わず、「縁」が「緑」に見えてしまいました。
    ハイエロファントグリーンにやられてしまったようです。


    ＞「何やってるの？　馬鹿じゃない？」

    贈り物を気に入って使っているのに、このセリフは酷なような気もします。
    「実は私も」という展開も読んでみたかったです（笑）


    テーマの『冬の〇〇』は、冬の贈り物とのこと。
    手編みの全身タイツを贈れるのは、やっぱり冬ですよね～　

    いろいろと書いてしまいましたが、爆笑させてもらった作品でした。
    拙い感想ですいません。今後のご活躍をお祈りしています。

    E-Mail pass
2019年01月04日 14時42分35秒
 0点
  • 　執筆お疲れさまでした。
    「冬の贈り物」を読ませていただきました。

    　冒頭は本当に勢いがありました。
    　畳みかけるような八神さんのセリフに圧倒されてしまいました。

    　しかし、それ以降が何をする話なのか、どういう話なのかが分かりにくいと感じました。
    　グリーンの全身タイツがどういう風に物語に絡んでくるのか期待をして読み進めていきましたが、投げっぱなしの感じが否めませんでした。

    　申し訳ありません。ラストも一体何が起こっていたのか……。

    　なぜ、全身タイツをプレゼントしてくれたのか。
    　それを軸として話を展開していければ、面白いギャグに出来たのではないかと思います。

    　以上となります。
    　読ませていただきありがとうございました。

    E-Mail pass
2019年01月02日 23時28分38秒
 0点
  • あけましておめでとうございます。
    『冬の贈り物』拝見しました。

    ざっくりとした話の流れは追えたのですが、いまいち作品の趣旨を理解しきれなかった気がします。

    端的に言うと、え？　ここで終わり？　と。

    例えば、なぜ八神さんは全身タイツを編んだのでしょう？
    ここを広げるだけでも色々書けますし、なにより読者的にその理由を知りたいはずです。

    というか、せっかく話の入りが「全身タイツ」をプレゼントされた！　というインパクトのある出だしで始まっているのですからそこを広げないのはかなりもったいないです。
    サイズピッタリだった理由なんかも、実は夜な夜な侵入して図っていたとか、母が協力していた、とかいくらでも広げようがありますし、使いようによっては八神さんの可愛さを際立てることが出来ることが出来るので、もう少し色々と考えてほしかったところです。

    また、あまり深くは突っ込みませんが、一部、文章作法が整っていない箇所があったり。何故か、後半だけ書き方が違うなど、話の進行に集中しずらい環境になっている点も、もう少し考慮されたほうがよろしいかと思います。
    （長編小説なんかの盛り上げ部分の演出をやってみたのではと推測しますが、読んでいる最中は演出なのかスタイルのぶれなのかわかりませんでした。もし演出なら、もっと演出の仕方を学んで欲しく思います）

    他、名前付きのモブが三人いますが、彼らを書き分けるために文章が渋滞しかかっていますので、二人か一人に絞るのが良策です。

    総評としては

    冒頭の書き出しが良かったので、それを上手く引き継いだ展開になっていればそれなりの出来になっていたのではないかと思います。
    既出ですが、全身タイツ。これで話を広げないのは勿体無い。
    タイトルも冬の贈り物なんですから、それ絡みの展開にしていれば話に一本筋が通って間違いなく今より読者を楽しませることが出来たはずです。
    作品の感じからしてまだ執筆を始めてから日が浅い感じがするので、今後に期待です。
    辛めの点数にしましたがまだまだ伸びしろのある方だと思いますので頑張ってください。

    なお具体的には、今企画優勝の人から技術を盗むのが一番手っ取り早いです。
    あらゆる観点から分析、分解してみてください。
    優勝を狙う場合はプロから盗みましょう。

    では、ご武運を。
    そして、執筆お疲れ様でした！

    E-Mail pass
2019年01月01日 11時24分45秒
 +30点
  • 投稿お疲れ様です
    ずっとなんでクリスマスプレゼントが緑の全身タイツなんだろうって考えてました＾＾
    でも面白かったです

    E-Mail pass
2018年12月31日 05時52分06秒
 0点
  • こんにちは。投稿、お疲れ様でした。

    前半と後半に整合性が無いような……途中に「なぜ緑の全身タイツでなければならなかったのか」伏線があると良かったかもです。

    年齢描写が無いので会話のノリや配慮のなさから中学生くらいかな……と思って読みましたが、ラストでもう少し上のイメージ。

    中学生のノリか、高校生の行動か統一すると違和感ないかもしれません。

    ＠らいか

    E-Mail pass
合計 12人 140点

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