キャッチコピー集 |
Rev.02 枚数: 15 枚( 5,704 文字) |
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こんばんは、夏企画運営です。 今回もたくさんの力作が集まり、運営一同頭があがりません。 いよいよ、感想投稿期間となりました。 皆様にとって有意義な企画となるように心より応援いたします! キャッチコピー集を作成しました。 どうぞご覧ください! ◇タイトル:日本の10番を背負う男 ◆キャッチコピー:金メダルの行方はこの男にかかっている! ~書き出し~ 時は二◯二◯年八月。東京オリンピックのサッカー男子決勝戦が、新国立競技場で行われていた。 決勝まで勝ち進んだ日本と対戦するのはベルギー。二年前のロシアワールドカップを再現するかのように、試合が進行していく。 前半はゼロ対ゼロ。後半になって日本が二点先制するも、ベルギーに追いつかれる。そして後半アディッショナルタイムで日本はコーナーキックを獲得し、俺は並々ならぬ決意を固めていた。 ◇タイトル:黄金の戦姫カナリアと蒼銀の騎士フレイ ◆キャッチコピー:帝国最強の騎士が目にしたのは、戦場を駆ける黄金の戦姫だった。 ~書き出し~ 空高くそびえ立つ豪奢な宮殿の前に、千を超える数の人々が集まっていた。 しかし、彼らは単なる市民ではない。頭部は鈍い輝きを放つ金属製の兜で覆われ、胸部には同素材と思われるブレストプレート、そして腰に携えるのは立ち塞がる敵を切り倒す長剣。 騎士、と呼ばれ市民から羨望の眼差しを向けられるこの国の軍人たちは、幅が十メートル近くもある大階段の向こうに立つ男たちの姿を、息を殺したようにじっと見つめていた。 ◇タイトル:売られた恋は買うのが礼儀、ですか? ◆キャッチコピー:美少女の恋心が売られていたら、あなたはいくらで買いますか? ~書き出し~ <プロローグ~黄金学園高等学校公式HPより~> 理事長のあいさつ 黄金学園高等学校を志す皆さん、受験勉強は順調でしょうか。特に中学三年生の皆さんにおかれましては、忙しい日々を送られていることと思います。 ご存知の通り、黄金学園では学内に≪仮想社会≫を構築しています。生徒たちは毎月末に行われる学力試験の成績に応じて≪仮想給与≫を受け取り、それを授業の選択費用や消耗品の購入、放課後の自己啓発等に充てています。 ◇タイトル:お金くださいです。 ◆キャッチコピー:おっぱい揉んでいいです! ~書き出し~ 昼下がりの巡回中、俺ことゲルドは粗末な服の少女が路地裏で倒れているのを見つけた。 「なぁおまえ、大丈夫か?」 ほっそりとした腰は女の子と呼ぶほど幼くはないが、成人しているかは微妙なところ。見れば艶のある白髪の間から狐らしき耳をのぞけている。純粋な人間族ではなさそうだが……話に聞く獣人族あたりだろうか。 「大丈夫じゃないです……このままでは飢えて死んでしまうです……」 ◇タイトル:物書き羽江銀の決して究極とは呼べない選択 ◆キャッチコピー:悪臭がこもる便所の中で…… ~書き出し~ ――立派なお子さんですね、おめでとうござます。 そんな祝福の言葉が耳に届いたが、それはまちがいなく幻聴である。 我が輩は子供など産んでいないし、産ませてもいない。そもそも生まれてこの方結婚になんぞ縁はなく、いまいる場所だって産婦人科じゃなくて小汚い便所だ。それも廃れた漫画喫茶の。 ◇タイトル:天気は良いけど落雷にはご注意を ◆キャッチコピー:信じるも信じないもあなた次第です ~書き出し~ 「ねぇねぇ、黛くん、黛くん」 めずらしい事もあるものだ。 昼休みに教室で一人、玉子サンドをくわえながらスマホのアプリ『フライトシミュレイタ24時』を眺めていた俺に和泉いずみが声を掛けてきた。このアプリは世界中のフライト中の飛行機の位置情報がリアルタイムで見れるもので、便名や行き先まで表示される優れものである。まぁ、GPSを搭載していない飛行機や政治的、軍事的なものまではさすがに表示されないけ――って話がずれた。 ◇タイトル:金言 ~カタルシスを君に~ ◆キャッチコピー:あいつを倒してしまってもかまわないのだろう? ~書き出し~ 「あなたは創作活動を軽んじ過ぎです」 郡山(こおりやま)雹(ひょう)はわずかに柳眉を寄せると、渡した原稿を喫茶店のガラステーブルに戻した。 「S先生のご紹介ということで、一度はお会いさせて頂きましたが、今後弊社での活躍を望むのなら、公募を通して勝ち上がってください。でなければ、他の方と不公平が生じますから」 ◇タイトル:〇の恩返し ◆キャッチコピー:人類最大の敵、○。史上初の恩返しが、今始まる ~書き出し~ 一 ピンポーン。 睡眠中の俺は甲高いインターホンの音によって現実世界に引き戻され、身体をベッドから起こした。うだるような暑さで部屋はサウナのようだ。ふと時計を見ればもう11時を回っている。昨晩は週末ということもあって、すこし夜更かしをしすぎた。何をしていたのかといえば、無人島に降り立ったユーザー100人の中から最後の1人になるまで生き残ることができれば勝利という某オンラインゲームをやったり、某インターネットショッピングサイトで俺の持っている某スマートフォンの某付属機器を探したり、某動画配信サイトの某バーチャル動画投稿者の某生配信を観たりしていただけであるが。 ◇タイトル:呪い屋でございます、お見知りおきは結構。 ◆キャッチコピー:お金には、堕天使と死神が付いて回ります。 ~書き出し~ 1、 「では、呪い屋さん、この男を」 夏の昼下がり、この店のランチタイムもそろそろ終わろうとする頃だった。喫茶店だか定食屋だかよく分からない……まあ、大衆食堂といっていい店の隅っこで、サングラスの男はスマホの画面を見せた。 壁際の長椅子にもたれた俺は腕組みをしたまま、努めて眠そうな顔をして、ゆっくりと頷いた。 ◇タイトル:とある大学生の日常 ◆キャッチコピー:女は金についてくる? ~書き出し~ A大学から最寄り駅を超えて少し行ったところにある寿司屋「緑月」。A大学の学生でその店のことを知らない人間はモグリといって差し支えない。 その事情は彼らも同様で、むしろ飽きるほど通っていた。 にもかかわらず二人の女の子は期待に満ちた目でそのすし屋を見ていた。 「今日は食べるぞ~」 ◇タイトル:裸の錬金玉術師 ~シャンバラでイクもの ◆キャッチコピー:ここに集う全ての人にさらしたいモノがある。 ~書き出し~ 「またそのパターンか……」 路上でナイフに刺されるのは勘弁してほしかった。 誰かを助けてダンプに轢かれるのももう飽きた。電車のホームで突き飛ばされるなんて阿呆らしい展開もいい加減に止めてほしかった。 だから、その目には、何もかもが下らなく映りかけていた―― ◇タイトル:黄金時代 ◆キャッチコピー:白銀の時代(シルバー・エイジ)に先立つ黄金時代には、人は労働なくして産物に恵まれ、飢えることも、寒さに凍えることもなかったという。 ~書き出し~ 僕が目を覚ますと、サラリとした髪の女の子が目の前にいた。 僕はソファーに倒れ込んで、そのまま眠ってしまったはずだった。それなのに、なぜか寝心地の良いベッドの上にいる。 手足がこわばって、体中が痛かった。 女の子は、何かを期待するような表情で、そんな僕の顔を見つめている。 目覚めたばかりで頭が働かない。 ◇タイトル:背徳の獣 ◆キャッチコピー:本当の化け物は、敵なのか、俺なのか ~書き出し~ それは十歳くらいの女の子の首に深々と牙を立てていた。 場所は市場から少しだけ離れたところにある路地裏。建物と建物の隙間に出来た、ほんの小さな空き地だった。 仕事が早めに終わり、暇な昼さがりを市場で潰すことにしたところ、何の気もなしに足を踏み入れた路地で、俺はそれをみてしまった。 それに拘束された女の子の顔は、異様な方向を向いていた。 ◇タイトル:ワンコイン、ワンプレイ ◆キャッチコピー:催眠術で意のままに操つっちゃおう♪ ~書き出し~ 凧糸を通した五円玉を右へ左へとゆらす。 薄暗い部屋で蠢くそれを追いかける双眸に、だんだんとまぶたの幕がかかってゆく。 それにつれ感情が漂白されるように抜けていき、普段とは別人のような顔つきになる。 ――ここまでは大丈夫 かけた催眠はまだ第一段階。だがここまでくれば、あとはかけた暗示を深めていくだけでいい。 ◇タイトル:最強の女勇者様はお金の力に負けてしまいました。 ◆キャッチコピー:女勇者はお金の力に破れました ~書き出し~ 0◆プロローグ ある日少女は勇者として選ばれた。 その唐突な出来事は少女の環境を激変させる。 手にした武器は聖剣と代わり、優秀な仲間たちと共に数多の魔物を屠った。 魔王の打倒こそ果たされてはいなかったが、彼女の活躍により人々はわずかながらの平穏を手に入れることができた。 ◇タイトル:キンタマフルエンザ ◆キャッチコピー:キンタマと叫びたい人へ捧ぐ物語 ~書き出し~ 【メンテンスの予定】 8/10 メンテナンスなし……作品投稿期間初日 8/11-12 0:00-1:00……作品投稿期間 8/13 1:00-2:00……感想投稿期間初日 8/14-25 0:00-1:00……感想投稿期間 8/26 1:00-2:00……結果発表日 ◇タイトル:ラノベ作家とFX、どっちが儲かるか? ◆キャッチコピー:タイトルに同じ ~書き出し~ ※ 当作品を読んだ場合、人により精神的被害、また間接的に金銭的被害を受ける可能性があります。その点を理解した上でお読み下さい。 なお、投資は自己責任でお願いします。 『プロローグ:ラノベ作家を目指すのは駄目ですか?』 事の発端は実に簡潔。高校二年の夏休みを間近に控えて進路調査が行われ、調査用紙に『ライトノベル作家』と書いた。 ◇タイトル:10円のなみだ、10円のつながり ◆キャッチコピー:お金返して! ~書き出し~ 1章 金の貸し借り不和のもと 運命なんてものを、信じてたわけじゃない。 だけども高校に入学したその日、クラスメイトの中に大隈ぱんだ(おおくま ぱんだ)さんの姿を見かけたときには、さすがに運命を感じずにはいられなかった。 3年前、小学校卒業時以来の再会だ。それでも僕は、ひと目で大隈さんだとわかった。 トレードマークのツインお団子ヘアも、クリッとした愛らしい瞳も、小学生のころと変わってなかったから。 ◇タイトル:愛縛 ◆キャッチコピー:縛ってほしい、カナしき鎖で ~書き出し~ 断ち切ったはずの依存が禁断症状となって私を襲った。 男を失い暗闇の底に横たわっていた孤独な塊は、身体中を鎖で縛られる錯覚に陥った。金縛りだ。 掛け布団が水を吸ったように重い。末端の感覚が無い。耳と脳の境界で虫の翅が擦れる音がする。まぶたは開いているはずなのに網膜が光を捕らえない。 ◇タイトル:《金鹿隊》は二度死ぬ ◆キャッチコピー:竜に転生する運命から解き放て! ~書き出し~ 夏休みに入って、もう一週間。暑くてとても机に向かう気力がない。 宿題なんかほっぽりだして、私とあかりはソフトクリーム片手に街を歩きながら、ウィンドウショッピングに明け暮れていた。 時折、ショップに入って、クーラーの恩恵にあずかる。 そのうちの一店。私は一番目立つところに掛けてあったワンピースを手に取って、あかりの身体に当ててみた。 ◇タイトル:高宮昇君の理解不能な小説 ◆キャッチコピー:高宮昇君の理解不能の小説の世界に浸る ~書き出し~ 高宮昇という男を最初に知ったのは、高校一年の最初のテスト結果発表だったように思う。 うちの学校では、科目ごとにそれぞれ、上位者の順位が掲示板に張り出されることになっていた。 私(早鳥明日香)は、元々国語(現代文)だけは得意で、問題を解き終えた時点で結構な手応えがあった。もしかしたら一位もあるのではないかと、期待に胸を膨らませ、テスト結果を見に行ったのだ。 ◇タイトル:キラキラ ◆キャッチコピー:そんな夢なんて偽物じゃねえかよ、このキラキラと同じように ~書き出し~ 苦しかった。頭もガンガンする。 楽しい近隣夏祭りのはずなのに、私は堪え切れなくなってバーベキューコンロの前で地面に跪く。 「おえっ、おえっ」 激しい吐き気に、私は先ほど食べた肉を戻してしまった。 「ま、舞花、お前もか……?」 声のする方を見ると、匠も私と同様に地面に跪いている。苦しそうな彼の頬には筋状の涙が浮かんでいた。 ◇タイトル:GOLD OF LIVING DEAD ◆キャッチコピー:墓場から蘇るのは、金を持った屍。 ~書き出し~ このゲームの目標はたった一つ。金を稼ぐこと。ゲーム内通貨のゴールドを稼ぐ以外の目的は、この世界には存在しない。 コツコツと敵を倒して稼いでもいいし、良心が痛まないなら、別に盗みを働いてもいい。プレイヤー同士でゴールドを賭けて、さまざまな勝負をすることもできる。 対戦型オンラインゲーム、GOLD OF LIVING DEAD。 ただ金を収集するだけのゲームだが、このゲームが一部の人々を魅了したのには理由がある。 ◇タイトル:冷し豚しゃぶそーめんと中華風ぴり辛ごまきゅうり ◆キャッチコピー:「おふろにする? ごはんにする? それとも、わ・た・し?」 ~書き出し~ 今年の夏はえらい暑いみたい。 テレビをつければどっかの場所で四十度を越えたとか。いやあすごい、まるで日本じゃないみたい。さすがに最近は多少ましになってきたけれど、越えちゃいけないラインをゆうゆう越えてるよ。あっついあっつい。まったくもう。 とはいえ、それも日が出ているあいだのことで、夜になってしまえばそれほど暑くもない。もう八月だしね、いいかげん身体のほうも慣れちゃうってもんです。 ◇タイトル:ワールドワイド・ルナティック ◆キャッチコピー:これぞ吸血鬼の御技 ~書き出し~ ★☆★ 「パパ。明日、彼氏が家に来るから」 娘のミラベルの声に、私は耳を疑った。 思わず噛み付いていた、女性の首筋から口を離し、問いかける。 「そ、それっ……今、言う?」 「今、思い出したんだもん」 ミラベルが決まり悪げに笑った瞬間、女性の首の傷口から、ぽたぽたと血が染み出した。 |
夏企画運営 3018年08月13日 00時05分02秒 公開 ■この作品の著作権は 夏企画運営 さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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