キャッチコピー集です!

Rev.01 枚数: 18 枚( 6,841 文字)

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※この投稿は集計対象外です。
 こんばんは、夏企画運営です。
 このたびは多忙な時期に関わらず、作品を投稿してくださった皆様に運営一同感謝申し上げます。
 本当にありがとうございます!

 いよいよ感想投稿期間となりました。
 皆様の作品が、少しでも読まれるお手伝いとしてキャッチコピー集を投稿いたします。
 作品を投稿していない方も、お気軽にご感想を投稿してください。率直な感想はきっと作者様の糧となります。
 どうぞよろしくお願いいたします。


◇タイトル:デモンズゲート・レガシー
◆キャッチコピー:勇者を、魔王を討つためにその門を開け! 剣と魔法の王道ファンタジー、開幕!


~書き出し~
 三十分以上続いた死闘も、いよいよ決着がつこうとしていた。
「こしゃくなり、勇者共ォォォォォ!」
 全身に傷を刻まれながらも巨剣を振り回す甲冑の大男こそ、魔王四天王最後の一人たる魔道将軍その人だ。
 ドラゴンすらもたやすく葬るこの難敵を前に、勇者率いる魔王討伐隊は一歩も引かず奮戦している。


◇タイトル:アキ缶プリンセス
◆キャッチコピー:その高校には、十年前に閉ざされた門があった


~書き出し~
 日名川第二高校。
 昭和初期の工場跡地に建てられたこの高校は、古びたレンガの塀に囲まれている。
 その高さは三メートルほど。
 工場の機密を守るために、そんな高さにしたのだろうか。現在では高校生の出入りを許さない高い壁となって、ぐるりと学校を取り囲んでいた。


◇タイトル:青い春の扉
◆キャッチコピー:美少女が裸になる話。


~書き出し~
 十六歳の夏、俺は思い切ってクラスの女の子に、告白をすることに決めた。理由はいたって簡単、何もない青春に刺激を加えるとすれば、俺自身が行動するしかないと言うことに気がついたからだ。俺は心の扉を開くと、学校の図書室にこもり、思いのたけをペンにぶつけた。


◇タイトル:女騎士は、オークに凌辱なんかされたくない!
◆キャッチコピー:俺は凌辱なんか……させない!


~書き出し~
 両親が二泊三日の旅行に出かけているので、思いっきりエロゲをプレイしようと思う。
 八月に入り猛暑が続いているが、今日は朝から雨が降っていたこともあり、比較的過ごしやすい一日だった。真夜中になっても、雨の勢いはとどまる事を知らず、自宅の屋根を激しく叩いている。
 俺は自分の部屋でパソコンにインストールされたエロゲを起動する。立ち上がるまでの時間がもどかしい。


◇タイトル:二重の砦
◆キャッチコピー:聳え立つ二つのゲート。あなたにこの謎が解けるか。


~書き出し~
 聡慧な読者へ
 この作品は推理小説です。故にグロテスクなシーンがあります。
 推理小説やグロテスクなシーンに耐性がある読者のみ先へお進みください。

1.上陸と再会

 東京から南の沖に船を走らせ数時間。島の南岸に船が着き、私は片手で麦わら帽子を押さえながら三十センチほどのジャンプ――歩き幅跳び――を決めた。


◇タイトル:墨紅の門
◆キャッチコピー:似非和風世界で繰り広げられる、超人と武者の真剣勝負(セメント)!


~書き出し~
 遠くに雷鳴すら見える暗い空のもと、豚の行列が続いていた。土くれがむき出しの大地を、その肉を必要とされる丸々と肥えた生き物の群れが続く。彼らはその先にある開けた土地が目的地であり、畜生、と言うべきか、の終わりの地であった。
 開けた土の大地はきれいに整地されており、そこにはとてつもなく巨大な紙が敷かれていた。その大きさ、実に四町(≒四〇〇メートル)四方。


◇タイトル:処刑
◆キャッチコピー:この男が、死ねないのは


~書き出し~
 絞め上げた紐の先で、びくんと、女の首が跳ねた。
 ジャックは歯を剥き出して笑い、さらに紐を握る手に力を込める。
 月のない夜のことだった。薄闇の広がる路地裏で、女は呻き、金の長い髪を振り乱してもがく。抵抗するたび、赤いスカートが捲れ、乱れていく。
 ジャックはその背を膝で押さえつけ、手に満身の力を込めながら、全体重を自身の足にかけた。


◇タイトル:ゲートモンスター キミにきめた!
◆キャッチコピー:ハートフル ガチ モンスターバトル!


~書き出し~
    『ゲートモンスター キミにきめた!』


――ゲートモンスター。縮めてゲトモン。
 この星に、突如あらわれた異界の生き物、海に森に町に、人を襲いにやってくる。
 そしてこの物語の主人公、そんなゲトモンが憎い、マシロタウンのヒロト。
 ナカイド博士が創設した対ゲトモン養成機関『学園』に合格し、故郷マシロタウンをあとにして、バトルアンドキル、ゲトモンサマナーとしての、修行の旅に出たのだった。


◇タイトル:異世界の門
◆キャッチコピー:突然現れる鈴木君


~書き出し~

 いつものように、小説を読んでいるところで予鈴が鳴った。あと5分で午後の授業が始まる。それまでにキリのいいところまで読めるかな。今面白いところなんだけど。主人公がひょんなことから異世界の門をくぐり冒険するファンタジーだ。恋愛要素もあり、彼氏いない歴=年齢の私はのめり込むように読んでいる。そうこうするうち本鈴が鳴った。


◇タイトル:アイツガ嫌い
◆キャッチコピー:あの西浦姉妹の最後をどうぞ。


~書き出し~
 一線を越える瞬間というものがある。
 タイプでもない異性が、ある瞬間から意識しだしたり。
 同性の友達から告白された瞬間から、友達とは意識できなくなったり。
 その瞬間という、心の変化をここではゲートと呼ぼう。
 ゲートは何も恋愛に限ったことではない。やや特殊な事例かもしれないが、戦争、それも激戦の中にも存在する。


◇タイトル:魔法使い「ゲートを使って勇者ちゃんにえろいことをしましょう」
◆キャッチコピー:勇者ちゃんは巨乳


~書き出し~
戦士「新しい魔法を覚えたって?」

魔法使い「ええ。ゲートという魔法です」

戦士「はぁあ、名前から想像するに、なんらかの門を作る魔法に聞こえるが、どういう効果なんだ」

魔法使い「門といっても色々ありますが、今回のものは簡単にいってしまえば転移門のようなものですね」


◇タイトル:召喚学科の狭き門
◆キャッチコピー:今年の合格定員は、一名だ!


~書き出し~
【問70】
 召喚術の効果が初めて公認された王国暦元年から、今年で千年となる。この召喚術とは何か、定義せよ。ただし必ずあなた個人の見解を含めること。(200字、配点3)

【回答】
 召喚術とはグレイン=ダルクフォード伯爵により発明された、異界に対する門の構築と意識の接続、および異界存在の獲得を行う技術の総称である。これによりベルドラ大陸の諸人類国家は、便利な家畜や素材、また知識を入手し、発展を享受した。


◇タイトル:ロボットの僕にバラを
◆キャッチコピー:ヴァーチャルリアリティの戦場で、僕は何かを探している。


~書き出し~
息をとめて、僕は構えたライフルの引き金を引く。

 乾いた銃声がする。同時に百メートルほど離れた場所で、僕を探していたゴブリンのこめかみに穴があき、頭上に「HIT」の文字が浮かびあがる。
 ゴブリンがブッシュに倒れこむ音、小枝が折れる音が森に響く。一瞬の沈黙が周囲を満たし、僕の目の前を一匹の羽虫が横切っていった。


◇タイトル:あきまへん
◆キャッチコピー:あきまへんえ


~書き出し~

●あきまへん
 小説とはうんこである。
 これは皆さんもご存知の日本が世界に誇る大哲学者にして大作家、豊臣家康が残した格言だ。
 この格言に則って言えば、クソみたいな小説とはつまりクソみたいなうんこである。
 何たること、うんこではないか!


◇タイトル:何者でもない僕
◆キャッチコピー:僕は何者でもない。


~書き出し~
 門(ゲート)を抜けると、そこは沼だった。
 沼で僕は何者でもなかった。
 何者でもない僕は、沼でたゆたっていた。

 ある日、沼にお姉ちゃんと弟がやって来た。
 僕を見つけると、お姉ちゃんは弟を置いて逃げてしまった。


◇タイトル:パワードスーツの靴底に小石が入っているのを気にする怪人
◆キャッチコピー: 小石につまづいてヒーローは生まれ、あるいは人生を転落する怪人がいる


~書き出し~
 社怪人。
 それは、人間界に赴く怪人たちが形成する社会の中で熾烈な闘争をする怪人のことを示す言葉だ。人間界に赴き、テレビ放映されるような怪人たちは社怪人のなかでもエリート中のエリート。ほとんどの怪人は社怪企業に属して内勤などをして生計を立てている。
 だがやはり、人間界に赴いてヒーローと戦い華々しく散るのは多くの社怪人の夢である。


◇タイトル:大橋
◆キャッチコピー: 現代に甦る、文学史に残る傑作!


~書き出し~

 太陽が西の空を、橙色に染める頃合いの事である。一人の背広を着た男が、大橋の下で、雨が上がるのを待っていた。
 大河の跡に架かる巨大な大橋だが、車の一台も通る気配もない。ただ、煤けた円柱にキリギリスが一匹とまっている。大橋が街の主要部を繋いでいる以上は、少なからず車通りがありそうなものである。


◇タイトル:どらえげーと
◆キャッチコピー:ぱぱらっぱらー、どらえげーとー


~書き出し~
 一、

「ついに完成したのじゃ!」

「ん? 今度は一体どんなものを作ったんだよ、博士?」

「聞いて腰を抜かすなよ、殺介(コロスケ)君。このゲートはのぅ、手を入れた人にとって六時間以内に必要となるものを取り出すことが出来るという、とても画期的な発明品なんじゃ。その名も」


◇タイトル:でもんずげーと
◆キャッチコピー:ひら〇ーに隠された秘密……でも何でもない。


~書き出し~
とあるH市の少し有名な遊園地。
週末になると家族連れやカップルで騒がしくなる昼も、夜になると別の喧噪が訪れる。
日が落ちると、人ならぬものがこちらの世界を訪れるのである。
彼らは「鬼」と呼ばれていた。
今日も旅行者のように荷物を抱えた鬼たちがわらわらと鬼門を潜ってやってきた。


◇タイトル:地獄につながる 『門ティ・ホール』
◆キャッチコピー:たとえ鳥居の先が地獄であっても、今度は逃げないでください。


~書き出し~
 夢を見ていた。幼かったころの夢を。
 舞台は稲荷神社だった。僕と両親、そして幼馴染の遠堂真希(えんどう まき)とその両親の、二家族でお参りに来たのだ。僕と真希が小学校一年生のころだっただろうか。
 大きな朱色の鳥居をくぐり、僕らは境内に足を踏み入れる。石畳の参道がまっすぐに伸びていて、その左右には木が何本か植えられていた。


◇タイトル:誘う少女と霊感少女
◆キャッチコピー:本当に怖いもの


~書き出し~
「先輩って、『別の世界』に行きたいとか、考えたことありません?」
 真央が本から顔を上げて、脈略もなくそう口にした。
 相変わらずの突拍子のなさだ。苦笑してから、私は周囲を見た。図書室には、私たち以外、図書委員しかいなかった。少しくらい私語も許されるだろうと判断して、口を開く。
「いつも思ってるよ。別の世界に行きたいなぁって」


◇タイトル:放課後の自由を死守せんとする男子高校生の奔走
◆キャッチコピー:あの門に届け!自由な放課後を掴むために!


~書き出し~
「荻野 信也です。よろしく」
 転校生として前に立たされた俺は自己紹介とすらいえない適当な挨拶を済ませ、教卓の前でぺこりと頭を下げた。
「仲良くしてやってくれ。じゃ、始業式が始まるからさっさと廊下に並べー」
あ、お前の席はあそこな、と付け足して担任は教室を出て行った。俺は自分の席に荷物だけ置くと、廊下に向かった。


◇タイトル:ラノベの門番《ゲートキーパー》様
◆キャッチコピー:面白い小説にはそいつの人生が詰まってるんだよ!


~書き出し~
「……いい匂い」
 28度に設定されたリビングにスパイシーな香りが迷い込んでくる。
 ソファーに寝転がったまま眼球を動かすと、夕餉が近いと時計が教えてくれた。
 読みかけの原稿に付箋をつけて立ちあがると「ほわぁ」と、大きなあくびがこぼれた。
「今夜はカレーか。主水《もんど》さんいつも頑張ってるな」


◇タイトル:門を想うとき
◆キャッチコピー:門の外にいる人、中にいる人


~書き出し~
 降りしきる雨が交差点を這い、色とりどりの傘を押し流すように見える。哲はつれづれなるままに布団に寝そべり窓をつたう水滴をひとつひとつ数えた。
「いつか門を見に行こうよ」
真紀が言った言葉が頭を満たしていく。ふた月も前のことを突然思い浮かべるのは初めてで何となく気持ちが悪かった。


◇タイトル:門を開けよう、籠の中の鳥のために
◆キャッチコピー:無理も道理も、力づくで押し通る!


~書き出し~
「――――我こそはと思う者は前へ出よ!」
 良く通る声が路上に響く。その場に集まっていた人々が自然と視線を向け、通り過ぎようとしていた人たちも足を止めた。
 声の主はミアイル・コーネリウス。町一番の資産家であり、端から端が見えないほどの敷地と大屋敷が、彼を有名たらしめる『二番目の』理由である。


◇タイトル:ニンニク入れますか? ゲートは通れなくなりますが
◆キャッチコピー:ニンニク入れますか?


~書き出し~
mainichijiro @mainichijiro 20××年6月13日
平成○○年7月13日 ラーメン二郎 すずめ台方正大学前店 小+生たまごダブル+ニンニク
麺、俺好みのクニュ麺が喰いだしたら止まらない! ウンメ~ッ!
汁、アブラウンメ~ッ! 溶けだしたブタのアブラを啜るのメッチャ幸せ。
ブタ、脂身とホロホロ具合のハーモニーが最ッ高! しかもドッサリ! 幸せ。
完飲。


◇タイトル:神伏防衛隊、出撃!!
◆キャッチコピー:不思議な鳥居の記憶が、僕と白峰眞弓の運命の糸を引き寄せる。


~書き出し~
 幼い頃、僕は不思議な鳥居を見た。
 ……ような気がする。
 強い夏の陽射しが降りそそぐ、樹木の多い場所。そんな情景が微かな記憶として残っているのだけれど、そこがどこだったか思い出せない。
 鳥居はそそり立つように大きく、幼い僕を見下ろしていた。


◇タイトル:お幸せに、リリーさん
◆キャッチコピー:僕のいた夏、いない夏


~書き出し~
 僕がその人を初めて見たのは、真夏の昼間だった。
 駅前には、ストリートミュージシャンが演奏している一角がある。ゲートを抜けると、市民の憩いの場になっている広場がその場所だ。すぐ横に大きな道路があるので、「飛び出し注意」の看板が立ち、いくつか花も飾ってあるけれど、どれもしおれている。
 さんさんと降り注ぐ太陽の下、彼女は楽器を弾いていた。持参したゴザの上に裸足で座り、見たことのない楽器で、知らない音楽を奏でていた。


◇タイトル:碧き巨人の肩に乗り
◆キャッチコピー:誰か言って……私達はひとりじゃない、って。


~書き出し~
 ささやきが聞こえる。

 ささやきが聞こえる。
 古いアンプに繋いだヘッドホンの奥。ノイズの彼方から嗄れた老人のような声で。誰かを呼んでいるんだ。そこはどんなところだろう。遠いのか。はたまた意外なほどに近いのか。声を追って半地下の小さな窓から見える世界を飛び出して、星降る夜空の向こう側へ。そこには誰が居るんだろう。なにが待っているんだろう。


◇タイトル:大人の日本むかしばなし〜性交門〜
◆キャッチコピー:性交門をくぐると好きな女と性交できます。


~書き出し~
 昔々、ある寂れた村に弥吉という男がいました。齢三十を迎える男でしたが、女を知らぬ童貞でした。実家にパラサイトしていて、母に「あんたもそろそろお嫁をもらわんとねぇ」と正論を言われると、「うっせーんだよ! クソババア!」と理不尽に返すクズ野郎。そんな弥吉は家族のみならず、周囲の村人からも疎まれています。


◇タイトル:うんこではないです
◆キャッチコピー:さあ、肛門(ゲート)が開かれる!


~書き出し~
 警告:うんこではないですがうんこです。少しでも苦手な方はご注意ください。

 〇

「ねえ月子ちゃん」と陽子
「なあにお姉ちゃん?」とわたし。
「キスってどんな味だと思う?」
「は? 何いきなり? 相手の口の中の状況によるんじゃない?」


◇タイトル:離陸二分前
◆キャッチコピー:離陸とは、扉をくぐること


~書き出し~
離陸まで三時間はあったが、僕にはそれが離陸の二分前とどう違うかまるで分からなかった。空は青く滲みはじめ、飛行機の甲高いエンジンの音が飛行場に時折響いた。
 僕はもう、四年もアメリカに滞在していた。既に、日本という国の何かを忘れつつあったのに、一ヶ月前突然帰国を知らされ、激しい動揺を背負いながら今日の日にまでそれを取り払うことは出来なかった。


◇タイトル:三猿
◆キャッチコピー:異世界の扉?


~書き出し~
「あーやー、どこ行ったー」
「アヤちゃーん」
「返事をしてー」
 もう二日も妹のアヤが家にかえってこなかった。
 僕は、友達のマサと一緒に、同じ寺子屋に通う他の子どもたちの長屋を順番に巡って行った。もしかすると、どこかのお宅にお世話になっているなんてことがないか。でも、アヤはよその家に上がり込んで、居候するような子ではなかった。
夏企画運営

3017年08月14日 00時10分16秒 公開
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■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー:キャッチコピー集です!
◆作者コメント:夏企画運営より。

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