子安貝デッドスピード

Rev.01　枚数： 8 枚（ 2,944 文字）
<<一覧に戻る | 作者コメント | 感想・批評 | ページ最下部
　竹取の翁のもとに、かぐや姫という美しい姫がいたそうな。かぐや姫の噂を聞きつけ、五人の皇子が求婚した。この求婚にかぐや姫は、指定する宝物を持ってきた人の妻になると返した。だが、その宝物というのが、どれも無理難題であった。

　ひとつは、龍の頸についているという玉。龍を見つけるのも大変だが。龍を見つけたところで、玉を取ろうとしたら、どうなるか。どう考えたって、龍に食べられてしまう。無理な話である。
　次に、仏の御石の鉢。これは遙か海を越えた大陸、その更に彼方、天竺にあるという。あまりに遠すぎて無理だ。
　今度は、蓬莱の玉の枝。蓬莱とはどこかの海にあるという、仙人の住む島である。だが、そもそも蓬莱の場所など、誰も知らない。誰も行き着いたという者もいなかった。無理。
　そして火鼠の皮衣。火山の中に住むという火鼠からはぎ取った皮で、衣を作れというのだが。火山の中に入って火鼠を捕らえるというのが、まず無理。
　最後に指定された宝物は、ツバメの子安貝だった。ツバメの子安貝とは、ツバメの雛が孵った跡の玉子の殻のことである。ちょうど玉子の殻が、貝殻に似ていることから、そう呼ぶのだ。

　持ってくるべき宝物として、ツバメの子安貝を指定された皇子は、しめたと思った。時は初夏。ツバメが巣作りをする頃。しかも皇子の館にちょうど、毎年ツバメが巣を作っていると知っていた。
　余りにチョロい条件。チョロ過ぎて、あれっ、かぐや姫って俺にホレてんじゃね？　俺の妻になる口実のために、こんなチョロい条件を出してんじゃね？　と疑うレベルであった。

　あまりの無理ゲーに困り果て、青ざめる他の男たちを尻目に。さっそく皇子はツバメの子安貝を取りに行くことにした。といっても慎重さは失わない。
　ツバメの巣のできた軒下には、下人に命じて足場をしっかりと組ませた。しかも手すり付きだ。転落防止ネットも張ってある。自身にも安全のため、落下防止ベルトの装着を忘れない。
　これで万が一、落下事故が起きようと、皇子が死ぬどころか、大怪我をすることはなくなった。

　足場を辿り悠々と軒下まで辿り着いた皇子は、巣の中に手を入れてまさぐった。すると指先に触れる、何か硬いもの。
「これが子安貝に違いない」
　皇子は巣の中の他、雑多ないろいろごと、鷲づかみにして取り出した。だが握りしめた手を開くと、中にあったのはウンコのみ。
「うわあ、きたねえ」
　ウンコを振り払おうと慌ててしまい、皇子は足場を踏み外してしまった。だがネットが体を受け止め、ベルトで宙ぶらりんになる。落下事故は防がれた。安全第一である。

　急ぎ下人たちに地上へ降ろされた皇子は、ほっと胸をなで下ろした。だが疑問がわき上がる。
「馬鹿な、私は確かに子安貝に触れたはず。一体どこに」
「お探しの子安貝ってのは、コレのことかい？」

　すると目の前にいたツバメが玉子の殻を持っていた。これこそまさしく、ツバメの子安貝。間違いない。
「おお、それこそまさしく姫の求めたる宝物。すまぬがツバメ殿……」
　ゆずってくれ、と言う前に気づいた。
「貴様、いつから我が眼前にいた」

「俺ならさっきから、ここにいたぜ」
　ツバメはあざ笑う。
「それとも、お前が手を伸ばした直前に巣から子安貝を回収したのも、気づかなかったのかい、ノロマめ」
　立ち去ろうとするツバメを、皇子は追おうとした。しかし、まだ装着したままの落下防止ベルトが邪魔になる。
「待てツバメめ、ええい誰ぞこの帯を」
　下人に解かせようとした瞬間、ベルトはパラリと切れて落ちた。切り口は鋭い。これはカマイタチ現象。超音速により発生した衝撃波が空気の断層を作り、風の刃を生じさせたのだ！

　今や皇子にもありありと見えていた。ツバメから立ち上る、圧倒的強者のオーラが。
「貴様の仕業か、ツバメめ」
「そう、オイラの仕業さ」
　声は背後からした。驚く間もなく、次の瞬間にツバメは皇子の背後に立っていたのだ。
　全く目で追えなかった。速い。
「子安貝とは！　早き者として認めた相手にのみ贈られる、ツバメにとって友情と名誉の証。地を這う人間如きが、易々と手に入れられると思うな！」

　なるほど。皇子は認識を改めなければならなかった。
　龍の頸の玉。仏の御石の鉢。蓬莱の玉の枝。火鼠の皮衣。それらの宝物に比べ、ツバメの子安貝とは実は、難易度で引けを取らぬ宝物だったのかもしれない。
　……俺以外のヤツにとってはな。

「そんな大切なモンだって言うのなら、後生大事に抱えてることだな」
　皇子はツバメに投げて渡した、白い何か。それは子安貝だった。
「貴様！？」

「面白い偶然だな。神代にアシハヤノカミと呼ばれた神を先祖に持つ。俺こそ、その末裔。早さ自慢なら誰にも負けねえ」
　そう言って皇子は両手両足に装着していたウェイトを外す。落下した自重だけでウェイトは地面に沈んだ。
「だが次は本気だ。ついて来れるかノロマ野郎」
「人間如きが俺様と競うとほざくか。俺をノロマ呼ばわりとはな。愉快になりそうじゃねえか」
　次の瞬間、両者の姿は常人の視界から消えた。ハイスピードバトルに突入したのだ。

　……それから一ヶ月後。かぐや姫の邸宅にて。

　龍の頸の玉を求めた皇子は、確かに龍を見つけることはできた。だがその龍に襲われて大怪我をした。
　仏の御石の鉢を求めた皇子は、旅の困難さに負けて病にかかった。
　蓬莱の玉の枝を求めた皇子は、ひとりで海を漂流して命からがら戻って来られた。
　火鼠の皮衣を求めた皇子は、火山で大やけどを負った。
　それぞれ死にはしなかったが重傷を負い、かぐや姫には再会できなかった。

　ツバメの子安貝を求めた皇子を除いて。
　貴人らしく、かつては瀟洒だった衣も、今やボロボロ。体中傷だらけになっている。だが生きて、かぐや姫に会いに来ていた。むしろ一月前より眼光は鋭くなり、自信に満ちている。彼に何があったか、ともかく人として成長したに違いない。
「では子安貝は手に入れたのですか？」
　かぐや姫の求めに、皇子は胸を張って答える。
「いいえ。子安貝は手に入りませんでした。ですが姫の求める宝ならここに」
「それは……一体どういうことでしょう？」

「ツバメとの死闘の中、我らの早さに耐えきれず子安貝は粉々になってしまいました。宝といっても、なあに所詮は玉子の殻に過ぎません。
　ですが戦いを通じて、私とツバメとの間には厚い友情が生まれました。
　その時、理解したのです。つまり姫がおっしゃった子安貝とは、友情を育む玉子だったと。子安貝という物に意味はない。重要なのは心だったと。姫はそう仰りたかったのですね！」
　ドヤ顔の皇子に姫はにこやかに答えました。
「帰れ☆」
　かくして一人もかぐや姫に宝物を持ち帰ることはできなかったのである。

　こののち。月の使いが、かぐや姫を迎えに来た。だが、かぐや姫を帰すまいとする帝の軍勢と戦いになる。神通力でもって帝の軍勢を圧倒した月の使いだが。唯一、例外があった。
　ツバメの子安貝を求めた、あの皇子である。皇子はその超スピードでもって、どんな攻撃をも回避。月の民から「アイツ早過ぎるんだけどー！？」と大層に嫌がられたそうな。
　かくして大いに武勲を上げ、英雄の誕生と相成ったわけである。玉子だけに。めでたし、めでたし。
砂浜

2017年04月30日 22時16分32秒 公開
■この作品の著作権は 砂浜 さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
◆キャッチコピー：かぐや姫の宝をめぐり、熱いバトルがいま開始する。
◆作者コメント：投稿は初めてとなります。不思議な玉子、というお題を見た瞬間にアイデアが来たので、パッと書きました。オバカ小説ですが、読んでくださったらありがたく思います。

2017年05月22日 18時05分49秒
 +10点
  • 　砂浜さん、こんにちは。期間中は拙作に感想を書いてくださり、嬉しかったです。どうもありがとうございました。
    　御作『子安貝デッドスピード』を拝読しました。個人的に感じた点を述べさせていただこうと思います。

    　「不思議な卵」というお題でかぐや姫のツバメの子安貝を思いつかれた発想に、まず拍手をお送りしたいです。かぐや姫はお話として知ってはいるのですが、５人の貴公子の場面はあやふやだったので、「そうか、こういうお話だったのか」と楽しんで読ませていただきました。かぐや姫を日本最古のＳＦととらえる向きもあるようで、お話が作られて１０００年以上を経た今もさまざまな形で味わうことのできる題材なのだなあと、改めて認識させられました。
    　途中、「面白い偶然だな。～」と皇子が言い出した時点で、かぐや姫の世界が急転換し、いい意味で悪ノリが加速していくのが面白かったです。というか、「アシハヤノカミ」って…（笑）　本当の神様の名前みたいで、本作で一番笑いました。
    　文章は軽快で読みやすかったです。「余りにチョロい条件」とか「無理ゲー」といった言葉で、お話の方向性とノリがわかりました。地の文と台詞の割合も適切で、現代風のギャグ小説としてお手本のような文章だったと思います。全体の構成もきれいにまとまっていました。
    　気になった点を挙げるとすれば、ネタのパンチ力としては物足りなさを感じたことです。ストーリーにしろネタそのものにしろ、もうひと押し「おっ」と目を引くものが欲しいかなと思いました。勝手にパッと思いついたところでは、かぐや姫のキャラを濃くする、皇子と下人のやりとりをエピソード化する、更にギャグを散りばめるなど…いいものが思いつかなくてすみませんが…。強烈な個性というかオリジナリティがあれば、読んだあともっと満足できるかなと思いました。ソツがないのは素晴らしいことですが、たとえ上手くなくても読んだあとも心に残るものがあれば、読んでよかったと思える小説になるのではないでしょうか。

    　勝手なことばかりですみません。読ませていただいてありがとうございました！

    E-Mail pass
2017年05月20日 22時58分26秒
 +20点
  • あまくさです。期間中、拙作にご感想を頂き有難うございました。感想返しにお伺いしました。

    竹取物語のパロディですね。あれは原作が良くできた話なので、御作はそれにやや興趣が寄りかかっている部分はあるように思います。ただ、燕の子安貝のくだりからどんどん意表をつく展開になっていくあたりに、作者様のオリジナリティを感じました。
    他の方も書かれていましたが、中納言の生悟りのようなドヤ顔にかぐや姫が浴びせる、

    ＞「帰れ☆」

    このセリフが笑えました。



    拙作『ファルーシャの母』に頂いたご感想について。

    ＞結局このレイプって何だったのかな、と。

    序盤のレイプ未遂のことでしょうか？（ラストでファルーシャの卵を孕まされるのも、一種のレイプとも言えますから）
    序盤のレイピストはファルーシャの姿を読者にちょい見せしておくためのモブでしたが、少し安易だったかもしれません。

    ＞例えば子供の絵日記を読むと「朝起きました。歯を磨きました。遊園地に行きました」とエピソードが並ぶだけで、中心がなかったりしますが。ちょうど、そんな感じ。

    ＞一人称というのは、主人公の主観を通して情感ある風景が描かれないといけない。それが一人称文の魅力というものです。特にこの作品では、風景が重要な要素となるはず。ところが本作の文章は、物のリストに終始しています。

    一人称であれば、感情の起伏をもっと盛り込まなければいけなかったかもしれませんね。気をつけます。

    ＞だったら、例えば主人公が全ての事情を最初から把握済みだったと変えてみましょうか。すると「あのバケモノのところへ行くのか！」とレイパーに襲われる理由が出来てくる。そして、そういう諦念みたいなものを持った人間の目に映る風景とはどのようなものなのか。それはきっと、独特な美しさになってくるでしょう。

    すみません、主人公が全ての事情を把握済みだと、どうしてレイピストに襲われる理由が出来てくるのか分かりませんでした。よろしければ、もう少し詳しく教えて頂けると助かります。


    とまれ。
    企画参加、お疲れさまでした。

    (0521 追記)
    最後の質問についてですが、理解しました。
    つまり主人公は、あのシーンで美間城氏＝ファルーシャの正体を知ってしまう。にもかかわらず、マインドコントロールによって怪物の懐に向かわずにはいられない。そういう流れが作れるという意味ですね？
    ただ。
    それですと、ストーリーの都合でレイピストを使い捨てキャラにしているという点は変わりませんが、それはいいのでしょうか？
    私の原案の場合、あのシーンの狙いがファルーシャのチョイ見せだけになっていて、それではプロット上の効果が薄いのでモブキャラの使い捨て感が目立ってしまうということかな？
    少し考えてみます。
    踏み込んだご指摘をいただき、有難うございました。

    E-Mail pass
2017年05月16日 18時19分00秒
 +20点

  • こんにちは、一路マヤことmayaと申します｡
    先日は拙作に感想をありがとうございました｡

    どうでもいい話から始めて恐縮なのですが、そういや『かぐや姫』ってどんな話だっけと思ってググったら、トップにかぐや姫という名のおっさん（いやもう爺さんか）三人組フォークグループのフォトが出てきてげんなりしました｡砂浜さんのせいです｡

    さて、民話なのに「チョロい」とか「安全ベルト」とかちょくちょく現代っぽいディテールが出てきてなかなかに雰囲気良く作ってあるなあと感心しました｡特に、子安貝を奪ったのに投げて返したシーンが好きです｡これで御作が明確なギャグ作品であり、そういう世界観なんだと明示できていて、電車の中なのにくすっと笑っちゃいました｡砂浜さんのせいです｡

    一方で、そんなギャグ世界だからこそ、「早さに耐えきれずに壊れた」というところをもっと膨らませて、超高速粒子となって時間を越えたとか、外宇宙にまで進出したとか、馬鹿SF要素を入れてくれたらわたしみたいなSF好きなおっさんがもっと釣れたように思いますし、あるいはシンプルに燕とせず、つば九郎あたりにしていたら野球ファンなんかも釣れたんじゃないかなあと感じました｡
    御作をよくまとまっていると評するか、予定調和とするか、結局のところギャグとしての色気というかムラっ気にやや乏しかったのが惜しまれるところでしょうか｡

    ――――

    評点は20点｡全体的によくまとまっているが、突出したものがないといった評になります｡砂浜さんの武器をもっと明確にしたデッドスピードのチキンレースが見たかったです｡

    そういえば、デッドつながりでGANMA！で無料連載されている西森生さんの漫画『デッド・オア・ストライク』を思い出して再読してしまいました｡感想を書くのが遅れた一因でもあります｡要は、砂浜さんのせいです ←


    E-Mail pass
2017年05月15日 08時15分55秒
 +20点
  • 砂浜　様

    なるほど、物語を起こし、結ぶ。
    そのお手本となるような破綻のない短編、楽しく拝読させていただきました。

    突拍子もないことが書かれているはずなのに、妙に納得できてしまう。
    構成がお見事だと思います。

    皇子のウザったらしいキャラにも好感がもてました。
    スピード感がそのまま笑いを誘っている御作、読ませていただきありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年05月14日 23時57分57秒
 +10点
  • 　こんにちは。冗です。拝読いたしました。

    　好きなノリです。軽くて、ちょっと熱くて、楽しかった。引っ掛かりがなくすらすら読めたことも好印象です。うちの中学生の息子にも好評でした。
    　ただあまりにさっくり終わりすぎて、どうにも読後感が薄いです。好みで言えば、もうちょっと熱いバトルとか友情とか読みたかったです。スピードバトル読みたい。読みたいよう。
    　あと、一度は子安貝を手にしているのに、あっさり返しちゃうんですよね。いいけど。そういうやつなんでしょうけど、この皇子。

    　おつかれさまでした。
    　今後も頑張ってください。

    E-Mail pass
2017年05月12日 22時34分51秒
 0点
  • ・こんばんは、たてばんと申します。
    　拝読させていただいたので、感想を落とします。

    ・ひとまず、ウンコで笑った私の知能指数は小学生並みだということがわかりました。
    　
    ・かぐや姫がベースなので、これと言った感想も出ないというのが正直なところです。
    　死ぬはずの人間が死なないオリジナルストーリーは評価しますが、それだけです。
    　
    ・読み違いや勘違いがあったらすみません。
    　では、失礼します。

    E-Mail pass
2017年05月12日 22時23分34秒
 +10点
  • 　こんばんわナマケモノと申します。本作を読ませて頂いたので、感想を書かせて頂きます。
    　くすりと笑えるかぐや姫のパロディでした。
    　燕の子安貝はファンタジーでもおなじみのアイテムですね。それにしても、皇子の斜め右上な成長が何ともいえずいい味だしてます。面白いSSをありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年05月11日 21時44分09秒
 +20点
  • GW企画の執筆、お疲れ様でした。
    御作を拝読いたしましたので、感想を記したいと思います。

    ＞ツバメの子安貝とは、ツバメの雛が孵った跡の玉子の殻のことである。

    ま、まさか、不思議な卵でツバメの子安貝が出てくるとは！
    自分は、去年のGW企画にかぐや姫ネタで参加していたので、ビックリです。
    このアイディアはなかなか良かったと思います。


    ＞落下事故は防がれた。安全第一である。

    そうですね〜、安全第一ですね〜！
    原作ではこの皇子は、落下事故が原因で死んでしまうんですよね。
    （去年、かぐや姫ネタをやったことで、そのことを偶然知っておりました）
    この部分、原作を知らなくても笑えるようになればいいですね。
    なにか上手い手はないですかね。


    ＞子安貝とは！　早き者として認めた相手にのみ贈られる、ツバメにとって友情と名誉の証。

    あれは友情と名誉の証だったんですね！
    ところでこの部分、「速き者」の間違いではありませんか？
    それとも、子安貝だけに「早き者」で正解？

    ＞月の民から「アイツ早過ぎるんだけどー！？」と大層に嫌がられたそうな。

    確かに早き者だと嫌がられそうですね、お姫様に（笑）

    いろいろ書いてしまいましたが、かぐや姫ネタが楽しい作品でした。
    今後のご活躍を期待しています。

    E-Mail pass
2017年05月08日 06時49分22秒
 +20点
  • おはようございます。たぬきです。
    面白かった。「帰れ☆」が何気にツボってしまいました。
    かぐや姫のオマージュなので特にこう、感想が思いつきません。
    安全ベルトとか落下防止ネットとか、ギャグを匂わせる単語選びもそれらしかったです。(ツバメとのやり取りはちょっとくさかった)

    E-Mail pass
2017年05月04日 23時36分47秒
 +20点
  • こんにちは、『子安貝デッドスピード』拝見しました。


    面白い！
    いやー、好きですね。
    こういう馬鹿馬鹿しい話。かなりツボりました！

    カグヤ様の｢帰れ☆｣も良いですが、ドヤ顔皇子の台詞も好きですｗ
    ツバメも良いキャラで楽しめました。


    何気に作品全体の作りはしっかりしてるし、テンポ良いし、ギャグの間の取り方やお約束も絶妙でしたし、さりげなく調べものもしっかりしているらしいあたり好印象な作品でした。

    もし欠点を一個あげるなら、あっという間に終わってしまう点でしょうか？
    そう、まさにこの作品こそがデッドス(自主規制)だったわけです！


    ともあれ、楽しませていただきました。ありがとうございました。


    それでは、執筆お疲れさまでした！

    E-Mail pass
2017年05月04日 12時44分57秒
 0点
  • コメントさせていただきます。

    最初は昔話風に進んで行くのかなと思ったのですがまさか、転落防止ネットが出てくるとは…所々クスッてなりながらすんなり読むことが出来ました。
    ただ、内容としてはタイトルにあるようにスピードを持ったバトル描写をもっと描いて欲しかったなと思いました。

    ありがとうございました。

    E-Mail pass
2017年05月03日 01時06分57秒
 +10点
  • 　こんばんは、瀬海と申します。
    　拝読いたしましたので、思ったことを幾つか。

    　まず思ったのは「子安貝とは何ぞや」と。
    　タイトルにもなっていますし、今感想を書いていて一発変換されたくらいですからそれなりに市民権（？）を得た言葉なのでしょうが、恥ずかしながら御作を読ませていただくまで存じ上げませんでした。
    　なるほど、卵の殻なのですね。それならどうして「子安貝」なのか。性分的に気になってしまう部分でしたのでサラッとでも語源に触れていただきたかったところですが、単純に自分が無知なだけの可能性もありますので指摘という程にはなりません。

    　さて、肝心の本編ですが。
    　かぐや姫を下敷きにした物語と言うこともあり、展開は比較的飲み込みやすかったかと思います。
    　仰る通りおばかなノリでコメディ仕立てになっているため、時折クスリとしながら楽しく読ませていただきました。個人的には姫の「帰れ☆」が好みです……何というか、全くキャラも設定も一致してはいないのですが、東方の輝夜ちゃんを連想したのは自分だけでしょうか。

    　ところで指摘ですが、テーマの「不思議な卵」がそれほど活かされていないように感じました。
    「子安貝」を知らなかった自分としてはその名前だけで不思議ではあるのですが、この部分、特に掘り下げられていませんし極端な話ただの卵の殻ですからね……物語中で何かしらの解釈が付け加えられているのならともかく、姫が単純に「取ってこいや」と言っただけの代物では「不思議」とは言いかねます。
    　因みに自分は「竹取物語」の本筋に関してもさほど詳しくはありません。

    　ぱっと思いついただけのアイデアですが、姫様の「帰れ☆」が「孵れ☆」に繋げられるような文脈だったのなら面白かったかもなぁ、と思うところです。
    　いや、本当に思いつきなのでご参考に堪えうるだけのものではありませんが。

    　ではでは、拙い感想ですが自分からは以上です。
    　執筆、お疲れ様でした。

    E-Mail pass
2017年05月02日 21時06分44秒
 +10点
  • こんばんは。
    「子安貝デッドスピード」を読ませていただきましたので、感想を残させていただきます。

    かぐや姫をベースにしたコメディでした。
    昔話なのに、転落防止ネットや落下防止ベルトがあったりとコメディならではの強引さが良かったです。
    文章も読みやすく、期待を持って読み進めることができました。

    ただ、ツバメとのハイスピードバトル……ここが完全にカットされ、次のシーンに移ってしまったのが非常に残念でした。
    タイトルにもスピードと書いてあることですし、このバトルはこちらの作品に措いて盛り上がる場面ではないかと思います。

    ここが肝だと思うのです。
    ツバメのキャラも面白いものでしたし、どういうバトルを繰り広げるのか、王子との友情がどのように芽生えるのか、それをドラマティックに描いてほしかったです。

    もったいないなぁと感じてしまいました。

    以上となります。
    読ませていただき、ありがとうございました。

    E-Mail pass
合計 13人 170点

お名前(必須)　
E-Mail (必須)　
－－　メッセージ　－－
作者レス
評価する
　PASSWORD(必須)　 　トリップ　？　

<<一覧に戻る || ページ最上部へ
作品の編集・削除
E-Mail pass